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第2章
第29話:家族三人で幸せな家庭を築いていきます
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しばらくアーニーの様子を見ていたキーキだったが、飽きてきたのか
「ローラ、アーニー、また来るわね」
と言い残し、妖精界に帰って行った。
「やっとうるさいのが帰ったな。さあ、そろそろ俺の両親が押しかけてきそうだ。それまでローラはゆっくりしていてくれ」
そう言ってアー二ーをあやし始めたアーサー様。
その時だった。
「ローラちゃん、赤ちゃんが産まれたのですってね。おめでとう」
やって来たのは、お義父様とお義母様だ。
「母上、急に入って来るな!非常識だろう」
すかさずアーサー様がお義母様を怒鳴りつけた。
「アーサー…あなた…目が覚めたのね」
「本当だ、アーサーが…」
アーサー様に抱き着く義両親。お義母様はもちろん、お義父様も涙を流している。お義父様が涙を流す姿、初めて見たわ…
「もう、目が覚めたなら、なぜすぐに教えてくれないのよ!どれほど心配したと思っているの」
「昨日のローラの出産中に目が覚めたんだ。昨日はそれどころではなかったので…でも、心配をおかけして申し訳ございませんでした」
アーサー様が義両親に謝っている。
「もう、本当よ。でも、目を覚ましてくれて本当によかったわ」
再びお義母様が、アーサー様に抱き着いた。アーサー様も、お義母様を抱きしめている。
しばらくは親子の再会を見守った。少し落ち着いた後は、早速アーニーを見せた。
「まあ、なんて可愛いのかしら。それにしても、アーサーにそっくりね」
「本当にそっくりだ。可愛いなぁ」
二人共嬉しそうに抱っこしていた。そうしている間に、家の両親、姉家族、兄家族、さらにレオナルド様家族もやって来た。
「アーサー、お前いつ目覚めたんだよ!俺たちがどれほど心配したか!」
そう言ってレオナルド様がアーサー様に抱き着いていた。アルフィーお義兄様も目に涙を浮かべている。
「レオナルド、お前には色々と迷惑を掛けてすまなかったな。昨日ローラの出産中に目が覚めたんだ。明日にでも一度騎士団に行って、今後の事を話そうと思っている」
「分かったよ。とにかく、元気そうでよかった」
そう言って涙を拭うレオナルド様。その後、皆がアーニーを抱っこした。そして全員が「アーサー(様)にそっくり」と言っていた。確かに髪も瞳の色も同じだものね。まさか、ここまでそっくりな子が産まれて来るなんて。
しばらくアーニーを抱っこした面々は、一斉に帰って行った。
「やっとうるさいのが帰って行ったな。やっぱり今日の朝、使いを出してよかった。あんなにもうるさい奴らが一気に来たら、ローラもゆっくりできなかっただろう」
確かにそうね。昨日はさすがに疲れていたから、あの人数の相手は大変だったかもしれない。そう思うと、アーサー様のファインプレーだ。
翌日、アーサー様は今後の話をする為、騎士団へと向かった。そして、昼過ぎには帰って来た。随分と早い帰宅だ。
「アーサー様、随分と早かったのですね」
「ああ、今日は正式に辞表を出して来ただけだからな」
「え、騎士団を辞めるのですか?どうして?」
あんなに一生懸命頑張っていた騎士団を辞めるだなんて!
「今回の魔物討伐で感じたんだ。これ以上は無理だって。それに俺には、守るべき大切な人たちが出来た。もちろん、ローラとアーニーだ。二人をこれからしっかり守る為にも、騎士団はもう続けられない。それに、父上から近々公爵を譲り受ける事になったしな。俺はそこまで器用ではない。公爵の仕事と騎士団長、両方は無理だ。それにどうやらアーニーは魔力持ちの様だし。出来るだけ傍にいてやりたいと思っている。とにかく、これからは本家に通いながら、本格的に公爵の仕事を引き継いでいく予定だ」
「そうですか、分かりました。アーサー様が決めた事なら、私はそれに従うまでです。それじゃあ、早速お疲れ様でした会&快気祝いをしないといけませんね」
「アーニーの出産のお祝いもな」
そう言って笑ったアーサー様。アーサー様の話しでは、レオナルド様も近々騎士団を辞めるらしい。レオナルド様もアーサー様と同じ23歳。そろそろ侯爵家を本格的に継ぐ準備をするとの事。
「さあ、ローラ、そろそろ横にならないと。お前はまだ産後三日目なんだぞ。とにかく今は体を休める事を最優先に考えるんだ」
そう言って私を抱きかかえたアーサー様によって、そのままベッドに寝かされた。そしてなぜかアーサー様もベッドに潜り込んできた。
「ローラ、巨大コブラの毒を食らい、意識が薄れゆく中、真っ先に顔が浮かんだ相手はローラだった。ローラを残して死ねない。そう思って、無意識にコレを握ったんだ」
胸元から取り出したのは、私が最初の討伐の時にあげたお守りだ。もうボロボロすぎて、ただのボロキレにしか見えないが…
「その後、長い夢を見ていた。正直どんな夢か全然覚えていないが。そんな中、ローラの声が聞こえたんだ。”アーサー様、起きて下さい!アーサー様”てな。それで、気が付いたらローラが陣痛で苦しんでいたって訳だ。結局俺は、いつもローラに助けられてばかりだな。今回も、ローラのおかげで目覚めた様なものだ」
「まあ、そんな事があったのですね。でも、私は何もしておりませんわ。きっとアーサー様の、生きたい!目覚めたいと言う強い思いが、奇跡を生んだのだと思います」
「そうかな、俺はローラが俺を目覚めさせてくれたと思っている。ローラ、討伐に行っていた期間も含めると約八ヶ月間、寂しい思いをさせてしまい本当にすまなかった。でも、これからはずっと一緒だ。アーニーが少し大きくなったら、領地にも三人で行こう。それから、メイソンに会いにモンサラ王国に行くのもいいな」
「領地にモンサラ王国ですか。それは楽しみですわ。領地の皆、元気にしているかしら?アーニーを連れて行ったら、きっと喜びますね」
エヴァちゃんのお誕生日のお祝い用にと、ミラ様から頼まれたカエルのぬいぐるみ。肌の弱いエヴァちゃんの為に、領地に出向いて生地選びをしたのだったわ。
懐かしいわね…
あの時はまさかアーサー様とこんな風になるなんて、思ってもみなかった。人生本当に何が起こるか分からない。
それにこれからはずっと、アーサー様とアーニーと一緒にいられる。そう思ったら、ものすごく嬉しい。辛くて寂しくてどうしようもない事もあった。ずっと眠ったままのアーサー様を見つめ、心が折れてしまいそうな時もあった。
でも、今は…
これからきっと、楽しい事が沢山待っているだろう。そう、家族三人で、沢山の思い出を作っていきたい。
「ホンギャーーー」
「アーニーが泣き出したわ。もうお腹が空いたのかしら?」
「ローラ、俺がアーニーを連れて来るよ、ちょっと待っていてくれ」
ベビーベッドで泣きじゃくるアーニーを抱きかかえたアーサー様が、急いで私の元へと連れてきてくれた。アーサー様からアーニーを受け取ろうとした瞬間、なぜかピタと泣き止んだのだ。
その姿がなんだか可笑しくて、アーサー様と二人で笑った。
そう、その姿はまさに、私の作った親子三人のぬいぐるみの姿そのものだった。
おしまい
※第二章の修正版は、これにて完結です。
今後、また番外編を投稿していくかもしれません。
その時は、どうぞよろしくお願いいたしますm(__)m
最後までお読みいただき、ありがとうございました(*^-^*)
「ローラ、アーニー、また来るわね」
と言い残し、妖精界に帰って行った。
「やっとうるさいのが帰ったな。さあ、そろそろ俺の両親が押しかけてきそうだ。それまでローラはゆっくりしていてくれ」
そう言ってアー二ーをあやし始めたアーサー様。
その時だった。
「ローラちゃん、赤ちゃんが産まれたのですってね。おめでとう」
やって来たのは、お義父様とお義母様だ。
「母上、急に入って来るな!非常識だろう」
すかさずアーサー様がお義母様を怒鳴りつけた。
「アーサー…あなた…目が覚めたのね」
「本当だ、アーサーが…」
アーサー様に抱き着く義両親。お義母様はもちろん、お義父様も涙を流している。お義父様が涙を流す姿、初めて見たわ…
「もう、目が覚めたなら、なぜすぐに教えてくれないのよ!どれほど心配したと思っているの」
「昨日のローラの出産中に目が覚めたんだ。昨日はそれどころではなかったので…でも、心配をおかけして申し訳ございませんでした」
アーサー様が義両親に謝っている。
「もう、本当よ。でも、目を覚ましてくれて本当によかったわ」
再びお義母様が、アーサー様に抱き着いた。アーサー様も、お義母様を抱きしめている。
しばらくは親子の再会を見守った。少し落ち着いた後は、早速アーニーを見せた。
「まあ、なんて可愛いのかしら。それにしても、アーサーにそっくりね」
「本当にそっくりだ。可愛いなぁ」
二人共嬉しそうに抱っこしていた。そうしている間に、家の両親、姉家族、兄家族、さらにレオナルド様家族もやって来た。
「アーサー、お前いつ目覚めたんだよ!俺たちがどれほど心配したか!」
そう言ってレオナルド様がアーサー様に抱き着いていた。アルフィーお義兄様も目に涙を浮かべている。
「レオナルド、お前には色々と迷惑を掛けてすまなかったな。昨日ローラの出産中に目が覚めたんだ。明日にでも一度騎士団に行って、今後の事を話そうと思っている」
「分かったよ。とにかく、元気そうでよかった」
そう言って涙を拭うレオナルド様。その後、皆がアーニーを抱っこした。そして全員が「アーサー(様)にそっくり」と言っていた。確かに髪も瞳の色も同じだものね。まさか、ここまでそっくりな子が産まれて来るなんて。
しばらくアーニーを抱っこした面々は、一斉に帰って行った。
「やっとうるさいのが帰って行ったな。やっぱり今日の朝、使いを出してよかった。あんなにもうるさい奴らが一気に来たら、ローラもゆっくりできなかっただろう」
確かにそうね。昨日はさすがに疲れていたから、あの人数の相手は大変だったかもしれない。そう思うと、アーサー様のファインプレーだ。
翌日、アーサー様は今後の話をする為、騎士団へと向かった。そして、昼過ぎには帰って来た。随分と早い帰宅だ。
「アーサー様、随分と早かったのですね」
「ああ、今日は正式に辞表を出して来ただけだからな」
「え、騎士団を辞めるのですか?どうして?」
あんなに一生懸命頑張っていた騎士団を辞めるだなんて!
「今回の魔物討伐で感じたんだ。これ以上は無理だって。それに俺には、守るべき大切な人たちが出来た。もちろん、ローラとアーニーだ。二人をこれからしっかり守る為にも、騎士団はもう続けられない。それに、父上から近々公爵を譲り受ける事になったしな。俺はそこまで器用ではない。公爵の仕事と騎士団長、両方は無理だ。それにどうやらアーニーは魔力持ちの様だし。出来るだけ傍にいてやりたいと思っている。とにかく、これからは本家に通いながら、本格的に公爵の仕事を引き継いでいく予定だ」
「そうですか、分かりました。アーサー様が決めた事なら、私はそれに従うまでです。それじゃあ、早速お疲れ様でした会&快気祝いをしないといけませんね」
「アーニーの出産のお祝いもな」
そう言って笑ったアーサー様。アーサー様の話しでは、レオナルド様も近々騎士団を辞めるらしい。レオナルド様もアーサー様と同じ23歳。そろそろ侯爵家を本格的に継ぐ準備をするとの事。
「さあ、ローラ、そろそろ横にならないと。お前はまだ産後三日目なんだぞ。とにかく今は体を休める事を最優先に考えるんだ」
そう言って私を抱きかかえたアーサー様によって、そのままベッドに寝かされた。そしてなぜかアーサー様もベッドに潜り込んできた。
「ローラ、巨大コブラの毒を食らい、意識が薄れゆく中、真っ先に顔が浮かんだ相手はローラだった。ローラを残して死ねない。そう思って、無意識にコレを握ったんだ」
胸元から取り出したのは、私が最初の討伐の時にあげたお守りだ。もうボロボロすぎて、ただのボロキレにしか見えないが…
「その後、長い夢を見ていた。正直どんな夢か全然覚えていないが。そんな中、ローラの声が聞こえたんだ。”アーサー様、起きて下さい!アーサー様”てな。それで、気が付いたらローラが陣痛で苦しんでいたって訳だ。結局俺は、いつもローラに助けられてばかりだな。今回も、ローラのおかげで目覚めた様なものだ」
「まあ、そんな事があったのですね。でも、私は何もしておりませんわ。きっとアーサー様の、生きたい!目覚めたいと言う強い思いが、奇跡を生んだのだと思います」
「そうかな、俺はローラが俺を目覚めさせてくれたと思っている。ローラ、討伐に行っていた期間も含めると約八ヶ月間、寂しい思いをさせてしまい本当にすまなかった。でも、これからはずっと一緒だ。アーニーが少し大きくなったら、領地にも三人で行こう。それから、メイソンに会いにモンサラ王国に行くのもいいな」
「領地にモンサラ王国ですか。それは楽しみですわ。領地の皆、元気にしているかしら?アーニーを連れて行ったら、きっと喜びますね」
エヴァちゃんのお誕生日のお祝い用にと、ミラ様から頼まれたカエルのぬいぐるみ。肌の弱いエヴァちゃんの為に、領地に出向いて生地選びをしたのだったわ。
懐かしいわね…
あの時はまさかアーサー様とこんな風になるなんて、思ってもみなかった。人生本当に何が起こるか分からない。
それにこれからはずっと、アーサー様とアーニーと一緒にいられる。そう思ったら、ものすごく嬉しい。辛くて寂しくてどうしようもない事もあった。ずっと眠ったままのアーサー様を見つめ、心が折れてしまいそうな時もあった。
でも、今は…
これからきっと、楽しい事が沢山待っているだろう。そう、家族三人で、沢山の思い出を作っていきたい。
「ホンギャーーー」
「アーニーが泣き出したわ。もうお腹が空いたのかしら?」
「ローラ、俺がアーニーを連れて来るよ、ちょっと待っていてくれ」
ベビーベッドで泣きじゃくるアーニーを抱きかかえたアーサー様が、急いで私の元へと連れてきてくれた。アーサー様からアーニーを受け取ろうとした瞬間、なぜかピタと泣き止んだのだ。
その姿がなんだか可笑しくて、アーサー様と二人で笑った。
そう、その姿はまさに、私の作った親子三人のぬいぐるみの姿そのものだった。
おしまい
※第二章の修正版は、これにて完結です。
今後、また番外編を投稿していくかもしれません。
その時は、どうぞよろしくお願いいたしますm(__)m
最後までお読みいただき、ありがとうございました(*^-^*)
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