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エアネストの私室で、ウォルフと二人きり。目を合わせられないまま、エアネストはぽつりとつぶやいた。
「その、本当に、いいのか……?」
「はい」
これまで何度となく意思を確認したが、ウォルフの答えは変わらなかった。
ウォルフは呪術師の正体を見抜けなかった事に責任を感じているらしく、呪いを解くための相手になると真っ先に名乗り出てくれた。
エアネストとしても見ず知らずの男娼を宛がわれるよりは、信頼のおける相手の方がいい。そう思って申し出を受け入れたのだが、その判断が正しかったのかどうか今となっては自信がない。
恥をさらすのであれば、二度と会う機会のない他人の方が良かったのではないかと後悔の念がよぎるが、今更ウォルフの善意を無下には出来ない。
「それでは、失礼します」
逡巡するエアネストの背に、迷いのないウォルフの手が回される。薄い夜着越しにウォルフの掌の熱を感じる。大剣を難なく扱い、魔獣の首をへし折る力を持つ腕に抱き寄せられて、心臓が跳ね上がる。
「初めて、ですか」
「その……そう、だ。すまない……」
教会によって組織された聖寵騎士団に所属するという事は、修道士になる事と同義である。生涯を神に捧げ、独身である事が求められる。だが平民出身者からなる従士はそれほど強く戒律に縛られない。著しく不道徳な行いをしない限り、多少の火遊びは黙認されていた。
ウォルフにも少なからず色事の経験があるのだろう。エアネストから見たウォルフは、この手の行為に抵抗がないばかりか、手慣れた様子に思えた。
エアネストを片手で抱いたまま、もう片方の手で頬を撫でる。親指が唇に触れただけでエアネストは体を震わせてしまう。
ウォルフはエアネストの柔い唇を指で弄びながら、囁く。
「今から、唇を合わせます。俺の舌をエアネスト様の口の中に入れるが、噛まないでください」
淡々と業務のように事を進めるウォルフがいっそ憎らしい。
いや、それは言いがかりだ。厭わしい上官と交わらねばならないウォルフの方がよほど辛いだろう。普段から足を引っ張る立場だというのに、下劣な呪いを解く相手までさせている。手間ばかりかけてしまうのが申し訳なかった。
「…………よろしく頼む」
ウォルフの瞳を直視できず、目を伏せながら言葉を振り絞る。
すぐにウォルフの唇がエアネストの唇に重ねられた。様子を見るように一瞬だけ触れて、すぐに離れ、またほんの少し触れる。
どれだけ鍛えられた体をしていても、唇は柔らかい。そんな当たり前の事を考える余裕があった。ウォルフの舌がエアネストの唇を割るまでは。
「――っ!」
ぬるりとした生々しい肉の感触が衝撃的で、咄嗟に背を仰け反らせてしまう。それを読んでいたように、ウォルフはエアネストの後頭部を抑え、より一層深く口づけた。
分厚いウォルフの舌が、我が物顔でエアネストの口内を蹂躙する。塗られた蜜を舐めるかのように、執拗に舌の上を舌で擦られる。その度に背筋がぞわぞわとして、身悶えてしまう。
「っ、ふ……! は、あ……」
息もできないでいると、ウォルフの唇が離れていった。ウォルフは初めての口づけに息があがってしまったエアネストの顎に指先を添えて、口を開かせた。舌の上にはなおも六芒星が刻まれたままだった。
「消えませんね。もう一度」
「ん、ふ……!」
呼吸が整わないうちに、再び唇が重ねられる。
ちゅっ、ちゅっ、と音を立てながらエアネストの唇を食み、舌で嬲る。あふれた唾液まで舐めとられ、舌を吸われる。
唇を合わせて舌を入れる、という説明だったが、こんな風に口の中をかき回すとは聞いていない。抗議するようにウォルフのシャツの胸元を握りしめたが、ウォルフはエアネストをより強く抱きしめて、熱心に舌を絡めた。
「んっ、う……」
エアネストがもらしたか細い悲鳴は、ウォルフの口に飲み込まれる。交わりが深くなり、呼吸もままならない。
酸欠で倒れる寸前でウォルフはエアネストを解放した。
「まだ、消えないな……」
エアネストの舌を確認して、ぽつりとつぶやく。顔を真っ赤に染めて荒い呼吸を繰り返していたエアネストだったが、さっと血の気が引く思いだった。
呪いの刻印が消えなければ、死を待つしかない。真に聖女の騎士になるという志も半ばで、ウォルフに恥を晒した挙句に死ぬしかないのか。
戦場に赴く時はいつ死んでもいいという覚悟はあったが、こんな死に方はさすがに受け入れがたい。
「口淫、というのはわかりますか」
「こういん……?」
まだ手立てがあるのだろうか。項垂れていたエアネストは、縋るようにウォルフを見上げた。
「つまり……アレを口に入れるんです」
「あれ、というのは」
「だから……アレです、男の……アレの事をどう丁寧に言えってんだ……」
独り言のようにぶつぶつと言葉をもらすウォルフに、エアネストは首をかしげながらも説明の続きを待つ。ウォルフはしばらく考え込んでからばりばりと粗雑に頭を掻きむしった。
「――くそっ、閨事で敬語なんか使ってらんねえよ! 悪いが地で行かせてもらう」
「あ、ああ……好きなように話してくれて構わな……!」
こんな時ではあるが、対等な友人のように語りかけられて喜ばしい。しかしエアネストが言いきらないうちに、ウォルフはエアネストの手を引き寄せて股間に触れさせた。そこに存在する男性器が熱を帯びて硬くなっているのが布越しにはっきりとわかって、エアネストは体を強張らせた。
性的な交わりをする為にウォルフに協力してもらっている。だが他人の性器になど初めて触れた。エアネストは動揺を隠すことができなかったが、次にウォルフが口にした事の方がより一層衝撃的だった。
「口淫ってのは、これを舐めたりしゃぶったりして、口で奉仕して射精させるっていう意味だ」
これ。これ、というのは、今エアネストが触れている――。
「……な!? そっ、そのような冒涜的な行為を……!?」
男性器を舐めしゃぶるなど。
子を授かるための男女の交わりについては教師に習ったが、そんな事は初めて聞いた。
「市井の人々は、皆がそのような交わりをするものなのか……?」
「いいや、それほど一般的なもんじゃない。ほんの一部の、その手の色事が好きな奴らがやる、っていう程度のもんだ」
「な、なるほど……」
なるほどと言葉にはしたが、エアネストには全く理解しがたい行いだった。戸惑うエアネストをよそに、ウォルフは淡々と話を進める。
「それさえやれば呪いが消えるっていう確証はないが、可能性はある」
つまりは、エアネストがウォルフの性器を口に含むという事だ。
まさか、あまりに閨事に疎いが為にからかわれているのだろうか。エアネストの胸に疑念が沸く。
「嫌だとは思うが、試してみたい。――あんたを死なせたくない」
硬直してしまったエアネストの両手を握りしめて、ウォルフは懇願するように目を細めた。
ウォルフの真摯な眼差しに射抜かれて、エアネストはほんのわずかでも疑念を抱いた事を恥じた。自分の為に文字通り体を張って救おうとしてくれている相手を疑うなど、なんと無礼な事か。未知の行為に尻込みしている場合ではない。
「わかった! その、こういん? というもののやり方を教えてくれ! 精一杯務めて見せる!」
「あ、ああ……」
無垢な瞳を輝かせて奮い立つエアネストに、ウォルフはほんの少し不安げに眉尻を下げた。
「その、本当に、いいのか……?」
「はい」
これまで何度となく意思を確認したが、ウォルフの答えは変わらなかった。
ウォルフは呪術師の正体を見抜けなかった事に責任を感じているらしく、呪いを解くための相手になると真っ先に名乗り出てくれた。
エアネストとしても見ず知らずの男娼を宛がわれるよりは、信頼のおける相手の方がいい。そう思って申し出を受け入れたのだが、その判断が正しかったのかどうか今となっては自信がない。
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「それでは、失礼します」
逡巡するエアネストの背に、迷いのないウォルフの手が回される。薄い夜着越しにウォルフの掌の熱を感じる。大剣を難なく扱い、魔獣の首をへし折る力を持つ腕に抱き寄せられて、心臓が跳ね上がる。
「初めて、ですか」
「その……そう、だ。すまない……」
教会によって組織された聖寵騎士団に所属するという事は、修道士になる事と同義である。生涯を神に捧げ、独身である事が求められる。だが平民出身者からなる従士はそれほど強く戒律に縛られない。著しく不道徳な行いをしない限り、多少の火遊びは黙認されていた。
ウォルフにも少なからず色事の経験があるのだろう。エアネストから見たウォルフは、この手の行為に抵抗がないばかりか、手慣れた様子に思えた。
エアネストを片手で抱いたまま、もう片方の手で頬を撫でる。親指が唇に触れただけでエアネストは体を震わせてしまう。
ウォルフはエアネストの柔い唇を指で弄びながら、囁く。
「今から、唇を合わせます。俺の舌をエアネスト様の口の中に入れるが、噛まないでください」
淡々と業務のように事を進めるウォルフがいっそ憎らしい。
いや、それは言いがかりだ。厭わしい上官と交わらねばならないウォルフの方がよほど辛いだろう。普段から足を引っ張る立場だというのに、下劣な呪いを解く相手までさせている。手間ばかりかけてしまうのが申し訳なかった。
「…………よろしく頼む」
ウォルフの瞳を直視できず、目を伏せながら言葉を振り絞る。
すぐにウォルフの唇がエアネストの唇に重ねられた。様子を見るように一瞬だけ触れて、すぐに離れ、またほんの少し触れる。
どれだけ鍛えられた体をしていても、唇は柔らかい。そんな当たり前の事を考える余裕があった。ウォルフの舌がエアネストの唇を割るまでは。
「――っ!」
ぬるりとした生々しい肉の感触が衝撃的で、咄嗟に背を仰け反らせてしまう。それを読んでいたように、ウォルフはエアネストの後頭部を抑え、より一層深く口づけた。
分厚いウォルフの舌が、我が物顔でエアネストの口内を蹂躙する。塗られた蜜を舐めるかのように、執拗に舌の上を舌で擦られる。その度に背筋がぞわぞわとして、身悶えてしまう。
「っ、ふ……! は、あ……」
息もできないでいると、ウォルフの唇が離れていった。ウォルフは初めての口づけに息があがってしまったエアネストの顎に指先を添えて、口を開かせた。舌の上にはなおも六芒星が刻まれたままだった。
「消えませんね。もう一度」
「ん、ふ……!」
呼吸が整わないうちに、再び唇が重ねられる。
ちゅっ、ちゅっ、と音を立てながらエアネストの唇を食み、舌で嬲る。あふれた唾液まで舐めとられ、舌を吸われる。
唇を合わせて舌を入れる、という説明だったが、こんな風に口の中をかき回すとは聞いていない。抗議するようにウォルフのシャツの胸元を握りしめたが、ウォルフはエアネストをより強く抱きしめて、熱心に舌を絡めた。
「んっ、う……」
エアネストがもらしたか細い悲鳴は、ウォルフの口に飲み込まれる。交わりが深くなり、呼吸もままならない。
酸欠で倒れる寸前でウォルフはエアネストを解放した。
「まだ、消えないな……」
エアネストの舌を確認して、ぽつりとつぶやく。顔を真っ赤に染めて荒い呼吸を繰り返していたエアネストだったが、さっと血の気が引く思いだった。
呪いの刻印が消えなければ、死を待つしかない。真に聖女の騎士になるという志も半ばで、ウォルフに恥を晒した挙句に死ぬしかないのか。
戦場に赴く時はいつ死んでもいいという覚悟はあったが、こんな死に方はさすがに受け入れがたい。
「口淫、というのはわかりますか」
「こういん……?」
まだ手立てがあるのだろうか。項垂れていたエアネストは、縋るようにウォルフを見上げた。
「つまり……アレを口に入れるんです」
「あれ、というのは」
「だから……アレです、男の……アレの事をどう丁寧に言えってんだ……」
独り言のようにぶつぶつと言葉をもらすウォルフに、エアネストは首をかしげながらも説明の続きを待つ。ウォルフはしばらく考え込んでからばりばりと粗雑に頭を掻きむしった。
「――くそっ、閨事で敬語なんか使ってらんねえよ! 悪いが地で行かせてもらう」
「あ、ああ……好きなように話してくれて構わな……!」
こんな時ではあるが、対等な友人のように語りかけられて喜ばしい。しかしエアネストが言いきらないうちに、ウォルフはエアネストの手を引き寄せて股間に触れさせた。そこに存在する男性器が熱を帯びて硬くなっているのが布越しにはっきりとわかって、エアネストは体を強張らせた。
性的な交わりをする為にウォルフに協力してもらっている。だが他人の性器になど初めて触れた。エアネストは動揺を隠すことができなかったが、次にウォルフが口にした事の方がより一層衝撃的だった。
「口淫ってのは、これを舐めたりしゃぶったりして、口で奉仕して射精させるっていう意味だ」
これ。これ、というのは、今エアネストが触れている――。
「……な!? そっ、そのような冒涜的な行為を……!?」
男性器を舐めしゃぶるなど。
子を授かるための男女の交わりについては教師に習ったが、そんな事は初めて聞いた。
「市井の人々は、皆がそのような交わりをするものなのか……?」
「いいや、それほど一般的なもんじゃない。ほんの一部の、その手の色事が好きな奴らがやる、っていう程度のもんだ」
「な、なるほど……」
なるほどと言葉にはしたが、エアネストには全く理解しがたい行いだった。戸惑うエアネストをよそに、ウォルフは淡々と話を進める。
「それさえやれば呪いが消えるっていう確証はないが、可能性はある」
つまりは、エアネストがウォルフの性器を口に含むという事だ。
まさか、あまりに閨事に疎いが為にからかわれているのだろうか。エアネストの胸に疑念が沸く。
「嫌だとは思うが、試してみたい。――あんたを死なせたくない」
硬直してしまったエアネストの両手を握りしめて、ウォルフは懇願するように目を細めた。
ウォルフの真摯な眼差しに射抜かれて、エアネストはほんのわずかでも疑念を抱いた事を恥じた。自分の為に文字通り体を張って救おうとしてくれている相手を疑うなど、なんと無礼な事か。未知の行為に尻込みしている場合ではない。
「わかった! その、こういん? というもののやり方を教えてくれ! 精一杯務めて見せる!」
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