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第16話:騎士団長が病に侵されている様です
しおりを挟むジークに話をして1週間が過ぎた。話を聞いてもらった事で、随分とスッキリし、今まで以上に稽古や討伐にも励んでいる。
「クレア、今日の防除魔法完璧だったな。お前があそこで防御魔法を掛けてくれなかったら、俺たちはただでは済まなかったよ」
「本当に、お前はどんどん技術を上げていくな。尊敬するよ」
なぜか物凄く仲間たちに褒められた。でも、褒められるのは嬉しいものだ。
「ありがとう、そう言ってもらえると物凄く嬉しいわ。でも、私なんてまだまだよ。もっと頑張らないと!」
「いい心がけだ。でも、あまり無理は良くない!それに、手を怪我しているじゃないか。すぐに治してやるからこっちに来い!」
後ろから話しに入って来たのは騎士団長だ。
「大丈夫です。これくらい自分で治せますから」
いくら何でも、かすり傷くらいの怪我を騎士団長に治してもらうだなんて、申し訳なさすぎる。そう思い自分で治そうとしたのだが、なぜかそれを阻止し、治癒魔法を掛けてくれた騎士団長。
「ありがとうございます」
「これくらい当然だ。それよりも、怪我には気を付けろよ」
そう言って私の頭を撫でると去って行った。
「ねえ、ジーク。最近騎士団長の様子っておかしくない?まさか、何か人格が変わる様な魔法でも掛けられたのかしら?それとも何かの病気にでもなったのかしら?」
真剣な表情でジークに問いかけた。
「アハハハハ、お前さぁ、それ本気で言っているのかよ!でもまあ、騎士団長は病に侵されていると言えばそうだな」
「確かにな!でもあの病は誰にも治せないぞ。でも、お前なら治せるかもしれない」
「私なら治せる?わかった、ありがとう。ちょっと騎士団長のところに行って来る」
「おい、待て!止めろ、クレア!」
後ろで叫び声が聞こえるが、とにかく今は騎士団長の元に向かわないと!騎士団長には熱を出した時看病してもらっているし、なんだかんだで色々とお世話になっているのだ。
いた、騎士団長だ。近くに副騎士団長もいる。
「騎士団長様」
私の言葉で、こちらを向く騎士団長。
「騎士団長様、病に侵されていると聞きました!でも、私なら治せるそうなので、治癒魔法を掛けさせていただきますね!ヒール」
ポカンと口を開けている騎士団長に、治癒魔法を掛けた。
「どうでしょう、病は少しは良くなりましたか?」
「お前は一体何を言っているんだ。そもそも、俺は病には侵されていない」
「えっ、でも皆が“騎士団長は病に侵されていると言えばそうだな。クレアなら治せる”と言ったのですが…」
それを聞き、なぜか笑い出す副騎士団長。
「アハハハハハ、確かにウィリアムの病はクレアなら治せるだろうが、治癒魔法では治せないよ」
そう言って笑い転げる副騎士団長。一体何が可笑しいのかよく分からない。それに、治癒魔法では治せないとはどういう事だろう。
「それでは、どうやって治せば良いのでしょうか?騎士団長様には熱を出した時、大変お世話になりましたし。家族の件でもお世話になっております!私に出来る事なら何でもしますので、どうか教えてください!」
そう言って騎士団長に詰め寄った。すると、なぜか顔が赤くなる騎士団長。もしかして、熱でもあるのかしら?
「騎士団長様、顔が赤いです。もしかして熱でもあるのですか?」
今度こそ治癒魔法かしら?そう思ったのだが…
「何でもない!いいか、俺は病でも何でもない!あいつら、いい加減な事を言いやがって!」
久しぶりに鬼の形相の騎士団長が、皆のいる方に走って行った。
「あ~あ、あいつらきっと死ぬほどしごかれるぞ。でも、自業自得か」
そう言って笑っている副騎士団長。え、しごかれるですって!まさか、私の発言のせいで!急いで皆の元へと戻ると、副騎士団長が言っていた通り、騎士団長に物凄くしごかれていた。
鬼の形相で怒鳴りまくる騎士団長に話しかける勇気はない。ごめん、皆。心の中でそう呟いた。せめて美味しいものでも食べさせてあげよう!そう思い、ローストビーフを作った。付け合わせにレタスを盛り付ける。他にも皆から好評の野菜たっぷりシチュー、お肉のワイン煮、特製肉入りサンドウィッチも作る。
あら?よく見たら、お肉ばかりね。でも、まあいいか。午後6時になり、皆ボロボロでやって来た。相当しごかれた様だ。本当にごめん!
「おお、今日はご馳走だな!どうしたんだよ、クレア」
皆が嬉しそうに私の方に駆け寄って来た。何とか動ける元気はある様だ。
「皆、私のせいでごめんなさい。だから、せめて皆の好きな物を沢山作ったの。いっぱい食べてね」
「気にするな。俺らも悪かったし。さあ、早速食べようぜ」
どうやら皆怒っていない様だ。よかった。私もいつもの様に、ジークとハルの元へと向かった。騎士団長もいつもの様に、私の隣にやって来る。
「騎士団長様、今日は変な事を言ってしまい、申し訳ございませんでした」
私の言葉が原因で、皆に迷惑を掛けただけでなく、騎士団長も激怒させてしまったのだ。
「別に、お前が悪い訳ではない。それにしても、このローストビーフ、美味いな」
「このローストビーフは、レタスに巻いて食べても美味しいですよ。ほら、こうやって」
レタスの上にローストビーフを乗せ、タレを少しかけて騎士団長に渡す。
「確かに美味いが、レタスが無い方が肉を食っているという感じがして好きだ」
そう言って、結局お肉ばかり皆食べたので、レタスが余ってしまった。そう、なぜかこの隊の人は、あまり野菜を食べないのだ。唯一シチューやスープにすると食べるので、出来るだけスープ系には沢山の野菜を入れる事にしている。
それにしても、騎士団長の病は結局何なのかしら?さすがにこれ以上は聞けない。物凄く鈍いクレアは、騎士団長をチラ見しながら1人悶々としていたのであった。
※騎士団長の病は、恋煩いです(*'▽')
「クレア、今日の防除魔法完璧だったな。お前があそこで防御魔法を掛けてくれなかったら、俺たちはただでは済まなかったよ」
「本当に、お前はどんどん技術を上げていくな。尊敬するよ」
なぜか物凄く仲間たちに褒められた。でも、褒められるのは嬉しいものだ。
「ありがとう、そう言ってもらえると物凄く嬉しいわ。でも、私なんてまだまだよ。もっと頑張らないと!」
「いい心がけだ。でも、あまり無理は良くない!それに、手を怪我しているじゃないか。すぐに治してやるからこっちに来い!」
後ろから話しに入って来たのは騎士団長だ。
「大丈夫です。これくらい自分で治せますから」
いくら何でも、かすり傷くらいの怪我を騎士団長に治してもらうだなんて、申し訳なさすぎる。そう思い自分で治そうとしたのだが、なぜかそれを阻止し、治癒魔法を掛けてくれた騎士団長。
「ありがとうございます」
「これくらい当然だ。それよりも、怪我には気を付けろよ」
そう言って私の頭を撫でると去って行った。
「ねえ、ジーク。最近騎士団長の様子っておかしくない?まさか、何か人格が変わる様な魔法でも掛けられたのかしら?それとも何かの病気にでもなったのかしら?」
真剣な表情でジークに問いかけた。
「アハハハハ、お前さぁ、それ本気で言っているのかよ!でもまあ、騎士団長は病に侵されていると言えばそうだな」
「確かにな!でもあの病は誰にも治せないぞ。でも、お前なら治せるかもしれない」
「私なら治せる?わかった、ありがとう。ちょっと騎士団長のところに行って来る」
「おい、待て!止めろ、クレア!」
後ろで叫び声が聞こえるが、とにかく今は騎士団長の元に向かわないと!騎士団長には熱を出した時看病してもらっているし、なんだかんだで色々とお世話になっているのだ。
いた、騎士団長だ。近くに副騎士団長もいる。
「騎士団長様」
私の言葉で、こちらを向く騎士団長。
「騎士団長様、病に侵されていると聞きました!でも、私なら治せるそうなので、治癒魔法を掛けさせていただきますね!ヒール」
ポカンと口を開けている騎士団長に、治癒魔法を掛けた。
「どうでしょう、病は少しは良くなりましたか?」
「お前は一体何を言っているんだ。そもそも、俺は病には侵されていない」
「えっ、でも皆が“騎士団長は病に侵されていると言えばそうだな。クレアなら治せる”と言ったのですが…」
それを聞き、なぜか笑い出す副騎士団長。
「アハハハハハ、確かにウィリアムの病はクレアなら治せるだろうが、治癒魔法では治せないよ」
そう言って笑い転げる副騎士団長。一体何が可笑しいのかよく分からない。それに、治癒魔法では治せないとはどういう事だろう。
「それでは、どうやって治せば良いのでしょうか?騎士団長様には熱を出した時、大変お世話になりましたし。家族の件でもお世話になっております!私に出来る事なら何でもしますので、どうか教えてください!」
そう言って騎士団長に詰め寄った。すると、なぜか顔が赤くなる騎士団長。もしかして、熱でもあるのかしら?
「騎士団長様、顔が赤いです。もしかして熱でもあるのですか?」
今度こそ治癒魔法かしら?そう思ったのだが…
「何でもない!いいか、俺は病でも何でもない!あいつら、いい加減な事を言いやがって!」
久しぶりに鬼の形相の騎士団長が、皆のいる方に走って行った。
「あ~あ、あいつらきっと死ぬほどしごかれるぞ。でも、自業自得か」
そう言って笑っている副騎士団長。え、しごかれるですって!まさか、私の発言のせいで!急いで皆の元へと戻ると、副騎士団長が言っていた通り、騎士団長に物凄くしごかれていた。
鬼の形相で怒鳴りまくる騎士団長に話しかける勇気はない。ごめん、皆。心の中でそう呟いた。せめて美味しいものでも食べさせてあげよう!そう思い、ローストビーフを作った。付け合わせにレタスを盛り付ける。他にも皆から好評の野菜たっぷりシチュー、お肉のワイン煮、特製肉入りサンドウィッチも作る。
あら?よく見たら、お肉ばかりね。でも、まあいいか。午後6時になり、皆ボロボロでやって来た。相当しごかれた様だ。本当にごめん!
「おお、今日はご馳走だな!どうしたんだよ、クレア」
皆が嬉しそうに私の方に駆け寄って来た。何とか動ける元気はある様だ。
「皆、私のせいでごめんなさい。だから、せめて皆の好きな物を沢山作ったの。いっぱい食べてね」
「気にするな。俺らも悪かったし。さあ、早速食べようぜ」
どうやら皆怒っていない様だ。よかった。私もいつもの様に、ジークとハルの元へと向かった。騎士団長もいつもの様に、私の隣にやって来る。
「騎士団長様、今日は変な事を言ってしまい、申し訳ございませんでした」
私の言葉が原因で、皆に迷惑を掛けただけでなく、騎士団長も激怒させてしまったのだ。
「別に、お前が悪い訳ではない。それにしても、このローストビーフ、美味いな」
「このローストビーフは、レタスに巻いて食べても美味しいですよ。ほら、こうやって」
レタスの上にローストビーフを乗せ、タレを少しかけて騎士団長に渡す。
「確かに美味いが、レタスが無い方が肉を食っているという感じがして好きだ」
そう言って、結局お肉ばかり皆食べたので、レタスが余ってしまった。そう、なぜかこの隊の人は、あまり野菜を食べないのだ。唯一シチューやスープにすると食べるので、出来るだけスープ系には沢山の野菜を入れる事にしている。
それにしても、騎士団長の病は結局何なのかしら?さすがにこれ以上は聞けない。物凄く鈍いクレアは、騎士団長をチラ見しながら1人悶々としていたのであった。
※騎士団長の病は、恋煩いです(*'▽')
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