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第52話:さあ、決戦の時です!
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公爵家に戻って来た私たちは、それぞれ自室へと戻った。後5日で、ソフィー様がファーム王国に帰るのか…そう思ったら、涙が込み上げて来た。その時だった。
コンコン
「ミレニア様、ちょっとよろしいですか?」
ソフィー様が訪ねて来た。
「ええ、大丈夫よ。どうしたの?」
「ソフィー様。私、両親に会うまでは絶対この国に残ろう!そう思っていたのです。でも両親に会ったら、どうしても帰らないと言えなくて…ごめんなさい。私…」
「どうしてソフィー様が謝るの?あなたは元々ファーム王国の王女なのよ。今までずっと離れ離れだった両親とやっと再会できたの!だから、これからはずっと両親と一緒にいたらいい!今まで愛情を注いでもらえなかった分、実の両親にこれからたっぷり愛情を注いでもらって!王太子の事は私たちが何とかするから、大丈夫よ」
「ミレニア様…ありがとうございます。でも、マシュー様の件はしっかり見届けたいのです。何とか後5日間でケリを付ける事は出来ないでしょうか?」
5日間でケリか…
そうよね、ソフィー様の為にも、やれるだけの事はやらないと!
「分かったわ。でも、王宮図書館に入れない事にはどうする事も…」
「それでしたら、私が陛下に頼んでみます!私はファーム王国の王女なのですから、きっと言う事を聞いてくれると思いますわ!早速今から行って来ます!」
「え…今から?さすがにそれは…」
そう言って止めようとしたのだが、さっさと馬車に乗り込んで王宮へと向かったソフィー様。何なの、この行動力は…
しばらくして帰って来たソフィー様。王宮図書館への入館許可証をゲットして帰って来たのであった。さすがに今日は無理という事で、明日皆で行く事になった。
早速翌日、グラディス先生、クラウド様、ソフィー様、そしてなぜか王太子も一緒に王宮図書館へと向かった。
「それにしてもソフィー嬢は凄いな。クラウド殿下があの後中々許可を取ることが出来なかった王宮図書館への入館許可証を、いとも簡単にゲットするなんて!」
グラディス先生がソフィー様を尊敬の眼差しで見ている。
「やる気が違うのですわよ。やる気が!」
「何がやる気だ!もそもそ、僕は状況を見ながら父上に話をするつもりだったんだよ。君みたいに、思った通りに行動する人と一緒にしてもらっては困る」
「何ですって!自分が許可を取れなかったからって、僻むのは止めてもらえますか?クラウド殿下」
「誰が僻んでるって!」
「いい加減にしろ、2人共!とにかくポレスティレイ王国について調べるんだろう」
王太子に一喝され、大人しくなった2人。クラディス先生が苦笑いしながら2人を見ている。おっと、こんな事をしている時間はないわ。早速、この前の続きを読まないと。
この前と同じ本を手に取り、早速続きを読み始める。そして、ある部分に差し掛かった時だった。
私はある事に気が付いたのだ!
これで、全ての謎が解けた!
王太子たちと話し合い、明日陛下に全てを話す事にした。
その日の夜
「お父様、大切な話があります。明日、私とソフィー様と一緒に王宮に来てくれるかしら?」
私のあまりの真剣な表情を見て
「わかった!一緒に行こう」
そう言ってくれたお父様。
いよいよ、明日全ての決着が着く。そう思ったら、震えが止まらない。でも、私にはクラウド殿下もソフィー様も王太子も、グラディス先生もいる!きっと大丈夫よ!そう何度も言い聞かせ、その日は眠りに付いた。
そして翌日
お父様とソフィー様と一緒に、王宮へと向かう。王宮に着くと、既に陛下・王妃様・王太子・クラウド様・さらにグラディス先生も来ていた。
「父上、俺の為に時間を取ってくれてありがとうございます。実は今日大切な話があり、皆にも集まってもらいました」
王太子がゆっくりと話始めた。ある程度は自分の口から話したいと言う王太子の気持ちを汲み取り、私たちは静かに見守る。
「父上、ソフィーの暗殺未遂及びクラウドの冤罪事件の犯人が分かりました。今ここで、断罪を行おうと思います」
「何だって!犯人が分かっただと!」
王太子の言葉に、陛下もお父様も王妃様も目を丸くしている。
「はい、今までの事件の犯人は、母上とある男の犯行です!」
王太子が王妃様を見てはっきりと告げた。
「マシュー、あなた一体何を言っているの?確かに私は第二王子とソフィー嬢を嫌っていたわ。でも、さすがにそんな恐ろしい事はしていない!そもそも証拠はあるの?そうよ、証拠を見せなさい!」
顔を真っ赤にして怒る王妃様。
「母上、俺はクラウドの事件の後、母上が犯人ではないかと疑っていたんだ。それで、グラディス先生に盗聴器を借り、母上に取り付けていたんだよ。ほら、今も母上の胸に付いているだろう?俺が贈ったブローチが」
確かに王妃様の胸には、エメラルドのブローチが付いていた。そう言えば、ソフィー様がイジメられていた時に使ったものとよく似ている。
「あなた、母親の私を盗聴して監視していたの?何て事を…」
そう言ってへたり込んだ王妃様。
「父上、これが証拠の品です」
今まで録音した音声の一部を流す王太子。そこには王妃様がクラウド様断罪に失敗した事に関して、部下と思われる人間を叱責しているところや、ソフィー様の暗殺を指示するところ。さらに、詳しい計画までしっかり録音されていた。
「母上、もう言い逃れは出来ない!諦めて罪を認めてくれ。俺だって母上を断罪なんてしたくないんだ!」
王妃様に必死に訴える王太子。王妃様も感じる事があったのだろう。
「ええ、マシューの言う通りよ。私がソフィー嬢と第二王子を抹殺する様に指示を出したの…」
罪を認めた王妃様。
「お前は何て事をしたのだ!王妃を地下牢に閉じ込めておけ!」
陛下が近くにいた護衛騎士に指示を出す。
「父上、まだ話は終わっていない。だから少し待ってください!」
王妃様を捉えようとした護衛騎士に、ストップをかけた王太子。
ふと王太子を見ると、少し震えていた。それに気が付いたソフィー様が、王太子の手をそっと握る。
ソフィー様を優しい眼差しで見つめた王太子は、再び陛下の方を向いた。
「父上、母上だけが犯人ではありません。そもそも、今回使われた毒は、ポレスティレイ王国でのみ使われていた毒です。そう、母上の協力者の中に、ポレスティレイ王国の人間がいたのです。それは、あなたですね。ポレスティレイ王国の元第三王子、パラレス殿下」
コンコン
「ミレニア様、ちょっとよろしいですか?」
ソフィー様が訪ねて来た。
「ええ、大丈夫よ。どうしたの?」
「ソフィー様。私、両親に会うまでは絶対この国に残ろう!そう思っていたのです。でも両親に会ったら、どうしても帰らないと言えなくて…ごめんなさい。私…」
「どうしてソフィー様が謝るの?あなたは元々ファーム王国の王女なのよ。今までずっと離れ離れだった両親とやっと再会できたの!だから、これからはずっと両親と一緒にいたらいい!今まで愛情を注いでもらえなかった分、実の両親にこれからたっぷり愛情を注いでもらって!王太子の事は私たちが何とかするから、大丈夫よ」
「ミレニア様…ありがとうございます。でも、マシュー様の件はしっかり見届けたいのです。何とか後5日間でケリを付ける事は出来ないでしょうか?」
5日間でケリか…
そうよね、ソフィー様の為にも、やれるだけの事はやらないと!
「分かったわ。でも、王宮図書館に入れない事にはどうする事も…」
「それでしたら、私が陛下に頼んでみます!私はファーム王国の王女なのですから、きっと言う事を聞いてくれると思いますわ!早速今から行って来ます!」
「え…今から?さすがにそれは…」
そう言って止めようとしたのだが、さっさと馬車に乗り込んで王宮へと向かったソフィー様。何なの、この行動力は…
しばらくして帰って来たソフィー様。王宮図書館への入館許可証をゲットして帰って来たのであった。さすがに今日は無理という事で、明日皆で行く事になった。
早速翌日、グラディス先生、クラウド様、ソフィー様、そしてなぜか王太子も一緒に王宮図書館へと向かった。
「それにしてもソフィー嬢は凄いな。クラウド殿下があの後中々許可を取ることが出来なかった王宮図書館への入館許可証を、いとも簡単にゲットするなんて!」
グラディス先生がソフィー様を尊敬の眼差しで見ている。
「やる気が違うのですわよ。やる気が!」
「何がやる気だ!もそもそ、僕は状況を見ながら父上に話をするつもりだったんだよ。君みたいに、思った通りに行動する人と一緒にしてもらっては困る」
「何ですって!自分が許可を取れなかったからって、僻むのは止めてもらえますか?クラウド殿下」
「誰が僻んでるって!」
「いい加減にしろ、2人共!とにかくポレスティレイ王国について調べるんだろう」
王太子に一喝され、大人しくなった2人。クラディス先生が苦笑いしながら2人を見ている。おっと、こんな事をしている時間はないわ。早速、この前の続きを読まないと。
この前と同じ本を手に取り、早速続きを読み始める。そして、ある部分に差し掛かった時だった。
私はある事に気が付いたのだ!
これで、全ての謎が解けた!
王太子たちと話し合い、明日陛下に全てを話す事にした。
その日の夜
「お父様、大切な話があります。明日、私とソフィー様と一緒に王宮に来てくれるかしら?」
私のあまりの真剣な表情を見て
「わかった!一緒に行こう」
そう言ってくれたお父様。
いよいよ、明日全ての決着が着く。そう思ったら、震えが止まらない。でも、私にはクラウド殿下もソフィー様も王太子も、グラディス先生もいる!きっと大丈夫よ!そう何度も言い聞かせ、その日は眠りに付いた。
そして翌日
お父様とソフィー様と一緒に、王宮へと向かう。王宮に着くと、既に陛下・王妃様・王太子・クラウド様・さらにグラディス先生も来ていた。
「父上、俺の為に時間を取ってくれてありがとうございます。実は今日大切な話があり、皆にも集まってもらいました」
王太子がゆっくりと話始めた。ある程度は自分の口から話したいと言う王太子の気持ちを汲み取り、私たちは静かに見守る。
「父上、ソフィーの暗殺未遂及びクラウドの冤罪事件の犯人が分かりました。今ここで、断罪を行おうと思います」
「何だって!犯人が分かっただと!」
王太子の言葉に、陛下もお父様も王妃様も目を丸くしている。
「はい、今までの事件の犯人は、母上とある男の犯行です!」
王太子が王妃様を見てはっきりと告げた。
「マシュー、あなた一体何を言っているの?確かに私は第二王子とソフィー嬢を嫌っていたわ。でも、さすがにそんな恐ろしい事はしていない!そもそも証拠はあるの?そうよ、証拠を見せなさい!」
顔を真っ赤にして怒る王妃様。
「母上、俺はクラウドの事件の後、母上が犯人ではないかと疑っていたんだ。それで、グラディス先生に盗聴器を借り、母上に取り付けていたんだよ。ほら、今も母上の胸に付いているだろう?俺が贈ったブローチが」
確かに王妃様の胸には、エメラルドのブローチが付いていた。そう言えば、ソフィー様がイジメられていた時に使ったものとよく似ている。
「あなた、母親の私を盗聴して監視していたの?何て事を…」
そう言ってへたり込んだ王妃様。
「父上、これが証拠の品です」
今まで録音した音声の一部を流す王太子。そこには王妃様がクラウド様断罪に失敗した事に関して、部下と思われる人間を叱責しているところや、ソフィー様の暗殺を指示するところ。さらに、詳しい計画までしっかり録音されていた。
「母上、もう言い逃れは出来ない!諦めて罪を認めてくれ。俺だって母上を断罪なんてしたくないんだ!」
王妃様に必死に訴える王太子。王妃様も感じる事があったのだろう。
「ええ、マシューの言う通りよ。私がソフィー嬢と第二王子を抹殺する様に指示を出したの…」
罪を認めた王妃様。
「お前は何て事をしたのだ!王妃を地下牢に閉じ込めておけ!」
陛下が近くにいた護衛騎士に指示を出す。
「父上、まだ話は終わっていない。だから少し待ってください!」
王妃様を捉えようとした護衛騎士に、ストップをかけた王太子。
ふと王太子を見ると、少し震えていた。それに気が付いたソフィー様が、王太子の手をそっと握る。
ソフィー様を優しい眼差しで見つめた王太子は、再び陛下の方を向いた。
「父上、母上だけが犯人ではありません。そもそも、今回使われた毒は、ポレスティレイ王国でのみ使われていた毒です。そう、母上の協力者の中に、ポレスティレイ王国の人間がいたのです。それは、あなたですね。ポレスティレイ王国の元第三王子、パラレス殿下」
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