取り憑かれた転生令嬢の日常 ~私は今日もボッチです~

太もも大使

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平穏な日常とは?

閑話 クラリス

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はじめまして。
自分しがない平民女子のクラリスと言います。友人のクァスと一緒に子供の頃から魔法で遊んでいたら大人よりも魔力が高まってきたので学園から学院に飛び級で入ってきました。



って言う設定で、この学院に来ました。
設定っていうと違う気もするけども、夢で何故かこぅ画面?越しにこの光景を見てる自分が居て、何故かその光景通りに進んで行っているので不思議な感じがしていました。
何故か同じ男性と何回も出会って、何回も同じ男性と恋愛をして、という事をしていた夢の中の自分が分からないけど、不思議と楽しかった。

でもね?編入生としてこの学院にクァスと来たってところまでは一緒なんだけど、何故か隣のリゴトヒト国から留学生が来てて、尚且つ、王女という…この時期は私とクァスだけのはずなんだけど?どういうこと?しかも、急に夢見なくなった…。散々見たからいい…のか?
しかも、この王女さまがカーテンの隙間から在学生を見ているけど……

?!

何?あの人!?あんな綺麗な人夢に居たっけ?

まぁ良いわ。この学院では、殿下との出会いのシーンが有るのよ!
イケメンで細マッチョの第2王子殿下が王太子殿下の臣下に降るのにもっと鍛えなければならないのに実力がともわなず、悩んでいて憂いを帯びた表情がなんともいえないのよ!抱き締めて頭ナデナデしてあげたいじゃない?
それなのに婚約者のリリニー侯爵令嬢が何故この程度が出来ないのかと叱る。可哀想でしょう?
助けてあげなきゃ………


って、第2王子殿下のエドワルド様が何故か騎士科で脳筋に仕上がって、オラオラ系に…

そして婚約者で悪役令嬢のリリニー様が、あの綺麗な伯爵令嬢にケンカを売っていくエドワルド様を見て大丈夫かしら…と、柱の影から見ている。
そして、倒されたエドワルド様の元へお見舞いに行ったら良いのか迷ってあたふたしてる。
思いきって出ていこうとしたら、リリニー侯爵令嬢の取り巻きが抑え込んで首を横に振っていた…。
リリニー侯爵令嬢は涙を浮かべて崩れ落ちた…。

私、何見せられてんの?

あっれ~~?

こんなに違うの?夢と現実の違い?お陰で私もあたふたしちゃう。
はぁ~、こんがらがっちゃうわ……
取り巻きの騎士団長令息や、軍務大臣の息子なんかは見ている分には絵になるけど、あんなにポンコツだと辛いし、将来が心配。
あと、うるさい。

あの知らない伯爵令嬢のせいか!?
…と、睨み付けたらもんのすごい殺気というか威圧みたいなの返されて失神しました……
も…漏らしてないわよ?うん。


えっと来年は、第1王女殿下が入って来て、更に修羅場になる…


え?

コレ始まってるの?ゲーム始まってるの?



ねぇ!?

誰か教えて!!





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