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第17話:最悪な誕生日パーティーになりました
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「お嬢様、今日はあなた様の誕生日パーティーです。ご準備を行いますので、どうぞこちらへ」
メイドたちに連れられやって来たのは、浴槽だ。いつも私に構いもしないメイドだが、今日だけは私の為に動いてくれる。
それでも相変わらず無表情だ。でもそれでいい。私に優しくすれば、継母から暴言、暴力を振るわれるのだから。
継母は私を毛嫌いしている。だから、私に少しでも優しくするメイドには、暴言を吐き、減給をするという事を行っているのだ。前世の日本なら、パワハラで訴えられるところだが、生憎この国にはそんな制度はない。
実際に私に優しくしていたメイドが、継母に酷い暴言を吐かれていたことを何度も見た事がある。中には無実の罪を着せられ、クビにされたものもいた。その為メイドには、極力私には関わらないようにと伝えてあるのだ。
それじゃあなぜヴァンは大丈夫なのかって?どうやら継母の弱みを握っているようで、ヴァンだけには口うるさく言わないのだ。本当にヴァンはすごい。彼は一体、何者なのだろう。
そんな事を考えているうちに、あっという間に着替えが完了した。仕事が終わると、さっさと去っていくメイドたち。
「今日のお嬢様、とても美しいですよ。ただ…ドレスや宝石がイマイチですが」
私に話しかけてきたのは、ヴァンだ。
「ありがとう、こうやって褒めてくれるのは、あなただけよ」
この家で私を見てくれるのは、ヴァンだけなのだ。と言っても、私自身は、ヴァンにだけ褒めてもらえれば満足なのだが。
ただ、私の顔を見てなぜか眉間に皺を寄せ始めたヴァン。すると、急に私のおでこに手を当てたのだ。
「ちょっとヴァン、急に何をするのよ」
ビックリして、一歩後ろに下がった。
「少し顔が赤いと思ったら、熱があるじゃないですか!」
熱?そういえば、今日は朝から体が熱いと思っていた。それに、なんだか頭も痛いし、体もだるい。
「とにかく、ベッドで休んでください。パーティーも中止に…」
「それは出来ないわ、ヴァン。パーティーを中止にするなんて言ったら、きっとお父様が怒り狂う。私の首に縄を付けてでも、参加させると思うわ。大丈夫よ、今日1日我慢すれば、なんとかなるから」
極力笑顔を作り、そうヴァンに伝えた。
「しかし…」
「本当に大丈夫だから。さあ、行きましょう」
不安そうなヴァンを押し切り、今日の会場へと向かった。会場に着くと、お父様と継母、異母弟が待っていた。継母と異母弟は私を睨みつけている。
「遅いぞ、ジェシカ!本当にとろい女だな」
すかさず文句を言うお父様。
「あなた、仕方がないわ。あの女の子供なのだから。それにしても、素晴らしいドレスと宝石なのに、あなたの様な女に使われるなんてドレスも宝石も可哀そうね。でも安心しなさい。私がもらってあげるから」
「殿下も異母姉上にこんな高価なものを贈るだなんて、本当にお優しいお方だ。僕がもし女性だったら、間違いなく僕が殿下の婚約者になったのに」
「そうね、あなたがもし女だったら、きっとこんな女ではなくあなたが婚約者に選ばれた事でしょうね。でもあなたは、この家の当主になるのよ。王妃もいいけれど、侯爵家の当主も十分立派だわ」
そう言って継母と異母弟が笑っていた。
しばらくすると、お客様がたくさんやって来た。もちろん、ネイサン様もだ。
「ジェシカ、そのドレス、本当によく似合っているよ」
「ありがとうございます、殿下」
改めて殿下にお礼を言った。すると
「ジェシカ嬢、あなたこの前、体調が悪からとネイサンに家まで送らせたそうじゃない。少し図々しいのではなくって?少しくらい体調が悪くても、あの場では耐えるのが普通でしょう?ちょっとカミラ嬢の事で手柄を得たからって、調子に乗ってもらっては困るわ」
愚痴愚痴と私に文句を言ってくる王妃様。相変わらず性格が悪いわね…本当なら一言文句を言ってやりたいところだが、ダメだ…どんどんと体調が悪くなる。
「申し訳ございませんでした」
とにかくこの場を去って欲しくて、適当に謝っておいた。
「本当に“申し訳ありません”しか言えないのだから。こんな女…」
「いい加減にしないか!ジェシカ嬢、妻がすまないね。それじゃあ、私たちはこれで」
見かねた陛下が、王妃様を連れて行ってくれた。助かった。
それにしてもネイサン様ったら、婚約者の私が王妃様に暴言を吐かれているのに、ただ見ているだけなんて。やっぱりこんな男と結婚なんてしたら、将来苦労するわね。
よく友達が愚痴っていたわ。
“旦那がお義母さんから守ってくれない”て。やっぱりそういう男は、どんな世界でもダメなのよ。
「さあ、ジェシカ。今日は君の誕生日だ。せっかくだから中庭の奥を案内してくれるかい?王宮の庭程ではないが、侯爵家の中庭もなかなか素敵なのだろう?」
そう言って私をホールから連れ出そうとする。さすがに主役の私がいないのはマズいだろう。
「ネイサン様、今日は私の為に皆様が集まって下さったのです。ですから…」
「ジェシカ、せっかく殿下が誘ってくださったのだ。行ってきなさい」
そうお父様に言われてしまった。さすがにお父様の指示を無視する訳にはいかない。仕方なくネイサン様に中庭を案内する。
ただ、やはり体調が悪いためか、歩くのも辛い。それに、どんどん体調も悪くなっていく。それでもなんとか中庭を案内し終わり、ホールに戻ってきた。
「少し喉が渇いたね。飲み物でも飲もう」
私の体調に全く気が付かないネイサン様。よほど私に興味がないのだろう。もうダメだ、目が回る…
そのまま私は、その場に倒れ込んでしまったのだった。
メイドたちに連れられやって来たのは、浴槽だ。いつも私に構いもしないメイドだが、今日だけは私の為に動いてくれる。
それでも相変わらず無表情だ。でもそれでいい。私に優しくすれば、継母から暴言、暴力を振るわれるのだから。
継母は私を毛嫌いしている。だから、私に少しでも優しくするメイドには、暴言を吐き、減給をするという事を行っているのだ。前世の日本なら、パワハラで訴えられるところだが、生憎この国にはそんな制度はない。
実際に私に優しくしていたメイドが、継母に酷い暴言を吐かれていたことを何度も見た事がある。中には無実の罪を着せられ、クビにされたものもいた。その為メイドには、極力私には関わらないようにと伝えてあるのだ。
それじゃあなぜヴァンは大丈夫なのかって?どうやら継母の弱みを握っているようで、ヴァンだけには口うるさく言わないのだ。本当にヴァンはすごい。彼は一体、何者なのだろう。
そんな事を考えているうちに、あっという間に着替えが完了した。仕事が終わると、さっさと去っていくメイドたち。
「今日のお嬢様、とても美しいですよ。ただ…ドレスや宝石がイマイチですが」
私に話しかけてきたのは、ヴァンだ。
「ありがとう、こうやって褒めてくれるのは、あなただけよ」
この家で私を見てくれるのは、ヴァンだけなのだ。と言っても、私自身は、ヴァンにだけ褒めてもらえれば満足なのだが。
ただ、私の顔を見てなぜか眉間に皺を寄せ始めたヴァン。すると、急に私のおでこに手を当てたのだ。
「ちょっとヴァン、急に何をするのよ」
ビックリして、一歩後ろに下がった。
「少し顔が赤いと思ったら、熱があるじゃないですか!」
熱?そういえば、今日は朝から体が熱いと思っていた。それに、なんだか頭も痛いし、体もだるい。
「とにかく、ベッドで休んでください。パーティーも中止に…」
「それは出来ないわ、ヴァン。パーティーを中止にするなんて言ったら、きっとお父様が怒り狂う。私の首に縄を付けてでも、参加させると思うわ。大丈夫よ、今日1日我慢すれば、なんとかなるから」
極力笑顔を作り、そうヴァンに伝えた。
「しかし…」
「本当に大丈夫だから。さあ、行きましょう」
不安そうなヴァンを押し切り、今日の会場へと向かった。会場に着くと、お父様と継母、異母弟が待っていた。継母と異母弟は私を睨みつけている。
「遅いぞ、ジェシカ!本当にとろい女だな」
すかさず文句を言うお父様。
「あなた、仕方がないわ。あの女の子供なのだから。それにしても、素晴らしいドレスと宝石なのに、あなたの様な女に使われるなんてドレスも宝石も可哀そうね。でも安心しなさい。私がもらってあげるから」
「殿下も異母姉上にこんな高価なものを贈るだなんて、本当にお優しいお方だ。僕がもし女性だったら、間違いなく僕が殿下の婚約者になったのに」
「そうね、あなたがもし女だったら、きっとこんな女ではなくあなたが婚約者に選ばれた事でしょうね。でもあなたは、この家の当主になるのよ。王妃もいいけれど、侯爵家の当主も十分立派だわ」
そう言って継母と異母弟が笑っていた。
しばらくすると、お客様がたくさんやって来た。もちろん、ネイサン様もだ。
「ジェシカ、そのドレス、本当によく似合っているよ」
「ありがとうございます、殿下」
改めて殿下にお礼を言った。すると
「ジェシカ嬢、あなたこの前、体調が悪からとネイサンに家まで送らせたそうじゃない。少し図々しいのではなくって?少しくらい体調が悪くても、あの場では耐えるのが普通でしょう?ちょっとカミラ嬢の事で手柄を得たからって、調子に乗ってもらっては困るわ」
愚痴愚痴と私に文句を言ってくる王妃様。相変わらず性格が悪いわね…本当なら一言文句を言ってやりたいところだが、ダメだ…どんどんと体調が悪くなる。
「申し訳ございませんでした」
とにかくこの場を去って欲しくて、適当に謝っておいた。
「本当に“申し訳ありません”しか言えないのだから。こんな女…」
「いい加減にしないか!ジェシカ嬢、妻がすまないね。それじゃあ、私たちはこれで」
見かねた陛下が、王妃様を連れて行ってくれた。助かった。
それにしてもネイサン様ったら、婚約者の私が王妃様に暴言を吐かれているのに、ただ見ているだけなんて。やっぱりこんな男と結婚なんてしたら、将来苦労するわね。
よく友達が愚痴っていたわ。
“旦那がお義母さんから守ってくれない”て。やっぱりそういう男は、どんな世界でもダメなのよ。
「さあ、ジェシカ。今日は君の誕生日だ。せっかくだから中庭の奥を案内してくれるかい?王宮の庭程ではないが、侯爵家の中庭もなかなか素敵なのだろう?」
そう言って私をホールから連れ出そうとする。さすがに主役の私がいないのはマズいだろう。
「ネイサン様、今日は私の為に皆様が集まって下さったのです。ですから…」
「ジェシカ、せっかく殿下が誘ってくださったのだ。行ってきなさい」
そうお父様に言われてしまった。さすがにお父様の指示を無視する訳にはいかない。仕方なくネイサン様に中庭を案内する。
ただ、やはり体調が悪いためか、歩くのも辛い。それに、どんどん体調も悪くなっていく。それでもなんとか中庭を案内し終わり、ホールに戻ってきた。
「少し喉が渇いたね。飲み物でも飲もう」
私の体調に全く気が付かないネイサン様。よほど私に興味がないのだろう。もうダメだ、目が回る…
そのまま私は、その場に倒れ込んでしまったのだった。
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