26 / 28
第26話:革命軍が我が家に攻めて来ました!
しおりを挟む
トーマス様と一緒に歌劇を見に行った翌日、なぜかトーマス様が率いている騎士団が家の警護にやって来たのだ。トーマス様の話によると、軍団長でもあるジャクソル元公爵家の次男が、私を攫いに来るかもしれないかららしい。
それにしても、まさか家にトーマス様がいらっしゃるなんて!こんなに嬉しい事があっていいのかしら?そう思う程、毎日が幸せだ。せっかくなら家で快適に過ごして欲しい。そんな思いから、全力でもてなした。そんな日々を過ごして早2週間。
「それじゃあルシータ嬢、今日も扉の外で見張っているから、何かあったら声を掛けてくれ」
「分かりましたわ、トーマス様、お休みなさい!」
「お休み、ルシータ嬢」
今夜もいつもの様に部屋の前でトーマス様に挨拶をして、部屋に入る。湯あみを済ませ、ベッドに入った。今日も1日幸せだったわ。こんな日々がずっと続けばいいのに!そう思い、瞳を閉じた。
ガタン!
ん?今何か音がしなかった?ゆっくり瞼を持ち上げると、目の前にいたのは何とジャクソル元公爵家の次男、そう、革命軍の軍団長だ!嘘…どうやって入って来たの?
ふと窓の方を見ると、閉めてあったはずの窓が開いている。でもこの部屋は3階。そうか!気球で来たのね!
「起きてしまったか!クソ、眠っている間に連れて行こうと思ったのに!まあいい、さあこっちに来い!」
私の腕を掴んだ軍団長!嫌!
「トーマス様!!!助けて下さい!!!」
自分でもびっくりするほど大きな声が出た!その瞬間
バァーーーーン
「ルシータ嬢!どうしたんだ?
勢いよく扉が開いたと思ったら、トーマス様が物凄い勢いで入って来た。
「なんでお前がこんなところにいるんだよ!クソ、一旦引き上げるぞ!」
トーマス様の姿を見て気球で逃げようとする軍団長。
「させるか!お前たち、外の気球を弓矢で射抜いて落せ!」
近くにいた騎士団員たちに指示を出すトーマス様。
「クソ!お前たち、あいつを倒せ!」
軍団長の1言で、一気に革命軍がトーマス様に襲い掛かる。でも、もちろんトーマス様が負ける訳がない!あっという間に倒してしまった。
「もう逃げられないぞ!観念しろ!」
トーマス様が少しずつ軍団長に近付く。完全にこちらの勝利だ!
そう思った次の瞬間
バァーーン
大きな爆発音の様な音と共に、トーマス様が倒れた。一体何が起こったの?急いでトーマス様の元に駆け寄る。すると胸から血を流しているではないか!
「トーマス様!大丈夫ですか?一体何があったのですか?とにかく血を止めないと!誰か!誰か来て!」
私の声でジョセフ様や他の騎士団員がやって来た。
「トーマス、一体どうしたんだ!とにかく止血を!それから今すぐ医者を呼べ!」
かなりの出血量だ!このままだとトーマス様が死んでしまう!
「ハハハハハ、お前たち、これが何か知っているか?これは拳銃だ!これさえあれば俺は無敵なんだよ!」
拳銃ですって…遠くの国では、拳銃と言う飛び道具で遠くにいる生き物を殺傷する事が出来ると聞いた事がある。まさかそんな道具を、この男が持っていたなんて…
「さ~て、次は誰を殺そうかな」
そう言って拳銃をこちらに向ける軍団長。このままでは皆殺されてしまう。こうなったら、やるしかない!
「軍団長様、あなたの目的は私なのでしょう?私があなたの元に行きますから、どうかこれ以上騎士団員たちを傷つけないで下さい!」
「ル…シータ…嬢…ダメだ…」
苦しそうなトーマス様の声が聞こえる。でも、ここで私が行かないと、皆が殺されてしまうわ。
「さすがジョーンズ公爵家の娘だ。美しいだけでなく、聡明な様だな!いいだろう、ルシータ嬢が俺のものになるなら、こいつらは助けてやろう。おっとお前たちは動くなよ!動いたら撃ち殺すからな!そう言えば、気球が弓矢で射抜かれて駄目になったんだったな!今すぐ移動用の馬を準備しろ!大至急だ!それからルシータ嬢は、俺の元に来い!」
言われるがまま、ゆっくりと軍団長の元へと向かう。
「それでいい!よし、後は馬に乗って逃げるまでだ!行くぞ!」
今だ!拳銃を握っている軍団長の右手に、思いっきり噛みついた!
「いてぇぇぇ!貴様!何をしやがるんだ!」
悲鳴を上げ、拳銃を落とした軍団長。怒りからか私に殴り掛かろうとしている。このままでは殴られる!そう思った時だった。
バキ!!
「ウギャーー」
誰かが殴られる音と、軍団長の間抜けな悲鳴が聞こえた。ゆっくりと目を開けると、そこにはトーマス様の姿が!胸からは大量の血を流しているのに!どうやらトーマス様が軍団長を殴り飛ばした様だ!ただ、すぐに倒れこむトーマス様!
「トーマス様!大丈夫ですか?とにかくじっとしていて下さい!すぐに医者が来ますから!」
必死にトーマス様に訴えるも、意識が朦朧としている様で、瞳の焦点が合っていない。このままだとかなりヤバい!
「ルシータ嬢…愛している…ずっと言えずに…すまなかった…」
一瞬にこりと微笑んだトーマス様、そのまま瞳を閉じてしまった。
今なんて言った?私の事を、愛しているって言ったわよね…でも、目を閉じてしまったトーマス様。顔色も見る見る悪くなっていく!
「トーマス様、目を開けて下さい!言い逃げなんてずるいです!お願いです。目を開けて下さい!トーマス様!!!」
それにしても、まさか家にトーマス様がいらっしゃるなんて!こんなに嬉しい事があっていいのかしら?そう思う程、毎日が幸せだ。せっかくなら家で快適に過ごして欲しい。そんな思いから、全力でもてなした。そんな日々を過ごして早2週間。
「それじゃあルシータ嬢、今日も扉の外で見張っているから、何かあったら声を掛けてくれ」
「分かりましたわ、トーマス様、お休みなさい!」
「お休み、ルシータ嬢」
今夜もいつもの様に部屋の前でトーマス様に挨拶をして、部屋に入る。湯あみを済ませ、ベッドに入った。今日も1日幸せだったわ。こんな日々がずっと続けばいいのに!そう思い、瞳を閉じた。
ガタン!
ん?今何か音がしなかった?ゆっくり瞼を持ち上げると、目の前にいたのは何とジャクソル元公爵家の次男、そう、革命軍の軍団長だ!嘘…どうやって入って来たの?
ふと窓の方を見ると、閉めてあったはずの窓が開いている。でもこの部屋は3階。そうか!気球で来たのね!
「起きてしまったか!クソ、眠っている間に連れて行こうと思ったのに!まあいい、さあこっちに来い!」
私の腕を掴んだ軍団長!嫌!
「トーマス様!!!助けて下さい!!!」
自分でもびっくりするほど大きな声が出た!その瞬間
バァーーーーン
「ルシータ嬢!どうしたんだ?
勢いよく扉が開いたと思ったら、トーマス様が物凄い勢いで入って来た。
「なんでお前がこんなところにいるんだよ!クソ、一旦引き上げるぞ!」
トーマス様の姿を見て気球で逃げようとする軍団長。
「させるか!お前たち、外の気球を弓矢で射抜いて落せ!」
近くにいた騎士団員たちに指示を出すトーマス様。
「クソ!お前たち、あいつを倒せ!」
軍団長の1言で、一気に革命軍がトーマス様に襲い掛かる。でも、もちろんトーマス様が負ける訳がない!あっという間に倒してしまった。
「もう逃げられないぞ!観念しろ!」
トーマス様が少しずつ軍団長に近付く。完全にこちらの勝利だ!
そう思った次の瞬間
バァーーン
大きな爆発音の様な音と共に、トーマス様が倒れた。一体何が起こったの?急いでトーマス様の元に駆け寄る。すると胸から血を流しているではないか!
「トーマス様!大丈夫ですか?一体何があったのですか?とにかく血を止めないと!誰か!誰か来て!」
私の声でジョセフ様や他の騎士団員がやって来た。
「トーマス、一体どうしたんだ!とにかく止血を!それから今すぐ医者を呼べ!」
かなりの出血量だ!このままだとトーマス様が死んでしまう!
「ハハハハハ、お前たち、これが何か知っているか?これは拳銃だ!これさえあれば俺は無敵なんだよ!」
拳銃ですって…遠くの国では、拳銃と言う飛び道具で遠くにいる生き物を殺傷する事が出来ると聞いた事がある。まさかそんな道具を、この男が持っていたなんて…
「さ~て、次は誰を殺そうかな」
そう言って拳銃をこちらに向ける軍団長。このままでは皆殺されてしまう。こうなったら、やるしかない!
「軍団長様、あなたの目的は私なのでしょう?私があなたの元に行きますから、どうかこれ以上騎士団員たちを傷つけないで下さい!」
「ル…シータ…嬢…ダメだ…」
苦しそうなトーマス様の声が聞こえる。でも、ここで私が行かないと、皆が殺されてしまうわ。
「さすがジョーンズ公爵家の娘だ。美しいだけでなく、聡明な様だな!いいだろう、ルシータ嬢が俺のものになるなら、こいつらは助けてやろう。おっとお前たちは動くなよ!動いたら撃ち殺すからな!そう言えば、気球が弓矢で射抜かれて駄目になったんだったな!今すぐ移動用の馬を準備しろ!大至急だ!それからルシータ嬢は、俺の元に来い!」
言われるがまま、ゆっくりと軍団長の元へと向かう。
「それでいい!よし、後は馬に乗って逃げるまでだ!行くぞ!」
今だ!拳銃を握っている軍団長の右手に、思いっきり噛みついた!
「いてぇぇぇ!貴様!何をしやがるんだ!」
悲鳴を上げ、拳銃を落とした軍団長。怒りからか私に殴り掛かろうとしている。このままでは殴られる!そう思った時だった。
バキ!!
「ウギャーー」
誰かが殴られる音と、軍団長の間抜けな悲鳴が聞こえた。ゆっくりと目を開けると、そこにはトーマス様の姿が!胸からは大量の血を流しているのに!どうやらトーマス様が軍団長を殴り飛ばした様だ!ただ、すぐに倒れこむトーマス様!
「トーマス様!大丈夫ですか?とにかくじっとしていて下さい!すぐに医者が来ますから!」
必死にトーマス様に訴えるも、意識が朦朧としている様で、瞳の焦点が合っていない。このままだとかなりヤバい!
「ルシータ嬢…愛している…ずっと言えずに…すまなかった…」
一瞬にこりと微笑んだトーマス様、そのまま瞳を閉じてしまった。
今なんて言った?私の事を、愛しているって言ったわよね…でも、目を閉じてしまったトーマス様。顔色も見る見る悪くなっていく!
「トーマス様、目を開けて下さい!言い逃げなんてずるいです!お願いです。目を開けて下さい!トーマス様!!!」
1
お気に入りに追加
1,803
あなたにおすすめの小説
【完結】竜騎士の私は竜の番になりました!
胡蝶花れん
ファンタジー
ここは、アルス・アーツ大陸。
主に5大国家から成り立つ大陸である。
この世界は、人間、亜人(獣に変身することができる。)、エルフ、ドワーフ、魔獣、魔女、魔人、竜などの、いろんな種族がおり、また魔法が当たり前のように使える世界でもあった。
この物語の舞台はその5大国家の内の一つ、竜騎士発祥の地となるフェリス王国から始まる、王国初の女竜騎士の物語となる。
かくして、竜に番(つがい)認定されてしまった『氷の人形』と呼ばれる初の女竜騎士と竜の恋模様はこれいかに?! 竜の番の意味とは?恋愛要素含むファンタジーモノです。
※毎日更新(平日)しています!(年末年始はお休みです!)
※1話当たり、1200~2000文字前後です。
王子、侍女となって妃を選ぶ
夏笆(なつは)
恋愛
ジャンル変更しました。
ラングゥエ王国唯一の王子であるシリルは、働くことが大嫌いで、王子として課される仕事は側近任せ、やがて迎える妃も働けと言わない女がいいと思っている体たらくぶり。
そんなシリルに、ある日母である王妃は、候補のなかから自分自身で妃を選んでいい、という信じられない提案をしてくる。
一生怠けていたい王子は、自分と同じ意識を持つ伯爵令嬢アリス ハッカーを選ぼうとするも、母王妃に条件を出される。
それは、母王妃の魔法によって侍女と化し、それぞれの妃候補の元へ行き、彼女らの本質を見極める、というものだった。
問答無用で美少女化させられる王子シリル。
更に、母王妃は、彼女らがシリルを騙している、と言うのだが、その真相とは一体。
本編完結済。
小説家になろうにも掲載しています。
結婚5年目の仮面夫婦ですが、そろそろ限界のようです!?
宮永レン
恋愛
没落したアルブレヒト伯爵家を援助すると声をかけてきたのは、成り上がり貴族と呼ばれるヴィルジール・シリングス子爵。援助の条件とは一人娘のミネットを妻にすること。
ミネットは形だけの結婚を申し出るが、ヴィルジールからは仕事に支障が出ると困るので外では仲の良い夫婦を演じてほしいと告げられる。
仮面夫婦としての生活を続けるうちに二人の心には変化が生まれるが……
【完結】冷酷眼鏡とウワサされる副騎士団長様が、一直線に溺愛してきますっ!
楠 結衣
恋愛
触ると人の心の声が聞こえてしまう聖女リリアンは、冷酷と噂の副騎士団長のアルバート様に触ってしまう。
(リリアン嬢、かわいい……。耳も小さくて、かわいい。リリアン嬢の耳、舐めたら甘そうだな……いや寧ろ齧りたい……)
遠くで見かけるだけだったアルバート様の思わぬ声にリリアンは激しく動揺してしまう。きっと聞き間違えだったと結論付けた筈が、聖女の試験で必須な魔物についてアルバート様から勉強を教わることに──!
(かわいい、好きです、愛してます)
(誰にも見せたくない。執務室から出さなくてもいいですよね?)
二人きりの勉強会。アルバート様に触らないように気をつけているのに、リリアンのうっかりで毎回触れられてしまう。甘すぎる声にリリアンのドキドキが止まらない!
ところが、ある日、リリアンはアルバート様の声にうっかり反応してしまう。
(まさか。もしかして、心の声が聞こえている?)
リリアンの秘密を知ったアルバート様はどうなる?
二人の恋の結末はどうなっちゃうの?!
心の声が聞こえる聖女リリアンと変態あまあまな声がダダ漏れなアルバート様の、甘すぎるハッピーエンドラブストーリー。
✳︎表紙イラストは、さらさらしるな。様の作品です。
✳︎小説家になろうにも投稿しています♪
【完結】転生したらヒロインでも悪役令嬢でもなく世界征服してる龍神の後継者だったのでこの世界の常識をぶっ壊してみようと思います!
Ask
恋愛
転生したら乙女ゲームでも小説でもなくてリアル異世界リアル人外リアル私TUEEEEでした。破滅回避どころか世界全体が謎!謎!謎!謎だらけで回避もクソもない!龍神ってなに?生贄ってなに?契約ってなに?教育ってなに?龍神になるためには妖精神の屈服が必要?その為に旅に出る?龍神とサクリファイス大帝国の隠された関係とは?そしてこの世界の影に潜む"隠された真実"って……?謎が謎を呼ぶ混沌の世界・ユートピア。この世界でセカンドライフを満喫するには龍神になるしかないようです!その上で!前世から憧れていた"自由"を手に入れてみせま……おや?なにやら様子が可笑しいぞ?は?この世界どうなって……え、は、はぁぁぁ?????「どうした」だってこのシナリオ私が死ぬかアンタが死ぬかどっちかしかな「……仕置きが必要か?」ごめんなさい!やめて!雷はやめて!嫌じゃ~~~~~!※シリアスとツンデレがごった返ししています※不遇最強人外×ハイスペック生贄皇太子の恋愛はどうなる!?※女主人公なんでもありな私TUEEEEです※小説家になろうでも投稿しております※
第2部→異世界転生でギャルゲーの主人公になったけど攻略対象外キャラにここまで熱烈に溺愛されるなんて聞いてない!
一方的に婚約破棄してきたはずの皇太子が、何故か追いかけてきます!
こみや
恋愛
侯爵令嬢であるアイリスは、婚約者であるハイド皇太子に婚約破棄を言い渡された。ハイドに急遽隣国の王女であるファルネアとの縁談が持ち上がったからだ。幼いころから皇妃になることだけを目標とされ、厳しい教育を受けてきたアイリス。二人の間に恋愛感情などなかったが、ずっとハイドの妻になることを夢見て過ごしてきたのに――。
しかし現実には抗えなかった。無念な気持ちを切り替え、荷物を纏めて去り行こうとするアイリスにハイドは嘲笑しながら言った。「お前のことなど全く愛していないが、妾としてならここに置いてやってもいい」と。
「妾ですって? ご冗談にしては微塵も笑えませんわね。私の純潔を捧げる相手はもう貴方様ではありませんので。貴方様にお目にかかることはもう金輪際ありません」
微笑むと花のように可憐で愛らしくいつも従順に寄り添っていたアイリスに、初めて冷たくあしらわれたハイドは、胸の中に今まで知らなかった感情が芽生えた。
「気が変わった。……絶対お前を追いかけてやる。地の果てでもな! 俺から逃げられると思うなよ!」
あれ? 私が婚約破棄されたはずなのに、なぜ皇太子が必死に追いかけてくるの?
王宮医務室にお休みはありません。~休日出勤に疲れていたら、結婚前提のお付き合いを希望していたらしい騎士さまとデートをすることになりました。~
石河 翠
恋愛
王宮の医務室に勤める主人公。彼女は、連続する遅番と休日出勤に疲れはてていた。そんなある日、彼女はひそかに片思いをしていた騎士ウィリアムから夕食に誘われる。
食事に向かう途中、彼女は憧れていたお菓子「マリトッツォ」をウィリアムと美味しく食べるのだった。
そして休日出勤の当日。なぜか、彼女は怒り心頭の男になぐりこまれる。なんと、彼女に仕事を押しつけている先輩は、父親には自分が仕事を押しつけられていると話していたらしい。
しかし、そんな先輩にも実は誰にも相談できない事情があったのだ。ピンチに陥る彼女を救ったのは、やはりウィリアム。ふたりの距離は急速に近づいて……。
何事にも真面目で一生懸命な主人公と、誠実な騎士との恋物語。
扉絵は管澤捻さまに描いていただきました。
小説家になろう及びエブリスタにも投稿しております。
十三回目の人生でようやく自分が悪役令嬢ポジと気づいたので、もう殿下の邪魔はしませんから構わないで下さい!
翠玉 結
恋愛
公爵令嬢である私、エリーザは挙式前夜の式典で命を落とした。
「貴様とは、婚約破棄する」と残酷な事を突きつける婚約者、王太子殿下クラウド様の手によって。
そしてそれが一度ではなく、何度も繰り返していることに気が付いたのは〖十三回目〗の人生。
死んだ理由…それは、毎回悪役令嬢というポジションで立ち振る舞い、殿下の恋路を邪魔していたいたからだった。
どう頑張ろうと、殿下からの愛を受け取ることなく死ぬ。
その結末をが分かっているならもう二度と同じ過ちは繰り返さない!
そして死なない!!
そう思って殿下と関わらないようにしていたのに、
何故か前の記憶とは違って、まさかのご執心で溺愛ルートまっしぐらで?!
「殿下!私、死にたくありません!」
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
※他サイトより転載した作品です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる