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キャノンボール編
足止めと反転
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「まぁ、逃げちまったもんは仕方ねぇ。所詮はその程度の相手だったって事だな」
ライトヒースは大きく息を吐く。逃げるような相手に用はない。拍子抜けしていた。シノブの方と遊んでみるか……なんて考えながら街道を進み始める。
それから少しして。
「ん? ありゃ……魔弾か?」
空に小さな青い光が走る。
何の意味が……合図か? それが何の合図なのかは分からない。だが次の瞬間である。今度は目の前に魔弾が迫る。
「おいおい、何だってんだよ、急によぉ!!?」
咄嗟に戦槌を振り下ろす。巨大な先端部が魔弾を弾き消した。
超遠距離からの連続射撃。
攻撃を受けている。
ライトヒースの何処にあるかも分からない認識票を魔弾で破壊する事などできない。もちろん殺して退場させるわけにもいかない。
今、ここでできるのは足止めだけ。
何の為の足止めか、考えれば簡単に分かる。狙いは離れた監視役の二人。その二人を助けに行けないようにだ。
だが分からない。魔弾で攻撃されなければ監視役が狙われる事など分からないままだったのに。
「何かの罠かも知れねぇが面白ぇ!! 真正面からブチ破ってやろうや!!」
ライトヒースは笑った。そして猛然と駆け出すのだった。
★★★
「凄いな。その鼻どうなってんだよ?」
「べ、別ににおいを追ってるわけじゃないぞ!!?」
「比喩に決まってんだろ」
「ひ、ひゆ? それは何か特別な能力なのかしら?」
「お前も何を言ってんだ? 馬鹿ばっかりか?」
「ベリーが難しい言葉を使うから悪いんだぞ」
「そうです、もっと簡単な言葉を使った方が分かりやすいですわ」
「嘘だろ、僕がまさかの少数派かよ……」
タックルベリー、ドレミド、リコリスが監視役の二人に迫る。
監視役の立場で考え、ライトヒース達とどれくらい距離を取れば良いのか、どの地形だったら隠れやすいのか、移動に適するのはどのルートなのか……それらを感覚的だが、分析し、導き出したものをドレミドは勘と言う。その勘はある程度に信じても良いのだろう……タックルベリーはそう考えていた。
遠回りをしつつ、監視役の二人がいるであろう場所の背後へと移動する。
「ベリー、リコリス」
「ああ、見える」
「いますわね」
起伏の高低差が少しだけ大きい、その窪んだ部分。監視役二人の後姿が見えた。こちらには気付いていない。このまま速攻で倒して、そのまま撤退。こうやって少しずつパーティーメンバーを削ってやる。
そう意気込んで、さぁ攻撃だ、という直前。
空に小さな青い光が走る。
魔弾。それは事前に決めていた撤退の合図。
「て、撤退ですわ……どうして今……」
「考えるのは後だ、すぐ逃げる!! ベリー!!」
「探索魔法を受けた、気付かれたぞ!!」
今の魔弾に監視役も気付いたのだろう。
三人はその場から脱兎の如く駆け出した。
監視役の二人が追ってくる。
「今なら返り討ちにできますわ!!」
「状況が分からない状態で攻め込むのはダメだ!! 撤退する!!」
逃げながらも退路の確認の為に探索魔法を飛ばすタックルベリー。
「とんでもない速さで突っ込んでくる奴がいるぞ!!」
多分、ライトヒースだろう。そして他の仲間達も動きが速い。さらに監視役からの遠距離魔法攻撃。防ぐ事は簡単だがこちらの逃げ足が鈍化する。このままでは逃げ切れない。
「……わたくしが足止めします」
リコリスだ。
「おい」
「ベリーの言いたい事は分かりますわ。足止めはできてもわたくしはここで脱落ですわね」
さらに言葉を続ける。
「これから先も魔法の専門家であるベリーは絶対に必要。ドレミドはわたくしより攻撃力も高く勘も鋭い。この場で捨て駒になるのはわたくししか考えられませんわ。そうでしょう?」
「うん、そうだな」
「ちょっと、ドレミド!!?」
「まぁ、死ぬわけじゃないし良いんじゃないか?」
「ベリーも!! 二人とも冷たいですわ!!」
「心配すんな。骨は拾ってユリアンに届けてやるから」
「死にませんわ!! でも……ライトヒースも道連れにしてやるつもりですから!!」
そう言ってリコリスは両手の拳をゴンッと合わせるのだった。
★★★
魔弾の連射はできる。でも複数を同時に撃つ事はできない。
「ダメ!! ほとんど止めらんないんだけど!!」
一発の魔弾でライトヒース達八人を止める事などできなかった。魔弾を操りライトヒースだけを狙うが、それも周りの仲間達のせいで届かない。
このままだと三人は確実にやられる。脱落だ。
シャーリーと自分の二人だけで競技に優勝できるとは思わない。そこでユリアンは……
「……俺が助けにいく。少しだけでも助かる可能性が高くなるだろ」
地面に降りる。
「あたしは?」
「ここで待機。速さの勝負でもあるからな」
連れていけば遅くなる。もし接近戦になれば弱点にもなる。だから待機。
ユリアンはシャーリーを下ろすと、そのまま再び空へと飛び立つのだった。
★★★
まさに獅子奮迅の戦いとはこの事だろう。
「これがお前の本気かよ!! ガキながらとんでもねぇな!!」
ライトヒースは笑って目の前に戦槌を振り下ろす。
正面にいたリコリス。戦槌が前髪に触れた次の瞬間にはライトヒースの側面へ。握り締めた拳を脇腹へと叩き込む。
叩き込んで、すぐ飛び退く。そしてその場から離脱しようとするライトヒースの仲間達へと向かっていく。複数人からの攻撃、全てを紙一重で避ける。その相手に反撃を加え足止め。
リコリスに迫るライトヒース。
目で追うのも難しい程の速さでリコリスはライトヒースとの間合いを自ら詰めた。
戦槌を持つ腕を蹴り上げる。腕が跳ね上がり、ガラ空きとなった胴体に一撃。さらに蹴り飛ばし、その反動を利用してまた間合いを離れる。
離れた次の瞬間にはまた他の相手へと拳を向ける。
リコリスは一人でライトヒースを含めた八人の相手をしていたのだ。
必死の形相。極限まで研ぎ澄まされた集中力。大陸最高レベルの体術だった。
再びライトヒース。
横薙ぎにされた戦槌が眼前に迫る。
リコリスは両腕をスッと出す。もちろん受け止められる威力ではない。その指先が戦槌に触れる。さらに跳躍。少しでもタイミングが合わなければ腕の骨が砕ける、その中でリコリスは戦槌を跳び箱のようにして飛んだ。その勢いで体が空中で高速回転。だが回転しながらその勢いを利用してライトヒースの顔面を蹴り抜くのだった。
「ガハッ!!」
予想外の攻撃にライトヒースは体勢を崩す。
リコリスはそのまま着地、着地と同時に再び跳躍、ライトヒースの顎を蹴り上げた。まともに入った一撃にさすがに倒れるだろうと思ったが……
「っ!!?」
焦った表情を浮かべるリコリス。片足をライトヒースの太い腕が掴んでいた。
ライトヒースはリコリスを振り上げ、そのまま地面へと叩き付ける。
ドバンッッッ
リコリスの体が地面をめり込む程の一撃。
さらにもう一度と振り上げる。
咄嗟にリコリスはもう片方の足で、掴むライトヒースの指を蹴り付けた。一瞬だけ緩んだ握力、リコリスはもう一度蹴り付け、その場から飛び抜ける。
「……ガキなんて失礼だったな。リコリスか、お前の顔も名前もしっかり覚えたぜ。生涯忘れる事は無ぇだろうよ」
「……」
リコリスは黙って口元の血を拭う。そしてお腹を凹ませながら息を大きく吸った。そして息を吐きながらお腹を膨らませる。
「フゥゥゥゥゥ……」
息吹。
まだまだリコリスは止まらない。
★★★
撤退を続けるタックルベリーとドレミド。
なぜ撤退なのか、状況は全く分からなかった。細かく探索魔法を飛ばす。
「ユリアンか!!? ドレミド、僕には全く意味が分からないんだがユリアンがこっちに来てるぞ!!」
「分からないけど、分かった。ここが勝負所だぞ!!」
攻撃か、撤退か、目まぐるしく入れ替わる。その中でドレミドの勝負勘を信じる。
「つまり、今ここでライトヒースを倒すんだな!!?」
「その通りだ!!」
賭けには分が悪い。しかし勝機がないわけでもない。
そこで反転。
タックルベリーとドレミドは二手に分かれる。
基本的には戦力を分散せずが作戦だったが、勝てる部分で勝つ事に変わりない。
リコリスのおかげだろう、ライトヒースと監視役はまだ合流していない。そこでドレミドは監視役の二人をまず狙う。
タックルベリーはリコリスの救援へと向かう。そこにユリアンが合流し、さらに監視役を倒したドレミドが合流すれば勝機はある。
それもこれもリコリスがそれまで持ち堪えられればの話だが……
ライトヒースは大きく息を吐く。逃げるような相手に用はない。拍子抜けしていた。シノブの方と遊んでみるか……なんて考えながら街道を進み始める。
それから少しして。
「ん? ありゃ……魔弾か?」
空に小さな青い光が走る。
何の意味が……合図か? それが何の合図なのかは分からない。だが次の瞬間である。今度は目の前に魔弾が迫る。
「おいおい、何だってんだよ、急によぉ!!?」
咄嗟に戦槌を振り下ろす。巨大な先端部が魔弾を弾き消した。
超遠距離からの連続射撃。
攻撃を受けている。
ライトヒースの何処にあるかも分からない認識票を魔弾で破壊する事などできない。もちろん殺して退場させるわけにもいかない。
今、ここでできるのは足止めだけ。
何の為の足止めか、考えれば簡単に分かる。狙いは離れた監視役の二人。その二人を助けに行けないようにだ。
だが分からない。魔弾で攻撃されなければ監視役が狙われる事など分からないままだったのに。
「何かの罠かも知れねぇが面白ぇ!! 真正面からブチ破ってやろうや!!」
ライトヒースは笑った。そして猛然と駆け出すのだった。
★★★
「凄いな。その鼻どうなってんだよ?」
「べ、別ににおいを追ってるわけじゃないぞ!!?」
「比喩に決まってんだろ」
「ひ、ひゆ? それは何か特別な能力なのかしら?」
「お前も何を言ってんだ? 馬鹿ばっかりか?」
「ベリーが難しい言葉を使うから悪いんだぞ」
「そうです、もっと簡単な言葉を使った方が分かりやすいですわ」
「嘘だろ、僕がまさかの少数派かよ……」
タックルベリー、ドレミド、リコリスが監視役の二人に迫る。
監視役の立場で考え、ライトヒース達とどれくらい距離を取れば良いのか、どの地形だったら隠れやすいのか、移動に適するのはどのルートなのか……それらを感覚的だが、分析し、導き出したものをドレミドは勘と言う。その勘はある程度に信じても良いのだろう……タックルベリーはそう考えていた。
遠回りをしつつ、監視役の二人がいるであろう場所の背後へと移動する。
「ベリー、リコリス」
「ああ、見える」
「いますわね」
起伏の高低差が少しだけ大きい、その窪んだ部分。監視役二人の後姿が見えた。こちらには気付いていない。このまま速攻で倒して、そのまま撤退。こうやって少しずつパーティーメンバーを削ってやる。
そう意気込んで、さぁ攻撃だ、という直前。
空に小さな青い光が走る。
魔弾。それは事前に決めていた撤退の合図。
「て、撤退ですわ……どうして今……」
「考えるのは後だ、すぐ逃げる!! ベリー!!」
「探索魔法を受けた、気付かれたぞ!!」
今の魔弾に監視役も気付いたのだろう。
三人はその場から脱兎の如く駆け出した。
監視役の二人が追ってくる。
「今なら返り討ちにできますわ!!」
「状況が分からない状態で攻め込むのはダメだ!! 撤退する!!」
逃げながらも退路の確認の為に探索魔法を飛ばすタックルベリー。
「とんでもない速さで突っ込んでくる奴がいるぞ!!」
多分、ライトヒースだろう。そして他の仲間達も動きが速い。さらに監視役からの遠距離魔法攻撃。防ぐ事は簡単だがこちらの逃げ足が鈍化する。このままでは逃げ切れない。
「……わたくしが足止めします」
リコリスだ。
「おい」
「ベリーの言いたい事は分かりますわ。足止めはできてもわたくしはここで脱落ですわね」
さらに言葉を続ける。
「これから先も魔法の専門家であるベリーは絶対に必要。ドレミドはわたくしより攻撃力も高く勘も鋭い。この場で捨て駒になるのはわたくししか考えられませんわ。そうでしょう?」
「うん、そうだな」
「ちょっと、ドレミド!!?」
「まぁ、死ぬわけじゃないし良いんじゃないか?」
「ベリーも!! 二人とも冷たいですわ!!」
「心配すんな。骨は拾ってユリアンに届けてやるから」
「死にませんわ!! でも……ライトヒースも道連れにしてやるつもりですから!!」
そう言ってリコリスは両手の拳をゴンッと合わせるのだった。
★★★
魔弾の連射はできる。でも複数を同時に撃つ事はできない。
「ダメ!! ほとんど止めらんないんだけど!!」
一発の魔弾でライトヒース達八人を止める事などできなかった。魔弾を操りライトヒースだけを狙うが、それも周りの仲間達のせいで届かない。
このままだと三人は確実にやられる。脱落だ。
シャーリーと自分の二人だけで競技に優勝できるとは思わない。そこでユリアンは……
「……俺が助けにいく。少しだけでも助かる可能性が高くなるだろ」
地面に降りる。
「あたしは?」
「ここで待機。速さの勝負でもあるからな」
連れていけば遅くなる。もし接近戦になれば弱点にもなる。だから待機。
ユリアンはシャーリーを下ろすと、そのまま再び空へと飛び立つのだった。
★★★
まさに獅子奮迅の戦いとはこの事だろう。
「これがお前の本気かよ!! ガキながらとんでもねぇな!!」
ライトヒースは笑って目の前に戦槌を振り下ろす。
正面にいたリコリス。戦槌が前髪に触れた次の瞬間にはライトヒースの側面へ。握り締めた拳を脇腹へと叩き込む。
叩き込んで、すぐ飛び退く。そしてその場から離脱しようとするライトヒースの仲間達へと向かっていく。複数人からの攻撃、全てを紙一重で避ける。その相手に反撃を加え足止め。
リコリスに迫るライトヒース。
目で追うのも難しい程の速さでリコリスはライトヒースとの間合いを自ら詰めた。
戦槌を持つ腕を蹴り上げる。腕が跳ね上がり、ガラ空きとなった胴体に一撃。さらに蹴り飛ばし、その反動を利用してまた間合いを離れる。
離れた次の瞬間にはまた他の相手へと拳を向ける。
リコリスは一人でライトヒースを含めた八人の相手をしていたのだ。
必死の形相。極限まで研ぎ澄まされた集中力。大陸最高レベルの体術だった。
再びライトヒース。
横薙ぎにされた戦槌が眼前に迫る。
リコリスは両腕をスッと出す。もちろん受け止められる威力ではない。その指先が戦槌に触れる。さらに跳躍。少しでもタイミングが合わなければ腕の骨が砕ける、その中でリコリスは戦槌を跳び箱のようにして飛んだ。その勢いで体が空中で高速回転。だが回転しながらその勢いを利用してライトヒースの顔面を蹴り抜くのだった。
「ガハッ!!」
予想外の攻撃にライトヒースは体勢を崩す。
リコリスはそのまま着地、着地と同時に再び跳躍、ライトヒースの顎を蹴り上げた。まともに入った一撃にさすがに倒れるだろうと思ったが……
「っ!!?」
焦った表情を浮かべるリコリス。片足をライトヒースの太い腕が掴んでいた。
ライトヒースはリコリスを振り上げ、そのまま地面へと叩き付ける。
ドバンッッッ
リコリスの体が地面をめり込む程の一撃。
さらにもう一度と振り上げる。
咄嗟にリコリスはもう片方の足で、掴むライトヒースの指を蹴り付けた。一瞬だけ緩んだ握力、リコリスはもう一度蹴り付け、その場から飛び抜ける。
「……ガキなんて失礼だったな。リコリスか、お前の顔も名前もしっかり覚えたぜ。生涯忘れる事は無ぇだろうよ」
「……」
リコリスは黙って口元の血を拭う。そしてお腹を凹ませながら息を大きく吸った。そして息を吐きながらお腹を膨らませる。
「フゥゥゥゥゥ……」
息吹。
まだまだリコリスは止まらない。
★★★
撤退を続けるタックルベリーとドレミド。
なぜ撤退なのか、状況は全く分からなかった。細かく探索魔法を飛ばす。
「ユリアンか!!? ドレミド、僕には全く意味が分からないんだがユリアンがこっちに来てるぞ!!」
「分からないけど、分かった。ここが勝負所だぞ!!」
攻撃か、撤退か、目まぐるしく入れ替わる。その中でドレミドの勝負勘を信じる。
「つまり、今ここでライトヒースを倒すんだな!!?」
「その通りだ!!」
賭けには分が悪い。しかし勝機がないわけでもない。
そこで反転。
タックルベリーとドレミドは二手に分かれる。
基本的には戦力を分散せずが作戦だったが、勝てる部分で勝つ事に変わりない。
リコリスのおかげだろう、ライトヒースと監視役はまだ合流していない。そこでドレミドは監視役の二人をまず狙う。
タックルベリーはリコリスの救援へと向かう。そこにユリアンが合流し、さらに監視役を倒したドレミドが合流すれば勝機はある。
それもこれもリコリスがそれまで持ち堪えられればの話だが……
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