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第10話:魔女が憎い~ジルド視点~
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私の名前はジルド・ヴェル・グリーズン。1歳上の姉と両親、家臣たちに囲まれ何不自由ない生活を送っていた。我が国は元々自然豊かなうえ、資源も豊富。貿易にも力を入れていたこともあり、国自体も裕福。まさに順風満帆な生活を送っていたのだ。
ただ…
この国の聖女様でもある女性が少し我が儘で、少しでも気に入らないと怒鳴り散らしたり暴れたり、この国を出ていくと言ったりと、ちょっと面倒なタイプだったのだ。皆で必死に聖女様の機嫌を取る日々。なぜこんな女性が聖女に…
幼いながらそう思ったが、神様が決めた事。素直に受け入れるしかない。とにかく聖女様がこの国を守ってくれているのは事実。そう思い、皆必死で聖女様のご機嫌取りをしていた。
ただ、日に日に我が儘になっていく聖女様。ついには、父上と結婚して王妃になりたいとまで言い出したのだ。さらに、自分の産んだ子を次期王にしたいから、私と姉上、母上にはこの国を出て行って欲しいとまで言われた。
これには父上はもちろん、家臣たちも大激怒。さすがにそんな事は出来ないと、必死に聖女様を宥めたのだが…自分の言い分が通らなかった聖女様は顔を真っ赤にして怒り狂い
「私との結婚を断った事を後悔させてやる!この国を滅茶苦茶にしてやるわ」
そう吐き捨てると、その場から姿を消してしまったのだ。聖女様がこの国からいなくなるだなんて、一大事だ。
それでも家臣たちは、騎士団を強化して、魔物たちと戦えば何とかなる、あんな我が儘な聖女ではいずれ国が滅びる!という意見が大半を占めていた。
その為、父上は聖女様がいなくなったことでこれから魔物が我が国を頻繁に襲うだろうと、騎士団の強化に力を入れた。当時7歳だった私も、騎士団に入団し、少しでも国を守れるように、必死に稽古を続けた。
そのお陰もあり、聖女様がいなくても、何とか魔物たちを追い出すことに成功していた。このままいけば、聖女様がいなくても何とかなる、そう思っていた時だった。急に空が真っ暗になったと思ったら、おびただしいほどの魔物が我が国を襲ったのだ。
さらに…
「お久しぶりですわ、陛下」
私たちの前に現れたのは、真っ黒の衣装を身にまとった聖女様…いいや、魔女だった。どうやら魔物たちを引き連れ、我が国にやって来た様だ。
「言ったでしょう、私との結婚を断った事を後悔させてやると」
ニヤリと笑うと、物凄い魔力を、父上と母上にぶつけたのだ。
「ウワァァァ」
「キャァァァ」
両親は悲鳴を上げてその場に倒れ込んだ。
「父上、母上」
ぐったりとする両親の元に駆け寄ろうとした私を抱きかかえ、家臣が急いで走り出す。
「離してくれ、父上と母上が」
「殿下、もう陛下と王妃殿下は助かりません。せめてあなた様だけでも…」
もう両親が助からないと察した家臣が、せめて私と姉上だけでも助けようと、必死に走り出したのだ。でも…
「逃がさないわよ!」
私たちの前に現れたのは、魔女だ。
「ここは私達が食い止めます。どうかジルド殿下とシルビア殿下はお逃げください。とにかく2人を連れて行ってくれ」
何人もの家臣たちが魔女に向かって魔力を放出している。
「ジルド殿下、こっちです。急ぎましょう」
「でも…皆が…」
きっと皆、魔女に殺される!案の定、後ろから悲鳴が聞こえる。
「殿下、とにかく今は生き延びる事を考えて下さい!さあ、こっちです」
万が一敵が攻めてきた時の為の地下通路を通り、王宮の外に出ると、そこには恐ろしい景色が広がっていた。あんなにも美しかった街が、魔物たちに襲われあちらこちらで煙が上がっている。
その景色は、まさに地獄絵図だった。なんて事だ!どうしてこんな事に…あまりの衝撃に、私はその場で泣いた。隣で姉上も泣いていた。
「お2人とも、泣いている場合ではありません。とにかく逃げましょう」
その後何とか地下に逃げた私たち。この日から私たちの地獄の日々が始まったのだ。とにかく私は、どんな理由であれ、私たち王族のせいであの魔女を怒らせてしまった事に責任を感じ、少しでも沢山の魔物を倒そうと必死に魔力を磨いた。
家臣の中には、この国を出ようと提案してくれる者もいたが、私は王族だ。私がこの国を見捨てたら、誰がこの国を守るんだ!この命が尽きるまで、私は戦い続ける。
ただ、姉上にだけは国を出て幸せに暮らして欲しい、そんな思いで国を出る事を提案したのだが…
「私だって王族なのよ。私は絶対にこの国を出ないわ。ジルド、ずっと一緒よ」
そう言ってほほ笑んでいたのだ。本当に姉上は頑固なのだから…
とにかくこの国を、私たちの故郷を見捨てる訳にはいかない。それに平民の多くは、国から出られずにこの地に残っているのだ。国を出るためには、魔法陣が必要だ。でも、魔法陣を使いこなすには、ある程度の魔力が必要。通常ある程度の爵位がある貴族と王族くらいしか、魔法陣を使いこなすことは出来ないため、平民たちはこの地を動く事が出来ない。
魔法陣を使える貴族たちは、魔物が少ない地方に避難しているが、それでも必死に戦ってくれている。
有難い事に、隣国に逃げた一部の貴族たちが、この国に密かに食べ物などを送ってくれているのだ。
そのわずかな支援と残された外貨を頼りに、私たちは必死に生きて来た。少しずつでも魔物を減らそうと、魔物退治も必死に行って来た。でも…
倒しても倒しても減らない魔物たち…
時間が経つにつれて、民たちの犠牲者は増える一方…食糧を求め外に出て、犠牲になる民たちも大勢いた。
魔物たちに襲われ命を落とした民たちの遺体を見るたびに、悔しくて悲しくてたまらなかった。魔女が憎い!憎くてたまらない。でも…私にはどうする事も出来ないのか?
ただ…
この国の聖女様でもある女性が少し我が儘で、少しでも気に入らないと怒鳴り散らしたり暴れたり、この国を出ていくと言ったりと、ちょっと面倒なタイプだったのだ。皆で必死に聖女様の機嫌を取る日々。なぜこんな女性が聖女に…
幼いながらそう思ったが、神様が決めた事。素直に受け入れるしかない。とにかく聖女様がこの国を守ってくれているのは事実。そう思い、皆必死で聖女様のご機嫌取りをしていた。
ただ、日に日に我が儘になっていく聖女様。ついには、父上と結婚して王妃になりたいとまで言い出したのだ。さらに、自分の産んだ子を次期王にしたいから、私と姉上、母上にはこの国を出て行って欲しいとまで言われた。
これには父上はもちろん、家臣たちも大激怒。さすがにそんな事は出来ないと、必死に聖女様を宥めたのだが…自分の言い分が通らなかった聖女様は顔を真っ赤にして怒り狂い
「私との結婚を断った事を後悔させてやる!この国を滅茶苦茶にしてやるわ」
そう吐き捨てると、その場から姿を消してしまったのだ。聖女様がこの国からいなくなるだなんて、一大事だ。
それでも家臣たちは、騎士団を強化して、魔物たちと戦えば何とかなる、あんな我が儘な聖女ではいずれ国が滅びる!という意見が大半を占めていた。
その為、父上は聖女様がいなくなったことでこれから魔物が我が国を頻繁に襲うだろうと、騎士団の強化に力を入れた。当時7歳だった私も、騎士団に入団し、少しでも国を守れるように、必死に稽古を続けた。
そのお陰もあり、聖女様がいなくても、何とか魔物たちを追い出すことに成功していた。このままいけば、聖女様がいなくても何とかなる、そう思っていた時だった。急に空が真っ暗になったと思ったら、おびただしいほどの魔物が我が国を襲ったのだ。
さらに…
「お久しぶりですわ、陛下」
私たちの前に現れたのは、真っ黒の衣装を身にまとった聖女様…いいや、魔女だった。どうやら魔物たちを引き連れ、我が国にやって来た様だ。
「言ったでしょう、私との結婚を断った事を後悔させてやると」
ニヤリと笑うと、物凄い魔力を、父上と母上にぶつけたのだ。
「ウワァァァ」
「キャァァァ」
両親は悲鳴を上げてその場に倒れ込んだ。
「父上、母上」
ぐったりとする両親の元に駆け寄ろうとした私を抱きかかえ、家臣が急いで走り出す。
「離してくれ、父上と母上が」
「殿下、もう陛下と王妃殿下は助かりません。せめてあなた様だけでも…」
もう両親が助からないと察した家臣が、せめて私と姉上だけでも助けようと、必死に走り出したのだ。でも…
「逃がさないわよ!」
私たちの前に現れたのは、魔女だ。
「ここは私達が食い止めます。どうかジルド殿下とシルビア殿下はお逃げください。とにかく2人を連れて行ってくれ」
何人もの家臣たちが魔女に向かって魔力を放出している。
「ジルド殿下、こっちです。急ぎましょう」
「でも…皆が…」
きっと皆、魔女に殺される!案の定、後ろから悲鳴が聞こえる。
「殿下、とにかく今は生き延びる事を考えて下さい!さあ、こっちです」
万が一敵が攻めてきた時の為の地下通路を通り、王宮の外に出ると、そこには恐ろしい景色が広がっていた。あんなにも美しかった街が、魔物たちに襲われあちらこちらで煙が上がっている。
その景色は、まさに地獄絵図だった。なんて事だ!どうしてこんな事に…あまりの衝撃に、私はその場で泣いた。隣で姉上も泣いていた。
「お2人とも、泣いている場合ではありません。とにかく逃げましょう」
その後何とか地下に逃げた私たち。この日から私たちの地獄の日々が始まったのだ。とにかく私は、どんな理由であれ、私たち王族のせいであの魔女を怒らせてしまった事に責任を感じ、少しでも沢山の魔物を倒そうと必死に魔力を磨いた。
家臣の中には、この国を出ようと提案してくれる者もいたが、私は王族だ。私がこの国を見捨てたら、誰がこの国を守るんだ!この命が尽きるまで、私は戦い続ける。
ただ、姉上にだけは国を出て幸せに暮らして欲しい、そんな思いで国を出る事を提案したのだが…
「私だって王族なのよ。私は絶対にこの国を出ないわ。ジルド、ずっと一緒よ」
そう言ってほほ笑んでいたのだ。本当に姉上は頑固なのだから…
とにかくこの国を、私たちの故郷を見捨てる訳にはいかない。それに平民の多くは、国から出られずにこの地に残っているのだ。国を出るためには、魔法陣が必要だ。でも、魔法陣を使いこなすには、ある程度の魔力が必要。通常ある程度の爵位がある貴族と王族くらいしか、魔法陣を使いこなすことは出来ないため、平民たちはこの地を動く事が出来ない。
魔法陣を使える貴族たちは、魔物が少ない地方に避難しているが、それでも必死に戦ってくれている。
有難い事に、隣国に逃げた一部の貴族たちが、この国に密かに食べ物などを送ってくれているのだ。
そのわずかな支援と残された外貨を頼りに、私たちは必死に生きて来た。少しずつでも魔物を減らそうと、魔物退治も必死に行って来た。でも…
倒しても倒しても減らない魔物たち…
時間が経つにつれて、民たちの犠牲者は増える一方…食糧を求め外に出て、犠牲になる民たちも大勢いた。
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