201 / 275
鬼ごっこ編
戦いの始まりと織り込み済み
しおりを挟む
帝都第三十都市、そのガーガイガー道場。
今でも剣術道場として使われていた。地下に瞬間移動装置なんて大層なものがあるとは思っていなかっただろうけど。
その地下、魔法陣が淡く光を発していた。ここに乗り、頭の中で目的地を考えるだけで自動的に飛ばされるという優れもの。
その周りを飛ぶのは小さなサンドンとヤミ。
「しかしシノブは相変わらずとんでもない事を考えるのぉ」
「そうね。でもアバンセとパルより強いのだから、これくらいの事をしないとダメなんでしょう」
「でも本当に助かったよ。こんな事ができるのか本当に分からなかったから」
ガーガイガーの道場のうちの一つ。その地下部分をゴッソリと刳り貫きパルが火山上空、空中で支える。
ただ瞬間移動装置は大地を走る竜脈を利用するもの。そこで空中まで竜脈を延ばす為にアバンセ、サンドン、ヤミが中継に入るのだ。
「じゃあ、みんなお願いね。こっちもそろそろアビスコが来るみたいだから」
戦いの始まりである。
★★★
石造りの物見櫓。
それほど高いわけではないが、それでも他の建物の倍以上は高く、遠くまで見通す事ができた。
その櫓の足元、中心に流れる川が町を左右に分断している。周囲にはゆるやかな丘陵地帯が広がり、そのさらに外側を森林が囲んでいた。
まずその離れた森林部。こちらから見れば下流の方向。
ドンッ、と爆発音。黒煙が上がるのが見て取れた。ハリエットが設置した罠である。
「キオ」
「は、はい」
キオの左目、カトブレパスの瞳。いくつもの色が渦を巻き輝く。
「ま、間違いありません。アビスコです。そ、それとアルタイルさんも一緒です……」
「あの裏切り者がぁぁぁ、あたしがあの包帯全部巻き取ってリコリスのパンツにしてやる!!」
「どうしてわたくしですの!!?」
「いや、だっていつも濡れて汚すような事してんじゃん。いっぱい必要で、フガッ」
「余計な事を言うなよ」
ユリアンはシャーリーの口元をガッと掴み上げた。
「でも拙者、アルタイル殿には何か意図があるんじゃないかと思いますぞ」
物見櫓にはキオとシャーリー、伝令役のリコリスとユリアン、そして護衛のコノハナサクヤヒメ。
「まぁ、私もそう思うけど……」
少しの後、物見櫓を駆け上がるのはベルベッティアだった。
「シノブ。ベリーからの報告よ。数は下流から約50名。その反対側、上流から約300人。約150人程度が周囲に散開しているわ」
ユッテの話では鬼自体は1000人いるかいないかの人数らしい。つまり半分が参加している。
「シャーリー」
「了解」
クルクルと指先を回すシャーリー。
魔弾をアビスコ方向、川の下流方向へと飛ばす。散らばるみんなに向けてのメッセージ。この方向にアビスコはいる。
ベルベッティアはみんなに現状を伝える為に再び駆け戻る。
そして今度は上流の森林部で爆発音。黒煙が上がる。
「む、向こうにはベレントさんがいます、はい」
「ユリアンはヴイーヴルさんと上流の方をお願い。あとアリエリと帝国の人達半分連れてって良いから」
相手はベレントを含めての鬼300人。こちらは戦力の大半をアビスコに向ける為、そこに割けるのはヴイーヴル、ユリアン、アリエリ、帝国兵100人のみ。キツ過ぎる。
「ユリアン」
「大丈夫、分かってるって。今回の作戦で重要なのは相手に勝つ事じゃなく、アビスコを道場に誘い込むまで負けない事。無理はしない」
「それもそうなんだけど、ヴイーヴルさんはベレントとの一騎打ちで余裕は無いと思うから。だから現場の指揮は任せる」
ベレントはヴイーヴルで抑える。
「ユリアン、頑張りなさい!! パパやシノブにも負けない統率力がある事を証明するのです!!」
「いや、さすがに無理でしょ。恋が盲目過ぎる」
「うるさいですわ!!」
「はいはい。でもまぁ、将来的には証明できるとあたしも思ってるからさ。それまで死なないように」
「が、頑張ってください!!」
「頼んだよ、ユリアン」
みんなの言葉にユリアンは笑うのだった。
これは後から聞いたみんなの話。俺の見ていなかった部分である。
★★★
シャーリーの青い魔弾が頭上を通り過ぎる。
「アビスコに一番近いのは私達みたいです」
「爆発音からしてまだ距離はあるみたいだね」
森林の中に潜んでいたのはリアーナとタカニャだった。
リアーナは探索魔法を飛ばす。通常の者なら一度で魔力切れを起こすような広範囲を難無く調べ上げる。そんなリアーナを見て、タカニャは内心で驚き笑った。
「……今、町で待機してたヴイーヴルさんが上流の方に向かっています」
「じゃあ、ベレントって奴はそっちだね。アビスコと一緒じゃないのはありがたいが、聞いた話だとこの人数じゃどうにもならないんだろ?」
そんな二人に預けられているのは帝国兵20人程度。対抗できる戦力ではない。
「そうですね……とりあえず私達はここを離れます」
「……聞こうじゃないか」
もちろん色々な想定はしてあった。だがアビスコ個人の戦力を考えれば圧倒的攻撃力を前面に出しての一点突破、それが一番効率の良い作戦……そう考えていたが、想定以上に相手は分散していた。
こちらの戦力を分散させる、つまりアビスコと対抗する人数を減らしたい理由でもあるのか……疑問ではあるが、もうそこまで考えを巡らせる余裕は無い。
「敵の戦力は大きく分けて三つに分かれています。上流、下流、その他です。上流にはヴイーヴルさん。ここ、下流にはロザリンドちゃんとフォリオさん、ビスマルクさんとドレミドちゃんが向かって来ています」
探索魔法は仲間の動きも捉えている。
「つまりその他の部分を私達が叩こうって事かい?」
「はい。散っていてその動きを把握するには探索魔法を使える私かベリー君じゃないと難しいですから。自由にさせるわけにはいかないので私達が対応する必要があります」
タックルベリーは町での待機組。
「分かったけど、その事をロザリンドやビスマルクに伝える必要があるんじゃないか?」
「それは大丈夫です。これくらいの事なら」
「そうかい。なら行こうか」
タカニャはニコッと笑顔を浮かべるのである。
★★★
断続的に響く爆発音が相手の大体の場所を教える。
駆けるのはロザリンドとフォリオ。
森林の中では空を飛ぶという利点を失うフォリオであるが、猛禽類の血が混じる彼の聴力は非常に高い。
「ロザリンド、相手は五人。どうする?」
「それぐらいの相手なら今ここで対処するわ」
ロザリンドは刀を逆に返して握る。峰打ちである。
そして相手の方向が分かれば、先手を取るのも容易い。足の速度を一気に上げる。
草木を踏む音で気付かれるが、すでにロザリンドは目の前。急所を狙った攻撃で、一瞬にして鬼五人を叩き……潰せない。
二人が昏倒、しかし三人がその一撃に耐える。
追撃。ロザリンドの刀の先端が一人の顎を叩き上げる。相手はそのまま気絶。
そこから振り下ろす一撃を別の鬼の首筋に叩き込んだ。常人なら首の骨が折れるような一撃。だが鬼はそれに耐え、さらに刀身を腕力で押さえる。
そして残ったもう一人の鬼が金棒を振り上げるのだが、その肩口に鋭い爪が食い込んだ。フォリオの足である。そのままフォリオは体を捻るようにして鬼を投げ飛ばす。
ロザリンドの掌底打ちが残った鬼の視界を奪う。同時に膝蹴りを股間に叩き込む。力が一瞬だけ緩んだ隙に刀を引き抜き、そのまま頭部を殴り付けた。
その一撃に最後の一人は沈んだ。
そこに遅れて到着する帝国兵。その数は20。練度と人数では鬼相手に対抗はできない。あくまで後方支援である。
「人とは思えない体の強さね。全力で殴ったのに反撃してきたわ」
「ああ、掴んだ感触がまるで岩のようだ。三人以上の相手だった場合は回避する。時間が惜しい、それで良いな?」
「ええ」
そんな感じで青い魔弾の先を追う。アビスコの相手をするのは自分達なのだから。
森林の中を進み、目指した先。
そこで合流したのは先に到着していたビスマルクとドレミドだった。
「ビスマルク」
「ロザリンド。来たか」
「……リアーナは?」
「私達が来た時にはいなかったぞ」
ドレミドは周囲を見回す。この辺りにはリアーナとタカニャが待機しているはずだった。しかし今、その姿が見えない。
ロザリンドは少しだけ考えてから言う。
「……リアーナがここにいないのは、リアーナにしかできない役割が他にあるから。何かと考えたら魔法、そう考えたら探索魔法」
この面子の中でリアーナだけが特化している部分。それは魔法だ。ロザリンドは言葉を続ける。
「伏兵、または他に倒すべき相手がいた。そういう事だと思うの」
「だったら報告の為に帝国兵を残しているんじゃないのか?」
フォリオは言うが、ビスマルクは笑う。
「ガハハハハッ、リアーナの中ではロザリンドがその答えに辿り着くのも織り込み済みという事だ」
「シノブといい……お前達はとんでもないな」
呆れてしまうフォリオだったのである。
今でも剣術道場として使われていた。地下に瞬間移動装置なんて大層なものがあるとは思っていなかっただろうけど。
その地下、魔法陣が淡く光を発していた。ここに乗り、頭の中で目的地を考えるだけで自動的に飛ばされるという優れもの。
その周りを飛ぶのは小さなサンドンとヤミ。
「しかしシノブは相変わらずとんでもない事を考えるのぉ」
「そうね。でもアバンセとパルより強いのだから、これくらいの事をしないとダメなんでしょう」
「でも本当に助かったよ。こんな事ができるのか本当に分からなかったから」
ガーガイガーの道場のうちの一つ。その地下部分をゴッソリと刳り貫きパルが火山上空、空中で支える。
ただ瞬間移動装置は大地を走る竜脈を利用するもの。そこで空中まで竜脈を延ばす為にアバンセ、サンドン、ヤミが中継に入るのだ。
「じゃあ、みんなお願いね。こっちもそろそろアビスコが来るみたいだから」
戦いの始まりである。
★★★
石造りの物見櫓。
それほど高いわけではないが、それでも他の建物の倍以上は高く、遠くまで見通す事ができた。
その櫓の足元、中心に流れる川が町を左右に分断している。周囲にはゆるやかな丘陵地帯が広がり、そのさらに外側を森林が囲んでいた。
まずその離れた森林部。こちらから見れば下流の方向。
ドンッ、と爆発音。黒煙が上がるのが見て取れた。ハリエットが設置した罠である。
「キオ」
「は、はい」
キオの左目、カトブレパスの瞳。いくつもの色が渦を巻き輝く。
「ま、間違いありません。アビスコです。そ、それとアルタイルさんも一緒です……」
「あの裏切り者がぁぁぁ、あたしがあの包帯全部巻き取ってリコリスのパンツにしてやる!!」
「どうしてわたくしですの!!?」
「いや、だっていつも濡れて汚すような事してんじゃん。いっぱい必要で、フガッ」
「余計な事を言うなよ」
ユリアンはシャーリーの口元をガッと掴み上げた。
「でも拙者、アルタイル殿には何か意図があるんじゃないかと思いますぞ」
物見櫓にはキオとシャーリー、伝令役のリコリスとユリアン、そして護衛のコノハナサクヤヒメ。
「まぁ、私もそう思うけど……」
少しの後、物見櫓を駆け上がるのはベルベッティアだった。
「シノブ。ベリーからの報告よ。数は下流から約50名。その反対側、上流から約300人。約150人程度が周囲に散開しているわ」
ユッテの話では鬼自体は1000人いるかいないかの人数らしい。つまり半分が参加している。
「シャーリー」
「了解」
クルクルと指先を回すシャーリー。
魔弾をアビスコ方向、川の下流方向へと飛ばす。散らばるみんなに向けてのメッセージ。この方向にアビスコはいる。
ベルベッティアはみんなに現状を伝える為に再び駆け戻る。
そして今度は上流の森林部で爆発音。黒煙が上がる。
「む、向こうにはベレントさんがいます、はい」
「ユリアンはヴイーヴルさんと上流の方をお願い。あとアリエリと帝国の人達半分連れてって良いから」
相手はベレントを含めての鬼300人。こちらは戦力の大半をアビスコに向ける為、そこに割けるのはヴイーヴル、ユリアン、アリエリ、帝国兵100人のみ。キツ過ぎる。
「ユリアン」
「大丈夫、分かってるって。今回の作戦で重要なのは相手に勝つ事じゃなく、アビスコを道場に誘い込むまで負けない事。無理はしない」
「それもそうなんだけど、ヴイーヴルさんはベレントとの一騎打ちで余裕は無いと思うから。だから現場の指揮は任せる」
ベレントはヴイーヴルで抑える。
「ユリアン、頑張りなさい!! パパやシノブにも負けない統率力がある事を証明するのです!!」
「いや、さすがに無理でしょ。恋が盲目過ぎる」
「うるさいですわ!!」
「はいはい。でもまぁ、将来的には証明できるとあたしも思ってるからさ。それまで死なないように」
「が、頑張ってください!!」
「頼んだよ、ユリアン」
みんなの言葉にユリアンは笑うのだった。
これは後から聞いたみんなの話。俺の見ていなかった部分である。
★★★
シャーリーの青い魔弾が頭上を通り過ぎる。
「アビスコに一番近いのは私達みたいです」
「爆発音からしてまだ距離はあるみたいだね」
森林の中に潜んでいたのはリアーナとタカニャだった。
リアーナは探索魔法を飛ばす。通常の者なら一度で魔力切れを起こすような広範囲を難無く調べ上げる。そんなリアーナを見て、タカニャは内心で驚き笑った。
「……今、町で待機してたヴイーヴルさんが上流の方に向かっています」
「じゃあ、ベレントって奴はそっちだね。アビスコと一緒じゃないのはありがたいが、聞いた話だとこの人数じゃどうにもならないんだろ?」
そんな二人に預けられているのは帝国兵20人程度。対抗できる戦力ではない。
「そうですね……とりあえず私達はここを離れます」
「……聞こうじゃないか」
もちろん色々な想定はしてあった。だがアビスコ個人の戦力を考えれば圧倒的攻撃力を前面に出しての一点突破、それが一番効率の良い作戦……そう考えていたが、想定以上に相手は分散していた。
こちらの戦力を分散させる、つまりアビスコと対抗する人数を減らしたい理由でもあるのか……疑問ではあるが、もうそこまで考えを巡らせる余裕は無い。
「敵の戦力は大きく分けて三つに分かれています。上流、下流、その他です。上流にはヴイーヴルさん。ここ、下流にはロザリンドちゃんとフォリオさん、ビスマルクさんとドレミドちゃんが向かって来ています」
探索魔法は仲間の動きも捉えている。
「つまりその他の部分を私達が叩こうって事かい?」
「はい。散っていてその動きを把握するには探索魔法を使える私かベリー君じゃないと難しいですから。自由にさせるわけにはいかないので私達が対応する必要があります」
タックルベリーは町での待機組。
「分かったけど、その事をロザリンドやビスマルクに伝える必要があるんじゃないか?」
「それは大丈夫です。これくらいの事なら」
「そうかい。なら行こうか」
タカニャはニコッと笑顔を浮かべるのである。
★★★
断続的に響く爆発音が相手の大体の場所を教える。
駆けるのはロザリンドとフォリオ。
森林の中では空を飛ぶという利点を失うフォリオであるが、猛禽類の血が混じる彼の聴力は非常に高い。
「ロザリンド、相手は五人。どうする?」
「それぐらいの相手なら今ここで対処するわ」
ロザリンドは刀を逆に返して握る。峰打ちである。
そして相手の方向が分かれば、先手を取るのも容易い。足の速度を一気に上げる。
草木を踏む音で気付かれるが、すでにロザリンドは目の前。急所を狙った攻撃で、一瞬にして鬼五人を叩き……潰せない。
二人が昏倒、しかし三人がその一撃に耐える。
追撃。ロザリンドの刀の先端が一人の顎を叩き上げる。相手はそのまま気絶。
そこから振り下ろす一撃を別の鬼の首筋に叩き込んだ。常人なら首の骨が折れるような一撃。だが鬼はそれに耐え、さらに刀身を腕力で押さえる。
そして残ったもう一人の鬼が金棒を振り上げるのだが、その肩口に鋭い爪が食い込んだ。フォリオの足である。そのままフォリオは体を捻るようにして鬼を投げ飛ばす。
ロザリンドの掌底打ちが残った鬼の視界を奪う。同時に膝蹴りを股間に叩き込む。力が一瞬だけ緩んだ隙に刀を引き抜き、そのまま頭部を殴り付けた。
その一撃に最後の一人は沈んだ。
そこに遅れて到着する帝国兵。その数は20。練度と人数では鬼相手に対抗はできない。あくまで後方支援である。
「人とは思えない体の強さね。全力で殴ったのに反撃してきたわ」
「ああ、掴んだ感触がまるで岩のようだ。三人以上の相手だった場合は回避する。時間が惜しい、それで良いな?」
「ええ」
そんな感じで青い魔弾の先を追う。アビスコの相手をするのは自分達なのだから。
森林の中を進み、目指した先。
そこで合流したのは先に到着していたビスマルクとドレミドだった。
「ビスマルク」
「ロザリンド。来たか」
「……リアーナは?」
「私達が来た時にはいなかったぞ」
ドレミドは周囲を見回す。この辺りにはリアーナとタカニャが待機しているはずだった。しかし今、その姿が見えない。
ロザリンドは少しだけ考えてから言う。
「……リアーナがここにいないのは、リアーナにしかできない役割が他にあるから。何かと考えたら魔法、そう考えたら探索魔法」
この面子の中でリアーナだけが特化している部分。それは魔法だ。ロザリンドは言葉を続ける。
「伏兵、または他に倒すべき相手がいた。そういう事だと思うの」
「だったら報告の為に帝国兵を残しているんじゃないのか?」
フォリオは言うが、ビスマルクは笑う。
「ガハハハハッ、リアーナの中ではロザリンドがその答えに辿り着くのも織り込み済みという事だ」
「シノブといい……お前達はとんでもないな」
呆れてしまうフォリオだったのである。
0
お気に入りに追加
201
あなたにおすすめの小説

没落した建築系お嬢様の優雅なスローライフ~地方でモフモフと楽しい仲間とのんびり楽しく生きます~
土偶の友
ファンタジー
優雅な貴族令嬢を目指していたクレア・フィレイア。
しかし、15歳の誕生日を前に両親から没落を宣言されてしまう。
そのショックで日本の知識を思いだし、ブラック企業で働いていた記憶からスローライフをしたいと気付いた。
両親に勧められた場所に逃げ、そこで楽しいモフモフの仲間と家を建てる。
女の子たちと出会い仲良くなって一緒に住む、のんびり緩い異世界生活。

前世の記憶さん。こんにちは。
満月
ファンタジー
断罪中に前世の記憶を思い出し主人公が、ハチャメチャな魔法とスキルを活かして、人生を全力で楽しむ話。
周りはそんな主人公をあたたかく見守り、時には被害を被り···それでも皆主人公が大好きです。
主に前半は冒険をしたり、料理を作ったりと楽しく過ごしています。時折シリアスになりますが、基本的に笑える内容になっています。
恋愛は当分先に入れる予定です。
主人公は今までの時間を取り戻すかのように人生を楽しみます!もちろんこの話はハッピーエンドです!
小説になろう様にも掲載しています。


特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します
桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる

貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる