異世界犬生 ~モフィの冒険

太もも大使

文字の大きさ
上 下
6 / 17
一章 異世界転(犬)生

キングなウサギちゃん

しおりを挟む


キュィ♪

今、家族みたいなウサギちゃん達に付いて来てと言わんばかりに誘われるように連れていかれています。

先頭に1匹、横に2匹、後ろに1匹。
もふもふに囲まれて散歩している気分♪

姿を確認していた湖の反対側の少し先に広場があった。その中心に一回り大きなウサギちゃんが居る。

そのウサギちゃんの周りにたくさんのウサギちゃん。

「何これ、桃源郷とうげんきょう!?」

感動して立ち止まっていたら、先頭のウサギちゃんが、ピョンピョンんで行って大きなウサギちゃんとお話?をして帰って来た。

そしてまた、連れていかれる。

大きなウサギちゃんの前に着いてお座りした。このウサギちゃんは、また一段と…可愛い。大きなぬいぐるみみたいな感じか。

じ~っと見られて、クリクリした真っ赤な目と俺の目が合う。ふさふさの垂れ耳が視界の端に映る。
気になるけど、今はこの可愛さを味わいたい。

次は両前足を広げて抱き付いてきた!

ふぉおぉぉぉ~♪

大・胆♪   じゃなかった。もっふもふに包まれて最高です♪ついでに甘噛あまがみまで…

うむ。くるしゅうないぞ♪

思わず、ウサギちゃんの首筋に頬擦ほおずりしたらビックリしたのか、抱擁ほうようは終わってしまった。

大きなぬいぐ…ウサギちゃんは、改めて頭を下げて挨拶?してくれたのでこちらも、もふもふのお礼に頭を下げると一声ひとこえ鳴いた。

鳴いたら、周りのウサギが森に散らばっていく。少しウサギちゃんが減ったが少しすると
何かを頭に乗せたり、口にくわえて戻ってきた。
歓迎してくれているのかもしれない♪

嬉しくなって、少しだけ泣けた……。

称号【ラビットの友】獲得


☆☆☆☆☆

ホーンラビット   隊長サイド

「とりあえず、おさに知らせよう!」

囲んで長のところへ連れていく。

近くでよかった。こんなすげぇヤツが居るなんてな……


可愛いワンコを残して長に面会のアポを取ると、構わない、とのことで早速連れていくと長からとてつもない威圧が!!

「くぅ……長の威圧………スゲェ…何でこのお方は平気なんだ!?」

「チッ」

あれ?今おさ舌打ちした?
舌打ちの後、威圧は収まった。

「次は…抱きつい……!?鯖折りと噛みつきだ!!」

あの鯖折りは木をへし折るほどの力を秘めている。前見たときは、下敷きになりかけてちょっとしたトラウマである。

「!?平気な顔で頬擦りしてやがる!?何てヤツだ……」

周りの仲間達も驚愕して動きを止めている。さすがの長も鯖折りを辞めて離れた。長の尻尾がプルプルしている。

「皆のモノ!!ワシらは、この方を歓迎する、敵対はするな!!」

いやいや、長の攻撃をあんな能天気な顔でやり過ごしたヤツに敵対するわけ無い。

というか、俺達の組だけ付いていこうとしたのに長及び配下全てって……

とんでもないな♪



これまた無自覚にホーンラビットの集落全体(約100匹)を手に入れた。


しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活

XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。

王太子に転生したけど、国王になりたくないので全力で抗ってみた

こばやん2号
ファンタジー
 とある財閥の当主だった神宮寺貞光(じんぐうじさだみつ)は、急病によりこの世を去ってしまう。  気が付くと、ある国の王太子として前世の記憶を持ったまま生まれ変わってしまうのだが、前世で自由な人生に憧れを抱いていた彼は、王太子になりたくないということでいろいろと画策を開始する。  しかし、圧倒的な才能によって周囲の人からは「次期国王はこの人しかない」と思われてしまい、ますますスローライフから遠のいてしまう。  そんな彼の自由を手に入れるための戦いが今始まる……。  ※この作品はアルファポリス・小説家になろう・カクヨムで同時投稿されています。

選ばれたのはケモナーでした

竹端景
ファンタジー
 魔法やスキルが当たり前に使われる世界。その世界でも異質な才能は神と同格であった。  この世で一番目にするものはなんだろうか?文字?人?動物?いや、それらを構成している『円』と『線』に気づいている人はどのくらいいるだろうか。  円と線の神から、彼が管理する星へと転生することになった一つの魂。記憶はないが、知識と、神に匹敵する一つの号を掲げて、世界を一つの言葉に染め上げる。 『みんなまとめてフルモッフ』 これは、ケモナーな神(見た目棒人間)と知識とかなり天然な少年の物語。  神と同格なケモナーが色んな人と仲良く、やりたいことをやっていくお話。 ※ほぼ毎日、更新しています。ちらりとのぞいてみてください。

冤罪だと誰も信じてくれず追い詰められた僕、濡れ衣が明るみになったけど今更仲直りなんてできない

一本橋
恋愛
女子の体操着を盗んだという身に覚えのない罪を着せられ、僕は皆の信頼を失った。 クラスメイトからは日常的に罵倒を浴びせられ、向けられるのは蔑みの目。 さらに、信じていた初恋だった女友達でさえ僕を見限った。 両親からは拒絶され、姉からもいないものと扱われる日々。 ……だが、転機は訪れる。冤罪だった事が明かになったのだ。 それを機に、今まで僕を蔑ろに扱った人達から次々と謝罪の声が。 皆は僕と関係を戻したいみたいだけど、今更仲直りなんてできない。 ※小説家になろう、カクヨムと同時に投稿しています。

性転のへきれき

廣瀬純一
ファンタジー
高校生の男女の入れ替わり

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

処理中です...