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二章
デカワンコが来ました。
しおりを挟むワァ~ゥ♪
見よ!このモッフモフの毛並みを!
風に吹かれてサラサラ流れるはウサギの毛!
ふぁ~~…♪
すぅ~~はぁ~~…
いまウサギちゃんと共に日向ぼっこの最中だ。
キングウサギちゃんの上にうつ伏せで寝転んでいます。
何故かお腹も減らないので、昨日からずっと乗っています。
~…ん?
~~~…なんか来た?
「ワオーーーーン!」
仲間か? ワンワン仲間来た?
タン……タタン………タタン………
足音の感覚が長い。音が聞こえても姿は見えず……
キングウサギちゃんはのんきに草をモシャモシャ食べています。俺より耳良い(と思う)から知り合いかもしれない。
なんとなくキングウサギちゃんの丸い尻尾がプルプル震えるのを見ていると、広場の端にワンコが!?仲間か?
……ん?デカ!?
縮尺がおかしい。
俺(コーギー)が小さすぎる気もするけど、この前の鎧の人間(オッサン)とキングウサギちゃんの体高が同じくらいだとすると、鎧のオッサンの頭にこのワンコ?の肩が来る感じか?
スッ スッ と歩いてくると、キングウサギちゃんに話しかける。
『オイ、デス!』
ん?とキングウサギちゃんは振り向いて……
目を見開いてビックリしてる雰囲気がある。体に乗ってるから、ビックリしたのかビクンっとしたから。
「キュ?」
なに食わぬ顔?でデカワンコを見るデカウサギ。
『久しぶりじゃのう?』
「キュン?」
『そうだっけ?でわないわ!10年ほど振りぞ?』
え?話せるの?ウサギちゃんそんな話し方なの?
てか、肉食と草食で友人関係になれるの?なにそれ凄い。
けど、俺の存在に気付いてない。
友達の再会に俺は空気となろう。
『はっはっはっ………ん?デス、背中に何か付いておるぞ?』
「キュキュッ」
『ダーリン?は?』
………………は?
気付いたら彼女出来てた?ハイハイ……え?
「キュッキュッ」
『なんじゃお主も冗談を言えるようになったのか♪あっはっはっ』
………冗談デスト!?
ほっ……としていいのか?
初の彼女が!!ウサギ……有りか無しか。
わからないから無かった事にしよう。
『オイ!』
「わふ?」
『お主だ!』
カプッと首根っこを捕まれ(噛まれ)ウサギのベッドから芝生へ、「わっふ」ペチャッと落とされた。
1日振りにウサギちゃんの上から降りた。
さすがワンコ、鼻が利く。ふぁ~と欠伸しながら立ち上がるとよく分かる。
デカイ…。ウサギちゃんから降りたから見上げる首が痛い。近すぎて顔見えない。足元見ておこう。
「わふ?(何?)」
『お主…何者じゃ?』
「ワンワン。わふわふふ?(異世界から来ました。犬です?)」
ちゃんと答えたのに、ふ~む。
と唸っているデカワンコ。
『何を言っているかわからん!!』
デスヨネ~…
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