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キャノンボール編
チュボイと偽宿屋
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「あの……こんな事お願いするのもどうかと思うんですけど、私達の事は秘密にしてもらえませんか? この先も奇襲作戦を続行したいので」
「また随分と正直にお願いしてくるんだね」
呆れたようにリンデは言う。
「こちらとしても秘密にしたい。リアーナとロザリンドとはいえ、そんな子供みたいな二人にここまで手が出ないなんて……冒険者として下手したら終わりだ」
ムントは言う。
「それなら私達も助かります」
「でもね……きっと監視されてたはずだよ。それを扱う情報屋もいっぱいいるはずだから。きっと情報は漏れる。早かれ遅かれね」
確かにリンデの言う通りだが、それでもできるだけバレるのが遅れてくれればそれで良い。
だが問題はそれよりも。
「ちょっとリンデさん。こんな小さな言葉に引っ掛かる私を面倒だと思うんでしょうけど……今『監視』って言いました?」
「い、言ったかな?」
「情報屋程度に監視されるような強靭の巨人じゃありませんよね? 誰に監視されていると想定していたんですか?」
「王国側だよ。ほら、この認識票。魔法が掛かっているからこちらの情報が伝わるんじゃないかって」
「競技の主催者は王国ですよ。大金も動きますし、そこから情報が漏れたら信用問題になります。なのに『きっと情報は漏れる』なんて確定的な事を言えます?」
そこでムント。
「『言えない』」
それ以降、二人が口を開く事はなかった。とにかく、これで優勝候補の一つ、強靭の巨人は脱落である。
「ねぇ、シノブちゃん」
「うん……『言えない』は私の質問に対する答えじゃない。自分達の立場についてだよ」
「つまり誰かからの依頼ね」
「もう何か色んな事情が絡んで嫌。でも私達が優勝しちゃえば万事解決だし。頑張ろうか」
残念ながら強靭の巨人が持つ9種類は俺達の持つ5種類と被っていた。残り1種類はまだ周っていない残り5ヶ所のどこかなんだろう。
はぁ、頑張ろ。
★★★
次の目的地に向かう途中。
大陸中を繋ぐ街道には小さな村が点在している。住人が100人にも満たない小さな村も珍しくない。
その村の住人になりきっている俺達。
競技の参加者が集まっていた。ただパーティーの上限人数を遥かに超えている。明らかに複数のパーティーなのだが、敵対している様子はない。むしろ協力しているかのように村の中を見回っている。
そこで数台の馬車を見掛けたのだが、彫刻された家紋を一緒に周るニデックが知っていた。
コインブラ家。
王国の中枢に近い位置する貴族である。しかもニデックより爵位は高い。
もちろん出くわしたからにはニデックから挨拶する事になるのだが……
貸切にされた宿屋の一室。
自分の予想を確かめる為にニデックの挨拶に同行する事をお願いした。俺の事を突っ込まれたらなんて答えようか、なんて考えていたのだが……
「ただでさえ貧相な宿屋で気分が悪い。わざわざお前の為に私の時間を割かせるな。下がれ」
その男の年齢は二十代の前半だろうか。見た目はまぁ普通ってトコ。ただ身なりは良い。センスはさて置き、高そうな服と装飾品を纏っている。
チュボイ・コインブラ……これがこの男の名前だった。
明らかに面倒臭そうな表情を浮かべて、手でニデックを追い払う。俺の姿など全く視界に入っていない。
多分コイツだな。
★★★
宿屋はチュボイ達の貸切。俺達は野宿である。まぁ、ニデック親子にしてみれば野宿などする機会もなく、これはこれで楽しい経験だと喜んでいた。
「間違いないわね。他の競技参加者はチュボイ・コインブラの護衛よ」
「でも競技は王国が管理しているから、参加者にそんな危険はないはずだよ。つまり本気で、どんな手を使っても優勝を狙っている、って事だと思う」
ロザリンドとリアーナ。
「絶対に優勝したい独身貴族。あれがハリエットの結婚相手候補の可能性が高そう」
ハリエットの事情は帝国と王国との密約。その相手をミランが教える事はなかった。
「独身、って何でそんな事が分かるの?」
「ちょっと前に求婚されたから」
「ツバキがかしら?」
「そう。お店に押し掛けて来て『結婚しろ』って。凄く嫌な奴だよ」
俺はチュボイの事を知っていた。
アルテュールとの戦いの後。王国から俺への求婚禁止令中に、店へと押し掛け求婚された。断ると、憎々しげに睨まれたのを覚えている。
ニデックとの会話の中で、参加中である他貴族達の事をそれとなく聞き出している。
総合して考えれば、ハリエットの相手はチュボイだ。
「どうする? ツバキちゃん」
「ここで闇討ちしてやりたいけど、そんな事したらニデックさんが疑われて後々嫌がらせされそう。だからニデックさんとは一端ここで別れるよ」
逆恨みされないよう、俺達も正体がバレないようにしてやんぜ。
★★★
大陸中を走る街道。
とはいえ、宿泊施設はもちろん、人が住んでいる気配のない場所だって存在している。点在している村でもあれば、やっぱり屋根のある所で休みたいだろ。
相変わらず宿屋一軒を貸切のチュボイ。
「もちろんです。宿の中もご自由にお調べ下さい。ツバキ、チュボイ様をお部屋に案内して」
そう言って笑顔を浮かべるのは、変装はしているが元の体格に戻ったリアーナだった。
「はい。チュボイ様のお部屋はこちらになります」
案内するのは同じく変装した俺。
チュボイの競技攻略法は実に単純だった。雇った人間を競技に参加させ、圧倒的な数の戦力で進めていく。小細工などする必要がない。
だからこそ経路を隠さず、その行先を予想するのは簡単だった。
そこで俺達はチュボイが立ち寄るであろう場所をピックアップ。先回りして、さらに平屋の空き家を見付ける。人の少ない村なら空き家を見付けるのも難しい事じゃない。
どうせ持ち主のいない朽ちていく空き家、村の代表者に頼み込んだら格安で譲ってくれた。美女三人が頼めば実に簡単な事だったぜ。
ここは偽宿屋である。
「随分と貧相な宿だな。これでよく客を取る気になる」
呆れたようにチュボイは言う。
空き家に備え付けされていた家具類。埃を払いはしたが確かに貧相……こ、これで宿屋は無理がある……か?
「申し訳ありません。空き家を利用して宿屋を始めたのですが、やはり利用者もあまりいませんので……ただ姉の作る料理は美味しいのでお薦めなんですよ」
「お前達の作ったものなど口に入れられるか。必要ない」
「そ、そうですか……」
チュボイの周りの人間が周囲に視線を走らせている。
さらに魔法を使っている者もいた。探索魔法だろうな。今この時、俺達は賭けに出ていた。ロザリンドの存在が見付かれば負け、この場から逃げるのも難しくなるかも知れない。
最初に部屋の中に入るのは護衛達。続いてチュボイ。
「埃臭いな。野宿よりはと思ったが、同じ程度のものだ。おい、お前」
「なんでしょうか?」
「私がここに滞在している間はお前達姉妹を監視する。良いな?」
「は、はい」
「いけ」
バタンッッッ
そんな強く閉めなくも。アホか。
そして俺とリアーナは別の一室に監視付きで閉じ込められるのだった。
★★★
翌日。
「チュボイ様、当宿屋を利用していただき本当にあり」
「必要ない」
こちらを見ようともしないでチュボイはリアーナの言葉を遮る。
そのまま大勢を引き連れて村を離れていくのだった。
そして周囲からチュボイ達が十分に離れたのを確認して。
「ロザリンドちゃん」
「どう、上手くいった?」
俺達が振り返ると。
「問題は無いわ」
薄汚れたロザリンドだった。その手には競技の認識票。チュボイの物だ。もう真っ二つに切断されていた。これでチュボイは競技失格。それに気付くのはもう少し先っぽいな。
とりあえず……
「すぐここから離れて、どこか水浴びできるトコ探そうか。ロザリンドもその恰好じゃ嫌でしょ?」
「また随分と正直にお願いしてくるんだね」
呆れたようにリンデは言う。
「こちらとしても秘密にしたい。リアーナとロザリンドとはいえ、そんな子供みたいな二人にここまで手が出ないなんて……冒険者として下手したら終わりだ」
ムントは言う。
「それなら私達も助かります」
「でもね……きっと監視されてたはずだよ。それを扱う情報屋もいっぱいいるはずだから。きっと情報は漏れる。早かれ遅かれね」
確かにリンデの言う通りだが、それでもできるだけバレるのが遅れてくれればそれで良い。
だが問題はそれよりも。
「ちょっとリンデさん。こんな小さな言葉に引っ掛かる私を面倒だと思うんでしょうけど……今『監視』って言いました?」
「い、言ったかな?」
「情報屋程度に監視されるような強靭の巨人じゃありませんよね? 誰に監視されていると想定していたんですか?」
「王国側だよ。ほら、この認識票。魔法が掛かっているからこちらの情報が伝わるんじゃないかって」
「競技の主催者は王国ですよ。大金も動きますし、そこから情報が漏れたら信用問題になります。なのに『きっと情報は漏れる』なんて確定的な事を言えます?」
そこでムント。
「『言えない』」
それ以降、二人が口を開く事はなかった。とにかく、これで優勝候補の一つ、強靭の巨人は脱落である。
「ねぇ、シノブちゃん」
「うん……『言えない』は私の質問に対する答えじゃない。自分達の立場についてだよ」
「つまり誰かからの依頼ね」
「もう何か色んな事情が絡んで嫌。でも私達が優勝しちゃえば万事解決だし。頑張ろうか」
残念ながら強靭の巨人が持つ9種類は俺達の持つ5種類と被っていた。残り1種類はまだ周っていない残り5ヶ所のどこかなんだろう。
はぁ、頑張ろ。
★★★
次の目的地に向かう途中。
大陸中を繋ぐ街道には小さな村が点在している。住人が100人にも満たない小さな村も珍しくない。
その村の住人になりきっている俺達。
競技の参加者が集まっていた。ただパーティーの上限人数を遥かに超えている。明らかに複数のパーティーなのだが、敵対している様子はない。むしろ協力しているかのように村の中を見回っている。
そこで数台の馬車を見掛けたのだが、彫刻された家紋を一緒に周るニデックが知っていた。
コインブラ家。
王国の中枢に近い位置する貴族である。しかもニデックより爵位は高い。
もちろん出くわしたからにはニデックから挨拶する事になるのだが……
貸切にされた宿屋の一室。
自分の予想を確かめる為にニデックの挨拶に同行する事をお願いした。俺の事を突っ込まれたらなんて答えようか、なんて考えていたのだが……
「ただでさえ貧相な宿屋で気分が悪い。わざわざお前の為に私の時間を割かせるな。下がれ」
その男の年齢は二十代の前半だろうか。見た目はまぁ普通ってトコ。ただ身なりは良い。センスはさて置き、高そうな服と装飾品を纏っている。
チュボイ・コインブラ……これがこの男の名前だった。
明らかに面倒臭そうな表情を浮かべて、手でニデックを追い払う。俺の姿など全く視界に入っていない。
多分コイツだな。
★★★
宿屋はチュボイ達の貸切。俺達は野宿である。まぁ、ニデック親子にしてみれば野宿などする機会もなく、これはこれで楽しい経験だと喜んでいた。
「間違いないわね。他の競技参加者はチュボイ・コインブラの護衛よ」
「でも競技は王国が管理しているから、参加者にそんな危険はないはずだよ。つまり本気で、どんな手を使っても優勝を狙っている、って事だと思う」
ロザリンドとリアーナ。
「絶対に優勝したい独身貴族。あれがハリエットの結婚相手候補の可能性が高そう」
ハリエットの事情は帝国と王国との密約。その相手をミランが教える事はなかった。
「独身、って何でそんな事が分かるの?」
「ちょっと前に求婚されたから」
「ツバキがかしら?」
「そう。お店に押し掛けて来て『結婚しろ』って。凄く嫌な奴だよ」
俺はチュボイの事を知っていた。
アルテュールとの戦いの後。王国から俺への求婚禁止令中に、店へと押し掛け求婚された。断ると、憎々しげに睨まれたのを覚えている。
ニデックとの会話の中で、参加中である他貴族達の事をそれとなく聞き出している。
総合して考えれば、ハリエットの相手はチュボイだ。
「どうする? ツバキちゃん」
「ここで闇討ちしてやりたいけど、そんな事したらニデックさんが疑われて後々嫌がらせされそう。だからニデックさんとは一端ここで別れるよ」
逆恨みされないよう、俺達も正体がバレないようにしてやんぜ。
★★★
大陸中を走る街道。
とはいえ、宿泊施設はもちろん、人が住んでいる気配のない場所だって存在している。点在している村でもあれば、やっぱり屋根のある所で休みたいだろ。
相変わらず宿屋一軒を貸切のチュボイ。
「もちろんです。宿の中もご自由にお調べ下さい。ツバキ、チュボイ様をお部屋に案内して」
そう言って笑顔を浮かべるのは、変装はしているが元の体格に戻ったリアーナだった。
「はい。チュボイ様のお部屋はこちらになります」
案内するのは同じく変装した俺。
チュボイの競技攻略法は実に単純だった。雇った人間を競技に参加させ、圧倒的な数の戦力で進めていく。小細工などする必要がない。
だからこそ経路を隠さず、その行先を予想するのは簡単だった。
そこで俺達はチュボイが立ち寄るであろう場所をピックアップ。先回りして、さらに平屋の空き家を見付ける。人の少ない村なら空き家を見付けるのも難しい事じゃない。
どうせ持ち主のいない朽ちていく空き家、村の代表者に頼み込んだら格安で譲ってくれた。美女三人が頼めば実に簡単な事だったぜ。
ここは偽宿屋である。
「随分と貧相な宿だな。これでよく客を取る気になる」
呆れたようにチュボイは言う。
空き家に備え付けされていた家具類。埃を払いはしたが確かに貧相……こ、これで宿屋は無理がある……か?
「申し訳ありません。空き家を利用して宿屋を始めたのですが、やはり利用者もあまりいませんので……ただ姉の作る料理は美味しいのでお薦めなんですよ」
「お前達の作ったものなど口に入れられるか。必要ない」
「そ、そうですか……」
チュボイの周りの人間が周囲に視線を走らせている。
さらに魔法を使っている者もいた。探索魔法だろうな。今この時、俺達は賭けに出ていた。ロザリンドの存在が見付かれば負け、この場から逃げるのも難しくなるかも知れない。
最初に部屋の中に入るのは護衛達。続いてチュボイ。
「埃臭いな。野宿よりはと思ったが、同じ程度のものだ。おい、お前」
「なんでしょうか?」
「私がここに滞在している間はお前達姉妹を監視する。良いな?」
「は、はい」
「いけ」
バタンッッッ
そんな強く閉めなくも。アホか。
そして俺とリアーナは別の一室に監視付きで閉じ込められるのだった。
★★★
翌日。
「チュボイ様、当宿屋を利用していただき本当にあり」
「必要ない」
こちらを見ようともしないでチュボイはリアーナの言葉を遮る。
そのまま大勢を引き連れて村を離れていくのだった。
そして周囲からチュボイ達が十分に離れたのを確認して。
「ロザリンドちゃん」
「どう、上手くいった?」
俺達が振り返ると。
「問題は無いわ」
薄汚れたロザリンドだった。その手には競技の認識票。チュボイの物だ。もう真っ二つに切断されていた。これでチュボイは競技失格。それに気付くのはもう少し先っぽいな。
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