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恐怖の大王編
二重のブラフと恥ずかしい感情
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アソブーはカップを手に取り、毒が入っているお茶を全て飲み干した。
「クーネル。安心してください。毒なんて入っていませんよ」
「……どうしてそう思う?」
「私が協力者か……もし協力者じゃなかったら? その可能性がある限り、毒を盛るなんて事は絶対にありえない。もしシノブさんが独自の情報を得て協力者を発見し、その者に毒を盛っていたとしても、このお茶を飲み干しましたよ。なぜなら私はその協力者ではありませんので」
アソブーの言葉に、クーネルも手元のお茶を飲み干した。
「私もだ。シノブ、何が狙いだ? どうして私達にそんな嘘をつく?」
「……私達が脅迫までしたのは証拠なんて存在しないからの強硬策……そう思っているから、アソブーさんは落ち着いていられるんです」
「……違うと?」
「……私が『情報を得た』んじゃないんです。アソブーさんが『情報を得られなかった』んです。クーネルさん、サキュバスはどうなりましたか?」
「倒されたと聞いている」
憮然とした表情のクーネル。当然だ、仲間であるアソブーが疑われているのだから。
「はい。魔法陣で行き来が可能ですから、クーネルさんもアソブーさんも独自の調査を王立学校側に送り込んでいますよね?」
そんな話は聞いていないが、受けた報告だけを鵜呑みにするほどお花畑じゃないだろう。
「『倒された』と聞いて『死んだ』って意味で受け取りましたよね?」
「……」「……」
クーネルとアソブーは眉を顰めた。
実はこれ、アリエリとユリアンの超ファインプレー。
『何も喋らないし、話も聞かない』
アリエリはすあまとおはぎの最後はもちろん、その存在に関して一切の事を喋らなかった。もちろんドレミドの口は物理的に塞いで。
そしてユリアンにだけその存在を報告した。
そこでユリアンはサキュバスを『倒した』とだけ周囲に報告していた。ユリアンも大陸侵攻はサキュバスとアンゴルモアだけではなく、他にいる協力者の可能性を考えていた。サキュバスの生死はその協力者にとって最重要、だからこそ言葉を濁し、あえて隠したのだ。
俺は言葉を続ける。
「実は、サキュバスは生きてその場から逃げ出しているんです。アンゴルモアが消えたのは、支配していたサキュバスが手元に引き寄せたからだと思います。それを『逃げた』と誤認したのは、実際に逃げるような場面に居合わせたからですよね、アソブーさん」
沈黙。
……
…………
………………キュルルゥ~
また誰かのお腹が鳴る。
「私だわ」
恥ずかしそうなロザリンド。
「食事は用意させていたはずだが……」
訝しそうな表情を浮かべるクーネル。
それに答えるのは俺。
「実はですね、ここ数日ほとんど食べたり飲んだりしてないんですよ、私達。手持ちの水だけで」
まぁ、コノハナサクヤヒメのな。さらに言葉を続ける。
「逃げたとはいえ、アンゴルモアがいる限り侵攻の機会は残ります。その時、最大の障害になり得るのは私達。ただ今この場で私達を殺してしまえばクーネルさんに協力者の存在を気付かれます。だから少量で遅効性のある毒を使う……と、思いましたので厨房その他はずっと監視していましたし、出された物も食べていません」
「私達がお前達を毒殺するつもりだと言うのか!!? ふざけるな!!」
と、クーネルは激高に近いが……
「シノブさん……あ、あなた、まさか……」
明らかな動揺を見せるアソブー。
「はい。私が使った『遅効性』の毒はどこで調達したと思います? それはここでなんです。実はですね『確固たる証拠』を私は持っていたんです。まだ自分は協力者ではないと言えますか?」
「……」
「まさかお前は本当に……裏切っていたのか?」
「……解毒薬を……」
「アソブー、貴様!!」
クーネルはその胸倉を掴み上げるが、アソブーはその手を振り払う。
「早く解毒薬を!!」
「安心してください。遅効性って言いましたよね。解毒剤は話を聞いた後です。まずアソブーさん、あなたはアンゴルモアの協力者ですね?」
「……」
力無く頷くアソブー。
「……」
クーネルは唇を強く噛み締めていた。
「アンゴルモアは?」
「自らの意思で魔法陣の中に入ったようにその時は見えましたが……あればサキュバスに操られていたのですね……どこに向かったかまでは知りません」
アソブーの告白。
ある日、目の前にサキュバスが現れた。その姿は白い髪と紅い瞳、まるで伝説の女神アリアのようだった。そしてその傍らにアンゴルモアは存在した。
サキュバスは言う。目的は『世界征服』、ここはもちろん『別世界』までも征服するつもりらしい。その為に力を貸せと。
くだらない冗談だと思った。しかしアンゴルモアの力でこの世界は支配されてしまった。そこでサキュバスの本気を知る。
アンゴルモアの補佐を含め、支配したこの世界の管理、侵攻の為の周囲の扇動、クーネルのような反抗勢力の監視、様々な役割を任せたいらしい。
なぜ自分なのか?
サキュバスは笑って言うのだ。
『その人間らしい恥ずかしい感情が大好きなんだよ』
「世界の王になって全てを手に入れたい。子供みたいな夢ですが、その機会が目の前にあったら? もしサキュバスの目的が果たされたなら、こちらの世界を私にくれると言うのです」
アソブーは笑った。
その顔を見て、クーネルの全身から力が抜ける。
「そんな……それだけの為に全てを巻き込んだのか? お前のそんな夢の為に……」
「……私があなた達に伝えられるのは、まだ隠れている侵攻肯定派の情報だけです。サキュバスの思惑も分かりません。私はあくまで指示を受けるだけでしたから。ただこうなってしまった以上、もう接触は無いでしょう。用済みというやつですね」
「シノブ……アソブーに解毒薬を」
「……無いですよ。だって毒を盛ったなんて嘘ですから」
「……」「……」
クーネルとアソブーは言葉を失う。
「だって侵攻肯定派でしたっけ、他にも絶対いると思っていましたから。クーネルさん自身が指示を出していなくても、そういう人達が自分の知らないうちに私達を毒殺しても不思議じゃないって考えましたよね? そこから自分に繋がった、って考えたから毒の話を信じてしまった。毒を警戒して飲み食いしなかったのは本当ですけど、実際に盛られていたかは知りません」
そう、最初の脅迫は明らかに分かるブラフだ。アソブーは内心で笑っていただろう。何も証拠など無いと安堵したはず。
安堵した所で、第二のブラフ。具体的理由を説明する事で、毒の話に信憑性を持たせる。安堵からの落差でアソブーはブラフを信じてしまった。
二重のブラフ、その結果。
「クーネルさん。誰か信用できる人を」
「……ああ……そうだな……」
ふらつくような足取りで出ていくクーネル。アソブーだけが残された。
「……」
「……」
「アソブーさん」
「……」
「どうしてクーネルさんは殺さなかったんですか?」
「……」
「あなたが全てを知っていたのなら、それら全てをクーネルさんに押し付けてしまえば良かったはずです。クーネルさんを身代わりにして罪を着せてしまえば、私達はアソブーさんを追求する事もできなかった」
「……サキュバスは言うに私は『恥ずかしい感情』を持っていますからね。世界を征服して、その隣にクーネルがいる。夢のようじゃないですか。殺せるわけがない」
言いながらクーネルは笑った。
その足元に魔法陣が現れる。
「『もしサキュバスの目的が果たされたなら、こちらの世界を私にくれる』なんて話を素直に信じるほどお人好しじゃないですもんね。これはアソブーさんの切り札ですか?」
「はい。もう私に先は無いでしょう。誘惑に乗ったのは私ですが、このまま自由に逃げられるのも癪ですからね。それと先程のクーネルの話は秘密にしていただけるとありがたいのですが」
「……はい。そこはあまり今回の事態には影響がありませんから」
それからすぐだった。
クーネルが戻り、何人かの衛兵と共にアソブーを拘束した。そのまま部屋から連れ出す。
「ねぇ、シノブちゃん。さっきのアソブーさんの話。やっぱりクーネルさんの事が本当に好きだったのかな?」
「だと思うよ」
「何か笑っているわね? それはどういう笑みなのかしら?」
「いやさぁ、私とすあまって似てるかも」
「シノブちゃんが? どうして?」
「子供みたいな夢、好きな人と一緒にいたい気持ち、命欲しさの自白、自業自得なのに相手へ対する恨み、知られたくない本心を最後に口止め……すあまの言う『恥ずかしい感情』とまで言わないけど、実に人間らしいの。なんか私はそういう人間らしい部分って凄く好きだな」
「かなり達観しているわね……本当に同い年なのかしら」
苦笑いを浮かべるロザリンド。
俺とリアーナも笑うのだった。
「クーネル。安心してください。毒なんて入っていませんよ」
「……どうしてそう思う?」
「私が協力者か……もし協力者じゃなかったら? その可能性がある限り、毒を盛るなんて事は絶対にありえない。もしシノブさんが独自の情報を得て協力者を発見し、その者に毒を盛っていたとしても、このお茶を飲み干しましたよ。なぜなら私はその協力者ではありませんので」
アソブーの言葉に、クーネルも手元のお茶を飲み干した。
「私もだ。シノブ、何が狙いだ? どうして私達にそんな嘘をつく?」
「……私達が脅迫までしたのは証拠なんて存在しないからの強硬策……そう思っているから、アソブーさんは落ち着いていられるんです」
「……違うと?」
「……私が『情報を得た』んじゃないんです。アソブーさんが『情報を得られなかった』んです。クーネルさん、サキュバスはどうなりましたか?」
「倒されたと聞いている」
憮然とした表情のクーネル。当然だ、仲間であるアソブーが疑われているのだから。
「はい。魔法陣で行き来が可能ですから、クーネルさんもアソブーさんも独自の調査を王立学校側に送り込んでいますよね?」
そんな話は聞いていないが、受けた報告だけを鵜呑みにするほどお花畑じゃないだろう。
「『倒された』と聞いて『死んだ』って意味で受け取りましたよね?」
「……」「……」
クーネルとアソブーは眉を顰めた。
実はこれ、アリエリとユリアンの超ファインプレー。
『何も喋らないし、話も聞かない』
アリエリはすあまとおはぎの最後はもちろん、その存在に関して一切の事を喋らなかった。もちろんドレミドの口は物理的に塞いで。
そしてユリアンにだけその存在を報告した。
そこでユリアンはサキュバスを『倒した』とだけ周囲に報告していた。ユリアンも大陸侵攻はサキュバスとアンゴルモアだけではなく、他にいる協力者の可能性を考えていた。サキュバスの生死はその協力者にとって最重要、だからこそ言葉を濁し、あえて隠したのだ。
俺は言葉を続ける。
「実は、サキュバスは生きてその場から逃げ出しているんです。アンゴルモアが消えたのは、支配していたサキュバスが手元に引き寄せたからだと思います。それを『逃げた』と誤認したのは、実際に逃げるような場面に居合わせたからですよね、アソブーさん」
沈黙。
……
…………
………………キュルルゥ~
また誰かのお腹が鳴る。
「私だわ」
恥ずかしそうなロザリンド。
「食事は用意させていたはずだが……」
訝しそうな表情を浮かべるクーネル。
それに答えるのは俺。
「実はですね、ここ数日ほとんど食べたり飲んだりしてないんですよ、私達。手持ちの水だけで」
まぁ、コノハナサクヤヒメのな。さらに言葉を続ける。
「逃げたとはいえ、アンゴルモアがいる限り侵攻の機会は残ります。その時、最大の障害になり得るのは私達。ただ今この場で私達を殺してしまえばクーネルさんに協力者の存在を気付かれます。だから少量で遅効性のある毒を使う……と、思いましたので厨房その他はずっと監視していましたし、出された物も食べていません」
「私達がお前達を毒殺するつもりだと言うのか!!? ふざけるな!!」
と、クーネルは激高に近いが……
「シノブさん……あ、あなた、まさか……」
明らかな動揺を見せるアソブー。
「はい。私が使った『遅効性』の毒はどこで調達したと思います? それはここでなんです。実はですね『確固たる証拠』を私は持っていたんです。まだ自分は協力者ではないと言えますか?」
「……」
「まさかお前は本当に……裏切っていたのか?」
「……解毒薬を……」
「アソブー、貴様!!」
クーネルはその胸倉を掴み上げるが、アソブーはその手を振り払う。
「早く解毒薬を!!」
「安心してください。遅効性って言いましたよね。解毒剤は話を聞いた後です。まずアソブーさん、あなたはアンゴルモアの協力者ですね?」
「……」
力無く頷くアソブー。
「……」
クーネルは唇を強く噛み締めていた。
「アンゴルモアは?」
「自らの意思で魔法陣の中に入ったようにその時は見えましたが……あればサキュバスに操られていたのですね……どこに向かったかまでは知りません」
アソブーの告白。
ある日、目の前にサキュバスが現れた。その姿は白い髪と紅い瞳、まるで伝説の女神アリアのようだった。そしてその傍らにアンゴルモアは存在した。
サキュバスは言う。目的は『世界征服』、ここはもちろん『別世界』までも征服するつもりらしい。その為に力を貸せと。
くだらない冗談だと思った。しかしアンゴルモアの力でこの世界は支配されてしまった。そこでサキュバスの本気を知る。
アンゴルモアの補佐を含め、支配したこの世界の管理、侵攻の為の周囲の扇動、クーネルのような反抗勢力の監視、様々な役割を任せたいらしい。
なぜ自分なのか?
サキュバスは笑って言うのだ。
『その人間らしい恥ずかしい感情が大好きなんだよ』
「世界の王になって全てを手に入れたい。子供みたいな夢ですが、その機会が目の前にあったら? もしサキュバスの目的が果たされたなら、こちらの世界を私にくれると言うのです」
アソブーは笑った。
その顔を見て、クーネルの全身から力が抜ける。
「そんな……それだけの為に全てを巻き込んだのか? お前のそんな夢の為に……」
「……私があなた達に伝えられるのは、まだ隠れている侵攻肯定派の情報だけです。サキュバスの思惑も分かりません。私はあくまで指示を受けるだけでしたから。ただこうなってしまった以上、もう接触は無いでしょう。用済みというやつですね」
「シノブ……アソブーに解毒薬を」
「……無いですよ。だって毒を盛ったなんて嘘ですから」
「……」「……」
クーネルとアソブーは言葉を失う。
「だって侵攻肯定派でしたっけ、他にも絶対いると思っていましたから。クーネルさん自身が指示を出していなくても、そういう人達が自分の知らないうちに私達を毒殺しても不思議じゃないって考えましたよね? そこから自分に繋がった、って考えたから毒の話を信じてしまった。毒を警戒して飲み食いしなかったのは本当ですけど、実際に盛られていたかは知りません」
そう、最初の脅迫は明らかに分かるブラフだ。アソブーは内心で笑っていただろう。何も証拠など無いと安堵したはず。
安堵した所で、第二のブラフ。具体的理由を説明する事で、毒の話に信憑性を持たせる。安堵からの落差でアソブーはブラフを信じてしまった。
二重のブラフ、その結果。
「クーネルさん。誰か信用できる人を」
「……ああ……そうだな……」
ふらつくような足取りで出ていくクーネル。アソブーだけが残された。
「……」
「……」
「アソブーさん」
「……」
「どうしてクーネルさんは殺さなかったんですか?」
「……」
「あなたが全てを知っていたのなら、それら全てをクーネルさんに押し付けてしまえば良かったはずです。クーネルさんを身代わりにして罪を着せてしまえば、私達はアソブーさんを追求する事もできなかった」
「……サキュバスは言うに私は『恥ずかしい感情』を持っていますからね。世界を征服して、その隣にクーネルがいる。夢のようじゃないですか。殺せるわけがない」
言いながらクーネルは笑った。
その足元に魔法陣が現れる。
「『もしサキュバスの目的が果たされたなら、こちらの世界を私にくれる』なんて話を素直に信じるほどお人好しじゃないですもんね。これはアソブーさんの切り札ですか?」
「はい。もう私に先は無いでしょう。誘惑に乗ったのは私ですが、このまま自由に逃げられるのも癪ですからね。それと先程のクーネルの話は秘密にしていただけるとありがたいのですが」
「……はい。そこはあまり今回の事態には影響がありませんから」
それからすぐだった。
クーネルが戻り、何人かの衛兵と共にアソブーを拘束した。そのまま部屋から連れ出す。
「ねぇ、シノブちゃん。さっきのアソブーさんの話。やっぱりクーネルさんの事が本当に好きだったのかな?」
「だと思うよ」
「何か笑っているわね? それはどういう笑みなのかしら?」
「いやさぁ、私とすあまって似てるかも」
「シノブちゃんが? どうして?」
「子供みたいな夢、好きな人と一緒にいたい気持ち、命欲しさの自白、自業自得なのに相手へ対する恨み、知られたくない本心を最後に口止め……すあまの言う『恥ずかしい感情』とまで言わないけど、実に人間らしいの。なんか私はそういう人間らしい部分って凄く好きだな」
「かなり達観しているわね……本当に同い年なのかしら」
苦笑いを浮かべるロザリンド。
俺とリアーナも笑うのだった。
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