取り憑かれた転生令嬢の日常 ~私は今日もボッチです~

太もも大使

文字の大きさ
上 下
22 / 27
新学期が始まりました

11

しおりを挟む


絡まれた日は、シューカ様とベンチでお茶して楽しく?会話して帰りました。
まぁひたすらマシンガントークしてくるのを相槌打っていただけですけどね。
今までのボッチ生活からするとすごい進歩だと思うんです。ボッチ生活が長すぎてどのタイミングで返事して良いか分からない…なんて事じゃ無いですよ?本当です。(焦)


さぁて、今日は身体測定です。淑女科自体はそんな事しなくても良いんですが、親が親なのでどのくらい身体が使えるのかチェックがてら行ってきます。
ホームルームでキャッキャウフフと周りが騒がしい中、先生がサロン解禁したという事で、皆が移動したあと、私だけ更衣室に移動し体操服に着替えます。
まぁ体操服と言っても、脚や腕を出さないように長めの動きやすい服に着替えて、ブーツとグローブをはめて、髪を後ろで一結びにして流すと完成です。
着替え終わったら訓練所へと脚を運びます。
今日の魔法科の授業は、魔力制御訓練で、うまく行けばそのまま召喚術が行われるそうなのでサクッと終わらせて、そちらに参りましょう。
さぁ今年は記録更新目指します!



断られました………。
ん~…途中の準備体操くらいまでは参加したんですよ?それと一応初めの競技の砲丸投げをしたら、思いの外飛んで行って校舎に穴開けちゃって…このまま他の競技をしても測定不能という事で、私だけ解散。と…他の競技も全て係の人に断られてしまった。

私の身体はどうなっているのでしょうか?
レベルのあるこの世界で、あり得ることではありますが、私はまだレベル1のはず。
学生だし、実施研修も2年の夏から始まるのでこれからあがるんだもん。
というかね?砲丸っていうけど、小石程度の重さしか無いから野球みたいに上から投げたのが間違いだったっぽいのよ。断られてから騎士科に居る女性の競技を見学がてら見ていたら両手で抱えてたからね………。
思わず笑っちゃったわよ。失笑よ…
ハズカシイ!


はぁ。次の授業行こう。



☆☆☆☆☆☆



ココは王城のとある執務室。
王様が英雄の子で元騎士団長でもある現リーフウッド伯爵を呼び出して問い詰めていた。

「お主の娘は何処に行こうとしておる?」

「仰る意味がわかりかねますが?」

「うちの次男坊はバカだが、戦闘だけは才能が有るのだが?」

「はっはっはっ♪また歯向かったか♪」

「笑い事ではないわ!!全く…」

王と伯爵は気安い間柄のようだ。
王と元近衛騎士団長は、城での立場もそうだが学院の学友である。
当時のひねくれ王子を実力行使(暴力)で矯正したら王になった。

「世間では、亡くなったかもしれないと噂の英雄が孫可愛さに稽古を付けまして………」

「………は?」

「最近では、私と模擬戦闘しても私の勝率が3割を下回るほどで………」

「え?」

「いや~~、強くなりました。はっはっ…」

「………………。」

呆れてものも言えないとはこの事である。
未だにこの国最強である元近衛騎士団長が勝率3割とはこれいかに…。



国王と伯爵は、呆れて…

2人で思わず遠い目になりましたとさ。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

高嶺の花系ボッチの令嬢を書いていたつもりなのですが、アルティナは何処に向かっているんでしょうか?
題名詐欺かもしれない……(-ω-;)ウーン
気の効いた題名募集中です(*`・ω・)ゞ
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

夫と息子は私が守ります!〜呪いを受けた夫とワケあり義息子を守る転生令嬢の奮闘記〜

梵天丸
恋愛
グリーン侯爵家のシャーロットは、妾の子ということで本妻の子たちとは差別化され、不遇な扱いを受けていた。 そんなシャーロットにある日、いわくつきの公爵との結婚の話が舞い込む。 実はシャーロットはバツイチで元保育士の転生令嬢だった。そしてこの物語の舞台は、彼女が愛読していた小説の世界のものだ。原作の小説には4行ほどしか登場しないシャーロットは、公爵との結婚後すぐに離婚し、出戻っていた。しかしその後、シャーロットは30歳年上のやもめ子爵に嫁がされた挙げ句、愛人に殺されるという不遇な脇役だった。 悲惨な末路を避けるためには、何としても公爵との結婚を長続きさせるしかない。 しかし、嫁いだ先の公爵家は、極寒の北国にある上、夫である公爵は魔女の呪いを受けて目が見えない。さらに公爵を始め、公爵家の人たちはシャーロットに対してよそよそしく、いかにも早く出て行って欲しいという雰囲気だった。原作のシャーロットが耐えきれずに離婚した理由が分かる。しかし、実家に戻れば、悲惨な末路が待っている。シャーロットは図々しく居座る計画を立てる。 そんなある日、シャーロットは城の中で公爵にそっくりな子どもと出会う。その子どもは、公爵のことを「お父さん」と呼んだ。

もう死んでしまった私へ

ツカノ
恋愛
私には前世の記憶がある。 幼い頃に母と死別すれば最愛の妻が短命になった原因だとして父から厭われ、婚約者には初対面から冷遇された挙げ句に彼の最愛の聖女を虐げたと断罪されて塵のように捨てられてしまった彼女の悲しい記憶。それなのに、今世の世界で聖女も元婚約者も存在が煙のように消えているのは、何故なのでしょうか? 今世で幸せに暮らしているのに、聖女のそっくりさんや謎の婚約者候補が現れて大変です!! ゆるゆる設定です。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

今更気付いてももう遅い。

ユウキ
恋愛
ある晴れた日、卒業の季節に集まる面々は、一様に暗く。 今更真相に気付いても、後悔してももう遅い。何もかも、取り戻せないのです。

断る――――前にもそう言ったはずだ

鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」  結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。  周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。  けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。  他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。 (わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)  そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。  ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。  そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?

どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします

文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。 夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。 エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。 「ゲルハルトさま、愛しています」 ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。 「エレーヌ、俺はあなたが憎い」 エレーヌは凍り付いた。

【完結】愛も信頼も壊れて消えた

miniko
恋愛
「悪女だって噂はどうやら本当だったようね」 王女殿下は私の婚約者の腕にベッタリと絡み付き、嘲笑を浮かべながら私を貶めた。 無表情で吊り目がちな私は、子供の頃から他人に誤解される事が多かった。 だからと言って、悪女呼ばわりされる筋合いなどないのだが・・・。 婚約者は私を庇う事も、王女殿下を振り払うこともせず、困った様な顔をしている。 私は彼の事が好きだった。 優しい人だと思っていた。 だけど───。 彼の態度を見ている内に、私の心の奥で何か大切な物が音を立てて壊れた気がした。 ※感想欄はネタバレ配慮しておりません。ご注意下さい。

好きでした、さようなら

豆狸
恋愛
「……すまない」 初夜の床で、彼は言いました。 「君ではない。私が欲しかった辺境伯令嬢のアンリエット殿は君ではなかったんだ」 悲しげに俯く姿を見て、私の心は二度目の死を迎えたのです。 なろう様でも公開中です。

処理中です...