231 / 268
恐怖の大王編
別の世界と世界の狭間
しおりを挟む
それは交易都市近郊。ただの朽ちた神殿かと思われていたが、突然に魔法陣が現れた。その事で最近になって発見が相次ぐ遺跡と同種である事が分かったのだ。
そしてその調査メンバー。
シノブ……冒険者パーティー、女神の微笑み。
タックルベリー……王国側の調査メンバー。
ヴォルフラム……俺の警護。
コノハナサクヤヒメ……俺の警護と水確保要員。
ホーリー……回復と防御。
アリエリ……攻撃方法に汎用性のある火力要員。
ハリエット……罠を使っての敵勢妨害と拠点確保等。
場合によって別の魔法陣を使う可能性もある。
その時の第二陣として、リアーナ、ロザリンド、フレア、ドレミド、ミツバ、シャーリーを想定して残す。
ミラン、ベルベッティアはどんな事があっても魔法陣には入らない。不測の事態では外側から行動してもらう、ある意味での命綱。
アバンセは『ならば俺も行こう』と言うが、飛ばされる先がどこか分からず、竜脈を放って置くのも不安なので残ってもらった。
ちなみに衣服や武器も一緒に転移されるのは確認済み。天空への塔とは違うので安心。
そして魔法陣で飛ばされた先。
「こりゃ……ヤバいわぁ……」
空を見上げて、思わず声が漏れた。
夜空。無数の星々が輝き、絶え間ない流星群。
「僕の知っている夜空じゃないな……現実とも思えない。魔法で作られた空間か?」
タックルベリーはそう言うが、俺には魔法で作られた空間とは思えなかった。何故なら夜空には地球が浮かんでいる。前世、俺がいた地球。そして地球だけじゃない、いくつもの惑星が見える。
「足元、水場みたいだけど違う」
ヴォルフラムが動くと足元から波紋が広がる。
「水ならば拙者がある程度は扱えますが、反応ありませんな」
俺の服の襟元から姿を現すコノハナサクヤヒメ。にゅるっと現れ、にゅるっと引っ込む。
「シノブ様。ここがどういう場所か……予測はできますか?」
ホーリーの言葉に俺は首を横に振り、言葉を続ける。
「できないよ……」
「シノブ。何か考えてるの? 何かあるならね、そういう時は言葉にね、出した方が良いよ」
と、アリエリ。
確かに予測はできない。けど何となく思う事はある。そしてそれは俺が転移者だから。
俺は惑星の一つ、地球を指差した。
「あれ……一つ一つが別の世界じゃないのかな……」
「確かに私達の世界が球体だという研究はありますけど……そんな別の世界がいくつも存在するという事ですか?」
ハリエットは言う。
シノブとして生まれた世界、そこは前世のような球体か、それとも平面か。天動説か地動説か、まだハッキリと確認はできていなかった。
「……分からないけど、そう感じただけ」
俺は苦笑いを浮かべる。
「とにかくシノブ、笛を吹いてみろよ」
「あ、うん」
タックルベリーに言われて、胸元の体育教師ホイッスルを吹いた。アバンセが来られる場所とは思えないけど……
ここは世界と世界の狭間のようだ。
「ねぇ、ヴォル。ここには先に調査団が来てると思うんだけど、においとか追える?」
鼻をクンクンと鳴らすヴォルフラム。
「……追える」
そうして俺達は歩き出す。
しばらく歩いたが、やはりアバンセは来ない。
「しかしベリー、やっばいねぇ」
「そうだな。ハッキリ言って、やっばいなぁ」
「具体的にはどの部分がやっばいのですか?」
と、ハリエット。
「まず大前提。転移魔法は魔法陣と魔法陣を移動するもの。双方向と、一方通行があるよね。ただどっちにしても出入口、二つの魔法陣が必要。そこは分かる?」
「はい、もちろんです」
「これは魔法陣に入る前の考え。調査隊が戻ってこないのは、魔法陣が一方通行で、戻る事の難しい場所に転移されているから。例えば大陸外の、海の向こうの未知の場所とか。ベリーもそう考えて私達に依頼したんでしょ?」
「シャーリーの能力と竜の力が借りられれば発見も容易だと思ったからな」
「でも魔法陣に入った後の考え。魔法陣を設置する為に、どうやって最初にここへ来たの? 明らかに私達のいた世界とは違うんだよ?」
「この場所に魔法陣を設置するのは難しいという事ですね」
ハリエットの言葉にタックルベリーは頷き、言う。
「つまり転移魔法の大前提が崩れている世界、それは僕達の知る世界じゃない。そんな所に閉じ込められているんだからやっばいだろ」
「まぁ、ここが大陸の何処かで、ちゃんと戻る為の魔法陣が設置されている可能性もあるけどね。低いけど」
俺は付け加える。
どこまでも広がる変わらない景色だったが、ヴォルフラムの耳がピクッと動く。
「シノブ。人の声と争う音。誰かが戦っている。複数。どうする先行するか?」
「ダメ。ここで分かれるのは不安過ぎる。ヴォル、全員いける?」
「重さ的には大丈夫。でも……」
前からアリエリ、俺、ハリエット、ホーリー、タックルベリー、の順で全員がヴォルフラムの背中へ。
「あの……ベリー様、もう少し手を下に回していただければ助かります……」
「ちょっとベリー!! こんな時までセクハラしてんじゃないよ!!」
「あのね、もうちょっとね、ベリーは時と場所を考えよ? ね?」
「どうしますか? ベリーさんは糸でグルグルに拘束しておきますか?」
「アホか!! 僕だってこんな時にそんな事するか!! たまたまだ、たまたま!!」
「『たまたま』『たまたま』言ってんじゃないよ!! どこの『たま』だっての!!?」
「『どこの』じゃねぇよ!! ふざけんな!!」
「『たま』?『どこの』? どういう意味でしょうか……」
「ハリエット様。お二人はふざけているだけなので、あまり気にしなくて大丈夫です」
「ヴォルはね、大丈夫? 重くない?」
「……大丈夫。もう行く。アリエリもしっかり掴まれ」
そうしてヴォルフラムは最高速で駆け出すのだった。
★★★
一方その頃。これは後から聞いたリアーナ達の状況。
「じゃあ、シャーリーちゃん。お願い」
「はいよー」
リアーナの言葉にシャーリーは指先をクルクル回す。それは左回り。顔を見た相手ならば追跡する事のできる赤い魔弾。
放つと同時に霧散した。
「……シャーリー……これは……」
ロザリンドの問い。少しの間。
「……わ、分かんないけど……いない……みたい……」
自分の言葉の意味にシャーリーは青ざめた。
「……死んでいる可能性がある。そういう事か?」
「おい、ミラン。姐さん達が死んでるなんて言うんじゃねぇよ」
苛立ったようにミツバは言う。
「言葉を選んでいる場合じゃない」
「……ああ、そうだ……そうだな、すまねぇ」
シノブと一緒に妹であるハリエットもいるのだ。その胸の内。
「私が行くわ。私なら死なない」
と、ベルベッティア。
「……ダメだよ。ベルベッティアちゃんとミラン君は外からの援助。そうシノブちゃんが決めたんだから」
リアーナは拳を強く握り締めた。
「そうね。まずはシノブが決めた通りに行動しましょう。期限は三日間。その間にシノブから何らかの連絡が無ければ私達が別の魔法陣を使ってみるわ」
ロザリンドは言う。
そんな重い空気の中。
「シノブだぞ。あのシノブがそんな簡単に死ぬわけない。それにみんなガーガイガーの技術も習得して強くなったからな。安心しろ」
明るくドレミドは言う。それに続き、フレアも微笑みながら言うのだ。
「はい。シノブ様は絶対に大丈夫です」
そしてその調査メンバー。
シノブ……冒険者パーティー、女神の微笑み。
タックルベリー……王国側の調査メンバー。
ヴォルフラム……俺の警護。
コノハナサクヤヒメ……俺の警護と水確保要員。
ホーリー……回復と防御。
アリエリ……攻撃方法に汎用性のある火力要員。
ハリエット……罠を使っての敵勢妨害と拠点確保等。
場合によって別の魔法陣を使う可能性もある。
その時の第二陣として、リアーナ、ロザリンド、フレア、ドレミド、ミツバ、シャーリーを想定して残す。
ミラン、ベルベッティアはどんな事があっても魔法陣には入らない。不測の事態では外側から行動してもらう、ある意味での命綱。
アバンセは『ならば俺も行こう』と言うが、飛ばされる先がどこか分からず、竜脈を放って置くのも不安なので残ってもらった。
ちなみに衣服や武器も一緒に転移されるのは確認済み。天空への塔とは違うので安心。
そして魔法陣で飛ばされた先。
「こりゃ……ヤバいわぁ……」
空を見上げて、思わず声が漏れた。
夜空。無数の星々が輝き、絶え間ない流星群。
「僕の知っている夜空じゃないな……現実とも思えない。魔法で作られた空間か?」
タックルベリーはそう言うが、俺には魔法で作られた空間とは思えなかった。何故なら夜空には地球が浮かんでいる。前世、俺がいた地球。そして地球だけじゃない、いくつもの惑星が見える。
「足元、水場みたいだけど違う」
ヴォルフラムが動くと足元から波紋が広がる。
「水ならば拙者がある程度は扱えますが、反応ありませんな」
俺の服の襟元から姿を現すコノハナサクヤヒメ。にゅるっと現れ、にゅるっと引っ込む。
「シノブ様。ここがどういう場所か……予測はできますか?」
ホーリーの言葉に俺は首を横に振り、言葉を続ける。
「できないよ……」
「シノブ。何か考えてるの? 何かあるならね、そういう時は言葉にね、出した方が良いよ」
と、アリエリ。
確かに予測はできない。けど何となく思う事はある。そしてそれは俺が転移者だから。
俺は惑星の一つ、地球を指差した。
「あれ……一つ一つが別の世界じゃないのかな……」
「確かに私達の世界が球体だという研究はありますけど……そんな別の世界がいくつも存在するという事ですか?」
ハリエットは言う。
シノブとして生まれた世界、そこは前世のような球体か、それとも平面か。天動説か地動説か、まだハッキリと確認はできていなかった。
「……分からないけど、そう感じただけ」
俺は苦笑いを浮かべる。
「とにかくシノブ、笛を吹いてみろよ」
「あ、うん」
タックルベリーに言われて、胸元の体育教師ホイッスルを吹いた。アバンセが来られる場所とは思えないけど……
ここは世界と世界の狭間のようだ。
「ねぇ、ヴォル。ここには先に調査団が来てると思うんだけど、においとか追える?」
鼻をクンクンと鳴らすヴォルフラム。
「……追える」
そうして俺達は歩き出す。
しばらく歩いたが、やはりアバンセは来ない。
「しかしベリー、やっばいねぇ」
「そうだな。ハッキリ言って、やっばいなぁ」
「具体的にはどの部分がやっばいのですか?」
と、ハリエット。
「まず大前提。転移魔法は魔法陣と魔法陣を移動するもの。双方向と、一方通行があるよね。ただどっちにしても出入口、二つの魔法陣が必要。そこは分かる?」
「はい、もちろんです」
「これは魔法陣に入る前の考え。調査隊が戻ってこないのは、魔法陣が一方通行で、戻る事の難しい場所に転移されているから。例えば大陸外の、海の向こうの未知の場所とか。ベリーもそう考えて私達に依頼したんでしょ?」
「シャーリーの能力と竜の力が借りられれば発見も容易だと思ったからな」
「でも魔法陣に入った後の考え。魔法陣を設置する為に、どうやって最初にここへ来たの? 明らかに私達のいた世界とは違うんだよ?」
「この場所に魔法陣を設置するのは難しいという事ですね」
ハリエットの言葉にタックルベリーは頷き、言う。
「つまり転移魔法の大前提が崩れている世界、それは僕達の知る世界じゃない。そんな所に閉じ込められているんだからやっばいだろ」
「まぁ、ここが大陸の何処かで、ちゃんと戻る為の魔法陣が設置されている可能性もあるけどね。低いけど」
俺は付け加える。
どこまでも広がる変わらない景色だったが、ヴォルフラムの耳がピクッと動く。
「シノブ。人の声と争う音。誰かが戦っている。複数。どうする先行するか?」
「ダメ。ここで分かれるのは不安過ぎる。ヴォル、全員いける?」
「重さ的には大丈夫。でも……」
前からアリエリ、俺、ハリエット、ホーリー、タックルベリー、の順で全員がヴォルフラムの背中へ。
「あの……ベリー様、もう少し手を下に回していただければ助かります……」
「ちょっとベリー!! こんな時までセクハラしてんじゃないよ!!」
「あのね、もうちょっとね、ベリーは時と場所を考えよ? ね?」
「どうしますか? ベリーさんは糸でグルグルに拘束しておきますか?」
「アホか!! 僕だってこんな時にそんな事するか!! たまたまだ、たまたま!!」
「『たまたま』『たまたま』言ってんじゃないよ!! どこの『たま』だっての!!?」
「『どこの』じゃねぇよ!! ふざけんな!!」
「『たま』?『どこの』? どういう意味でしょうか……」
「ハリエット様。お二人はふざけているだけなので、あまり気にしなくて大丈夫です」
「ヴォルはね、大丈夫? 重くない?」
「……大丈夫。もう行く。アリエリもしっかり掴まれ」
そうしてヴォルフラムは最高速で駆け出すのだった。
★★★
一方その頃。これは後から聞いたリアーナ達の状況。
「じゃあ、シャーリーちゃん。お願い」
「はいよー」
リアーナの言葉にシャーリーは指先をクルクル回す。それは左回り。顔を見た相手ならば追跡する事のできる赤い魔弾。
放つと同時に霧散した。
「……シャーリー……これは……」
ロザリンドの問い。少しの間。
「……わ、分かんないけど……いない……みたい……」
自分の言葉の意味にシャーリーは青ざめた。
「……死んでいる可能性がある。そういう事か?」
「おい、ミラン。姐さん達が死んでるなんて言うんじゃねぇよ」
苛立ったようにミツバは言う。
「言葉を選んでいる場合じゃない」
「……ああ、そうだ……そうだな、すまねぇ」
シノブと一緒に妹であるハリエットもいるのだ。その胸の内。
「私が行くわ。私なら死なない」
と、ベルベッティア。
「……ダメだよ。ベルベッティアちゃんとミラン君は外からの援助。そうシノブちゃんが決めたんだから」
リアーナは拳を強く握り締めた。
「そうね。まずはシノブが決めた通りに行動しましょう。期限は三日間。その間にシノブから何らかの連絡が無ければ私達が別の魔法陣を使ってみるわ」
ロザリンドは言う。
そんな重い空気の中。
「シノブだぞ。あのシノブがそんな簡単に死ぬわけない。それにみんなガーガイガーの技術も習得して強くなったからな。安心しろ」
明るくドレミドは言う。それに続き、フレアも微笑みながら言うのだ。
「はい。シノブ様は絶対に大丈夫です」
0
お気に入りに追加
195
あなたにおすすめの小説
TS転生したけど、今度こそ女の子にモテたい
マグローK
ファンタジー
秋元楓は努力が報われないタイプの少年だった。
何をやっても中の上程度の実力しかつかず、一番を取ったことは一度もなかった。
ある日、好きになった子に意を決して告白するもフラれてしまう。
傷心の中、傷を癒すため、気づくと川辺でゴミ拾いのボランティアをしていた。
しかし、少しは傷が癒えたものの、川で溺れていた子供を助けた後に、自らが溺れて死んでしまう。
夢のような感覚をさまよった後、目を覚ますと彼は女の子になっていた。
女の子になってしまった楓だが、女の子にモテることはできるのか。
カクヨム、小説家になろうにも投稿しています。
転生少女は元に戻りたい
余暇善伽
ファンタジー
平凡な社会人だった飛鳥はある日友人と共に異世界に飛ばされてしまう。しかも友人は少年になっていたのに対して、自分はなぜか少女になっていた。慣れない少女の体や少女としての扱いに動揺したり、異世界での環境に流されながらも飛鳥は元の世界、元の体に戻るべく奮闘していく。
異世界TS転生で新たな人生「俺が聖女になるなんて聞いてないよ!」
マロエ
ファンタジー
普通のサラリーマンだった三十歳の男性が、いつも通り残業をこなし帰宅途中に、異世界に転生してしまう。
目を覚ますと、何故か森の中に立っていて、身体も何か違うことに気づく。
近くの水面で姿を確認すると、男性の姿が20代前半~10代後半の美しい女性へと変わっていた。
さらに、異世界の住人たちから「聖女」と呼ばれる存在になってしまい、大混乱。
新たな人生に期待と不安が入り混じりながら、男性は女性として、しかも聖女として異世界を歩み始める。
※表紙、挿絵はAIで作成したイラストを使用しています。
※R15の章には☆マークを入れてます。
収納持ちのコレクターは、仲間と幸せに暮らしたい。~スキルがなくて追放された自称「か弱い女の子」の元辺境伯令嬢。実は無自覚チートで世界最強⁉~
SHEILA
ファンタジー
生まれた時から、両親に嫌われていた。
物心ついた時には、毎日両親から暴力を受けていた。
4年後に生まれた妹は、生まれた時から、両親に可愛がられた。
そして、物心ついた妹からも、虐めや暴力を受けるようになった。
現代日本では考えられないような環境で育った私は、ある日妹に殺され、<選択の間>に呼ばれた。
異世界の創造神に、地球の輪廻の輪に戻るか異世界に転生するかを選べると言われ、迷わず転生することを選んだ。
けれど、転生先でも両親に愛されることはなくて……
お読みいただきありがとうございます。
のんびり不定期更新です。
勝手に召喚され捨てられた聖女さま。~よっしゃここから本当のセカンドライフの始まりだ!~
楠ノ木雫
ファンタジー
IT企業に勤めていた25歳独身彼氏無しの立花菫は、勝手に異世界に召喚され勝手に聖女として称えられた。確かにステータスには一応〈聖女〉と記されているのだが、しばらくして偽物扱いされ国を追放される。まぁ仕方ない、と森に移り住み神様の助けの元セカンドライフを満喫するのだった。だが、彼女を追いだした国はその日を境に天気が大荒れになり始めていき……
※他の投稿サイトにも掲載しています。
気がついたら異世界に転生していた。
みみっく
ファンタジー
社畜として会社に愛されこき使われ日々のストレスとムリが原因で深夜の休憩中に死んでしまい。
気がついたら異世界に転生していた。
普通に愛情を受けて育てられ、普通に育ち屋敷を抜け出して子供達が集まる広場へ遊びに行くと自分の異常な身体能力に気が付き始めた・・・
冒険がメインでは無く、冒険とほのぼのとした感じの日常と恋愛を書いていけたらと思って書いています。
戦闘もありますが少しだけです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる