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キャノンボール編
再始動とライトヒース
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土地を買っちまったしな……これからの事もあるしバリバリ働かんと。
順調な店舗運営とはいえ、もっと早く稼ぐには何かないか? いやいや、それがあるんですよぉ。冒険者として一攫千金を狙うという方法がな!!
簡単な難易度でも大きな利益を得る可能性がある冒険者。例えば洞窟探索中に貴重な鉱脈を見付けてしまうとか。だからこそ楽して稼ぎたい無能どもが冒険者として集まるわけだが。宝クジ感覚か。
だが有能な冒険者ももちろん存在する。すでに大陸でも有数の戦力を持つリアーナとロザリンドだ。二人がいれば高難易度、高収入の依頼も解決する事ができる。
つまりギルドの依頼をこなしつつ、俺達も宝探しをしていくと。
「はい、私からの依頼料なんだけど、これでどうかな? 引き受けてくれる?」
「シノブちゃんとは同じパーティーなんだからいらないよ。孤児院を建てるのにお金も必要でしょ?」
「ダメ。それは私が勝手に始めた事なんだから巻き込むつもりはないの。だからリアーナもロザリンドも冒険者としての報酬はちゃんと受け取って」
確かに計画は話したが、別に協力をさせたいわけじゃない。ただ決意を見せたかっただけ。
「……分かったわ。今回の依頼を引き受ける」
「うん、じゃあ、私も。でもちょっと報酬が多いような気がする」
「良いの。だって上手くいけば、余裕で利益が出ちゃうから」
冒険者パーティー『女神の微笑み』再始動である。
★★★
サラサラとした長い髪を後ろで一つに纏める。低い位置から括り、下へ向けて黒いリボンを巻き付けていく。真っ白い髪に映えるなぁ。簡単で目立つ、もちろんかわいい。
個人的にオススメなのは短めのスカートとニーソックスの間に見える太ももよ。絶対領域ってヤツだな。
「ちょ、ちょっと、シノブ、こ、これは何でなのかしら!!?」
深緑色の丈の短いワンピース。少しでも動けばパンツが見えてしまいそうな裾を抑えてロザリンドは狼狽える。
「これはね、オシャレじゃないの、もう。痴女なの、これは」
下着よりも小さいようなシャツとショートパンツのリアーナ。下乳が丸出し、乳首までもう少し。さらに……
「モジャーナは気を付けて。油断すると下の毛が出ちゃってるから」
「シノブちゃんがこんなの着せるからでしょ!!」
「モ、モジャーナ……ぷぷっ」
「ロザリンドちゃんも笑わないで!! 私は普通だからね!!」
とはる地方都市の、とあるお金持ちの依頼。引きこもりの息子を部屋から出して欲しいという依頼である。部屋から出せば報酬ドン!! 家から連れ出せばさらにドンッッッ!!
「つまりシノブの作戦は色仕掛けで部屋から連れ出そうって事ね。でも報酬額から考えてそんなに上手くいくかしら? 何か裏があるような」
「うん、色仕掛けなんて他にも考えた人がいても不思議じゃないし」
「いやいや、その辺りの美人さんとは大違いなんだよ? 大陸でも有名な三人よ? ロリ系、清楚系、お姉さん系と守備範囲もバッチリ、これで釣られない童貞はいないでしょ」
「いや、童貞かどうかまでは分からないわね……」
★★★
大きなお屋敷に優しいそうな両親だった。物腰も柔らかく、怒る様子も想像ができない老夫婦。歳がいってからの子供で甘やかし過ぎたと。自分達の死後に息子がどうなるか心配だという。
まぁ、俺達の目的は引きこもりから脱却させる事じゃない。部屋から出してやれば良いのだ。手段を問わずな……
「はじめまして、エルフの町のシノブです。救国の小女神と言えば分かりますか?」
今や、この名称を知らん者はいないだろ。利用してやんぜ。
とにかくまずはコミュニケーション……を……?
バンッ
勢いよくドアが開かれた。
「くっせぇ、くっせぇ、牝の臭いがしやがるなぁ!!」
そこに立つのは30代後半、身長が2メートルを優に超える大男だった。
「おうおう、お前が有名なシノブか、そっちは確かリアーナとロザリンド。へへっ、今回は随分と本気じゃねぇか、あのババアどもがよ!!」
「……ええと、あの、あなたがライトヒースさんでしょうか?」
「おう、俺がライトヒースよ。分かってるぜ、お前達、俺をこの部屋から出してぇんだろ? だが残念だ、俺は力尽くでも動かねぇ男だが、やってみるか?」
引きこもり……ライトヒースはそう言って胸を張る。膨れた筋肉が体をさらに大きく見せる。
なんか思ってたのと違う……
「部屋から出たくない理由があるのでしょうか?」
「便所の時には出ているんだがな」
「いや、そういう時の話だけじゃなくて」
「出る必要が無ぇからだ。ジジイは随分と金を貯め込んでんだろ。ババアは食いモンでも何でも持ってくる。まぁ、女までは連れて来ないがな」
「じゃあ……私達なんてどうですか? 少し付き合ってくれません?」
ライトヒースは笑った。
「残念だ。俺は男が好きでね」
俺は振り向く。
「リアーナ、ロザリンド……どうしよ、なんか思ってたのと全然違う……」
「私達がこんな格好した意味……」
「そうね……本当に馬鹿みたいだわ……」
再度、ライトヒースに視線を向ける。
「じゃあ、あの、力尽くで」
「面白い、やってみろや!!」
リアーナとロザリンドは顔を見合わせた。
そして最初に動いたのはロザリンド。武器は持たない、素手のまま低い体勢で突っ込む。そして真正面からライトヒースの片足を両手で抱え込む。
体の細いロザリンドであるが、それでも自身の数十倍もある重量を軽々と持ち上げる事ができる。このままライトヒースを部屋の外へと投げ出して終わりだ。
「っ!!?」
ロザリンドの腕は上がらなかった。その体にライトヒースの巨大な拳が打ち下ろされる。
「ハッ!!」
飛び込んだのはリアーナ。その飛び蹴りがライトヒースの顔面を蹴り飛ばす。その瞬間にロザリンドは飛び退いた。
「スゲェ力とスゲェ速さだな。だが俺も強いだろ?」
「……全く嫌になるわね。私自身に。気に掛けるのは服装じゃなくて、あなたの強さなのに」
「うん、まだまだ冒険者としての覚悟が足りないかも」
その瞬間にライトヒースの表情が変わる。二人の変化に気付いたのだ。
リアーナとロザリンドは同時に飛び込み、怒涛の攻撃。ロザリンドの動きにスカートは捲れ、その下着が晒される。リアーナに至ってはその胸が露わになる。
「おいおい、随分と良い姿じゃねぇか!!」
なんてライトヒースは声を上げるが、二人はそれらを全く意に介さない。
ライトヒースは部屋から文字通り叩き出された。さらに屋敷の中を破壊しながら巨体が追い詰められていく。やがて内装と外壁を突き破るようにして外へと転がるライトヒース。
確かに手段は問わずと言ったけども……
「シノブちゃん、まだやる?」
リアーナは胸元を直す。
ロザリンドも裾を引っ張り直す。
「一応、私達としては依頼完了なのでこのまま報酬を貰ってさよならでも良いんです。でも聞きたい話もあるので付き合ってくれると嬉しいんですけど」
「……」
仰向けに転がるライトヒース。
「ライトヒースさん?」
「まさかここまで強ぇとはな。想定以上だったぜ……太陽のリアーナと月のロザリンド」
上半身を起こすライトヒース。確かにダメージはありそうだけどな……それでも二人にやられてこれだけで済むわけがない。確かにこりゃ裏があるな。
順調な店舗運営とはいえ、もっと早く稼ぐには何かないか? いやいや、それがあるんですよぉ。冒険者として一攫千金を狙うという方法がな!!
簡単な難易度でも大きな利益を得る可能性がある冒険者。例えば洞窟探索中に貴重な鉱脈を見付けてしまうとか。だからこそ楽して稼ぎたい無能どもが冒険者として集まるわけだが。宝クジ感覚か。
だが有能な冒険者ももちろん存在する。すでに大陸でも有数の戦力を持つリアーナとロザリンドだ。二人がいれば高難易度、高収入の依頼も解決する事ができる。
つまりギルドの依頼をこなしつつ、俺達も宝探しをしていくと。
「はい、私からの依頼料なんだけど、これでどうかな? 引き受けてくれる?」
「シノブちゃんとは同じパーティーなんだからいらないよ。孤児院を建てるのにお金も必要でしょ?」
「ダメ。それは私が勝手に始めた事なんだから巻き込むつもりはないの。だからリアーナもロザリンドも冒険者としての報酬はちゃんと受け取って」
確かに計画は話したが、別に協力をさせたいわけじゃない。ただ決意を見せたかっただけ。
「……分かったわ。今回の依頼を引き受ける」
「うん、じゃあ、私も。でもちょっと報酬が多いような気がする」
「良いの。だって上手くいけば、余裕で利益が出ちゃうから」
冒険者パーティー『女神の微笑み』再始動である。
★★★
サラサラとした長い髪を後ろで一つに纏める。低い位置から括り、下へ向けて黒いリボンを巻き付けていく。真っ白い髪に映えるなぁ。簡単で目立つ、もちろんかわいい。
個人的にオススメなのは短めのスカートとニーソックスの間に見える太ももよ。絶対領域ってヤツだな。
「ちょ、ちょっと、シノブ、こ、これは何でなのかしら!!?」
深緑色の丈の短いワンピース。少しでも動けばパンツが見えてしまいそうな裾を抑えてロザリンドは狼狽える。
「これはね、オシャレじゃないの、もう。痴女なの、これは」
下着よりも小さいようなシャツとショートパンツのリアーナ。下乳が丸出し、乳首までもう少し。さらに……
「モジャーナは気を付けて。油断すると下の毛が出ちゃってるから」
「シノブちゃんがこんなの着せるからでしょ!!」
「モ、モジャーナ……ぷぷっ」
「ロザリンドちゃんも笑わないで!! 私は普通だからね!!」
とはる地方都市の、とあるお金持ちの依頼。引きこもりの息子を部屋から出して欲しいという依頼である。部屋から出せば報酬ドン!! 家から連れ出せばさらにドンッッッ!!
「つまりシノブの作戦は色仕掛けで部屋から連れ出そうって事ね。でも報酬額から考えてそんなに上手くいくかしら? 何か裏があるような」
「うん、色仕掛けなんて他にも考えた人がいても不思議じゃないし」
「いやいや、その辺りの美人さんとは大違いなんだよ? 大陸でも有名な三人よ? ロリ系、清楚系、お姉さん系と守備範囲もバッチリ、これで釣られない童貞はいないでしょ」
「いや、童貞かどうかまでは分からないわね……」
★★★
大きなお屋敷に優しいそうな両親だった。物腰も柔らかく、怒る様子も想像ができない老夫婦。歳がいってからの子供で甘やかし過ぎたと。自分達の死後に息子がどうなるか心配だという。
まぁ、俺達の目的は引きこもりから脱却させる事じゃない。部屋から出してやれば良いのだ。手段を問わずな……
「はじめまして、エルフの町のシノブです。救国の小女神と言えば分かりますか?」
今や、この名称を知らん者はいないだろ。利用してやんぜ。
とにかくまずはコミュニケーション……を……?
バンッ
勢いよくドアが開かれた。
「くっせぇ、くっせぇ、牝の臭いがしやがるなぁ!!」
そこに立つのは30代後半、身長が2メートルを優に超える大男だった。
「おうおう、お前が有名なシノブか、そっちは確かリアーナとロザリンド。へへっ、今回は随分と本気じゃねぇか、あのババアどもがよ!!」
「……ええと、あの、あなたがライトヒースさんでしょうか?」
「おう、俺がライトヒースよ。分かってるぜ、お前達、俺をこの部屋から出してぇんだろ? だが残念だ、俺は力尽くでも動かねぇ男だが、やってみるか?」
引きこもり……ライトヒースはそう言って胸を張る。膨れた筋肉が体をさらに大きく見せる。
なんか思ってたのと違う……
「部屋から出たくない理由があるのでしょうか?」
「便所の時には出ているんだがな」
「いや、そういう時の話だけじゃなくて」
「出る必要が無ぇからだ。ジジイは随分と金を貯め込んでんだろ。ババアは食いモンでも何でも持ってくる。まぁ、女までは連れて来ないがな」
「じゃあ……私達なんてどうですか? 少し付き合ってくれません?」
ライトヒースは笑った。
「残念だ。俺は男が好きでね」
俺は振り向く。
「リアーナ、ロザリンド……どうしよ、なんか思ってたのと全然違う……」
「私達がこんな格好した意味……」
「そうね……本当に馬鹿みたいだわ……」
再度、ライトヒースに視線を向ける。
「じゃあ、あの、力尽くで」
「面白い、やってみろや!!」
リアーナとロザリンドは顔を見合わせた。
そして最初に動いたのはロザリンド。武器は持たない、素手のまま低い体勢で突っ込む。そして真正面からライトヒースの片足を両手で抱え込む。
体の細いロザリンドであるが、それでも自身の数十倍もある重量を軽々と持ち上げる事ができる。このままライトヒースを部屋の外へと投げ出して終わりだ。
「っ!!?」
ロザリンドの腕は上がらなかった。その体にライトヒースの巨大な拳が打ち下ろされる。
「ハッ!!」
飛び込んだのはリアーナ。その飛び蹴りがライトヒースの顔面を蹴り飛ばす。その瞬間にロザリンドは飛び退いた。
「スゲェ力とスゲェ速さだな。だが俺も強いだろ?」
「……全く嫌になるわね。私自身に。気に掛けるのは服装じゃなくて、あなたの強さなのに」
「うん、まだまだ冒険者としての覚悟が足りないかも」
その瞬間にライトヒースの表情が変わる。二人の変化に気付いたのだ。
リアーナとロザリンドは同時に飛び込み、怒涛の攻撃。ロザリンドの動きにスカートは捲れ、その下着が晒される。リアーナに至ってはその胸が露わになる。
「おいおい、随分と良い姿じゃねぇか!!」
なんてライトヒースは声を上げるが、二人はそれらを全く意に介さない。
ライトヒースは部屋から文字通り叩き出された。さらに屋敷の中を破壊しながら巨体が追い詰められていく。やがて内装と外壁を突き破るようにして外へと転がるライトヒース。
確かに手段は問わずと言ったけども……
「シノブちゃん、まだやる?」
リアーナは胸元を直す。
ロザリンドも裾を引っ張り直す。
「一応、私達としては依頼完了なのでこのまま報酬を貰ってさよならでも良いんです。でも聞きたい話もあるので付き合ってくれると嬉しいんですけど」
「……」
仰向けに転がるライトヒース。
「ライトヒースさん?」
「まさかここまで強ぇとはな。想定以上だったぜ……太陽のリアーナと月のロザリンド」
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