24 / 27
第24話:まずはアモーレ王国の王都に向かいます
しおりを挟む
温かくて心地の良い温もり…この温もりは…
ゆっくり目を開けると
「おはよう、レティシア」
目に飛び込んできたのは、リアム様の顔だ。それもかなり至近距離で…
「おはようございます。リアム様」
どうやらリアム様の腕に抱かれて眠っていた様だ。お互い何も着ていない為、ダイレクトで温もりを感じる。それにしても、リアム様は華奢な体だと思っていたけれど、実はしっかり筋肉が付いているという事が分かった。
特に胸板が凄い。ついスリスリしてしまう。
「レティシア、随分と積極的だね。昨日は無理をさせてしまったかと思ったけれど、意外と元気そうだし、今からもう一回抱こうかな」
「今からですか?」
何だかんだ言ってやっぱり根は優しいリアム様。昨日の夜は、それはそれは優しくしてもらった。そのお陰で朝から比較的元気だ。でも、まだ体に痛みが…
そう考えているうちに、唇を塞がれてしまった。そのままどんどん深くなっていく。結局朝からたっぷり愛されたのであった。
「…シア、レティシア。そろそろ起きて」
う~ん、この声は…
ゆっくり目を開けると、再びリアム様の顔が。でもまだ眠い…リアム様の胸に顔を埋め、再び目を閉じようとしたのだが…
「レティシア、目を開けて。もうお昼だよ!ほら、早く着替えて移動するよ」
えっ?もうお昼?窓の外に目をやると、確かに太陽が随分高くまで昇っていた。
「大変ですわ。お昼まで眠っているなんて、なんて事でしょう」
でも待って、私はちゃんと朝起きたわ。それなのにリアム様が、あんな事をするから…思い出したら一気に恥ずかしくなり、真っ赤な顔で俯いてしまった。
「レティシア、どうしたんだい?真っ赤な顔をして。さあ、服を持って来てあげるからここで待っているんだよ」
いつの間にか着替えていたリアム様に洋服を渡され、急いで着替える。着替えが終わると、なぜが首と腕に鎖を付けられた。
「どうして鎖を付けるのですか?昨日チップを埋め込みましたよね?」
さすがに抗議の声を上げるが
「何を言っているんだ!チップを埋めたからって油断できない。とにかくパンドラ王国に着くまで、移動するときは鎖で繋ぐからね。これも君が僕から逃げ出した罰だ!それに基本的に馬車移動だから、誰にも見られないよ。さすがにレストランに入るときは、外してあげるから」
と、きつめの口調で言われてしまった。昨日よりか少し顔色が良くなったリアム様。それでも怒ると目が血走るのが怖い。これ以上怒らせるのも正直怖いので、大人しく繋がれておく事にした。
そしてそのまま抱きかかえられ、馬車に乗せられた。もちろん抵抗する事は許されない。大人しくリアム様に抱っこされるしかない。
馬車に乗り込むと、もちろんリアム様の膝の上に座らされた。
「寝坊したから、朝昼兼用になってしまってごめんね。さあ、お腹が空いているだろう。馬車の中で悪いのだが、食事をしよう」
そう言うと、バスケットの中からサンドウィッチを取り出し、私の口に入れてくれた。分厚いお肉と新鮮な野菜がサンドされた、物凄く豪華なサンドウィッチだ。さらに野菜たっぷりのスープも準備してくれた。
もちろん私も、リアム様の口に運ぶ。たくさん食べてもらって、早く以前の様なリアム様に戻って欲しい。
「馬車の中で食べる食事も美味しいですわね。まるでピクニックに来たみたい」
「そうだね、パンドラ王国に着いたら、こうやって外で食事をする事も無いだろうから、今のうちに楽しんでおくといいよ」
そう言うと、にっこり笑ったリアム様。一体どういう事だろう。外で食べる事が無くなる?あぁ、そうか、私は次期王妃として公務をこなさないといけないから、こんな風に外でゆっくり食事をする事は出来ないと言う意味ね。
結果的に半年以上も好き勝手させて頂いたのだから、王宮に戻ったらしっかり働かないと。でも、こんな私を陛下や王妃様、他の家臣たちは認めてくれるのかしら?
「ねえリアム様、何の後ろ盾がない、それも黙って国を出た私が国に帰っても大丈夫かしら?皆に受け入れられるかしら?」
「まだそんなくだらない事を心配しているのかい?君がいなくなってから、僕が王太子の仕事も食事もままならない状況になった事を目の前で皆見ているんだよ!王宮総出で君を必死に探していたんだ。きっと今頃君が見つかったという事で、お祭り騒ぎになっているはずだよ」
確かに今のリアム様のやつれっぷりを見たら、何となく想像が付く。まさか私の誤解のせいで、こんな大騒ぎになってしまっていたなんて…なんだか申し訳ない事をしたわね。
この日もホテルに泊まり、翌日は朝から王都へと向かって出発した。馬車で直接向かっているので、2日程度で王都に着くとの事。
「ほらレティシア、もう王都が見えて来たよ」
ふと窓の外を見ると、そこには大きな街が見えてきた。たくさんの建物が立ち並び、人々であふれている。半年前、ここに来た時はとにかく必死で、街を見る余裕などなかった。街のつくりはパンドラ王国とほとんど変わらないわね。
あっ、あれは最初に泊まったホテルだわ。あそこは役所ね。1人なつかしさを感じているうちに、今日泊まるホテルに着いたようだ。私が最初に泊まったホテルと比べると、かなり立派だ。
いつもの様にリアム様に抱っこされ、ホテルの部屋へと向かう。
「今日はこのホテルに泊まって、明日の朝パンドラ王国に向かおう。とりあえず僕は今からアモーレ王国の王族たちに挨拶をしてくるから、レティシアはここでいい子に待っているんだよ」
「アモーレ王国の王族にですか?挨拶には、私は行かなくてよろしいのですか?」
そもそも、私を探すためにアモーレ王国の王族たちは動いてくれていたのだ。私が直接行ってお礼を言うのが筋というものだろう。そう思ったのだが…
「レティシアはそんなにアモーレ王国の王族に会いたいのかい?もしかして、アモーレ王国の王族に取り入って、僕から逃げようとしているのではないよね?」
ものすごく怖い顔でそう言い放ったリアム様。もう、どうしてそんな発想になるのよ!
「何をおっしゃっているのですか!私はただ、アモーレ王国の王族の方たちに私のせいでご迷惑をおかけしたので、そのお詫びをと思っただけです!そもそもアモーレ王国の王族の方の顔すら知らないのですよ」
さすがに抗議をしたのだが…
「君はこんなにも美しいんだぞ!万が一ということも考えられる。そもそも君は一度僕を裏切っているんだ!ありとあらゆる可能性を考えるのは当然のこと。とにかく君はここにいる事、いいね」
そういうと、私の手についていた鎖をベッドの足につないで、ベッドに寝かす。さらに口移しで何か薬の様なものを飲まされた。一気に瞼が重くなる。
「できるだけ早く帰ってくるから、いい子で待っているんだよ」
私の頭をなで、部屋から出ていくリアム様。もうダメ、眠い…
ゆっくり瞼を閉じたレティシアであった。
ゆっくり目を開けると
「おはよう、レティシア」
目に飛び込んできたのは、リアム様の顔だ。それもかなり至近距離で…
「おはようございます。リアム様」
どうやらリアム様の腕に抱かれて眠っていた様だ。お互い何も着ていない為、ダイレクトで温もりを感じる。それにしても、リアム様は華奢な体だと思っていたけれど、実はしっかり筋肉が付いているという事が分かった。
特に胸板が凄い。ついスリスリしてしまう。
「レティシア、随分と積極的だね。昨日は無理をさせてしまったかと思ったけれど、意外と元気そうだし、今からもう一回抱こうかな」
「今からですか?」
何だかんだ言ってやっぱり根は優しいリアム様。昨日の夜は、それはそれは優しくしてもらった。そのお陰で朝から比較的元気だ。でも、まだ体に痛みが…
そう考えているうちに、唇を塞がれてしまった。そのままどんどん深くなっていく。結局朝からたっぷり愛されたのであった。
「…シア、レティシア。そろそろ起きて」
う~ん、この声は…
ゆっくり目を開けると、再びリアム様の顔が。でもまだ眠い…リアム様の胸に顔を埋め、再び目を閉じようとしたのだが…
「レティシア、目を開けて。もうお昼だよ!ほら、早く着替えて移動するよ」
えっ?もうお昼?窓の外に目をやると、確かに太陽が随分高くまで昇っていた。
「大変ですわ。お昼まで眠っているなんて、なんて事でしょう」
でも待って、私はちゃんと朝起きたわ。それなのにリアム様が、あんな事をするから…思い出したら一気に恥ずかしくなり、真っ赤な顔で俯いてしまった。
「レティシア、どうしたんだい?真っ赤な顔をして。さあ、服を持って来てあげるからここで待っているんだよ」
いつの間にか着替えていたリアム様に洋服を渡され、急いで着替える。着替えが終わると、なぜが首と腕に鎖を付けられた。
「どうして鎖を付けるのですか?昨日チップを埋め込みましたよね?」
さすがに抗議の声を上げるが
「何を言っているんだ!チップを埋めたからって油断できない。とにかくパンドラ王国に着くまで、移動するときは鎖で繋ぐからね。これも君が僕から逃げ出した罰だ!それに基本的に馬車移動だから、誰にも見られないよ。さすがにレストランに入るときは、外してあげるから」
と、きつめの口調で言われてしまった。昨日よりか少し顔色が良くなったリアム様。それでも怒ると目が血走るのが怖い。これ以上怒らせるのも正直怖いので、大人しく繋がれておく事にした。
そしてそのまま抱きかかえられ、馬車に乗せられた。もちろん抵抗する事は許されない。大人しくリアム様に抱っこされるしかない。
馬車に乗り込むと、もちろんリアム様の膝の上に座らされた。
「寝坊したから、朝昼兼用になってしまってごめんね。さあ、お腹が空いているだろう。馬車の中で悪いのだが、食事をしよう」
そう言うと、バスケットの中からサンドウィッチを取り出し、私の口に入れてくれた。分厚いお肉と新鮮な野菜がサンドされた、物凄く豪華なサンドウィッチだ。さらに野菜たっぷりのスープも準備してくれた。
もちろん私も、リアム様の口に運ぶ。たくさん食べてもらって、早く以前の様なリアム様に戻って欲しい。
「馬車の中で食べる食事も美味しいですわね。まるでピクニックに来たみたい」
「そうだね、パンドラ王国に着いたら、こうやって外で食事をする事も無いだろうから、今のうちに楽しんでおくといいよ」
そう言うと、にっこり笑ったリアム様。一体どういう事だろう。外で食べる事が無くなる?あぁ、そうか、私は次期王妃として公務をこなさないといけないから、こんな風に外でゆっくり食事をする事は出来ないと言う意味ね。
結果的に半年以上も好き勝手させて頂いたのだから、王宮に戻ったらしっかり働かないと。でも、こんな私を陛下や王妃様、他の家臣たちは認めてくれるのかしら?
「ねえリアム様、何の後ろ盾がない、それも黙って国を出た私が国に帰っても大丈夫かしら?皆に受け入れられるかしら?」
「まだそんなくだらない事を心配しているのかい?君がいなくなってから、僕が王太子の仕事も食事もままならない状況になった事を目の前で皆見ているんだよ!王宮総出で君を必死に探していたんだ。きっと今頃君が見つかったという事で、お祭り騒ぎになっているはずだよ」
確かに今のリアム様のやつれっぷりを見たら、何となく想像が付く。まさか私の誤解のせいで、こんな大騒ぎになってしまっていたなんて…なんだか申し訳ない事をしたわね。
この日もホテルに泊まり、翌日は朝から王都へと向かって出発した。馬車で直接向かっているので、2日程度で王都に着くとの事。
「ほらレティシア、もう王都が見えて来たよ」
ふと窓の外を見ると、そこには大きな街が見えてきた。たくさんの建物が立ち並び、人々であふれている。半年前、ここに来た時はとにかく必死で、街を見る余裕などなかった。街のつくりはパンドラ王国とほとんど変わらないわね。
あっ、あれは最初に泊まったホテルだわ。あそこは役所ね。1人なつかしさを感じているうちに、今日泊まるホテルに着いたようだ。私が最初に泊まったホテルと比べると、かなり立派だ。
いつもの様にリアム様に抱っこされ、ホテルの部屋へと向かう。
「今日はこのホテルに泊まって、明日の朝パンドラ王国に向かおう。とりあえず僕は今からアモーレ王国の王族たちに挨拶をしてくるから、レティシアはここでいい子に待っているんだよ」
「アモーレ王国の王族にですか?挨拶には、私は行かなくてよろしいのですか?」
そもそも、私を探すためにアモーレ王国の王族たちは動いてくれていたのだ。私が直接行ってお礼を言うのが筋というものだろう。そう思ったのだが…
「レティシアはそんなにアモーレ王国の王族に会いたいのかい?もしかして、アモーレ王国の王族に取り入って、僕から逃げようとしているのではないよね?」
ものすごく怖い顔でそう言い放ったリアム様。もう、どうしてそんな発想になるのよ!
「何をおっしゃっているのですか!私はただ、アモーレ王国の王族の方たちに私のせいでご迷惑をおかけしたので、そのお詫びをと思っただけです!そもそもアモーレ王国の王族の方の顔すら知らないのですよ」
さすがに抗議をしたのだが…
「君はこんなにも美しいんだぞ!万が一ということも考えられる。そもそも君は一度僕を裏切っているんだ!ありとあらゆる可能性を考えるのは当然のこと。とにかく君はここにいる事、いいね」
そういうと、私の手についていた鎖をベッドの足につないで、ベッドに寝かす。さらに口移しで何か薬の様なものを飲まされた。一気に瞼が重くなる。
「できるだけ早く帰ってくるから、いい子で待っているんだよ」
私の頭をなで、部屋から出ていくリアム様。もうダメ、眠い…
ゆっくり瞼を閉じたレティシアであった。
71
お気に入りに追加
5,464
あなたにおすすめの小説

結婚して5年、冷たい夫に離縁を申し立てたらみんなに止められています。
真田どんぐり
恋愛
ー5年前、ストレイ伯爵家の美しい令嬢、アルヴィラ・ストレイはアレンベル侯爵家の侯爵、ダリウス・アレンベルと結婚してアルヴィラ・アレンベルへとなった。
親同士に決められた政略結婚だったが、アルヴィラは旦那様とちゃんと愛し合ってやっていこうと決意していたのに……。
そんな決意を打ち砕くかのように旦那様の態度はずっと冷たかった。
(しかも私にだけ!!)
社交界に行っても、使用人の前でもどんな時でも冷たい態度を取られた私は周りの噂の恰好の的。
最初こそ我慢していたが、ある日、偶然旦那様とその幼馴染の不倫疑惑を耳にする。
(((こんな仕打ち、あんまりよーー!!)))
旦那様の態度にとうとう耐えられなくなった私は、ついに離縁を決意したーーーー。

愚か者は幸せを捨てた
矢野りと
恋愛
相思相愛で結ばれた二人がある日、分かれることになった。夫を愛しているサラは別れを拒んだが、夫であるマキタは非情な手段でサラとの婚姻関係そのものをなかったことにしてしまった。
だがそれは男の本意ではなかった…。
魅了の呪縛から解き放たれた男が我に返った時、そこに幸せはなかった。
最愛の人を失った男が必死に幸せを取り戻そうとするが…。

婚約破棄寸前だった令嬢が殺されかけて眠り姫となり意識を取り戻したら世界が変わっていた話
ひよこ麺
恋愛
シルビア・ベアトリス侯爵令嬢は何もかも完璧なご令嬢だった。婚約者であるリベリオンとの関係を除いては。
リベリオンは公爵家の嫡男で完璧だけれどとても冷たい人だった。それでも彼の幼馴染みで病弱な男爵令嬢のリリアにはとても優しくしていた。
婚約者のシルビアには笑顔ひとつ向けてくれないのに。
どんなに尽くしても努力しても完璧な立ち振る舞いをしても振り返らないリベリオンに疲れてしまったシルビア。その日も舞踏会でエスコートだけしてリリアと居なくなってしまったリベリオンを見ているのが悲しくなりテラスでひとり夜風に当たっていたところ、いきなり何者かに後ろから押されて転落してしまう。
死は免れたが、テラスから転落した際に頭を強く打ったシルビアはそのまま意識を失い、昏睡状態となってしまう。それから3年の月日が流れ、目覚めたシルビアを取り巻く世界は変っていて……
※正常な人があまりいない話です。
挙式後すぐに離婚届を手渡された私は、この結婚は予め捨てられることが確定していた事実を知らされました
結城芙由奈@2/28コミカライズ発売
恋愛
【結婚した日に、「君にこれを預けておく」と離婚届を手渡されました】
今日、私は子供の頃からずっと大好きだった人と結婚した。しかし、式の後に絶望的な事を彼に言われた。
「ごめん、本当は君とは結婚したくなかったんだ。これを預けておくから、その気になったら提出してくれ」
そう言って手渡されたのは何と離婚届けだった。
そしてどこまでも冷たい態度の夫の行動に傷つけられていく私。
けれどその裏には私の知らない、ある深い事情が隠されていた。
その真意を知った時、私は―。
※暫く鬱展開が続きます
※他サイトでも投稿中

このたび、あこがれ騎士さまの妻になりました。
若松だんご
恋愛
「リリー。アナタ、結婚なさい」
それは、ある日突然、おつかえする王妃さまからくだされた命令。
まるで、「そこの髪飾りと取って」とか、「窓を開けてちょうだい」みたいなノリで発せられた。
お相手は、王妃さまのかつての乳兄弟で護衛騎士、エディル・ロードリックさま。
わたしのあこがれの騎士さま。
だけど、ちょっと待って!! 結婚だなんて、いくらなんでもそれはイキナリすぎるっ!!
「アナタたちならお似合いだと思うんだけど?」
そう思うのは、王妃さまだけですよ、絶対。
「試しに、二人で暮らしなさい。これは命令です」
なーんて、王妃さまの命令で、エディルさまの妻(仮)になったわたし。
あこがれの騎士さまと一つ屋根の下だなんてっ!!
わたし、どうなっちゃうのっ!? 妻(仮)ライフ、ドキドキしすぎで心臓がもたないっ!!
【完結】365日後の花言葉
Ringo
恋愛
許せなかった。
幼い頃からの婚約者でもあり、誰よりも大好きで愛していたあなただからこそ。
あなたの裏切りを知った翌朝、私の元に届いたのはゼラニウムの花束。
“ごめんなさい”
言い訳もせず、拒絶し続ける私の元に通い続けるあなたの愛情を、私はもう一度信じてもいいの?
※勢いよく本編完結しまして、番外編ではイチャイチャするふたりのその後をお届けします。

【完結】大好き、と告白するのはこれを最後にします!
高瀬船
恋愛
侯爵家の嫡男、レオン・アルファストと伯爵家のミュラー・ハドソンは建国から続く由緒ある家柄である。
7歳年上のレオンが大好きで、ミュラーは幼い頃から彼にべったり。ことある事に大好き!と伝え、少女へと成長してからも顔を合わせる度に結婚して!ともはや挨拶のように熱烈に求婚していた。
だけど、いつもいつもレオンはありがとう、と言うだけで承諾も拒絶もしない。
成人を控えたある日、ミュラーはこれを最後の告白にしよう、と決心しいつものようにはぐらかされたら大人しく彼を諦めよう、と決めていた。
そして、彼を諦め真剣に結婚相手を探そうと夜会に行った事をレオンに知られたミュラーは初めて彼の重いほどの愛情を知る
【お互い、モブとの絡み発生します、苦手な方はご遠慮下さい】

【完結】愛してるなんて言うから
空原海
恋愛
「メアリー、俺はこの婚約を破棄したい」
婚約が決まって、三年が経とうかという頃に切り出された婚約破棄。
婚約の理由は、アラン様のお父様とわたしのお母様が、昔恋人同士だったから。
――なんだそれ。ふざけてんのか。
わたし達は婚約解消を前提とした婚約を、互いに了承し合った。
第1部が恋物語。
第2部は裏事情の暴露大会。親世代の愛憎確執バトル、スタートッ!
※ 一話のみ挿絵があります。サブタイトルに(※挿絵あり)と表記しております。
苦手な方、ごめんなさい。挿絵の箇所は、するーっと流してくださると幸いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる