目覚めはガングロギャル?!黒歴史は封印!清楚系美少女になって初恋の彼の闇落ちを阻止します!!

むぎてん

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早苗と健斗② side健斗

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  side健斗

スーパーに弁当を買いに来たら、知らないけど女優ぽい女性がいた。

うん、俺が知らないだけできっと芸能人だ。
さすがスタイルいいな。

と思ったら、この子知ってる!
妹の友達だ。
高校生の頃に一度、家に遊びに来たとき会った。

えーっと、ありさ?さなえ?どっちだっけ。
でも間違いない、あの時の子だ。
スタイルのいい美人だったから憶えてる。

声を掛けようか迷うな。
名前が曖昧だからなぁ、うーん。
だいたい俺の事なんか憶えてないだろ。
四年前に一度会っただけだしな。

あ、目が合った。
どうしよう。


「あれ、ゆかりのお兄ちゃんの健斗くんだ。ウチ早苗、憶えてないかもだけど、久しぶり!」

あ、さなえか。
俺の事憶えてたのか。

あの時も美人だなって思ったけど大人になって更に綺麗になってる。


「憶えてるよ。三宅君と、もう一人の友達と来てたよね。久しぶり。」

十代から二十代の差は大きいよな。
高校生から社会人、急に大人になるんだな。

いつまでも変わらないのは童顔のゆかりだけか。
いや、しょっちゅう会ってるから気付かないだけでゆかりも大人になってる、はず。


「買い物? 随分たくさん買うんだね。」

「ウチは一人暮らしだけど毎日自炊するからね、これくらい普通だよ? 肉は小分けにして冷凍するし。」

へー、見た目に寄らず家庭的な子なんだな。

「健斗くんも一人暮らしでしょ?自炊とかするん?」

「いやー、俺はもっぱら弁当かカップラーメン。飽きたら実家に帰って母親の飯を食う。その繰り返し」

俺は頭を掻きつつ、あははと笑って答えた。

「マジか!そんな食生活してると体壊すよ? 大人は体が資本だからね!」

若いのにしっかりしてるなぁ。

「うーん、分かってはいるんだけどねー、自炊は難しいっていうか?」

「あ、ウチがご馳走してあげよっか?ゴーヤ好き?今日はねゴーヤチャンプル作るんだよ」

は?ご馳走って外食じゃなくて家でか?
一人暮らしっていったよな?

マジか! この子、大丈夫かな。
こんな美人なのに、変なのに捕まったらどーすんだよ?

お、俺は変なのじゃないからな。
大丈夫だよ、多分。


──────────
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