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第14話:断罪を始めよう…~リアム視点~
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そして迎えた断罪当日。朝から準備を始める。そしていよいよ会議に出る為、会議室へと向かった。既に沢山の貴族が座っていた。そして会議スタートだ。最初は僕にとってどうでもよい話が続く。そして会議も終盤を迎えた頃
「それでは、何かお話をしたい人がいらっしゃれば、挙手をお願いいたします」
やっとこの瞬間が訪れた。まっすぐ手を伸ばす。
「リアム殿下、お願いします」
よし!いよいよ断罪開始だ。入り口付近で待っていたミランダ嬢を呼びだし、僕の隣に並ばせた。その姿を見て
「まあ、ミランダ嬢が隣に並んだという事は、やっと決心がついたのね」
嬉しそうに話しかけてきたのは、母上だ。ガルシア侯爵もニヤニヤしている。かたやマーケン侯爵は鬼の様な表情で、僕達を睨んでいる。おっと人間観察をしている暇はない。
「何か誤解をしている様ですが、僕とミランダ嬢が結婚する事は、絶対にありえません。それだけははっきり言わせて頂きます」
そう宣言した。
「それじゃあ、どうして2人が一緒にいるのよ」
母上が大きな声で叫ぶ。他の貴族たちも、訳が分からないと言った表情をしている。
「まずはこの資料をご覧ください」
正直この書類をまとめるのに本当に苦労した。僕の努力の結晶だ。
「これは…」
食い入るように見つめる貴族たち。
「そうです、この資料は、ガルシア侯爵が悪事に手を染めた証拠の数々です。トンプソン公爵夫妻を事故に見せかけ殺害した証拠もしっかり揃っています」
「本当だ!では、トンプソン公爵夫妻は、ガルシア侯爵に殺されたと言うのか…」
目を丸くして資料を食い入る様に見つめる貴族たち。
「こんなものは出鱈目だ!そもそも、どうやってこんな書類を手に入れたと言うのだ。この書類たちは、侯爵家の金庫に、厳重に保管してあったはずだぞ!」
興奮気味のガルシア侯爵が叫んだ。今金庫に保管してあったって自分で暴露したよな。こいつ、バカなのか?
「書類は私が殿下に提供いたしましたの。これだけの証拠が揃っていたら、言い逃れは出来ませんわよ!」
ガルシア侯爵に向かって叫んだミランダ嬢。よほど父親の事が嫌いなのだろう。物凄い形相で睨んでいる。
「お前が殿下に情報を…なぜだ、私はお前の父親なんだぞ。家が取り潰されたら、お前だってただでは済まない」
「そんな事、覚悟の上ですわ。私は心から愛する彼と一緒になります」
そう言うと、僕の後ろに控えていた元従者の鎧を取ったミランダ嬢。
「お前は…ミランダと密かに恋仲だった元従者。どうして…北の街に売り払ったはずなのに…」
「僕が買い戻したのですよ。それにしても、たとえ従者だとしても勝手に人間を売りさばくなんて、頂けないですね。これはれっきとした人身売買ですよ」
僕の言葉を聞き、青くなるガルシア侯爵。
「私は…そんなつもりでは…」
自分が置かれている状況をさすがに感じ取ったのか、ガルシア侯爵はガタガタ震えだした。
「ガルシア侯爵を、地下牢へ。それから侯爵家も家宅捜索をするんだ」
「ハッ」
僕の指示で、騎士たちがガルシア侯爵を連行していく。そして何人かの家臣たちが、侯爵家に向かった様だ。
「リアム、よくここまで書類をまとめたな。さすが私の息子だ」
今まで全くと言っていいほど存在感がなかった国王でもある父上が、書類を見ながら満足そうな顔をしている。
「そうね、まさかガルシア侯爵がこんなに恐ろしい男だったなんて。さすがリアムだわ」
なぜか父上と一緒に、満足そうな顔をしている母上。
「何をおっしゃっているのですか、母上。あなたがガルシア侯爵からお金を受け取り、王宮内の情報を流していた事の調べも付いているのですよ」
「何だって!お前、どういう事だ!」
「違うのよ、あなた」
父上が母上に詰め寄っている。そもそも、資料にはその事もしっかり書かれている為、言い逃れは出来ないだろう。
「とにかくこの資料を見る限り、ガルシア侯爵の有罪は間違いないでしょう。他にもかかわった人間の罪が、分かりやすくまとめられている。リアム殿下、あなたがレティシア嬢の、トンプソン公爵の為にこうやって動いてくれているとは知らず、先日は無礼を働き、申し訳ございませんでした」
そう言って頭を下げたのは、マーケン侯爵だ。
「いいや、僕も疑われるような行動を取っていたのだから、仕方がないよ。それよりも、関わったものの処分について話し合おう。それからミランダ嬢だが、彼女は今回僕にかなり協力してくれた。だから、彼女が望む褒美を与えたいと思っている。何がいいかい?」
「私は彼と幸せに暮らせるなら、何も要りません。でも、しいて言うなら2人で旅に出たいので、その資金を出してくれると嬉しいですわ」
「わかった…ではそうしよう」
何も要らないと言いながら、しっかり金を要求してくるなんて、図々しい女だな。まあいい。
「それで、ガルシア侯爵並びに、関わったものの処分だが…」
父上がそう言いかけた時だった。レティシアの護衛騎士が、僕の元にやって来たのだ。もしかして、レティシアに何かあったのか?話を聞くと、両親の墓に行きたいとの事。一旦席を外し、急いでレティシアの元へと向かう。
とにかく今は忙しいので、明日一緒にご両親のお墓参りに行こう、そう伝えたのだが
「どうしても今から行きたいのです。私1人でも大丈夫ですわ。どうか行かせてください。お願いします」
そう言って必死に頭を下げるレティシア。そんなレティシアを見たら、駄目だなんて言えない。護衛騎士にくれぐれもレティシアを頼むと伝え、後ろ髪を引かれる思いで会議室へと戻った。
会議室に戻り、話し合いが始まった。結局ガルシア侯爵の極刑と御家取り潰しが決まり、そのほかの者達の処分は、本人たちに聞き取りを行った後、順次処分を下すことで纏まったのであった。
「それでは、何かお話をしたい人がいらっしゃれば、挙手をお願いいたします」
やっとこの瞬間が訪れた。まっすぐ手を伸ばす。
「リアム殿下、お願いします」
よし!いよいよ断罪開始だ。入り口付近で待っていたミランダ嬢を呼びだし、僕の隣に並ばせた。その姿を見て
「まあ、ミランダ嬢が隣に並んだという事は、やっと決心がついたのね」
嬉しそうに話しかけてきたのは、母上だ。ガルシア侯爵もニヤニヤしている。かたやマーケン侯爵は鬼の様な表情で、僕達を睨んでいる。おっと人間観察をしている暇はない。
「何か誤解をしている様ですが、僕とミランダ嬢が結婚する事は、絶対にありえません。それだけははっきり言わせて頂きます」
そう宣言した。
「それじゃあ、どうして2人が一緒にいるのよ」
母上が大きな声で叫ぶ。他の貴族たちも、訳が分からないと言った表情をしている。
「まずはこの資料をご覧ください」
正直この書類をまとめるのに本当に苦労した。僕の努力の結晶だ。
「これは…」
食い入るように見つめる貴族たち。
「そうです、この資料は、ガルシア侯爵が悪事に手を染めた証拠の数々です。トンプソン公爵夫妻を事故に見せかけ殺害した証拠もしっかり揃っています」
「本当だ!では、トンプソン公爵夫妻は、ガルシア侯爵に殺されたと言うのか…」
目を丸くして資料を食い入る様に見つめる貴族たち。
「こんなものは出鱈目だ!そもそも、どうやってこんな書類を手に入れたと言うのだ。この書類たちは、侯爵家の金庫に、厳重に保管してあったはずだぞ!」
興奮気味のガルシア侯爵が叫んだ。今金庫に保管してあったって自分で暴露したよな。こいつ、バカなのか?
「書類は私が殿下に提供いたしましたの。これだけの証拠が揃っていたら、言い逃れは出来ませんわよ!」
ガルシア侯爵に向かって叫んだミランダ嬢。よほど父親の事が嫌いなのだろう。物凄い形相で睨んでいる。
「お前が殿下に情報を…なぜだ、私はお前の父親なんだぞ。家が取り潰されたら、お前だってただでは済まない」
「そんな事、覚悟の上ですわ。私は心から愛する彼と一緒になります」
そう言うと、僕の後ろに控えていた元従者の鎧を取ったミランダ嬢。
「お前は…ミランダと密かに恋仲だった元従者。どうして…北の街に売り払ったはずなのに…」
「僕が買い戻したのですよ。それにしても、たとえ従者だとしても勝手に人間を売りさばくなんて、頂けないですね。これはれっきとした人身売買ですよ」
僕の言葉を聞き、青くなるガルシア侯爵。
「私は…そんなつもりでは…」
自分が置かれている状況をさすがに感じ取ったのか、ガルシア侯爵はガタガタ震えだした。
「ガルシア侯爵を、地下牢へ。それから侯爵家も家宅捜索をするんだ」
「ハッ」
僕の指示で、騎士たちがガルシア侯爵を連行していく。そして何人かの家臣たちが、侯爵家に向かった様だ。
「リアム、よくここまで書類をまとめたな。さすが私の息子だ」
今まで全くと言っていいほど存在感がなかった国王でもある父上が、書類を見ながら満足そうな顔をしている。
「そうね、まさかガルシア侯爵がこんなに恐ろしい男だったなんて。さすがリアムだわ」
なぜか父上と一緒に、満足そうな顔をしている母上。
「何をおっしゃっているのですか、母上。あなたがガルシア侯爵からお金を受け取り、王宮内の情報を流していた事の調べも付いているのですよ」
「何だって!お前、どういう事だ!」
「違うのよ、あなた」
父上が母上に詰め寄っている。そもそも、資料にはその事もしっかり書かれている為、言い逃れは出来ないだろう。
「とにかくこの資料を見る限り、ガルシア侯爵の有罪は間違いないでしょう。他にもかかわった人間の罪が、分かりやすくまとめられている。リアム殿下、あなたがレティシア嬢の、トンプソン公爵の為にこうやって動いてくれているとは知らず、先日は無礼を働き、申し訳ございませんでした」
そう言って頭を下げたのは、マーケン侯爵だ。
「いいや、僕も疑われるような行動を取っていたのだから、仕方がないよ。それよりも、関わったものの処分について話し合おう。それからミランダ嬢だが、彼女は今回僕にかなり協力してくれた。だから、彼女が望む褒美を与えたいと思っている。何がいいかい?」
「私は彼と幸せに暮らせるなら、何も要りません。でも、しいて言うなら2人で旅に出たいので、その資金を出してくれると嬉しいですわ」
「わかった…ではそうしよう」
何も要らないと言いながら、しっかり金を要求してくるなんて、図々しい女だな。まあいい。
「それで、ガルシア侯爵並びに、関わったものの処分だが…」
父上がそう言いかけた時だった。レティシアの護衛騎士が、僕の元にやって来たのだ。もしかして、レティシアに何かあったのか?話を聞くと、両親の墓に行きたいとの事。一旦席を外し、急いでレティシアの元へと向かう。
とにかく今は忙しいので、明日一緒にご両親のお墓参りに行こう、そう伝えたのだが
「どうしても今から行きたいのです。私1人でも大丈夫ですわ。どうか行かせてください。お願いします」
そう言って必死に頭を下げるレティシア。そんなレティシアを見たら、駄目だなんて言えない。護衛騎士にくれぐれもレティシアを頼むと伝え、後ろ髪を引かれる思いで会議室へと戻った。
会議室に戻り、話し合いが始まった。結局ガルシア侯爵の極刑と御家取り潰しが決まり、そのほかの者達の処分は、本人たちに聞き取りを行った後、順次処分を下すことで纏まったのであった。
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