96 / 276
崩壊編
ゴーレムの配置と四つの選択肢
しおりを挟む
……
…………
………………
体中が痛い……
……俺は……確かゴーレムに……
上半身を起こす。辺りは暗い。
山ん中?
「目が覚めたか?」
「ガイサルさん?……ここは?」
「少し離れてはいるが、第二都市、後方の山の中になる」
「僕はどれくらい気を失っていましたか?」
「まだ半日程度だな」
ガイサルの話だと、あの後、ビスマルク達は第二都市へと入れたらしい。しかしガイサル隊は残ったゴーレム群の突破が出来ず、後方の山中に姿を隠した。
気を失った俺をガイサルがその場から連れ出してくれたのだ。
「明日、日が昇ると同時に第二都市の戦力と共にもう一度ゴーレムを攻める。敵の増援は無い。向こうの指揮官はシノブが倒したようだし、あの数のゴーレムなら容易いだろう」
「でも心配な事が一つあります。本当に第二都市はこちらの味方なのか、って事です」
「その心配は必要無い。第二都市には私の実弟がいる。信頼の出来る男だ。その報告で第二都市内に反乱分子は存在しない」
そうガイサルは言うのだが……
「……山岳側のゴーレムにどうして第二都市は気付かなかったのか?」
「相手がゴーレムだったからだろう」
「僕もそう思います。ゴーレムは食事などを必要としませんから。慎重に時間を掛ければ可能だと思います」
ゴーレムは人と違い、食糧などを必要としない。しかし人であれば、定期的に水や食料の補給が必要となり、配置数が多ければ多いほど、その運搬量は増え目立ってしまう。第二都市でも気付くであろう。
俺は言葉を続ける。
「先に正面へゴーレムが現れたら、第二都市側は背後の山岳側を警戒します。つまり第二都市正面にゴーレムが集まっていた時点で、山岳側にはもうゴーレムが配置されていたんです。挟み撃ちが出来る状態だったのに、なぜゴーレムは第二都市を攻めなかったんでしょうか?」
「……別の目的があったから……という事か?」
ガイサルは眉を顰める。
「誰かを待っていたから。例えば僕達。だとしたらまんまと敵の策にハマってしまったわけですけど。でもそれならまだ良いんです。問題はガイサルさんを待っていた場合です」
「……反乱分子とゴーレムが繋がっている可能性がある……という事か?」
俺は頷く。
あのゴーレムの配置、あれは外から来る者への配置だ。それは誰か? 俺達の可能性だってある。俺達は直接にドレミドやローロンと戦っているのだから。
しかしそれがガイサルに対してだったのなら……俺もガイサルと同じ考えに辿り着いていた。
反乱分子ではなく、ゴーレム側の何者かが入り込んでいる可能性がある。
「……でもまぁ、そんなに心配はしていないんですけどね」
「どういう事だ?」
「だって僕が気付いたんだから、ビスマルクさんも気付きますって。弟さんや他の人が気付かない程度の数の相手なら対処も簡単だと思いますし。でも一応はそういう可能性もあるって事は頭に入れて置きましょう」
「第二都市がすでに陥落している可能性はどうだ?」
「低いと思います。だったら山中にゴーレムを隠す意味がありません」
「そうだな……」
「……どうかしましたか?」
「いや、お前がビスマルク達を従えていた事に納得がいった。その知略と能力で纏めているのだな」
「でも僕が助けられている事の方が圧倒的に多いですけどね」
「そのお前の能力の事だが……期待は出来ないんだな?」
まぁ、馬鹿じゃなければ気付くか。
俺の能力が無制限に使い放題なら、今回の事態に最初から能力を使っていたはず。つまり何かしらの条件、もしくは制限があると考えるのが当たり前だ。
多分、ローロンも気付くだろうが仕方無ぇ。
「はい」
俺は困った笑顔を浮かべるのだった。
★★★
翌日。
それは日が昇ると同時だった。
先陣を切るのはガイサル。全滅寸前、満身創痍のガイサル隊は最後の力を振り絞るように突撃した。
その姿を確認したのだろう、第二都市側の門が開く。第二都市に控える兵士達だ。その中にはビスマルク達の姿も見える。
その様子を遠くから俺は隠れるようにして見詰めていた。
まぁ、俺がいても何も出来ねぇもんな。
ゴーレム殲滅。
「ビスマルクさん」
「おおっ、シノブ。やっぱり無事だったか」
「他のみんなは大丈夫?」
「すぐには動けないだろうが誰も命には別状ない」
ヴォルフラムやヴイーヴルの姿は見えるが、リアーナやロザリンドの姿は見えない。
「それと都市内の事だが、ガイサルを交えて話をする」
都市内の事……やっぱり何かあったのか。
本当は少し休みたいが、そんな事を言っている暇も無い。
すぐにガイサルを入れて話さないと。必要最低限の人数で集まる。
俺、ビスマルク、ガイサル、ガイサルの副官。そしてガイサルの弟、ロージーという男。そしてここはロージーの自宅だという一室。
調度品の良さが、家柄の良さを表しているようだった。よし、我が商会の商品も後で薦めておこう。まぁ、それはさて置き。
まずはロージーが礼を述べる。
「シノブさん。ビスマルクさん。あなた達には二度助けて貰いました。ありがとうございます」
一つはこの第二都市をゴーレムから解放した事。
そしてもう一つはロージー自身を助けた事。
ベルベッティアが凄い頑張ってくれた。
ビスマルクも俺と同じく、ゴーレム側の何者かが第二都市内に入り込んでいる可能性を考えた。そこでベルベッティアが都市内を駆け巡り調べ上げたのだ。
そしてロージーが家族を人質に取られ、ガイサルを殺すよう脅されている事を知る。
それは鼠のような小動物のゴーレムだった。
しかしそれが分かってしまえば後は簡単。最後はリコリスが踏み潰したらしい。
「その事については俺からも礼を言おう。感謝する。この恩は必ず返すぞ」
と、ガイサル。
「いえ、ゴーレムが関わっているなら僕等の仕事なんで気にしないで下さい。でもこれで反乱分子とゴーレムが繋がっている事は確定ですね」
「しかしそうなると重要なのはガイサル、貴方の身分だな」
俺の言葉にビスマルクは続けた。
ロージーと副官はガイサルに視線を走らせる。
まさか皇帝……とは言わないが、それなりに身分のある者なのだろう。だからこそ狙われたのだから。
「……私は皇帝の護衛であり、その素顔を知る者だ」
皇帝が自ら選びだした護衛、それがガイサル。
「そのガイサルさんを狙うのは、反乱分子側が皇帝の身柄をまだ確保していないから……そう考えられますけど」
俺の言葉にガイサルは頷いた。
「ああ、私もそう思う。混乱の中、皇帝をお連れして帝都を離れたのだが、途中ではぐれてしまった。私の失態だな」
「ガイサルさんはこれからどうするつもりですか?」
直近では四つの選択肢か。
一つ、皇帝の捜索。
まずは皇帝を見付けてから、体制を整える。
ただ皇帝捜索に時間が掛かれば掛かる程、帝都と第一都市の解放は難しくなるだろう。その間に相手側が戦力をどんどん増強してしまうからだ。
二つ、帝国領第一都市の解放。
第一都市を解放してから、帝都の解放を目指すルート。
しかし第一都市との戦闘結果次第で、帝都解放が不可能に近くなる。
こちらの戦力を維持しつつ、反乱分子の排除が上手く出来れば、第一都市、第二都市と協力する事で帝都解放の難易度は下がるだろう。
逆に第一都市と潰し合いの状況になったら、その後の帝都解放の難易度はめちゃ上がり。
しかも疲弊した状態で帝都から敵の援軍があった場合はゲームオーバー。
まぁ、この選択肢……普通は無いな。
三つ、帝都の解放。
第一都市を飛ばして、直接に帝都へ進撃するルート。
その場合、問題になるのはその戦力と速さ。
第二都市との戦力だけで帝都を解放出来るのか? そこで攻略にもたつけば、第一都市側の反乱分子と挟み撃ちにされる。
四つ、一時退却。
とりあえず一時退却。
そして最大の問題はどの選択肢であっても、帝都と第一都市の住人が人質になりえるという事だ。ガイサルの親族や友人だっているだろう。
その中でガイサルはどの選択肢を選ぶのか。
「このまま帝都へと向かう」
ガイサルは決意を込めたようにそう言うのだった。
…………
………………
体中が痛い……
……俺は……確かゴーレムに……
上半身を起こす。辺りは暗い。
山ん中?
「目が覚めたか?」
「ガイサルさん?……ここは?」
「少し離れてはいるが、第二都市、後方の山の中になる」
「僕はどれくらい気を失っていましたか?」
「まだ半日程度だな」
ガイサルの話だと、あの後、ビスマルク達は第二都市へと入れたらしい。しかしガイサル隊は残ったゴーレム群の突破が出来ず、後方の山中に姿を隠した。
気を失った俺をガイサルがその場から連れ出してくれたのだ。
「明日、日が昇ると同時に第二都市の戦力と共にもう一度ゴーレムを攻める。敵の増援は無い。向こうの指揮官はシノブが倒したようだし、あの数のゴーレムなら容易いだろう」
「でも心配な事が一つあります。本当に第二都市はこちらの味方なのか、って事です」
「その心配は必要無い。第二都市には私の実弟がいる。信頼の出来る男だ。その報告で第二都市内に反乱分子は存在しない」
そうガイサルは言うのだが……
「……山岳側のゴーレムにどうして第二都市は気付かなかったのか?」
「相手がゴーレムだったからだろう」
「僕もそう思います。ゴーレムは食事などを必要としませんから。慎重に時間を掛ければ可能だと思います」
ゴーレムは人と違い、食糧などを必要としない。しかし人であれば、定期的に水や食料の補給が必要となり、配置数が多ければ多いほど、その運搬量は増え目立ってしまう。第二都市でも気付くであろう。
俺は言葉を続ける。
「先に正面へゴーレムが現れたら、第二都市側は背後の山岳側を警戒します。つまり第二都市正面にゴーレムが集まっていた時点で、山岳側にはもうゴーレムが配置されていたんです。挟み撃ちが出来る状態だったのに、なぜゴーレムは第二都市を攻めなかったんでしょうか?」
「……別の目的があったから……という事か?」
ガイサルは眉を顰める。
「誰かを待っていたから。例えば僕達。だとしたらまんまと敵の策にハマってしまったわけですけど。でもそれならまだ良いんです。問題はガイサルさんを待っていた場合です」
「……反乱分子とゴーレムが繋がっている可能性がある……という事か?」
俺は頷く。
あのゴーレムの配置、あれは外から来る者への配置だ。それは誰か? 俺達の可能性だってある。俺達は直接にドレミドやローロンと戦っているのだから。
しかしそれがガイサルに対してだったのなら……俺もガイサルと同じ考えに辿り着いていた。
反乱分子ではなく、ゴーレム側の何者かが入り込んでいる可能性がある。
「……でもまぁ、そんなに心配はしていないんですけどね」
「どういう事だ?」
「だって僕が気付いたんだから、ビスマルクさんも気付きますって。弟さんや他の人が気付かない程度の数の相手なら対処も簡単だと思いますし。でも一応はそういう可能性もあるって事は頭に入れて置きましょう」
「第二都市がすでに陥落している可能性はどうだ?」
「低いと思います。だったら山中にゴーレムを隠す意味がありません」
「そうだな……」
「……どうかしましたか?」
「いや、お前がビスマルク達を従えていた事に納得がいった。その知略と能力で纏めているのだな」
「でも僕が助けられている事の方が圧倒的に多いですけどね」
「そのお前の能力の事だが……期待は出来ないんだな?」
まぁ、馬鹿じゃなければ気付くか。
俺の能力が無制限に使い放題なら、今回の事態に最初から能力を使っていたはず。つまり何かしらの条件、もしくは制限があると考えるのが当たり前だ。
多分、ローロンも気付くだろうが仕方無ぇ。
「はい」
俺は困った笑顔を浮かべるのだった。
★★★
翌日。
それは日が昇ると同時だった。
先陣を切るのはガイサル。全滅寸前、満身創痍のガイサル隊は最後の力を振り絞るように突撃した。
その姿を確認したのだろう、第二都市側の門が開く。第二都市に控える兵士達だ。その中にはビスマルク達の姿も見える。
その様子を遠くから俺は隠れるようにして見詰めていた。
まぁ、俺がいても何も出来ねぇもんな。
ゴーレム殲滅。
「ビスマルクさん」
「おおっ、シノブ。やっぱり無事だったか」
「他のみんなは大丈夫?」
「すぐには動けないだろうが誰も命には別状ない」
ヴォルフラムやヴイーヴルの姿は見えるが、リアーナやロザリンドの姿は見えない。
「それと都市内の事だが、ガイサルを交えて話をする」
都市内の事……やっぱり何かあったのか。
本当は少し休みたいが、そんな事を言っている暇も無い。
すぐにガイサルを入れて話さないと。必要最低限の人数で集まる。
俺、ビスマルク、ガイサル、ガイサルの副官。そしてガイサルの弟、ロージーという男。そしてここはロージーの自宅だという一室。
調度品の良さが、家柄の良さを表しているようだった。よし、我が商会の商品も後で薦めておこう。まぁ、それはさて置き。
まずはロージーが礼を述べる。
「シノブさん。ビスマルクさん。あなた達には二度助けて貰いました。ありがとうございます」
一つはこの第二都市をゴーレムから解放した事。
そしてもう一つはロージー自身を助けた事。
ベルベッティアが凄い頑張ってくれた。
ビスマルクも俺と同じく、ゴーレム側の何者かが第二都市内に入り込んでいる可能性を考えた。そこでベルベッティアが都市内を駆け巡り調べ上げたのだ。
そしてロージーが家族を人質に取られ、ガイサルを殺すよう脅されている事を知る。
それは鼠のような小動物のゴーレムだった。
しかしそれが分かってしまえば後は簡単。最後はリコリスが踏み潰したらしい。
「その事については俺からも礼を言おう。感謝する。この恩は必ず返すぞ」
と、ガイサル。
「いえ、ゴーレムが関わっているなら僕等の仕事なんで気にしないで下さい。でもこれで反乱分子とゴーレムが繋がっている事は確定ですね」
「しかしそうなると重要なのはガイサル、貴方の身分だな」
俺の言葉にビスマルクは続けた。
ロージーと副官はガイサルに視線を走らせる。
まさか皇帝……とは言わないが、それなりに身分のある者なのだろう。だからこそ狙われたのだから。
「……私は皇帝の護衛であり、その素顔を知る者だ」
皇帝が自ら選びだした護衛、それがガイサル。
「そのガイサルさんを狙うのは、反乱分子側が皇帝の身柄をまだ確保していないから……そう考えられますけど」
俺の言葉にガイサルは頷いた。
「ああ、私もそう思う。混乱の中、皇帝をお連れして帝都を離れたのだが、途中ではぐれてしまった。私の失態だな」
「ガイサルさんはこれからどうするつもりですか?」
直近では四つの選択肢か。
一つ、皇帝の捜索。
まずは皇帝を見付けてから、体制を整える。
ただ皇帝捜索に時間が掛かれば掛かる程、帝都と第一都市の解放は難しくなるだろう。その間に相手側が戦力をどんどん増強してしまうからだ。
二つ、帝国領第一都市の解放。
第一都市を解放してから、帝都の解放を目指すルート。
しかし第一都市との戦闘結果次第で、帝都解放が不可能に近くなる。
こちらの戦力を維持しつつ、反乱分子の排除が上手く出来れば、第一都市、第二都市と協力する事で帝都解放の難易度は下がるだろう。
逆に第一都市と潰し合いの状況になったら、その後の帝都解放の難易度はめちゃ上がり。
しかも疲弊した状態で帝都から敵の援軍があった場合はゲームオーバー。
まぁ、この選択肢……普通は無いな。
三つ、帝都の解放。
第一都市を飛ばして、直接に帝都へ進撃するルート。
その場合、問題になるのはその戦力と速さ。
第二都市との戦力だけで帝都を解放出来るのか? そこで攻略にもたつけば、第一都市側の反乱分子と挟み撃ちにされる。
四つ、一時退却。
とりあえず一時退却。
そして最大の問題はどの選択肢であっても、帝都と第一都市の住人が人質になりえるという事だ。ガイサルの親族や友人だっているだろう。
その中でガイサルはどの選択肢を選ぶのか。
「このまま帝都へと向かう」
ガイサルは決意を込めたようにそう言うのだった。
0
お気に入りに追加
200
あなたにおすすめの小説

【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…

魔道具作ってたら断罪回避できてたわw
かぜかおる
ファンタジー
転生して魔法があったからそっちを楽しんで生きてます!
って、あれまあ私悪役令嬢だったんですか(笑)
フワッと設定、ざまあなし、落ちなし、軽〜く読んでくださいな。

異世界転生ファミリー
くろねこ教授
ファンタジー
辺境のとある家族。その一家には秘密があった?!
辺境の村に住む何の変哲もないマーティン一家。
アリス・マーティンは美人で料理が旨い主婦。
アーサーは元腕利きの冒険者、村の自警団のリーダー格で頼れる男。
長男のナイトはクールで賢い美少年。
ソフィアは産まれて一年の赤ん坊。
何の不思議もない家族と思われたが……
彼等には実は他人に知られる訳にはいかない秘密があったのだ。


転生したら貴族の息子の友人A(庶民)になりました。
襲
ファンタジー
〈あらすじ〉
信号無視で突っ込んできたトラックに轢かれそうになった子どもを助けて代わりに轢かれた俺。
目が覚めると、そこは異世界!?
あぁ、よくあるやつか。
食堂兼居酒屋を営む両親の元に転生した俺は、庶民なのに、領主の息子、つまりは貴族の坊ちゃんと関わることに……
面倒ごとは御免なんだが。
魔力量“だけ”チートな主人公が、店を手伝いながら、学校で学びながら、冒険もしながら、領主の息子をからかいつつ(オイ)、のんびり(できたらいいな)ライフを満喫するお話。
誤字脱字の訂正、感想、などなど、お待ちしております。
やんわり決まってるけど、大体行き当たりばったりです。

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

疲れきった退職前女教師がある日突然、異世界のどうしようもない貴族令嬢に転生。こっちの世界でも子供たちの幸せは第一優先です!
ミミリン
恋愛
小学校教師として長年勤めた独身の皐月(さつき)。
退職間近で突然異世界に転生してしまった。転生先では醜いどうしようもない貴族令嬢リリア・アルバになっていた!
私を陥れようとする兄から逃れ、
不器用な大人たちに助けられ、少しずつ現世とのギャップを埋め合わせる。
逃れた先で出会った訳ありの美青年は何かとからかってくるけど、気がついたら成長して私を支えてくれる大切な男性になっていた。こ、これは恋?
異世界で繰り広げられるそれぞれの奮闘ストーリー。
この世界で新たに自分の人生を切り開けるか!?

【完結】貧乏令嬢の野草による領地改革
うみの渚
ファンタジー
八歳の時に木から落ちて頭を打った衝撃で、前世の記憶が蘇った主人公。
優しい家族に恵まれたが、家はとても貧乏だった。
家族のためにと、前世の記憶を頼りに寂れた領地を皆に支えられて徐々に発展させていく。
主人公は、魔法・知識チートは持っていません。
加筆修正しました。
お手に取って頂けたら嬉しいです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる