56 / 75
第56話:ダルク様と急遽街に行く事になりました
しおりを挟む
貴族学院主催の狩りの事件から、1ヶ月が過ぎた。あの日以降、相変わらずダルク様もデイビッド様も積極的に私に話し掛けてきてくれる。
ただ…
未だに私は自分の気持ちに答えを出すことが出来ていないのだ。アリアは自分の気持ちに正直でいいと言ってくれていたが、彼らを見ているとやはり早く結論を出した方がいいのではないかと考えてしまう。
でも、考えれば考えるほど、自分の気持ちが分からず、頭を抱える日々が続いている。
今日も朝から、2人の事を考えては頭を抱えている。ちなみに今日は、貴族学院が休みなのだ。
「お嬢様、そんなところでボーっとして。あなた様は侯爵令嬢なのですよ。シャキっとしてください」
すかさずカリアに怒られてしまった。
その時だった。
「お嬢様、ダルク様がいらしております。至急客間に」
何ですって!ダルク様がですって?
「分かったわ、すぐに行くわね」
急いで客間へと向かう。そこには確かにダルク様の姿が。一体どうしたのかしら?
「ダルク様、一体どうされたのですか?」
急に訪ねてくるだなんて、本当にどうしたのだろう?何か急用かしら?
「急に押しかけてきてすまなかったね。実はミラージュ王国の国王陛下が体調を崩されて倒れてしまったんだ。かなり危険な状況の様で…それでイカロス殿下が、王位を継ぐ話が進んでいて。それで私も急遽帰国する事になったんだよ。既に絹に関しての話し合いは終わっているし、貿易も今のところ順調に進んでいるしね」
「そんな…だって卒業まで後3ヶ月しかないのですよ。卒業までこの国にいる事は出来ないのですか?」
「私もアンジュ嬢と卒業したかった。でも…幼馴染でもあるイカロス殿下が困っているのを、私は放っておく訳にはいかないよ。ただ…色々と準備があるから、何とか来週この国を旅立つよう調整してもらったんだ」
「来週…そんなに急に」
分かっている、王太子殿下のお父様でもある国王陛下が命の危機にさらされているのだ。一刻も早くダルク様も帰国して、殿下を支えたいのだろう。分かってはいるが…
「そんな悲しそうな顔をしないでくれ。卒業まで一緒にいられなくて本当にすまない。それで、1つ頼みがあるんだが、聞いてくれるかい?」
「はい、私にできる事なら、何でもおっしゃってください」
「急に帰国が決まってしまったから、アンジュ嬢との思い出を作っておきたいんだ。今から街に出たいのだけれど、いいかな?」
「はい、もちろんですわ。ぜひ行きましょう」
「ありがとう、アンジュ嬢。それじゃあ、早速行こうか」
スッと手を差し伸べてくれるダルク様の手を、そっと握った。大きくて温かい手…後1週間で、ダルク様が帰ってしまう。
そう思ったら、どうしようもないくらい寂しくて、胸が締め付けられた。それでもダルク様にその気持ちを知られない様に、必死に笑顔を作る。
馬車に乗り込むと、無意識にダルク様を見つめた。ミラージュ王国ではいつも真顔だったのに、この国に来てからは良く笑ってくれる様になったダルク様。と言っても、私の前だけらしい。
それでも私は、ダルク様の少しはにかんだ笑顔が好きだ。
「アンジュ嬢、私の顔を見つめてどうしたんだい?」
「いいえ、何でもありませんわ。街が見えてきましたよ。今日はどこに行きましょうか?」
「私がこの国に初めて来た時、アンジュ嬢と一緒に街に行ったよね。あの時と同じコースを回りたいのだが、いいかな?」
「ええ、もちろんいいですわ。参りましょう」
ダルク様と一緒に馬車を降りると、まず向かったのはマダムのお店だ。私達が顔を出すと、嬉しそうにマダムがこちらにやって来た。
「アンジュ様、それにダルク様も。ようこそいらっしゃいました。ダルク様、既にご依頼のドレス、出来ておりますよ」
「それは良かった。仕事が早くて助かるよ。マダムのドレスは、ミラージュ王国でも評判が良く、既にたくさんの依頼が来ているけれど、大丈夫かい?」
「お陰様で、大繁盛ですわ。それもこれも、ダルク様のお陰でございます。本当にありがとうございます。おっと、話がそれてしまいましたね。すぐに例のものをお持ちいたしますわ」
そう言うと、奥に入っていったマダム。そして美しい青色のドレスを持って出てきたのだ。
「こちらでよろしいでしょうか?」
「ありがとう、とても素敵な出来栄えだよ。アンジュ嬢、このドレス、君へのプレゼントだ。君にはいつもお世話になりっぱなしだからね。ずっとドレスを贈りたいと思っていたのだよ」
「このドレスを、私にですか?」
「まあ、アンジュ様によくお似合いですわ。青色はお2人のお色ですものね。さあ、アンジュ様、せっかくなのでお着替えを。どうぞこちらへ」
青は私達の色か…
ダルク様の髪は青、私の瞳は水色だ。確かに私たちの色ね。
そんな事を考えているうちに、あっと言う間にマダムに着替えさせてもらった。
「アンジュ様、本当によくお似合いですわ。このドレス、ダルク様がデザインされたのですよ。何度も何度も足を運んでくださって。本当に素敵な殿方ですわね」
そう言ってマダムが微笑んでくれている。
ダルク様が私の為に…
「さあ、ダルク様がお待ちです。戻りましょう」
マダムに連れられ、ダルク様の元へと戻ってきた。
「ダルク様、こんなにも素敵なドレスを、ありがとうございます。どうですか?似合いますか?」
「ああ、とてもよく似合っているよ。やはりアンジュ嬢は、青が似合うね」
そう言ってほほ笑んでくれたダルク様。
「マダム、素敵なドレスをありがとう。それじゃあ私たちは、先を急ぐので」
「こちらこそ、ありがとうございました」
笑顔で手を振ってくれるマダムに、私たちも手を振り返し、お店を後にした。
ただ…
未だに私は自分の気持ちに答えを出すことが出来ていないのだ。アリアは自分の気持ちに正直でいいと言ってくれていたが、彼らを見ているとやはり早く結論を出した方がいいのではないかと考えてしまう。
でも、考えれば考えるほど、自分の気持ちが分からず、頭を抱える日々が続いている。
今日も朝から、2人の事を考えては頭を抱えている。ちなみに今日は、貴族学院が休みなのだ。
「お嬢様、そんなところでボーっとして。あなた様は侯爵令嬢なのですよ。シャキっとしてください」
すかさずカリアに怒られてしまった。
その時だった。
「お嬢様、ダルク様がいらしております。至急客間に」
何ですって!ダルク様がですって?
「分かったわ、すぐに行くわね」
急いで客間へと向かう。そこには確かにダルク様の姿が。一体どうしたのかしら?
「ダルク様、一体どうされたのですか?」
急に訪ねてくるだなんて、本当にどうしたのだろう?何か急用かしら?
「急に押しかけてきてすまなかったね。実はミラージュ王国の国王陛下が体調を崩されて倒れてしまったんだ。かなり危険な状況の様で…それでイカロス殿下が、王位を継ぐ話が進んでいて。それで私も急遽帰国する事になったんだよ。既に絹に関しての話し合いは終わっているし、貿易も今のところ順調に進んでいるしね」
「そんな…だって卒業まで後3ヶ月しかないのですよ。卒業までこの国にいる事は出来ないのですか?」
「私もアンジュ嬢と卒業したかった。でも…幼馴染でもあるイカロス殿下が困っているのを、私は放っておく訳にはいかないよ。ただ…色々と準備があるから、何とか来週この国を旅立つよう調整してもらったんだ」
「来週…そんなに急に」
分かっている、王太子殿下のお父様でもある国王陛下が命の危機にさらされているのだ。一刻も早くダルク様も帰国して、殿下を支えたいのだろう。分かってはいるが…
「そんな悲しそうな顔をしないでくれ。卒業まで一緒にいられなくて本当にすまない。それで、1つ頼みがあるんだが、聞いてくれるかい?」
「はい、私にできる事なら、何でもおっしゃってください」
「急に帰国が決まってしまったから、アンジュ嬢との思い出を作っておきたいんだ。今から街に出たいのだけれど、いいかな?」
「はい、もちろんですわ。ぜひ行きましょう」
「ありがとう、アンジュ嬢。それじゃあ、早速行こうか」
スッと手を差し伸べてくれるダルク様の手を、そっと握った。大きくて温かい手…後1週間で、ダルク様が帰ってしまう。
そう思ったら、どうしようもないくらい寂しくて、胸が締め付けられた。それでもダルク様にその気持ちを知られない様に、必死に笑顔を作る。
馬車に乗り込むと、無意識にダルク様を見つめた。ミラージュ王国ではいつも真顔だったのに、この国に来てからは良く笑ってくれる様になったダルク様。と言っても、私の前だけらしい。
それでも私は、ダルク様の少しはにかんだ笑顔が好きだ。
「アンジュ嬢、私の顔を見つめてどうしたんだい?」
「いいえ、何でもありませんわ。街が見えてきましたよ。今日はどこに行きましょうか?」
「私がこの国に初めて来た時、アンジュ嬢と一緒に街に行ったよね。あの時と同じコースを回りたいのだが、いいかな?」
「ええ、もちろんいいですわ。参りましょう」
ダルク様と一緒に馬車を降りると、まず向かったのはマダムのお店だ。私達が顔を出すと、嬉しそうにマダムがこちらにやって来た。
「アンジュ様、それにダルク様も。ようこそいらっしゃいました。ダルク様、既にご依頼のドレス、出来ておりますよ」
「それは良かった。仕事が早くて助かるよ。マダムのドレスは、ミラージュ王国でも評判が良く、既にたくさんの依頼が来ているけれど、大丈夫かい?」
「お陰様で、大繁盛ですわ。それもこれも、ダルク様のお陰でございます。本当にありがとうございます。おっと、話がそれてしまいましたね。すぐに例のものをお持ちいたしますわ」
そう言うと、奥に入っていったマダム。そして美しい青色のドレスを持って出てきたのだ。
「こちらでよろしいでしょうか?」
「ありがとう、とても素敵な出来栄えだよ。アンジュ嬢、このドレス、君へのプレゼントだ。君にはいつもお世話になりっぱなしだからね。ずっとドレスを贈りたいと思っていたのだよ」
「このドレスを、私にですか?」
「まあ、アンジュ様によくお似合いですわ。青色はお2人のお色ですものね。さあ、アンジュ様、せっかくなのでお着替えを。どうぞこちらへ」
青は私達の色か…
ダルク様の髪は青、私の瞳は水色だ。確かに私たちの色ね。
そんな事を考えているうちに、あっと言う間にマダムに着替えさせてもらった。
「アンジュ様、本当によくお似合いですわ。このドレス、ダルク様がデザインされたのですよ。何度も何度も足を運んでくださって。本当に素敵な殿方ですわね」
そう言ってマダムが微笑んでくれている。
ダルク様が私の為に…
「さあ、ダルク様がお待ちです。戻りましょう」
マダムに連れられ、ダルク様の元へと戻ってきた。
「ダルク様、こんなにも素敵なドレスを、ありがとうございます。どうですか?似合いますか?」
「ああ、とてもよく似合っているよ。やはりアンジュ嬢は、青が似合うね」
そう言ってほほ笑んでくれたダルク様。
「マダム、素敵なドレスをありがとう。それじゃあ私たちは、先を急ぐので」
「こちらこそ、ありがとうございました」
笑顔で手を振ってくれるマダムに、私たちも手を振り返し、お店を後にした。
16
お気に入りに追加
4,444
あなたにおすすめの小説

逆行令嬢の反撃~これから妹達に陥れられると知っているので、安全な自分の部屋に籠りつつ逆行前のお返しを行います~
柚木ゆず
恋愛
妹ソフィ―、継母アンナ、婚約者シリルの3人に陥れられ、極刑を宣告されてしまった子爵家令嬢・セリア。
そんな彼女は執行前夜泣き疲れて眠り、次の日起きると――そこは、牢屋ではなく自分の部屋。セリアは3人の罠にはまってしまうその日に、戻っていたのでした。
こんな人達の思い通りにはさせないし、許せない。
逆行して3人の本心と企みを知っているセリアは、反撃を決意。そうとは知らない妹たち3人は、セリアに翻弄されてゆくことになるのでした――。
※体調不良の影響で現在感想欄は閉じさせていただいております。
※こちらは3年前に投稿させていただいたお話の改稿版(文章をすべて書き直し、ストーリーの一部を変更したもの)となっております。
1月29日追加。後日ざまぁの部分にストーリーを追加させていただきます。

もうすぐ婚約破棄を宣告できるようになるから、あと少しだけ辛抱しておくれ。そう書かれた手紙が、婚約者から届きました
柚木ゆず
恋愛
《もうすぐアンナに婚約の破棄を宣告できるようになる。そうしたらいつでも会えるようになるから、あと少しだけ辛抱しておくれ》
最近お忙しく、めっきり会えなくなってしまった婚約者のロマニ様。そんなロマニ様から届いた私アンナへのお手紙には、そういった内容が記されていました。
そのため、詳しいお話を伺うべくレルザー侯爵邸に――ロマニ様のもとへ向かおうとしていた、そんな時でした。ロマニ様の双子の弟であるダヴィッド様が突然ご来訪され、予想だにしなかったことを仰られ始めたのでした。

婚約白紙?上等です!ローゼリアはみんなが思うほど弱くない!
志波 連
恋愛
伯爵令嬢として生まれたローゼリア・ワンドは婚約者であり同じ家で暮らしてきたひとつ年上のアランと隣国から留学してきた王女が恋をしていることを知る。信じ切っていたアランとの未来に決別したローゼリアは、友人たちの支えによって、自分の道をみつけて自立していくのだった。
親たちが子供のためを思い敷いた人生のレールは、子供の自由を奪い苦しめてしまうこともあります。自分を見つめ直し、悩み傷つきながらも自らの手で人生を切り開いていく少女の成長物語です。
本作は小説家になろう及びツギクルにも投稿しています。

虐げられた令嬢は、耐える必要がなくなりました
天宮有
恋愛
伯爵令嬢の私アニカは、妹と違い婚約者がいなかった。
妹レモノは侯爵令息との婚約が決まり、私を見下すようになる。
その後……私はレモノの嘘によって、家族から虐げられていた。
家族の命令で外に出ることとなり、私は公爵令息のジェイドと偶然出会う。
ジェイドは私を心配して、守るから耐える必要はないと言ってくれる。
耐える必要がなくなった私は、家族に反撃します。

【完結】気味が悪いと見放された令嬢ですので ~殿下、無理に愛さなくていいのでお構いなく~
Rohdea
恋愛
───私に嘘は通じない。
だから私は知っている。あなたは私のことなんて本当は愛していないのだと──
公爵家の令嬢という身分と魔力の強さによって、
幼い頃に自国の王子、イライアスの婚約者に選ばれていた公爵令嬢リリーベル。
二人は幼馴染としても仲良く過ごしていた。
しかし、リリーベル十歳の誕生日。
嘘を見抜ける力 “真実の瞳”という能力に目覚めたことで、
リリーベルを取り巻く環境は一変する。
リリーベルの目覚めた真実の瞳の能力は、巷で言われている能力と違っていて少々特殊だった。
そのことから更に気味が悪いと親に見放されたリリーベル。
唯一、味方となってくれたのは八歳年上の兄、トラヴィスだけだった。
そして、婚約者のイライアスとも段々と距離が出来てしまう……
そんな“真実の瞳”で視てしまった彼の心の中は───
※『可愛い妹に全てを奪われましたので ~あなた達への未練は捨てたのでお構いなく~』
こちらの作品のヒーローの妹が主人公となる話です。
めちゃくちゃチートを発揮しています……

【完結】「お前とは結婚できない」と言われたので出奔したら、なぜか追いかけられています
21時完結
恋愛
「すまない、リディア。お前とは結婚できない」
そう告げたのは、長年婚約者だった王太子エドワード殿下。
理由は、「本当に愛する女性ができたから」――つまり、私以外に好きな人ができたということ。
(まあ、そんな気はしてました)
社交界では目立たない私は、王太子にとってただの「義務」でしかなかったのだろう。
未練もないし、王宮に居続ける理由もない。
だから、婚約破棄されたその日に領地に引きこもるため出奔した。
これからは自由に静かに暮らそう!
そう思っていたのに――
「……なぜ、殿下がここに?」
「お前がいなくなって、ようやく気づいた。リディア、お前が必要だ」
婚約破棄を言い渡した本人が、なぜか私を追いかけてきた!?
さらに、冷酷な王国宰相や腹黒な公爵まで現れて、次々に私を手に入れようとしてくる。
「お前は王妃になるべき女性だ。逃がすわけがない」
「いいや、俺の妻になるべきだろう?」
「……私、ただ田舎で静かに暮らしたいだけなんですけど!!」
私の容姿は中の下だと、婚約者が話していたのを小耳に挟んでしまいました
山田ランチ
恋愛
想い合う二人のすれ違いラブストーリー。
※以前掲載しておりましたものを、加筆の為再投稿致しました。お読み下さっていた方は重複しますので、ご注意下さいませ。
コレット・ロシニョール 侯爵家令嬢。ジャンの双子の姉。
ジャン・ロシニョール 侯爵家嫡男。コレットの双子の弟。
トリスタン・デュボワ 公爵家嫡男。コレットの婚約者。
クレマン・ルゥセーブル・ジハァーウ、王太子。
シモン・ノアイユ 辺境伯家嫡男。コレットの従兄。
ルネ ロシニョール家の侍女でコレット付き。
シルヴィー・ペレス 子爵令嬢。
〈あらすじ〉
コレットは愛しの婚約者が自分の容姿について話しているのを聞いてしまう。このまま大好きな婚約者のそばにいれば疎まれてしまうと思ったコレットは、親類の領地へ向かう事に。そこで新しい商売を始めたコレットは、知らない間に国の重要人物になってしまう。そしてトリスタンにも女性の影が見え隠れして……。
ジレジレ、すれ違いラブストーリー

私の婚約者はちょろいのか、バカなのか、やさしいのか
れもんぴーる
恋愛
エミリアの婚約者ヨハンは、最近幼馴染の令嬢との逢瀬が忙しい。
婚約者との顔合わせよりも幼馴染とのデートを優先するヨハン。それなら婚約を解消してほしいのだけれど、応じてくれない。
両親に相談しても分かってもらえず、家を出てエミリアは自分の夢に向かって進み始める。
バカなのか、優しいのかわからない婚約者を見放して新たな生活を始める令嬢のお話です。
*今回感想欄を閉じます(*´▽`*)。感想への返信でぺろって言いたくて仕方が無くなるので・・・。初めて魔法も竜も転生も出てこないお話を書きました。寛大な心でお読みください!m(__)m
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる