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第37話:一体どうすればいいの?
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「王太子暗殺未遂とは一体どういう事だ。詳しく話を聞かせてくれ!」
お父様も使用人に詰め寄った。
「私も詳しい話はよく分からないのですが、どうやら王太子殿下の食事に毒を入れる様メイドに指示したそうなのです。そのメイドが、王太子殿下が食事をする前に、泣いて白状したため、事なきを得たのです」
メイドに指示?まさか!
「そのメイドはどうなったの?どんなメイド?」
「申し訳ございません、そこまでは私にもわかりかねます」
もしかして、反王政派の幹部の女がクラウド様に罪を擦り付けようとした?でもそれなら辻褄が合わないわ。そもそも、反王政派は王太子を暗殺したいはず。だとすると、第一王子派が行った可能性が高い。
「それで、クラウド殿下は?」
「地下牢に投獄されました。でも、ご本人様は身の潔白を訴えておられます」
地下牢に投獄ですって…
ショックでその場に座り込んだ。
「ミレニア、しっかりしろ!クラウド殿下は多分第一王子派に嵌められたのだろう。とにかく今日は遅い、明日登城して、陛下に詳しい話を聞いて来る!ミレニア、きっと休めないだろうが、とにかく部屋に戻りなさい」
クラウド様が…
一体どうして?
このままだと、物語と同じ様にクラウド様が殺されてしまう!それだけは何が何でも阻止しないと!でも、どうすればいいの?
考えれば考える程分からない。結局一睡もできないまま、朝を迎えてしまった。
「ミレニア様、クラウド殿下が投獄されたと聞きましたわって、ミレニア様!大丈夫ですか?」
「おはよう、ソフィー様。大丈夫よ。とにかく今日は私も王宮に行くわ!学院は休むから、悪いけれど今日は1人で登校してくれるかしら」
「それは大丈夫ですが…ミレニア様、顔色が悪いですわ!少し横になった方が」
「ありがとう、横になったところで寝られないから!ソフィー様、気を付けて学院へ行ってくださいね」
そう言い残し、急いでお父様の元へと向かった。
「お父様、私も一緒に王宮へ行きます!」
「ミレニア、お前なんて顔をしているんだ!とにかくお前は学院に行きなさい!」
「嫌よ!クラウド様が心配なの、お願い、一緒に行かせて!」
「ダメだ!そもそも王宮に行ってもクラウド殿下には会えない!とにかく学院に行きなさい!」
しつこく食い下がったが、結局置いて行かれてしまった。そうだわ、学院に行けば、王太子に事情を聞けるかもしれない。
結局ソフィー様と一緒に学院に向かったのだが、どうやら王太子は休みの様だ。全く、こんな時に居ないなんて。役立たずもいいところだわ!
授業を受ける気にもなれず、保健室で休む事になった。先生やクラスメートたちも、私の顔を見て迷わず保健室を勧めてくれたので、有難かった。
やはり人間は疲れには勝てないのか、結局保健室で仮眠という名の爆睡をした後、急いでグラディス先生の元へと向かった。
「先生、クラウド様が大変なのです!」
「ああ、知っているよ!それにしても、まさかクラウド殿下が投獄されるなんて」
「きっと誰かに嵌められたのです!とにかく今から王宮に乗り込みたいので、透明人間になれる様なものはないですか?」
「そんな物ある訳がないだろう!」
やっぱり無いか!本当にどいつもこいつも、肝心な時に役に立たないのだから!とにかく、一度家に帰ってお父様からの報告を待たないと!
結局体調が悪いという理由で早退し、お父様の帰りを待つことにした。でも、待てど暮らせど帰ってこない!いい加減イライラし始めて、門の前までやって来た。すると、やっと帰って来た!
「ミレニア、こんなところで何をしているんだ!とにかく、屋敷に入るぞ」
お父様に連れられて、やって来たのは居間だ。
「それで、どうなったのですか?」
「まずクラウド殿下に指示され、毒を盛ったというメイドだが、行方をくらませた」
「何ですって!一体どういう事なの?」
「牢に投獄されていたはずなのだが、朝になって看守が見に行ったら、姿が無かったそうなんだ」
何ですって!きっと誰かが逃がしたのね。そう、誰かが…
「それで、クラウド様はどうなるの?」
「クラウド殿下なのだが、今日王族と貴族の会議が開かれ、明後日、処刑される事が決まったよ」
「そんな…明後日だなんて…」
「ミレニア、しっかりしろ!私も陛下も王太子も反対したのだが、王妃と他の貴族たちが押し切ってね。多数決で敗れてしまったんだ。とにかく、まだ1日だが時間がある。今、必死になって消えたメイドの行方を追っているよ」
明後日にはクラウド様が殺される…
どうしたらいいの?このままだと、クラウド様が殺されてしまう。
「ミレニア、今日クラウド殿下に会ったが、お前の事を随分と心配していたよ。大丈夫だ!絶対に殺させはしない!だから、少し落ち着きなさい」
お父様はそう言ったものの、さすがに厳しいだろう…
それにしても、こんな時までクラウド様は私の事を考えてくれているなんて!そう思ったら涙が止まらない。
それと同時に、悔しさが体中から沸きあがる。せっかく前世の記憶が戻って今まで頑張って来たのに、結局私はクラウド様を救えないの?
正直、どうやって自室に戻ったのか分からない。とにかくクラウド様を助けたい。でもどうすれば?
いっその事、地下牢に押し入って脱獄する?ダメよ、きっとすぐに捕まる。あの時、クラウド様に食事には行かないでと、強く伝えればこんな事にならなかったのかもしれない。
危険だと分かっていたのに、私は一体何をしていたのかしら?自分の不甲斐なさに苛立ちすら覚える。どうしたらいいのだろう…
結局その日は、考えながら眠ってしまった様だ。
翌日
放心状態のまま、学院へと向かった。家族やソフィー様からは休むように言われたが、学院に居た方がまだ気持ちも紛れると思ったのだ。それに、王太子から少しでもクラウド様の様子を聞きたいとも思った。
そう言えば、王太子もクラウド様の処刑には反対したのよね。それなら、協力してくれるかもしれないわ!
学院に着くなり、急いで教室に向かった。まだ王太子は来ていない様だ。再び門へと戻り、王太子の登校を待つ。今日は来るわよね。でも、来なかったらどうしよう…
その時だった。王太子がやって来たのだ。
「王太子殿下、おはようございます」
来るなり早速王太子を捕まえた。
「おはよう、ミレニア。今回の件、本当にすまなかった」
なぜか私の顔を見るなり、頭を下げる王太子。彼なりに責任を感じている様だ。
「王太子殿下、頭を上げてください。それで、クラウド様の様子は?」
「ああ、元気なのは元気なのだが、かなりショックを受けていたよ。でも、俺もまだ諦めるつもりはない!だからミレニアも諦めないでくれ!」
そうはっきり言い切った王太子。彼の目からは、嘘偽りは感じられない。それにしても、ここ数か月で随分と王太子も成長した!あんなに我が儘で自分の事しか考えられなかったのに、まさかクラウド様の事を心配するようになるなんて。て、今は王太子の事はどうでもいいのよ!それよりクラウド様の事だわ。
「それで、何かいい方法でもあるのですか?」
「いいや…とにかく今は、消えたメイドを追っている。この国では珍しい緑色の髪をしているから、結構目立つはずだ!」
「王太子殿下、今なんて言いましたか?緑色の髪と言いましたか?まさか、瞳の色はオレンジとか?」
「ミレニア、よく知っているな!そうだよ、その通りだ」
緑色の髪にオレンジの瞳。間違いない!反王政派の幹部で、小説でクラウド様を騙した人物だ。でも、どうして反王政派の人間がそんな事を?って、今はそんな事どうでもいい!
こうしてはいられないわ!
「王太子殿下、私は急用を思い出しましたので、これで失礼します」
「え…ミレニア?」
とにかくこうしてはいられないわ!一か八かやれる事はやらないと!
お父様も使用人に詰め寄った。
「私も詳しい話はよく分からないのですが、どうやら王太子殿下の食事に毒を入れる様メイドに指示したそうなのです。そのメイドが、王太子殿下が食事をする前に、泣いて白状したため、事なきを得たのです」
メイドに指示?まさか!
「そのメイドはどうなったの?どんなメイド?」
「申し訳ございません、そこまでは私にもわかりかねます」
もしかして、反王政派の幹部の女がクラウド様に罪を擦り付けようとした?でもそれなら辻褄が合わないわ。そもそも、反王政派は王太子を暗殺したいはず。だとすると、第一王子派が行った可能性が高い。
「それで、クラウド殿下は?」
「地下牢に投獄されました。でも、ご本人様は身の潔白を訴えておられます」
地下牢に投獄ですって…
ショックでその場に座り込んだ。
「ミレニア、しっかりしろ!クラウド殿下は多分第一王子派に嵌められたのだろう。とにかく今日は遅い、明日登城して、陛下に詳しい話を聞いて来る!ミレニア、きっと休めないだろうが、とにかく部屋に戻りなさい」
クラウド様が…
一体どうして?
このままだと、物語と同じ様にクラウド様が殺されてしまう!それだけは何が何でも阻止しないと!でも、どうすればいいの?
考えれば考える程分からない。結局一睡もできないまま、朝を迎えてしまった。
「ミレニア様、クラウド殿下が投獄されたと聞きましたわって、ミレニア様!大丈夫ですか?」
「おはよう、ソフィー様。大丈夫よ。とにかく今日は私も王宮に行くわ!学院は休むから、悪いけれど今日は1人で登校してくれるかしら」
「それは大丈夫ですが…ミレニア様、顔色が悪いですわ!少し横になった方が」
「ありがとう、横になったところで寝られないから!ソフィー様、気を付けて学院へ行ってくださいね」
そう言い残し、急いでお父様の元へと向かった。
「お父様、私も一緒に王宮へ行きます!」
「ミレニア、お前なんて顔をしているんだ!とにかくお前は学院に行きなさい!」
「嫌よ!クラウド様が心配なの、お願い、一緒に行かせて!」
「ダメだ!そもそも王宮に行ってもクラウド殿下には会えない!とにかく学院に行きなさい!」
しつこく食い下がったが、結局置いて行かれてしまった。そうだわ、学院に行けば、王太子に事情を聞けるかもしれない。
結局ソフィー様と一緒に学院に向かったのだが、どうやら王太子は休みの様だ。全く、こんな時に居ないなんて。役立たずもいいところだわ!
授業を受ける気にもなれず、保健室で休む事になった。先生やクラスメートたちも、私の顔を見て迷わず保健室を勧めてくれたので、有難かった。
やはり人間は疲れには勝てないのか、結局保健室で仮眠という名の爆睡をした後、急いでグラディス先生の元へと向かった。
「先生、クラウド様が大変なのです!」
「ああ、知っているよ!それにしても、まさかクラウド殿下が投獄されるなんて」
「きっと誰かに嵌められたのです!とにかく今から王宮に乗り込みたいので、透明人間になれる様なものはないですか?」
「そんな物ある訳がないだろう!」
やっぱり無いか!本当にどいつもこいつも、肝心な時に役に立たないのだから!とにかく、一度家に帰ってお父様からの報告を待たないと!
結局体調が悪いという理由で早退し、お父様の帰りを待つことにした。でも、待てど暮らせど帰ってこない!いい加減イライラし始めて、門の前までやって来た。すると、やっと帰って来た!
「ミレニア、こんなところで何をしているんだ!とにかく、屋敷に入るぞ」
お父様に連れられて、やって来たのは居間だ。
「それで、どうなったのですか?」
「まずクラウド殿下に指示され、毒を盛ったというメイドだが、行方をくらませた」
「何ですって!一体どういう事なの?」
「牢に投獄されていたはずなのだが、朝になって看守が見に行ったら、姿が無かったそうなんだ」
何ですって!きっと誰かが逃がしたのね。そう、誰かが…
「それで、クラウド様はどうなるの?」
「クラウド殿下なのだが、今日王族と貴族の会議が開かれ、明後日、処刑される事が決まったよ」
「そんな…明後日だなんて…」
「ミレニア、しっかりしろ!私も陛下も王太子も反対したのだが、王妃と他の貴族たちが押し切ってね。多数決で敗れてしまったんだ。とにかく、まだ1日だが時間がある。今、必死になって消えたメイドの行方を追っているよ」
明後日にはクラウド様が殺される…
どうしたらいいの?このままだと、クラウド様が殺されてしまう。
「ミレニア、今日クラウド殿下に会ったが、お前の事を随分と心配していたよ。大丈夫だ!絶対に殺させはしない!だから、少し落ち着きなさい」
お父様はそう言ったものの、さすがに厳しいだろう…
それにしても、こんな時までクラウド様は私の事を考えてくれているなんて!そう思ったら涙が止まらない。
それと同時に、悔しさが体中から沸きあがる。せっかく前世の記憶が戻って今まで頑張って来たのに、結局私はクラウド様を救えないの?
正直、どうやって自室に戻ったのか分からない。とにかくクラウド様を助けたい。でもどうすれば?
いっその事、地下牢に押し入って脱獄する?ダメよ、きっとすぐに捕まる。あの時、クラウド様に食事には行かないでと、強く伝えればこんな事にならなかったのかもしれない。
危険だと分かっていたのに、私は一体何をしていたのかしら?自分の不甲斐なさに苛立ちすら覚える。どうしたらいいのだろう…
結局その日は、考えながら眠ってしまった様だ。
翌日
放心状態のまま、学院へと向かった。家族やソフィー様からは休むように言われたが、学院に居た方がまだ気持ちも紛れると思ったのだ。それに、王太子から少しでもクラウド様の様子を聞きたいとも思った。
そう言えば、王太子もクラウド様の処刑には反対したのよね。それなら、協力してくれるかもしれないわ!
学院に着くなり、急いで教室に向かった。まだ王太子は来ていない様だ。再び門へと戻り、王太子の登校を待つ。今日は来るわよね。でも、来なかったらどうしよう…
その時だった。王太子がやって来たのだ。
「王太子殿下、おはようございます」
来るなり早速王太子を捕まえた。
「おはよう、ミレニア。今回の件、本当にすまなかった」
なぜか私の顔を見るなり、頭を下げる王太子。彼なりに責任を感じている様だ。
「王太子殿下、頭を上げてください。それで、クラウド様の様子は?」
「ああ、元気なのは元気なのだが、かなりショックを受けていたよ。でも、俺もまだ諦めるつもりはない!だからミレニアも諦めないでくれ!」
そうはっきり言い切った王太子。彼の目からは、嘘偽りは感じられない。それにしても、ここ数か月で随分と王太子も成長した!あんなに我が儘で自分の事しか考えられなかったのに、まさかクラウド様の事を心配するようになるなんて。て、今は王太子の事はどうでもいいのよ!それよりクラウド様の事だわ。
「それで、何かいい方法でもあるのですか?」
「いいや…とにかく今は、消えたメイドを追っている。この国では珍しい緑色の髪をしているから、結構目立つはずだ!」
「王太子殿下、今なんて言いましたか?緑色の髪と言いましたか?まさか、瞳の色はオレンジとか?」
「ミレニア、よく知っているな!そうだよ、その通りだ」
緑色の髪にオレンジの瞳。間違いない!反王政派の幹部で、小説でクラウド様を騙した人物だ。でも、どうして反王政派の人間がそんな事を?って、今はそんな事どうでもいい!
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