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一章
06 アリスティドの過去
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この国――ルミエ王国の貴族は、未成年者であっても後見人さえいれば当主となることが認められている。このような場合、財産や領主権などの実質的な権利は先に得ることになるが、爵位を継承したことを広く知らしめるのは成人してからという慣例がある。僕も例に洩れず、十五歳の成人を迎えたのち速やかに王都に上った。
まずは国王陛下に謁見して、爵位継承にまつわる通過儀礼をつつがなく終了させ、その後は怒涛の社交が待ち受けている。連日開かれる夜会、お茶会、昼餐会、果ては朝食の席にまで来客が押し寄せた。
そんな騒乱の日々も今夜で最後。
「我ながら、上出来だったんじゃないかな……」
ずっと笑顔を強いてきた表情筋を労うように両手で揉みしだきながら、ひとり呟く。
領地を離れてから一ヶ月。公爵としてのお披露目を済ませた僕は、叔父が所有する古城でくつろいでいた。
テラスに置かれた長椅子に背中を預け、暮れなずむ空を眺める。じわりと全身を包むのは心地よい疲労。胸を満たすのは、悲壮な筋書きから逃れられた安堵。
『緋閃のグランシャリオ』の世界に転生して十五年。僕は悪魔の力に頼ることなくオーベルティエ公爵家の当主となった。魔術師としては実力が心許ないものの、領地を発展させるための施策を次々と打ち出して税収を倍増させたことで、目立った反発もなく王家や家臣団の信任を得られた。前世の知識のおかげではあるけれど、僕自身が努力してきた成果と言ってもいいのではないだろうか。
春先の暖かなそよ風に頬を撫でられて瞳を閉じれば、まぶたの裏に母上の面差しが浮かぶ。先代公爵であり、歴代で最も優れた魔術師。気高く、美しく、生ける伝説とまで呼ばれた人。その人が息子である僕に語った最後の言葉は、今も耳に焼き付いている。
――こんな脆弱な魔法しか使えないなんて、平民と大して変わりないわね。残念だわ。
母上はため息をついて、たった数種類の初歩的な魔法を使っただけで倒れた僕から目を逸らした。
――出産なんてあんなおぞましいこと、一度で十分なのだけれど。
誰に言うでもなくそう呟いて身を翻した母上に縋ることもできず、美しい後ろ姿が遠ざかっていくのを見ていることしかできなかった。期待外れだと罵り、嫌悪してくれた方がどれほど良かっただろう。嫌うまでもなく、母上の中から僕という存在は消えてしまった。
魔力の波長が合う者同士で婚姻を交わしたのだから、本来であれば強い魔力を持った子供が生まれるはずだった。目論見が外れた母上は父との間に再度子供をもうけようとはせず、新たな夫探しを始めた。オーベルティエ公爵の婿の座から転げ落ちた父は僕のせいだと詰り、僕は僕で自分に才能がないのは父のせいだと恨んだ。
当主である母上に見放された以上、僕が公爵家の跡取りになることはない。それでも僕は寝る間を惜しんで努力を重ねた。後継者にはなれなくても、息子として認めてもらいたかった。愛情なんて贅沢は言わない、ほんの少しでも関心を向けてもらえたなら。いや、ただ視界に入れてもらえたなら。
次に母上と目通りが叶ったのは葬儀の時だった。歴代最高の魔術師も病には勝てなかった。ガラスの棺に横たわる母上は眠っているだけのように見えた。凍りついたまぶたの下にある、僕と同じ美しい紫色の瞳に、僕が映る日は永遠にやってこない。
母上の死後、叔父の後押しもあって僕が後継となった。叔父が僕の後見人となってくれた理由は、僕の容貌が母上とよく似ていたからだ。
オーベルティエ公爵家の直系だけが得られる、星屑を散りばめたような銀髪。宝石よりもなお高貴な輝きを放つ深紫の瞳。一点の曇りもない白磁の肌。親類にも似た姿の者はいるが、ここまで完成された美貌の持ち主はいない。
僕の役割は、魔術の才能に溢れた女性と婚姻を交わし、この容姿と優れた魔力を併せ持つ子供を授かること。
美しい僕はどんな我儘も許された。許されるたびに虚しさが募っていった。先祖から受け継いだ容姿は誇らしいけれど、必要とされているのは僕の血統と外見だけ。美しいと賞賛されるほどに僕の内面になど誰も期待していないのだと思い知らされる。
愛されるために。存在意義を得るために。力が欲しかった。もしも力が手に入るのなら、それが邪悪な悪魔の力だったとしても、手を伸ばしていた。小説のアリスティドと同じように。
ようやく沈み始めた夕日に誘われて目を開ける。澄み渡った空は茜色に染まり、溶けゆく黄金のような太陽が最後のきらめきを放つ。
「今頃、何をしているかな……」
僕が小説のアリスティドのようにならずに済んだのは、シグファリスのおかげだ。前世の記憶を思い出し、彼を守りたいと強く思ったからこそ、冷静に自分を客観視することができるようになった。
アリスティドは――僕は、弱かった。魔術師としての強さだけではない。自分の心の弱さと向き合うだけの力がなかった。傲慢な態度は自身のなさの裏返し。平民を家畜と罵り、他者を見下すことでしか自尊心を保てなかった。
そっと自分の胸に手を当てる。僕は母上のような当主にはなれない。地道な努力を重ねて公爵となった今の僕を母上が見たとしても、大した関心を示さないだろう。それでもいいのだと素直に思える。愛情に飢え、世界を憎んだ孤独な少年は、もうどこにもいない。
魔王化は回避できた。今までは悲壮な筋書きから逃れることばかり考えていたけれど、これからは物語に囚われることなく、新たな道を選びとることができるはずだ。
残酷な運命から解き放たれたシグファリスはどんな人生を歩んでいくだろう。僕が魔王にならなければシグファリスが勇者になることもないだろうが、彼には実力がある。魔物だらけのこの世界で武勇を立てる機会はいくらでもあるはずだ。もし貴族としての地位が欲しいなら、僕が公爵位の他に持っている爵位を譲ることもできる。シグファリスの性格からして堅苦しい生活には飽いているだろうが、僕が支援できることといえば選択肢を広げてやることぐらいだし――などと考えて笑いそうになってしまった。僕はシグファリスのことばかり考えているな。前世でファンだったんだから仕方ないけれども。
今日の夜会さえ終われば領地の屋敷に帰れる。本格的にオーベルティエ公爵としての責務を果たしていくのは大変だろうが、僕の側には優秀な人材がいる。しばらくは休みをとって、自分のやりたいことをやっても許されるだろう。すっかり趣味となってしまった魔術研究に精を出すのもいい。シグファリスはまだ魔術を使えないから、レッスンにかこつけて光の加護についてもっと詳しく調べてみようか。それとも最近剣術を頑張っているようだから剣を買ってやろうか。職人を手配させて子供でも扱いやすいものを――なんて。考えるのはやっぱりシグファリスのことばかりだ。今度こそ小さく笑い声が漏れて、古城に満ちた静寂を破ってしまう。
清らかな湖のほとり。叔父が王妃殿下より賜ったこの古城は、王都に近いながらも緑に溢れている。静養するのに適しているけれど、あまりの静けさに不思議と胸が騒いだ。
逢魔時。そろそろ夜会が始まるだろうに、あまりにも静かすぎる。違和感を抱いて周囲を見渡す。テラスには僕だけ。ひとりきりで休みたくて人払いをしたのだから、この場に僕しかいないのは当たり前だけれど――。
不意にテラスの出入り口から物音がして、僕は反射的に立ち上がった。
「やあ、アリスティド。美しい夕日だね」
現れたのは正装に身を包んだ叔父で。いつもと変わりない落ち着きのある声と穏やかな笑顔に、僕はほっと息を吐いた。
まずは国王陛下に謁見して、爵位継承にまつわる通過儀礼をつつがなく終了させ、その後は怒涛の社交が待ち受けている。連日開かれる夜会、お茶会、昼餐会、果ては朝食の席にまで来客が押し寄せた。
そんな騒乱の日々も今夜で最後。
「我ながら、上出来だったんじゃないかな……」
ずっと笑顔を強いてきた表情筋を労うように両手で揉みしだきながら、ひとり呟く。
領地を離れてから一ヶ月。公爵としてのお披露目を済ませた僕は、叔父が所有する古城でくつろいでいた。
テラスに置かれた長椅子に背中を預け、暮れなずむ空を眺める。じわりと全身を包むのは心地よい疲労。胸を満たすのは、悲壮な筋書きから逃れられた安堵。
『緋閃のグランシャリオ』の世界に転生して十五年。僕は悪魔の力に頼ることなくオーベルティエ公爵家の当主となった。魔術師としては実力が心許ないものの、領地を発展させるための施策を次々と打ち出して税収を倍増させたことで、目立った反発もなく王家や家臣団の信任を得られた。前世の知識のおかげではあるけれど、僕自身が努力してきた成果と言ってもいいのではないだろうか。
春先の暖かなそよ風に頬を撫でられて瞳を閉じれば、まぶたの裏に母上の面差しが浮かぶ。先代公爵であり、歴代で最も優れた魔術師。気高く、美しく、生ける伝説とまで呼ばれた人。その人が息子である僕に語った最後の言葉は、今も耳に焼き付いている。
――こんな脆弱な魔法しか使えないなんて、平民と大して変わりないわね。残念だわ。
母上はため息をついて、たった数種類の初歩的な魔法を使っただけで倒れた僕から目を逸らした。
――出産なんてあんなおぞましいこと、一度で十分なのだけれど。
誰に言うでもなくそう呟いて身を翻した母上に縋ることもできず、美しい後ろ姿が遠ざかっていくのを見ていることしかできなかった。期待外れだと罵り、嫌悪してくれた方がどれほど良かっただろう。嫌うまでもなく、母上の中から僕という存在は消えてしまった。
魔力の波長が合う者同士で婚姻を交わしたのだから、本来であれば強い魔力を持った子供が生まれるはずだった。目論見が外れた母上は父との間に再度子供をもうけようとはせず、新たな夫探しを始めた。オーベルティエ公爵の婿の座から転げ落ちた父は僕のせいだと詰り、僕は僕で自分に才能がないのは父のせいだと恨んだ。
当主である母上に見放された以上、僕が公爵家の跡取りになることはない。それでも僕は寝る間を惜しんで努力を重ねた。後継者にはなれなくても、息子として認めてもらいたかった。愛情なんて贅沢は言わない、ほんの少しでも関心を向けてもらえたなら。いや、ただ視界に入れてもらえたなら。
次に母上と目通りが叶ったのは葬儀の時だった。歴代最高の魔術師も病には勝てなかった。ガラスの棺に横たわる母上は眠っているだけのように見えた。凍りついたまぶたの下にある、僕と同じ美しい紫色の瞳に、僕が映る日は永遠にやってこない。
母上の死後、叔父の後押しもあって僕が後継となった。叔父が僕の後見人となってくれた理由は、僕の容貌が母上とよく似ていたからだ。
オーベルティエ公爵家の直系だけが得られる、星屑を散りばめたような銀髪。宝石よりもなお高貴な輝きを放つ深紫の瞳。一点の曇りもない白磁の肌。親類にも似た姿の者はいるが、ここまで完成された美貌の持ち主はいない。
僕の役割は、魔術の才能に溢れた女性と婚姻を交わし、この容姿と優れた魔力を併せ持つ子供を授かること。
美しい僕はどんな我儘も許された。許されるたびに虚しさが募っていった。先祖から受け継いだ容姿は誇らしいけれど、必要とされているのは僕の血統と外見だけ。美しいと賞賛されるほどに僕の内面になど誰も期待していないのだと思い知らされる。
愛されるために。存在意義を得るために。力が欲しかった。もしも力が手に入るのなら、それが邪悪な悪魔の力だったとしても、手を伸ばしていた。小説のアリスティドと同じように。
ようやく沈み始めた夕日に誘われて目を開ける。澄み渡った空は茜色に染まり、溶けゆく黄金のような太陽が最後のきらめきを放つ。
「今頃、何をしているかな……」
僕が小説のアリスティドのようにならずに済んだのは、シグファリスのおかげだ。前世の記憶を思い出し、彼を守りたいと強く思ったからこそ、冷静に自分を客観視することができるようになった。
アリスティドは――僕は、弱かった。魔術師としての強さだけではない。自分の心の弱さと向き合うだけの力がなかった。傲慢な態度は自身のなさの裏返し。平民を家畜と罵り、他者を見下すことでしか自尊心を保てなかった。
そっと自分の胸に手を当てる。僕は母上のような当主にはなれない。地道な努力を重ねて公爵となった今の僕を母上が見たとしても、大した関心を示さないだろう。それでもいいのだと素直に思える。愛情に飢え、世界を憎んだ孤独な少年は、もうどこにもいない。
魔王化は回避できた。今までは悲壮な筋書きから逃れることばかり考えていたけれど、これからは物語に囚われることなく、新たな道を選びとることができるはずだ。
残酷な運命から解き放たれたシグファリスはどんな人生を歩んでいくだろう。僕が魔王にならなければシグファリスが勇者になることもないだろうが、彼には実力がある。魔物だらけのこの世界で武勇を立てる機会はいくらでもあるはずだ。もし貴族としての地位が欲しいなら、僕が公爵位の他に持っている爵位を譲ることもできる。シグファリスの性格からして堅苦しい生活には飽いているだろうが、僕が支援できることといえば選択肢を広げてやることぐらいだし――などと考えて笑いそうになってしまった。僕はシグファリスのことばかり考えているな。前世でファンだったんだから仕方ないけれども。
今日の夜会さえ終われば領地の屋敷に帰れる。本格的にオーベルティエ公爵としての責務を果たしていくのは大変だろうが、僕の側には優秀な人材がいる。しばらくは休みをとって、自分のやりたいことをやっても許されるだろう。すっかり趣味となってしまった魔術研究に精を出すのもいい。シグファリスはまだ魔術を使えないから、レッスンにかこつけて光の加護についてもっと詳しく調べてみようか。それとも最近剣術を頑張っているようだから剣を買ってやろうか。職人を手配させて子供でも扱いやすいものを――なんて。考えるのはやっぱりシグファリスのことばかりだ。今度こそ小さく笑い声が漏れて、古城に満ちた静寂を破ってしまう。
清らかな湖のほとり。叔父が王妃殿下より賜ったこの古城は、王都に近いながらも緑に溢れている。静養するのに適しているけれど、あまりの静けさに不思議と胸が騒いだ。
逢魔時。そろそろ夜会が始まるだろうに、あまりにも静かすぎる。違和感を抱いて周囲を見渡す。テラスには僕だけ。ひとりきりで休みたくて人払いをしたのだから、この場に僕しかいないのは当たり前だけれど――。
不意にテラスの出入り口から物音がして、僕は反射的に立ち上がった。
「やあ、アリスティド。美しい夕日だね」
現れたのは正装に身を包んだ叔父で。いつもと変わりない落ち着きのある声と穏やかな笑顔に、僕はほっと息を吐いた。
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