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五章
56 前世
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闇の中で、ふわりとひとつの明かりがともった。ひとつ、またひとつ。光が目の前をよぎるたびに、過去の光景が蘇る。
シグファリスと背中合わせで戦った、ディシフェルとの決戦。王城から遺跡までの逃避行。薄暗い地下牢。ディシフェルに体を操られ、シグファリスに切り捨てられた光景。
これが走馬灯というものなのだろうか。光は瞬く間に過去へ遡り、乳母に抱かれた記憶を最後に途絶え――そして、ぽつりと白い光がともった。
今までの明かりとは違う。この均一で無機質な明かりは、LEDの照明だ。その光が映し出しているのは、ただひとり、狭い個室で、机にかじりつくようにして勉強をしている顔色の悪い少年の姿だった。
――これは、前世の僕だ。
その光に触れた途端、忘れていた前世の記憶がふつふつとよみがえる。
優秀な両親の間に生まれてきたけれど、僕は出来損ないで。どれだけ勉強に励んでも成績は中の上。小学校の受験にも中学受験も失敗して。両親は僕の顔を見てため息をつくばかり。
「どうしてこんな簡単なことも理解できないんだ?」
「親戚の中でも公立なんてあなただけよ、恥ずかしい」
次の受験も失敗したら、完全に見放されてしまう。追い込まれた僕は寝る間も惜しんで必死に勉強に励んで――それでも両親の望んだ高校に合格できなかった。
それから両親が僕に何かを要求することは無くなった。寝食などの最低限の世話はしてもらえるけれど、それ以外は空気のように無視される。
――仕方ない。愛されなくて当然。僕は役に立たない、無価値な存在だから。
無視をされても僕は未練がましく努力を続けた。学年で一位の成績を収めても、程度の低い学校で一位をとっても意味がないと相手にされなかった。
高校がだめでもまだ大学がある。両親の望む大学に合格できたら、きっと認めてもらえる。だけれど両親は、優秀な従兄弟を養子にもらうという話を進めていて――それからは、成績を維持することすらできなくなった。
『緋閃のグランシャリオ』に出会ったのは、そんなときだった。
勉強に熱意を持てない。かといって他にやりたいこともない。日課の図書館通いをずるずると続けて、でも参考書を開くだけで、一文字も頭に入ってこなくて。ただ門限までぼんやりと時間を潰してから帰ろうとしたときに、ふと図書館の玄関脇に置かれた段ボール箱が目に入った。
段ボール箱には「ご自由にお持ちください」と書かれていた。中に入っているのは古びた本。図書館で不要になった本が無償提供されているようだった。
普段だったらそんなものには目もくれなかったはずなのに、一冊の本がどうしても気になった。
今までは勉強に関係ない本を読むことは禁止されていた。娯楽のための、架空の物語なんて、くだらない。こんなもの読んだってなんの役にも立たない。僕も両親の言う通りだと思っていたのに、表紙に描かれた主人公の眼差しに惹かれて、気がつけば手を伸ばしていた。
それは数年前に出版されたライトノベルだった。ストーリー自体は勇者が魔王を倒して世界を平和に導くという王道のファンタジー。でも主人公であるシグファリスは勇者というにはかなりひねくれた性格をしている。態度が悪くて他人に無関心。でもそれは過去に酷い虐待を受けたせい。やがてシグファリスは仲間たちに出会い、少しずつ心を開いていく。
主人公の仇敵であるアリスティドは弱者を切り捨て、優秀な者たちだけが生きる理想国家を作ろうとしていた。
シグファリスはアリスティドの思想には興味もなく、ただ復讐のことしか頭になかった。
それでもシグファリスの剣は語っていた。誰に認められなくても、何度暗闇の底に落とされようとも、自分の信念に背かずに戦い続けることさえできたなら、その生は無意味などではない。たとえ望んだ結果にならなかったとしても、死を恐れる必要などない。
血に塗れた復讐の刃は、閃光となって闇を裂いた。
――シグファリスの復讐の旅路を、正義であるとか、悪であるとか、そういう風に判断することは僕にはできなかった。それでも共感した。フィクションであっても、シグファリスの鮮烈な感情に触れると心が震えた。
読み終わる頃には、僕の中に蔓延っていた価値観が揺らいでいた。
役に立たない人間は無価値。それは両親の価値観だ。僕もまた両親の価値観をそっくりそのまま受け継いで、他人にも冷たい眼差しを向けていた。
誰にも優しくできない。誰からも愛されない。何も愛せない。世界を呪い、否定し、自分の弱さを認めようとしない。
――僕も、本質では魔王アリスティドと同じだ。
そのことに気づいてから、僕の考え方も少しずつ変化していった。
僕は両親の望みを叶えられない。だから両親にとって僕は無価値なのだろうけれど、それが世界のすべてじゃない。無視されていてもかまわない。僕なりに十分に頑張り抜いて、やりたいことを見つける。そうして努力を重ねていけば、いつかきっと。弱い自分を受け入れて、他人にも優しくできるようになる日がくるかもしれない。
くじけてしまいそうになったときは、いつも『緋閃のグランシャリオ』を読み返した。シグファリスは僕にとって、暗闇の底を一緒に歩いてくれる仲間のように思えた。
そうしてシグファリスの存在に励まされながら、志望した大学に合格して上京したとき、新しい世界が開けたと思った。相変わらず両親には冷遇されたままだけれど、学費は払ってくれているのだからそれで十分だ。
これからはきっと、自分のために生きていける。とりあえず文系のサークルに入ってみようか。『緋閃のグランシャリオ』が好きだという人に出会えるかもしれない。
事故に遭ったのは、そう思っていた矢先。歩道を歩いていたら車が突っ込んできて、視界が赤く染まって――それが最後の記憶だった。
暗闇の中に浮かび上がった灯火が消えていく。やがて暗闇以外は何も見えなくなった。
前世のことを思い出した今、転生したと気づいたときに『緋閃のグランシャリオ』のことだけ覚えていたのも当然だと思えた。だって僕にはそれ以外、自分の意思といえるものがなかったのだから。
両親に強制され続けた人生の中で、唯一自分で見つけて、自分で愛したもの。それが『緋閃のグランシャリオ』で――シグファリスは、僕の光だった。
せっかくこの世界に生まれ変わることができたのに、結局何もできないまま死んでしまったけれど。
徐々に意識が薄れていく。
――もう二度と生まれ変わりたくはないと願っていた。でも、もしまた生まれ変わるのなら、シグファリスのことだけは覚えていたい。彼から伝えられた「愛している」という言葉さえ覚えていられるのなら、どのような境遇に堕とされても、僕はけして、自分の生を投げ出したりはしない。
そう思ったとき、暗闇にまたひとつ、光がともった。
シグファリスと背中合わせで戦った、ディシフェルとの決戦。王城から遺跡までの逃避行。薄暗い地下牢。ディシフェルに体を操られ、シグファリスに切り捨てられた光景。
これが走馬灯というものなのだろうか。光は瞬く間に過去へ遡り、乳母に抱かれた記憶を最後に途絶え――そして、ぽつりと白い光がともった。
今までの明かりとは違う。この均一で無機質な明かりは、LEDの照明だ。その光が映し出しているのは、ただひとり、狭い個室で、机にかじりつくようにして勉強をしている顔色の悪い少年の姿だった。
――これは、前世の僕だ。
その光に触れた途端、忘れていた前世の記憶がふつふつとよみがえる。
優秀な両親の間に生まれてきたけれど、僕は出来損ないで。どれだけ勉強に励んでも成績は中の上。小学校の受験にも中学受験も失敗して。両親は僕の顔を見てため息をつくばかり。
「どうしてこんな簡単なことも理解できないんだ?」
「親戚の中でも公立なんてあなただけよ、恥ずかしい」
次の受験も失敗したら、完全に見放されてしまう。追い込まれた僕は寝る間も惜しんで必死に勉強に励んで――それでも両親の望んだ高校に合格できなかった。
それから両親が僕に何かを要求することは無くなった。寝食などの最低限の世話はしてもらえるけれど、それ以外は空気のように無視される。
――仕方ない。愛されなくて当然。僕は役に立たない、無価値な存在だから。
無視をされても僕は未練がましく努力を続けた。学年で一位の成績を収めても、程度の低い学校で一位をとっても意味がないと相手にされなかった。
高校がだめでもまだ大学がある。両親の望む大学に合格できたら、きっと認めてもらえる。だけれど両親は、優秀な従兄弟を養子にもらうという話を進めていて――それからは、成績を維持することすらできなくなった。
『緋閃のグランシャリオ』に出会ったのは、そんなときだった。
勉強に熱意を持てない。かといって他にやりたいこともない。日課の図書館通いをずるずると続けて、でも参考書を開くだけで、一文字も頭に入ってこなくて。ただ門限までぼんやりと時間を潰してから帰ろうとしたときに、ふと図書館の玄関脇に置かれた段ボール箱が目に入った。
段ボール箱には「ご自由にお持ちください」と書かれていた。中に入っているのは古びた本。図書館で不要になった本が無償提供されているようだった。
普段だったらそんなものには目もくれなかったはずなのに、一冊の本がどうしても気になった。
今までは勉強に関係ない本を読むことは禁止されていた。娯楽のための、架空の物語なんて、くだらない。こんなもの読んだってなんの役にも立たない。僕も両親の言う通りだと思っていたのに、表紙に描かれた主人公の眼差しに惹かれて、気がつけば手を伸ばしていた。
それは数年前に出版されたライトノベルだった。ストーリー自体は勇者が魔王を倒して世界を平和に導くという王道のファンタジー。でも主人公であるシグファリスは勇者というにはかなりひねくれた性格をしている。態度が悪くて他人に無関心。でもそれは過去に酷い虐待を受けたせい。やがてシグファリスは仲間たちに出会い、少しずつ心を開いていく。
主人公の仇敵であるアリスティドは弱者を切り捨て、優秀な者たちだけが生きる理想国家を作ろうとしていた。
シグファリスはアリスティドの思想には興味もなく、ただ復讐のことしか頭になかった。
それでもシグファリスの剣は語っていた。誰に認められなくても、何度暗闇の底に落とされようとも、自分の信念に背かずに戦い続けることさえできたなら、その生は無意味などではない。たとえ望んだ結果にならなかったとしても、死を恐れる必要などない。
血に塗れた復讐の刃は、閃光となって闇を裂いた。
――シグファリスの復讐の旅路を、正義であるとか、悪であるとか、そういう風に判断することは僕にはできなかった。それでも共感した。フィクションであっても、シグファリスの鮮烈な感情に触れると心が震えた。
読み終わる頃には、僕の中に蔓延っていた価値観が揺らいでいた。
役に立たない人間は無価値。それは両親の価値観だ。僕もまた両親の価値観をそっくりそのまま受け継いで、他人にも冷たい眼差しを向けていた。
誰にも優しくできない。誰からも愛されない。何も愛せない。世界を呪い、否定し、自分の弱さを認めようとしない。
――僕も、本質では魔王アリスティドと同じだ。
そのことに気づいてから、僕の考え方も少しずつ変化していった。
僕は両親の望みを叶えられない。だから両親にとって僕は無価値なのだろうけれど、それが世界のすべてじゃない。無視されていてもかまわない。僕なりに十分に頑張り抜いて、やりたいことを見つける。そうして努力を重ねていけば、いつかきっと。弱い自分を受け入れて、他人にも優しくできるようになる日がくるかもしれない。
くじけてしまいそうになったときは、いつも『緋閃のグランシャリオ』を読み返した。シグファリスは僕にとって、暗闇の底を一緒に歩いてくれる仲間のように思えた。
そうしてシグファリスの存在に励まされながら、志望した大学に合格して上京したとき、新しい世界が開けたと思った。相変わらず両親には冷遇されたままだけれど、学費は払ってくれているのだからそれで十分だ。
これからはきっと、自分のために生きていける。とりあえず文系のサークルに入ってみようか。『緋閃のグランシャリオ』が好きだという人に出会えるかもしれない。
事故に遭ったのは、そう思っていた矢先。歩道を歩いていたら車が突っ込んできて、視界が赤く染まって――それが最後の記憶だった。
暗闇の中に浮かび上がった灯火が消えていく。やがて暗闇以外は何も見えなくなった。
前世のことを思い出した今、転生したと気づいたときに『緋閃のグランシャリオ』のことだけ覚えていたのも当然だと思えた。だって僕にはそれ以外、自分の意思といえるものがなかったのだから。
両親に強制され続けた人生の中で、唯一自分で見つけて、自分で愛したもの。それが『緋閃のグランシャリオ』で――シグファリスは、僕の光だった。
せっかくこの世界に生まれ変わることができたのに、結局何もできないまま死んでしまったけれど。
徐々に意識が薄れていく。
――もう二度と生まれ変わりたくはないと願っていた。でも、もしまた生まれ変わるのなら、シグファリスのことだけは覚えていたい。彼から伝えられた「愛している」という言葉さえ覚えていられるのなら、どのような境遇に堕とされても、僕はけして、自分の生を投げ出したりはしない。
そう思ったとき、暗闇にまたひとつ、光がともった。
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