異世界犬生 ~モフィの冒険

太もも大使

文字の大きさ
上 下
11 / 17
二章

デカワンコが来ました。2

しおりを挟む

よく見たら、このデカワンコの足首ほどしか俺の身長無いじゃない?

近寄ろうと一歩踏み出すと、ウサギちゃんから狼さんへウサギパンチが飛び出した。ように見えた。上の方で風吹いたからね。

ゴスッ!

デカワンコが2メートルほど横にズレた。
目の前から狼さんが居なくなる。

……え?
 
キングさん…チカラツヨイネ~(笑)

『何をする!?本気で殴ったな!?』

「………チッ。キュキュキュン。」

舌打ちした?

『何?恩人だと?なんのだ?』

「キュン。キュキュキュン。」

『そうか、では観てやろう。【ステータスチェック】!!』

デカワンコの目がキュピーンと光ると、背筋がゾクゾクする。夏場にしてもらったら涼しくなるかも…

~~~~~

名前:モフィ

種族:コーギー

性別:オス     状態:健康

レベル:1

HP:100     MP 0
攻撃力:10     防御力:----
俊敏:5        機動力:2


魔法適正:無し

スキル:全耐性無効(パッシブ)
              調合

称号:【デスホーンラビットの友】
          【救命者】


~~~~~

『なんだこれは!?バケモノか?』

失礼な!!

『しかも名前、モ…モフィとか(笑)誰に付けられたんだ?(笑)』

何故その名前が俺に?!あの時のモフィが今の俺なの?てことは、あの女神見習いの奴か!?

『ふむ………。なるほど……。』

あの、何か言ってくれませんかね?だいぶ考えていらっさるしゃるけども。

『恩人とは、この称号の事か………』

どれの事?ぶっちゃけ俺魔法使えないみたいだからどういう事か教えてください。

『あいわかった。』

何もわかりません。分かるようにお願いします。

『じゃあワシも…』

そう言うと、デカワンコがパァーと光ったかと思ったら俺と同じサイズに変化した。

「ワッフ?(ワッツ?)」

『何を驚いておる。変化の術くらい覚えておるわ♪』

いや、そう言うことではなくてですね?何がワシもなの?なんで小さくなったの?
そう言って、ぬぐぐと苦戦しながらウサギによじ登り始める。
なんで登ってるの?

そこは俺の特等席だ!

負けずに先に登りきって先取する。

『負けた……』

フンス!と特等席でゴロゴロすると、元デカワンコは何故か横に来て……寄り添ってきた。

「わふ?」

『なるほど……これは気持ちが良いな。』

そうだろう。そうだろう。

ポカポカ陽気で、ふわふわサラサラの毛の質感。眠くなるんだよね~…

すぴ~~♪(寝息)

『もう寝とる!?』

さっさと夢の中へ旅立ったモフィでした。


☆☆☆☆☆

モフィが寝た後…

『デスに【モフィのベッド】なる称号が付いている意味がわかったわ…。しかもこんなに強いのであれば、ワシの子も授かれるやもしれぬ。』

「私のダーリンだっつってんでしょう!」
(ウサギ)

『良いではないか、羨ましいからワシも入れろ。』

キングウサギちゃん(デスホーンラビット)の称号には、モフィのベッド、モフィの友があり2匹に絆みたいなモノを垣間かいま見て羨ましくなったデカワンコでした。






目次が別作品と被ってしまっていました。狼ではなく、ワンコです。すみませんm(__)m
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活

XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。

王太子に転生したけど、国王になりたくないので全力で抗ってみた

こばやん2号
ファンタジー
 とある財閥の当主だった神宮寺貞光(じんぐうじさだみつ)は、急病によりこの世を去ってしまう。  気が付くと、ある国の王太子として前世の記憶を持ったまま生まれ変わってしまうのだが、前世で自由な人生に憧れを抱いていた彼は、王太子になりたくないということでいろいろと画策を開始する。  しかし、圧倒的な才能によって周囲の人からは「次期国王はこの人しかない」と思われてしまい、ますますスローライフから遠のいてしまう。  そんな彼の自由を手に入れるための戦いが今始まる……。  ※この作品はアルファポリス・小説家になろう・カクヨムで同時投稿されています。

選ばれたのはケモナーでした

竹端景
ファンタジー
 魔法やスキルが当たり前に使われる世界。その世界でも異質な才能は神と同格であった。  この世で一番目にするものはなんだろうか?文字?人?動物?いや、それらを構成している『円』と『線』に気づいている人はどのくらいいるだろうか。  円と線の神から、彼が管理する星へと転生することになった一つの魂。記憶はないが、知識と、神に匹敵する一つの号を掲げて、世界を一つの言葉に染め上げる。 『みんなまとめてフルモッフ』 これは、ケモナーな神(見た目棒人間)と知識とかなり天然な少年の物語。  神と同格なケモナーが色んな人と仲良く、やりたいことをやっていくお話。 ※ほぼ毎日、更新しています。ちらりとのぞいてみてください。

冤罪だと誰も信じてくれず追い詰められた僕、濡れ衣が明るみになったけど今更仲直りなんてできない

一本橋
恋愛
女子の体操着を盗んだという身に覚えのない罪を着せられ、僕は皆の信頼を失った。 クラスメイトからは日常的に罵倒を浴びせられ、向けられるのは蔑みの目。 さらに、信じていた初恋だった女友達でさえ僕を見限った。 両親からは拒絶され、姉からもいないものと扱われる日々。 ……だが、転機は訪れる。冤罪だった事が明かになったのだ。 それを機に、今まで僕を蔑ろに扱った人達から次々と謝罪の声が。 皆は僕と関係を戻したいみたいだけど、今更仲直りなんてできない。 ※小説家になろう、カクヨムと同時に投稿しています。

性転のへきれき

廣瀬純一
ファンタジー
高校生の男女の入れ替わり

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

処理中です...