目覚めはガングロギャル?!黒歴史は封印!清楚系美少女になって初恋の彼の闇落ちを阻止します!!

むぎてん

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48 初恋

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「ゆかり」
あなたが私の名前を呼んでくれた。
「冬馬くん、大好き」
私もあなたを名前で呼ぼう。

10代の甘酸っぱい匂いがした。
懐かしい銘柄のジュースのせいかも知れない。

ふとした瞬間に思い出す。
ああ、私にもあんな頃があったな、とか
私もあんな恋愛してみたかったな、とかね。
青春の真っ只中にいる私をそんな気持ちで見てる私がいる。

あの未来の事は考えないようにしてるけど、
やっぱり42歳まで生きたからね。
身に染み付いてるのかな。

酸いも甘いも経験してきた。
楽しいこともあった。
泣いた夜もあった。

でも、こんな気持ちは知らなかった。
嬉しいのに、楽しいのに、切ない。
こんな気持ち。
これが本当の恋なのかな。
じゃあ、私は今、初めて本当の恋をしている?

ねえ冬馬くん、ずっと私を好きでいてくれる?

「そろそろ、終わった頃だな」
冬馬くんが立ち上がる。
そして、私に手を差し出した。

「うん!」

私は冬馬くんの手をつかんで立ち上がった。
そのまま手を繋いで横断歩道を渡ってケータイショップへ戻った。


──────────
49~張ってたのか?side三宅冬馬  へ

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