目覚めはガングロギャル?!黒歴史は封印!清楚系美少女になって初恋の彼の闇落ちを阻止します!!

むぎてん

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最終章① ありさちゃん遅れるって sideもとみや

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  sideもとみや

俺は宮本、宮本雄志。
恋人のありさちゃんからは『もとみや』と呼ばれているが。

ありさちゃんは本当に可愛くて面白い子だ。
付き合い始めてニ年が過ぎたが、知れば知るほどその面白さに、ド嵌まりしていく。

今日はそんな可愛いありさちゃんと居酒屋デート!
待ち合わせ時間までまだ10分あるが、待ち遠しくてたまらない。
早く来ないかな。

と、ケータイが鳴った。
ありさちゃんからだ。

『もとみや? あたしー、今日お客さんが多くてさー、まだ職場にいんの。帰ってもいーよ』

ほら、面白いでしょ?

「いやいや、待ってるし! だってありさちゃんと会うの一週間ぶりだよ?遅れてもいいから、一時間でも二時間でも待ってるから!俺、待つの嫌いじゃないんだよ」

『あー、ハイハイ、じゃあ人間観察でもして待っててー』

はぁ、良かった。
せっかくのデートが無しになるとこだった。

とりあえずのビールでお通しを摘まんでいると、後ろから合コン大好き田中が現れた。

「あー、宮本発見! 俺たち今、N大の女の子達と飲んでんの。お前も一緒に飲もうぜ」

「いや、俺は彼女を待ってるとこだからいいよ。」

「はぁ? 最近付き合い悪いと思ったら彼女かよ? まー いいじゃん、彼女が来るまで、な?な?」

田中達の席をチラリと見てみると皆がこっちを向いて手招きしている。

ま、いいか。
ありさちゃんが来るまで時間あるんだし、彼女の言う通り人間観察でもして待っていよう。


──────────
 最終章②身の丈に合わない男たち
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