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二章
デカワンコが来ました。2
しおりを挟むよく見たら、このデカワンコの足首ほどしか俺の身長無いじゃない?
近寄ろうと一歩踏み出すと、ウサギちゃんから狼さんへウサギパンチが飛び出した。ように見えた。上の方で風吹いたからね。
ゴスッ!
デカワンコが2メートルほど横にズレた。
目の前から狼さんが居なくなる。
……え?
キングさん…チカラツヨイネ~(笑)
『何をする!?本気で殴ったな!?』
「………チッ。キュキュキュン。」
舌打ちした?
『何?恩人だと?なんのだ?』
「キュン。キュキュキュン。」
『そうか、では観てやろう。【ステータスチェック】!!』
デカワンコの目がキュピーンと光ると、背筋がゾクゾクする。夏場にしてもらったら涼しくなるかも…
~~~~~
名前:モフィ
種族:コーギー
性別:オス 状態:健康
レベル:1
HP:100 MP 0
攻撃力:10 防御力:----
俊敏:5 機動力:2
魔法適正:無し
スキル:全耐性無効(パッシブ)
調合
称号:【デスホーンラビットの友】
【救命者】
~~~~~
『なんだこれは!?バケモノか?』
失礼な!!
『しかも名前、モ…モフィとか(笑)誰に付けられたんだ?(笑)』
何故その名前が俺に?!あの時のモフィが今の俺なの?てことは、あの女神見習いの奴か!?
『ふむ………。なるほど……。』
あの、何か言ってくれませんかね?だいぶ考えていらっさるけども。
『恩人とは、この称号の事か………』
どれの事?ぶっちゃけ俺魔法使えないみたいだからどういう事か教えてください。
『あいわかった。』
何もわかりません。分かるようにお願いします。
『じゃあワシも…』
そう言うと、デカワンコがパァーと光ったかと思ったら俺と同じサイズに変化した。
「ワッフ?(ワッツ?)」
『何を驚いておる。変化の術くらい覚えておるわ♪』
いや、そう言うことではなくてですね?何がワシもなの?なんで小さくなったの?
そう言って、ぬぐぐと苦戦しながらウサギによじ登り始める。
なんで登ってるの?
そこは俺の特等席だ!
負けずに先に登りきって先取する。
『負けた……』
フンス!と特等席でゴロゴロすると、元デカワンコは何故か横に来て……寄り添ってきた。
「わふ?」
『なるほど……これは気持ちが良いな。』
そうだろう。そうだろう。
ポカポカ陽気で、ふわふわサラサラの毛の質感。眠くなるんだよね~…
すぴ~~♪(寝息)
『もう寝とる!?』
さっさと夢の中へ旅立ったモフィでした。
☆☆☆☆☆
モフィが寝た後…
『デスに【モフィのベッド】なる称号が付いている意味がわかったわ…。しかもこんなに強いのであれば、ワシの子も授かれるやもしれぬ。』
「私のダーリンだっつってんでしょう!」
(ウサギ)
『良いではないか、羨ましいからワシも入れろ。』
キングウサギちゃん(デスホーンラビット)の称号には、モフィのベッド、モフィの友があり2匹に絆みたいなモノを垣間見て羨ましくなったデカワンコでした。
目次が別作品と被ってしまっていました。狼ではなく、ワンコです。すみませんm(__)m
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