48 / 53
第48話:まさかこんな事になるだなんて~アーロン視点~
しおりを挟む
ジャンティーヌを追い出してから、まさに天国だった。僕にたてつく家臣たちは、全員クビにした。そして新たに、僕の言う事だけを聞く家臣たちを傍に置いた。
そして僕は、新たにマリアンと婚約し、毎日2人で贅沢三昧な生活を送った。口うるさいジャンティーヌはじめ、うるさい家臣たちがいなくなり、まさに天国だ。これからはずっと、こんな幸せが続く。
そんな中、父上が亡くなり、僕が新たに国王に就任した。就任式は盛大に行おう。早速家臣たちに、指示を出した。
ただ…
「陛下、どうかもう少し公務を。それから、東の街が干ばつで苦しんでおります。国から少し援助を…」
「何を言っているのだい?僕は国王なんだよ。公務なら、家臣たちで行えばいいだろう?それに干ばつ、そんな物、僕には関係ないよ。干ばつで苦しいから、税を減らせだなんてふざけたことを言う国民なんて、無視しておけばいい。もし支払えないなら、強制労働施設にでも送って、死ぬまでこき使えばいい!そんな事よりも、僕の国王就任式は、贅沢の限りを尽くしたものにしてくれ。いいな!」
「…はい、かしこまりました」
そうそう、そうやって素直に僕の言う通りにしておけばいいのだよ。
「ねえ、アーロン様。ドレスを後10着ほど新調したいのですが、いいですか?」
「もちろんだよ。君は僕の婚約者なんだから。好きな物を好きなだけ買えばいい。メイドたちも、気に入らなかったらクビにしたらいいからね」
「ありがとうございます!嬉しいですわ。さすがアーロン様」
嬉しそうに僕にくっ付いてくるマリアン。本当に可愛いな。
そんな幸せな日々がずっと続くと思っていた。でも…
「陛下、大変です。魔物たちが我が国に大量に発生しております。既に各地の村々は襲われ、王都にも大量の魔物が入り込んでいます」
「何だって!すぐに魔物を退治してくれ!一体どうして、魔物たちがやって来たのだ?グリーズン王国にいたのではないのか?」
「どうやら魔女はジャンティーヌ様によって倒された様です。魔女が居なくなり、ジャンティーヌ様の魔力に守られたグリーズン王国から、魔物たちは逃げ出してきたようです。居場所を無くした魔物たちは、結界も何もない我が国に流れ込んできた様で…」
「ジャンティーヌだと!あの女、なんて事をしてくれたんだ!」
なんて女だ!本当に、ろくなことをしないのだから。
「それなら、すぐに結界を張らせろ!とにかくさっさと魔物を退治してくれ。ここ最近、分厚い雲に覆われていたのも、魔物たちのせいだったのか!」
「それが、結界の柱を作れるジャンティーヌ様は、他国にいらっしゃいます。魔術師たちに結界を張らせることも出来ますが…」
「それなら魔術師たちに、結界を張らせろ!今すぐだ。これ以上僕の手を煩わせるな!」
「承知いたしました」
家臣たちを怒鳴りつけ、すぐに結界を張らせたのだが…
「おい、どうして魔物たちがまだ王都にいるのだ?数が増えているぞ。このままいけば、王宮までやって来る。とにかく、王宮だけは守ってくれ!民はいくら犠牲が出ても構わない。戦えるものは、全員戦わせろ!」
結界を張らせたにもかかわらず、魔物は減るどころか増え続けているのだ。
「何をおっしゃっているのですか?陛下。あなた様がジャンティーヌ様を追い出したから、こんな事になっているのでしょう。貴族はもちろん、平民たちからも陛下に対する不満の声が溢れていますよ!」
「うるさい、僕に口答えするつもりか?お前なんかクビだ!」
「クビで結構です。もうあなた様にお仕えなんて出来ません!それでは失礼いたします」
怒って出て行ってしまった家臣たち。使用人たちも、次々と王宮から去って行った。そしてついに、王宮にも魔物たちが乗り込んできた。
僕たちは王族のみ入る事が許される地下の安全な場所に避難し、何とか魔物の攻撃からのがれる。
「陛下、魔物たちと戦いましょう。幸い魔女はいません。きっと皆で力を合わせれば、魔物たちを倒すことが出来るのです。それに今陛下が魔物たちと戦わないと、きっとあなた様は…」
「僕に魔物と戦えだって!ふざけるな。僕は国王なんだよ。この国で一番偉くて、尊い存在なんだ。そもそも君たちは、僕を守るのが仕事だろう。死ぬ気で魔物たちを倒して来いよ!」
「今必死で倒しています。でも、相手が多すぎて。既にたくさんの民たちも犠牲になっております。こうなったらカルスティア公爵とジャンティーヌ様に頭を下げて、ジャンティーヌ様にこの国を助けてもらうべきです」
「ぶざけているのか?僕がどうして公爵やジャンティーヌに頭を下げないといけないんだよ。そもそもマリアンがいけないんだよ。“ジャンティーヌがこの国を滅ぼす”と言って、ジャンティーヌを追い出したから」
「そんな…私は…」
「そうだよ、マリアン。君がいけないんだよ。よくもあんな嘘を付いて、この国を滅ぼそうとしてくれたな。君が責任をとって、魔物を倒してきてよ!それか、ジャンティーヌを連れ戻してきてくれ!」
「アーロン様、なんて事を。私に死ねというのですか?私は魔物なんかと戦えませんわ」
「うるさい!君のせいで、こんな事になっているのだろう!」
「陛下、落ち着いて下さい。とにかく、ジャンティーヌ様に戻って来て頂く事が一番です」
ジャンティーヌか…確かにこのままの生活なんて耐えられない。幸いジャンティーヌは僕を愛している様だし、まあ、連れ戻してもいいか。口うるさく面倒だが、僕はこの国で一番偉い国王だ。
「分かった、そこまで言うなら、ジャンティーヌを呼び戻すことを許可しよう」
ジャンティーヌを呼び戻したら、とりあえず彼女を再び王妃にでもしてやろう。そうすれば機嫌も直るだろう。後はジャンティーヌに公務など面倒な事は全て押し付ければ完璧だ。
もし文句を言ったら、牢にでもぶち込み反省させればいいか。少しぐらい雑に扱っても、問題はないだろう。
なんたって僕は、この国で一番偉い国王なのだから。
※、次回、ジャンティーヌ視点に戻ります。
よろしくお願いいたします。
そして僕は、新たにマリアンと婚約し、毎日2人で贅沢三昧な生活を送った。口うるさいジャンティーヌはじめ、うるさい家臣たちがいなくなり、まさに天国だ。これからはずっと、こんな幸せが続く。
そんな中、父上が亡くなり、僕が新たに国王に就任した。就任式は盛大に行おう。早速家臣たちに、指示を出した。
ただ…
「陛下、どうかもう少し公務を。それから、東の街が干ばつで苦しんでおります。国から少し援助を…」
「何を言っているのだい?僕は国王なんだよ。公務なら、家臣たちで行えばいいだろう?それに干ばつ、そんな物、僕には関係ないよ。干ばつで苦しいから、税を減らせだなんてふざけたことを言う国民なんて、無視しておけばいい。もし支払えないなら、強制労働施設にでも送って、死ぬまでこき使えばいい!そんな事よりも、僕の国王就任式は、贅沢の限りを尽くしたものにしてくれ。いいな!」
「…はい、かしこまりました」
そうそう、そうやって素直に僕の言う通りにしておけばいいのだよ。
「ねえ、アーロン様。ドレスを後10着ほど新調したいのですが、いいですか?」
「もちろんだよ。君は僕の婚約者なんだから。好きな物を好きなだけ買えばいい。メイドたちも、気に入らなかったらクビにしたらいいからね」
「ありがとうございます!嬉しいですわ。さすがアーロン様」
嬉しそうに僕にくっ付いてくるマリアン。本当に可愛いな。
そんな幸せな日々がずっと続くと思っていた。でも…
「陛下、大変です。魔物たちが我が国に大量に発生しております。既に各地の村々は襲われ、王都にも大量の魔物が入り込んでいます」
「何だって!すぐに魔物を退治してくれ!一体どうして、魔物たちがやって来たのだ?グリーズン王国にいたのではないのか?」
「どうやら魔女はジャンティーヌ様によって倒された様です。魔女が居なくなり、ジャンティーヌ様の魔力に守られたグリーズン王国から、魔物たちは逃げ出してきたようです。居場所を無くした魔物たちは、結界も何もない我が国に流れ込んできた様で…」
「ジャンティーヌだと!あの女、なんて事をしてくれたんだ!」
なんて女だ!本当に、ろくなことをしないのだから。
「それなら、すぐに結界を張らせろ!とにかくさっさと魔物を退治してくれ。ここ最近、分厚い雲に覆われていたのも、魔物たちのせいだったのか!」
「それが、結界の柱を作れるジャンティーヌ様は、他国にいらっしゃいます。魔術師たちに結界を張らせることも出来ますが…」
「それなら魔術師たちに、結界を張らせろ!今すぐだ。これ以上僕の手を煩わせるな!」
「承知いたしました」
家臣たちを怒鳴りつけ、すぐに結界を張らせたのだが…
「おい、どうして魔物たちがまだ王都にいるのだ?数が増えているぞ。このままいけば、王宮までやって来る。とにかく、王宮だけは守ってくれ!民はいくら犠牲が出ても構わない。戦えるものは、全員戦わせろ!」
結界を張らせたにもかかわらず、魔物は減るどころか増え続けているのだ。
「何をおっしゃっているのですか?陛下。あなた様がジャンティーヌ様を追い出したから、こんな事になっているのでしょう。貴族はもちろん、平民たちからも陛下に対する不満の声が溢れていますよ!」
「うるさい、僕に口答えするつもりか?お前なんかクビだ!」
「クビで結構です。もうあなた様にお仕えなんて出来ません!それでは失礼いたします」
怒って出て行ってしまった家臣たち。使用人たちも、次々と王宮から去って行った。そしてついに、王宮にも魔物たちが乗り込んできた。
僕たちは王族のみ入る事が許される地下の安全な場所に避難し、何とか魔物の攻撃からのがれる。
「陛下、魔物たちと戦いましょう。幸い魔女はいません。きっと皆で力を合わせれば、魔物たちを倒すことが出来るのです。それに今陛下が魔物たちと戦わないと、きっとあなた様は…」
「僕に魔物と戦えだって!ふざけるな。僕は国王なんだよ。この国で一番偉くて、尊い存在なんだ。そもそも君たちは、僕を守るのが仕事だろう。死ぬ気で魔物たちを倒して来いよ!」
「今必死で倒しています。でも、相手が多すぎて。既にたくさんの民たちも犠牲になっております。こうなったらカルスティア公爵とジャンティーヌ様に頭を下げて、ジャンティーヌ様にこの国を助けてもらうべきです」
「ぶざけているのか?僕がどうして公爵やジャンティーヌに頭を下げないといけないんだよ。そもそもマリアンがいけないんだよ。“ジャンティーヌがこの国を滅ぼす”と言って、ジャンティーヌを追い出したから」
「そんな…私は…」
「そうだよ、マリアン。君がいけないんだよ。よくもあんな嘘を付いて、この国を滅ぼそうとしてくれたな。君が責任をとって、魔物を倒してきてよ!それか、ジャンティーヌを連れ戻してきてくれ!」
「アーロン様、なんて事を。私に死ねというのですか?私は魔物なんかと戦えませんわ」
「うるさい!君のせいで、こんな事になっているのだろう!」
「陛下、落ち着いて下さい。とにかく、ジャンティーヌ様に戻って来て頂く事が一番です」
ジャンティーヌか…確かにこのままの生活なんて耐えられない。幸いジャンティーヌは僕を愛している様だし、まあ、連れ戻してもいいか。口うるさく面倒だが、僕はこの国で一番偉い国王だ。
「分かった、そこまで言うなら、ジャンティーヌを呼び戻すことを許可しよう」
ジャンティーヌを呼び戻したら、とりあえず彼女を再び王妃にでもしてやろう。そうすれば機嫌も直るだろう。後はジャンティーヌに公務など面倒な事は全て押し付ければ完璧だ。
もし文句を言ったら、牢にでもぶち込み反省させればいいか。少しぐらい雑に扱っても、問題はないだろう。
なんたって僕は、この国で一番偉い国王なのだから。
※、次回、ジャンティーヌ視点に戻ります。
よろしくお願いいたします。
25
お気に入りに追加
1,281
あなたにおすすめの小説

【完結】婚約者が好きなのです
maruko
恋愛
リリーベルの婚約者は誰にでも優しいオーラン・ドートル侯爵令息様。
でもそんな優しい婚約者がたった一人に対してだけ何故か冷たい。
冷たくされてるのはアリー・メーキリー侯爵令嬢。
彼の幼馴染だ。
そんなある日。偶然アリー様がこらえきれない涙を流すのを見てしまった。見つめる先には婚約者の姿。
私はどうすればいいのだろうか。
全34話(番外編含む)
※他サイトにも投稿しております
※1話〜4話までは文字数多めです
注)感想欄は全話読んでから閲覧ください(汗)

【完結】長い眠りのその後で
maruko
恋愛
伯爵令嬢のアディルは王宮魔術師団の副団長サンディル・メイナードと結婚しました。
でも婚約してから婚姻まで一度も会えず、婚姻式でも、新居に向かう馬車の中でも目も合わせない旦那様。
いくら政略結婚でも幸せになりたいって思ってもいいでしょう?
このまま幸せになれるのかしらと思ってたら⋯⋯アレッ?旦那様が2人!!
どうして旦那様はずっと眠ってるの?
唖然としたけど強制的に旦那様の為に動かないと行けないみたい。
しょうがないアディル頑張りまーす!!
複雑な家庭環境で育って、醒めた目で世間を見ているアディルが幸せになるまでの物語です
全50話(2話分は登場人物と時系列の整理含む)
※他サイトでも投稿しております
ご都合主義、誤字脱字、未熟者ですが優しい目線で読んで頂けますと幸いです

婚約破棄されて追放された私、今は隣国で充実な生活送っていますわよ? それがなにか?
鶯埜 餡
恋愛
バドス王国の侯爵令嬢アメリアは無実の罪で王太子との婚約破棄、そして国外追放された。
今ですか?
めちゃくちゃ充実してますけど、なにか?

【完結】旦那様、わたくし家出します。
さくらもち
恋愛
とある王国のとある上級貴族家の新妻は政略結婚をして早半年。
溜まりに溜まった不満がついに爆破し、家出を決行するお話です。
名前無し設定で書いて完結させましたが、続き希望を沢山頂きましたので名前を付けて文章を少し治してあります。
名前無しの時に読まれた方は良かったら最初から読んで見てください。
登場人物のサイドストーリー集を描きましたのでそちらも良かったら読んでみてください( ˊᵕˋ*)
第二王子が10年後王弟殿下になってからのストーリーも別で公開中

(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
もう私、好きなようにさせていただきますね? 〜とりあえず、元婚約者はコテンパン〜
野菜ばたけ@既刊5冊📚好評発売中!
ファンタジー
「婚約破棄ですね、はいどうぞ」
婚約者から、婚約破棄を言い渡されたので、そういう対応を致しました。
もう面倒だし、食い下がる事も辞めたのですが、まぁ家族が許してくれたから全ては大団円ですね。
……え? いまさら何ですか? 殿下。
そんな虫のいいお話に、まさか私が「はい分かりました」と頷くとは思っていませんよね?
もう私の、使い潰されるだけの生活からは解放されたのです。
だって私はもう貴方の婚約者ではありませんから。
これはそうやって、自らが得た自由の為に戦う令嬢の物語。
※本作はそれぞれ違うタイプのざまぁをお届けする、『野菜の夏休みざまぁ』作品、4作の内の1作です。
他作品は検索画面で『野菜の夏休みざまぁ』と打つとヒット致します。
我慢するだけの日々はもう終わりにします
風見ゆうみ
恋愛
「レンウィル公爵も素敵だけれど、あなたの婚約者も素敵ね」伯爵の爵位を持つ父の後妻の連れ子であるロザンヌは、私、アリカ・ルージーの婚約者シーロンをうっとりとした目で見つめて言った――。
学園でのパーティーに出席した際、シーロンからパーティー会場の入口で「今日はロザンヌと出席するから、君は1人で中に入ってほしい」と言われた挙げ句、ロザンヌからは「あなたにはお似合いの相手を用意しておいた」と言われ、複数人の男子生徒にどこかへ連れ去られそうになってしまう。
そんな私を助けてくれたのは、ロザンヌが想いを寄せている相手、若き公爵ギルバート・レンウィルだった。
※本編完結しましたが、番外編を更新中です。
※史実とは関係なく、設定もゆるい、ご都合主義です。
※独特の世界観です。
※中世〜近世ヨーロッパ風で貴族制度はありますが、法律、武器、食べ物など、その他諸々は現代風です。話を進めるにあたり、都合の良い世界観となっています。
※誤字脱字など見直して気を付けているつもりですが、やはりございます。申し訳ございません。
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる