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第4話:どうやら私はかなりの世間知らずな様です!
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しばらく歩くと、小さな街が見えて来た。でもさっきの出来事が蘇り、無意識にイジャ様にしがみつく。
「そんなにしがみつかなくても大丈夫だよ。ほら、道行く人たちも何も言って来ないだろう?こうやって普通にしていれば、難なく生活できるからね」
そう言って笑っているイジャ様。この人本当に落ち着いているわ。まあ、私が世間を知らなすぎるという事もあるのだろうけれど。
「今日はこの街に泊ろう。そうだな、あのホテルに空きがあるか確認してくるから、少し待っていてくれるかい?」
イジャ様が指さしたのは、どう見ても普通のお屋敷の様にしか見えないのだが。ここがホテルと言うところなのかしら?まあいいわ、イジャ様が帰ってくるまで、あそこのベンチに座って待っていよう。
それにしても、今日はたくさん歩いたから疲れたわ。いくら魔法で体を軽くしてもらっても、やはり疲れるものは疲れる。
「あれ?姉ちゃん1人?」
あら?誰かに声を掛けられている?ふと声の方を見ると、そこには男性が3人立っていた。もしかして、また何か文句を言われるのかしら?そう思い、咄嗟に身構えた。
「へ~、キレイな子だね!ねえ、こんなところで1人で何をしているの?そうだ、俺たちと一緒に美味しいものを食べに行かない?もちろん、奢るからさ!」
まあ、食事をご馳走して下さるですって!そう言えば朝から何も食べていないから、お腹ペコペコだったのよね。それは有難いわ!
「それは本当ですか?ありがとうございます!でも今人を待っていますの!その人も一緒でもよろしいですか?」
私1人ご馳走になったら、イジャ様に悪いものね。そう思ったのだ。
「エリー、君は一体何をやっているんだい?」
ナイスタイミングでイジャ様が戻って来た。でも…怒っている?なぜか男性達から私を庇う様に立った。
「なんだ、男連れかよ!」
そう言って去っていく男性たち。
「あ…待って!食事は…」
せっかくご親切な男性たちが、食事をご馳走して下さると言ってくれたのに…
「イジャ様、せっかくあの男性たちが食事をご馳走してくれると言って下さったのに、行ってしまいましたわ。残念ですわね…」
「残念なものか!いいかい!あの男たちは、ただ食事をご馳走してあげようと思っていた訳ではない!ヘタをすると、無理やり襲われたり、身ぐるみはがされたり、最悪命を奪われることだってあるんだぞ!そもそも、エリーは世間を知らなさすぎる!君に近付く全ての人が、善人ではないんだ!とにかく、知らない人には付いて行っては駄目だ!いいね、分かったね!」
物凄い怖い顔で怒られてしまった。
「ごめんなさい…そんな人たちが居るなんて、知りませんでしたの。でも、優しそうな方達でしたわよ」
「は~、君はまったく…とにかく、知らない人には何があっても付いて行かない事。それから、君は自分が思っている以上に世間を知らない!いいかい?今までは公爵家で何不自由ない生活をしていただろうが、これからは全て自分でやらないといけないんだ!とにかく、今までの常識はほとんど通用しないと思った方がいい!それが無理なら、国に帰る事だね!」
「国に!それだけは嫌です!勝手な行動をしてごめんなさい!今後は知らない人に絶対に付いて行かない様にします。それから、イジャ様の言う事もちゃんと聞きます。だから、どうか捨てないで!」
今イジャ様に捨てられたら、私は野垂れ死ぬか国に帰るかしか道は残されていない。それくらい、いくら常識のない私でも分かるわ!
「僕の方こそごめん。少しきつく言い過ぎた。とりあえずあそこのホテルの予約が取れたから、一旦ホテルに行って荷物を置きに行こう。それから、お腹も空いているだろう?ここのホテルは1階がレストランになっているんだ。荷物を置いたら、食事にしようか?」
「まあ、それは本当ですか?実は私、お腹ペコペコで!それじゃあ、早速行きましょう」
イジャ様の手を掴み、急いでホテルの中に入って行った。中はとても奇麗だ。
「エリー、こっちだよ」
イジャ様に連れられてやって来たのは、扉の前だ。どうして中に入らないのかしら?そう思っていると、急にドアが開いた。
「イジャ様、これは魔法ですの?」
勝手にドアが開いたのだ!一体どうなっているの?
「魔法じゃないよ。ほら、行くよ!」
私の手を引き、狭い部屋に入った。どうやら上に昇っている様だ。何なの、この部屋は!
「これはエレベーターと呼ばれる物だよ。この国はかなり文明が発達していてね。電気という物で動かしているんだ」
電気?初めて聞く言葉ね!しばらくすると、再びドアが開いた。
「さあ、僕達の部屋はこっちだよ!ごめんね、経済的な問題で、部屋は1つにさせてもらったけれどいいかな?もちろん、手は出さないから安心して」
申し訳なさそうにそう言ったイジャ様。
「もちろんです。私がお金を持っていないばかりに、ご迷惑を掛けてごめんなさい」
今の私は、イジャ様におんぶにだっこ状態だ。とにかく私も常識や知識を身につけて、イジャ様の様に何でも出来る様にならないとね!
「そんな事は気にしなくていいよ。それより早く部屋に入ろう」
そう言うと、ゆっくりと部屋を開けたイジャ様。ホテルというところに泊るのは初めて。正直、楽しみすぎてワクワクが止まらない。イジャ様の後ろからゆっくり部屋に入った。そこには、小さなベッドが2つと机に椅子、そして奥にはトイレと浴槽があるだけだ。
随分と小さな部屋なのね。でも、2人なら十分か。それに何より
「イジャ様、見て下さい!街が一望できますわ!あっ!あの山、もしかして私たちがいた山ですか?」
そう、景気がとても奇麗なのだ。つい子供の様にはしゃいでしまう!
「そうだね、あそこから歩いて来たんだ!それにしても、よく頑張ったね。さあ、食事に行こう」
再びエレベーターと呼ばれる不思議な乗り物に乗り、1階のレストランへとやって来た。ほぼ1日ぶりの食事は本当に美味しかった。食後は部屋に戻り、各自湯あみを済ます。でも…
「イジャ様、これはどうやって使うのですか?」
そう、今までは全てメイドにやってもらっていたので、湯あみの仕方が分からないのだ。そんな私に丁寧に教えてくれるイジャ様。本当に自分の無知が情けない。
優しいイジャ様に教えてもらい、何とか湯あみを済ませた。ちなみに、髪はイジャ様が魔法で乾かしてくれた。そしてベッドに入る。
「今日は疲れただろう。ゆっくりお休み、エリー」
「ありがとうございます。お休みなさい、イジャ様」
ゆっくり瞳を閉じる。今日は色々あったわ。それにしても、イジャ様は本当に優しいわね。さあ、明日からまた旅が始まる!楽しみね!
期待に胸膨らませ、眠りに付いたエリーであった。
「そんなにしがみつかなくても大丈夫だよ。ほら、道行く人たちも何も言って来ないだろう?こうやって普通にしていれば、難なく生活できるからね」
そう言って笑っているイジャ様。この人本当に落ち着いているわ。まあ、私が世間を知らなすぎるという事もあるのだろうけれど。
「今日はこの街に泊ろう。そうだな、あのホテルに空きがあるか確認してくるから、少し待っていてくれるかい?」
イジャ様が指さしたのは、どう見ても普通のお屋敷の様にしか見えないのだが。ここがホテルと言うところなのかしら?まあいいわ、イジャ様が帰ってくるまで、あそこのベンチに座って待っていよう。
それにしても、今日はたくさん歩いたから疲れたわ。いくら魔法で体を軽くしてもらっても、やはり疲れるものは疲れる。
「あれ?姉ちゃん1人?」
あら?誰かに声を掛けられている?ふと声の方を見ると、そこには男性が3人立っていた。もしかして、また何か文句を言われるのかしら?そう思い、咄嗟に身構えた。
「へ~、キレイな子だね!ねえ、こんなところで1人で何をしているの?そうだ、俺たちと一緒に美味しいものを食べに行かない?もちろん、奢るからさ!」
まあ、食事をご馳走して下さるですって!そう言えば朝から何も食べていないから、お腹ペコペコだったのよね。それは有難いわ!
「それは本当ですか?ありがとうございます!でも今人を待っていますの!その人も一緒でもよろしいですか?」
私1人ご馳走になったら、イジャ様に悪いものね。そう思ったのだ。
「エリー、君は一体何をやっているんだい?」
ナイスタイミングでイジャ様が戻って来た。でも…怒っている?なぜか男性達から私を庇う様に立った。
「なんだ、男連れかよ!」
そう言って去っていく男性たち。
「あ…待って!食事は…」
せっかくご親切な男性たちが、食事をご馳走して下さると言ってくれたのに…
「イジャ様、せっかくあの男性たちが食事をご馳走してくれると言って下さったのに、行ってしまいましたわ。残念ですわね…」
「残念なものか!いいかい!あの男たちは、ただ食事をご馳走してあげようと思っていた訳ではない!ヘタをすると、無理やり襲われたり、身ぐるみはがされたり、最悪命を奪われることだってあるんだぞ!そもそも、エリーは世間を知らなさすぎる!君に近付く全ての人が、善人ではないんだ!とにかく、知らない人には付いて行っては駄目だ!いいね、分かったね!」
物凄い怖い顔で怒られてしまった。
「ごめんなさい…そんな人たちが居るなんて、知りませんでしたの。でも、優しそうな方達でしたわよ」
「は~、君はまったく…とにかく、知らない人には何があっても付いて行かない事。それから、君は自分が思っている以上に世間を知らない!いいかい?今までは公爵家で何不自由ない生活をしていただろうが、これからは全て自分でやらないといけないんだ!とにかく、今までの常識はほとんど通用しないと思った方がいい!それが無理なら、国に帰る事だね!」
「国に!それだけは嫌です!勝手な行動をしてごめんなさい!今後は知らない人に絶対に付いて行かない様にします。それから、イジャ様の言う事もちゃんと聞きます。だから、どうか捨てないで!」
今イジャ様に捨てられたら、私は野垂れ死ぬか国に帰るかしか道は残されていない。それくらい、いくら常識のない私でも分かるわ!
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「まあ、それは本当ですか?実は私、お腹ペコペコで!それじゃあ、早速行きましょう」
イジャ様の手を掴み、急いでホテルの中に入って行った。中はとても奇麗だ。
「エリー、こっちだよ」
イジャ様に連れられてやって来たのは、扉の前だ。どうして中に入らないのかしら?そう思っていると、急にドアが開いた。
「イジャ様、これは魔法ですの?」
勝手にドアが開いたのだ!一体どうなっているの?
「魔法じゃないよ。ほら、行くよ!」
私の手を引き、狭い部屋に入った。どうやら上に昇っている様だ。何なの、この部屋は!
「これはエレベーターと呼ばれる物だよ。この国はかなり文明が発達していてね。電気という物で動かしているんだ」
電気?初めて聞く言葉ね!しばらくすると、再びドアが開いた。
「さあ、僕達の部屋はこっちだよ!ごめんね、経済的な問題で、部屋は1つにさせてもらったけれどいいかな?もちろん、手は出さないから安心して」
申し訳なさそうにそう言ったイジャ様。
「もちろんです。私がお金を持っていないばかりに、ご迷惑を掛けてごめんなさい」
今の私は、イジャ様におんぶにだっこ状態だ。とにかく私も常識や知識を身につけて、イジャ様の様に何でも出来る様にならないとね!
「そんな事は気にしなくていいよ。それより早く部屋に入ろう」
そう言うと、ゆっくりと部屋を開けたイジャ様。ホテルというところに泊るのは初めて。正直、楽しみすぎてワクワクが止まらない。イジャ様の後ろからゆっくり部屋に入った。そこには、小さなベッドが2つと机に椅子、そして奥にはトイレと浴槽があるだけだ。
随分と小さな部屋なのね。でも、2人なら十分か。それに何より
「イジャ様、見て下さい!街が一望できますわ!あっ!あの山、もしかして私たちがいた山ですか?」
そう、景気がとても奇麗なのだ。つい子供の様にはしゃいでしまう!
「そうだね、あそこから歩いて来たんだ!それにしても、よく頑張ったね。さあ、食事に行こう」
再びエレベーターと呼ばれる不思議な乗り物に乗り、1階のレストランへとやって来た。ほぼ1日ぶりの食事は本当に美味しかった。食後は部屋に戻り、各自湯あみを済ます。でも…
「イジャ様、これはどうやって使うのですか?」
そう、今までは全てメイドにやってもらっていたので、湯あみの仕方が分からないのだ。そんな私に丁寧に教えてくれるイジャ様。本当に自分の無知が情けない。
優しいイジャ様に教えてもらい、何とか湯あみを済ませた。ちなみに、髪はイジャ様が魔法で乾かしてくれた。そしてベッドに入る。
「今日は疲れただろう。ゆっくりお休み、エリー」
「ありがとうございます。お休みなさい、イジャ様」
ゆっくり瞳を閉じる。今日は色々あったわ。それにしても、イジャ様は本当に優しいわね。さあ、明日からまた旅が始まる!楽しみね!
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