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「いや、幸せにはなれない。王命を破ることは大罪だと言っただろう?王子である俺だから廃嫡除籍で済まされるんだ。一貴族なら毒杯で処刑、平民なら一家全員市中引き回しの上、断首刑だ」
うわ!なにこの世界、恐すぎる。
コレもう八方ふさがりじゃん、詰みじゃん。
でもアーロンさんが廃嫡除籍になってもエリーゼと結婚したくないって言うなら仕方ないのかな。
心底嫌いな相手と結婚したってどうせ幸せにはなれないもんね。
結局アーロンさんは結婚してもしなくても幸せにはなれないのかぁ。
アーロンさん優しい人なのに、ちょっと可哀想過ぎない?
‥‥ん?
ちょっと待って。
エリーゼはもう私だよね。
だったら別に婚約破棄しなくてもよくない?
私とアーロンさんが結婚すれば全部丸く収まるんだよね?
アーロンさんは不幸にならないよね?
「ねぇ、アーロン様は私のこと嫌い?」
「は?何故?別に嫌う理由がないだろう」
「だったらさ、アーロン様と私、結婚すればよくない?」
「は?はああああ?!」
「だって私たちがこのまま結婚すれば全部丸く収まるんでしょ?アーロン様も私も不幸にならなくて済むじゃん」
私がそう言うと、アーロンさんはさっきとは比べものにならないくらい慌ててる。
「俺は『ハズレの第二王子』だぞ?!それに俺の有責で婚約破棄すれば、エリカは無傷でもっと優秀な見目のいい男と結婚できるんだ!エリカがエリーゼの代わりに犠牲になることはない、早まるな!!」
「えー、優秀で見目がよくても嫌味な貴族男は嫌だよ。どうせこの世界は自分で結婚相手を決められない、とか言うんでしょ?」
「た、確かに貴族の婚姻は自分では決められないが‥‥」
「やっぱりね!さっきのキモい貴族野郎みたいなのと結婚するくらいならアーロン様がいい。アーロン様は私と結婚するの嫌?」
アーロンさんが頭を抱えてしゃがみ込んで、
そのままたっぷり10分ほど経ってからゆっくりと顔を上げた。
「嫌では‥ないが‥‥‥‥‥‥‥」
「あ、もしかしてキャメロンのこと本気で好きだったりする?」
「ち、違う!キャメロンとは何でもないんだ。本当だ!本当に彼女とは何もないんだ!頼む、信じてくれ!!」
アーロンさんが凄い剣幕で否定する。
「そっか。分かった」
「ほ、本当に分かったのか?」
不安そうに眉を下げるアーロンさん。
「うん、二人が思い合ってないことは見てすぐ解ったよ?だけど一応確認しとかなきゃって思って」
「そ、そうか」
「私、アーロン様と結婚したら結構楽しいと思うんだよね。アーロン様は?私とじゃ楽しくなさそう?」
「エリカとなら‥‥‥楽しい‥の、かも知れない‥‥だ、だがエリカは本当に俺と結婚してもいいのか?」
「うん。楽しいのがいいもん。楽しいのは幸せでしょ?」
「楽しいのが、幸せ?‥‥それなら俺はエリカが楽しくなるように努力すればいいか?」
「うん、私もアーロン様が楽しくなれるように頑張るし」
「そ、そうか」
「じゃ、それで決まりってことでお祝いしようよ」
「お祝い?」
「アーロン様と私の婚約祝いだよ。お酒飲もうよ、お腹も空いた!」
アーロンさんは目をまん丸にして私を見て、
「す、すぐに用意する!」
そう言って、会ってから初めての笑顔を見せた。
へぇ、そんな顔で笑うんだ。
可愛いじゃん。
アーロンさんが指パッチンで消えたと思ったら、ワインボトルとグラスを持ってきた。
パーティー会場からくすねて来たらしい。
「アーロンさんの瞬間移動、やっぱ凄い!」
「料理も持ってくる」
「うん、ローストビーフとサーモンマリネ持ってきて?バジルチキンとサラダ、それからチーズも食べたい」
「待ってろ」
得意げに指パッチンするアーロンさん、めちゃチョロ可愛い。
うわ!なにこの世界、恐すぎる。
コレもう八方ふさがりじゃん、詰みじゃん。
でもアーロンさんが廃嫡除籍になってもエリーゼと結婚したくないって言うなら仕方ないのかな。
心底嫌いな相手と結婚したってどうせ幸せにはなれないもんね。
結局アーロンさんは結婚してもしなくても幸せにはなれないのかぁ。
アーロンさん優しい人なのに、ちょっと可哀想過ぎない?
‥‥ん?
ちょっと待って。
エリーゼはもう私だよね。
だったら別に婚約破棄しなくてもよくない?
私とアーロンさんが結婚すれば全部丸く収まるんだよね?
アーロンさんは不幸にならないよね?
「ねぇ、アーロン様は私のこと嫌い?」
「は?何故?別に嫌う理由がないだろう」
「だったらさ、アーロン様と私、結婚すればよくない?」
「は?はああああ?!」
「だって私たちがこのまま結婚すれば全部丸く収まるんでしょ?アーロン様も私も不幸にならなくて済むじゃん」
私がそう言うと、アーロンさんはさっきとは比べものにならないくらい慌ててる。
「俺は『ハズレの第二王子』だぞ?!それに俺の有責で婚約破棄すれば、エリカは無傷でもっと優秀な見目のいい男と結婚できるんだ!エリカがエリーゼの代わりに犠牲になることはない、早まるな!!」
「えー、優秀で見目がよくても嫌味な貴族男は嫌だよ。どうせこの世界は自分で結婚相手を決められない、とか言うんでしょ?」
「た、確かに貴族の婚姻は自分では決められないが‥‥」
「やっぱりね!さっきのキモい貴族野郎みたいなのと結婚するくらいならアーロン様がいい。アーロン様は私と結婚するの嫌?」
アーロンさんが頭を抱えてしゃがみ込んで、
そのままたっぷり10分ほど経ってからゆっくりと顔を上げた。
「嫌では‥ないが‥‥‥‥‥‥‥」
「あ、もしかしてキャメロンのこと本気で好きだったりする?」
「ち、違う!キャメロンとは何でもないんだ。本当だ!本当に彼女とは何もないんだ!頼む、信じてくれ!!」
アーロンさんが凄い剣幕で否定する。
「そっか。分かった」
「ほ、本当に分かったのか?」
不安そうに眉を下げるアーロンさん。
「うん、二人が思い合ってないことは見てすぐ解ったよ?だけど一応確認しとかなきゃって思って」
「そ、そうか」
「私、アーロン様と結婚したら結構楽しいと思うんだよね。アーロン様は?私とじゃ楽しくなさそう?」
「エリカとなら‥‥‥楽しい‥の、かも知れない‥‥だ、だがエリカは本当に俺と結婚してもいいのか?」
「うん。楽しいのがいいもん。楽しいのは幸せでしょ?」
「楽しいのが、幸せ?‥‥それなら俺はエリカが楽しくなるように努力すればいいか?」
「うん、私もアーロン様が楽しくなれるように頑張るし」
「そ、そうか」
「じゃ、それで決まりってことでお祝いしようよ」
「お祝い?」
「アーロン様と私の婚約祝いだよ。お酒飲もうよ、お腹も空いた!」
アーロンさんは目をまん丸にして私を見て、
「す、すぐに用意する!」
そう言って、会ってから初めての笑顔を見せた。
へぇ、そんな顔で笑うんだ。
可愛いじゃん。
アーロンさんが指パッチンで消えたと思ったら、ワインボトルとグラスを持ってきた。
パーティー会場からくすねて来たらしい。
「アーロンさんの瞬間移動、やっぱ凄い!」
「料理も持ってくる」
「うん、ローストビーフとサーモンマリネ持ってきて?バジルチキンとサラダ、それからチーズも食べたい」
「待ってろ」
得意げに指パッチンするアーロンさん、めちゃチョロ可愛い。
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