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崩壊編
帝国と小国
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王国の隣国としては最大、それが帝国である。
俺が産まれる前、王国の隣にはいくつかの小国が存在し小競り合いを繰り返していた。
それらの小国を束ねたのが帝国、前皇帝タイレル・アウトクラトールという男。しかし帝国の建国は最近であり、帝国内には建国時の問題がまだいくつか残っている。それが原因なのだろう……タイレルは暗殺されてしまうのである。
そのタイレルの後を継いだのは息子の現皇帝アウグス・アウトクラトール。父親が暗殺された事からその容姿を仮面で隠し、その素顔を知る者は極めて近しい者だけと聞く。
そして王国との関係は協力関係でもあった。
で、その帝国の兵。先頭を走っていた男はガイサルと名乗った。
「シノブだったな。助けてくれた事に感謝する」
「他の人達は大丈夫でしたか?」
「ああ、多少の怪我人が出ただけで私の部隊は全員無事だった」
「間に合って良かったです」
「それにしても……」
「な、何ですか?」
ガイサルの視線が俺の頭の上から足の先まで行ったり来たり。
「……シノブは女性なんだな?」
「まぁ、そうですけど……今は髪の毛が短くて男の子みたいに見えるかも知れないけど、間違い無く女性です」
「……ではやはり『救国の小女神』の噂……あれはシノブの事であり、本当だったのか……」
ん?
なんじゃ、そりゃ? 聞いた事が無いぞ?
「あの、その『救国の小女神』って、何の事でしょうか?」
「混乱している大陸で人々を救いながら移動している集団があり、その集団を率いるのはまだ子供のような少女だという噂が流れているんだが……お前達の事じゃないのか?」
「いや、まぁ、確かにそんな様な事はしていますけど……僕達なんですかね?」
救国の小女神……俺にそんな二つ名が……実にファンタジー的でカッコ良いじゃない!! ゾクゾクしちゃうぜ。
「そうだな、救国の小女神、まさにシノブに相応しい」
ガイサルはそう言って笑うのだった。
話を聞くのは俺とビスマルク。
ガイサルから聞いたのは帝国の現状だった。
大陸の変動後、もちろん始めは混乱したものの、少し経ってから王国側から使者が現れた。それにより大体の状況は把握していた。
王国側からの使者……多分、ニーナだ。ニーナの方が俺達より早く帝国側と接触が出来ていたらしい。
そこで帝国側も他国とは争わず、近隣の治安維持に努めていたが……つい先日、帝都がゴーレムに襲われた。本来なら充分に迎撃出来たはずであるが……様々な要因が重なり、帝都を放棄せざるを得ない状況になった。
ガイサルは帝都に常駐していた兵なのである。
「それでガイサルさんはこれからどうするつもりですか?」
「帝国領第二都市に向かうつもりだ。ゴーレムに包囲されてはいるが陥落はしていない。場所も判明している」
そこで地理では俺より詳しいビスマルク。
「帝国領第一都市の方が大きく、兵の数も多いと聞いている。第二に向かうのは、第一都市の場所が分かっていないからなのか?」
「それは……」
「ガイサル様」
何かを言い掛けたガイサルを止めたのは、隣に控える男。ガイサルが指揮官であり、この男は副官らしい。まぁ、止める理由も分かるけどな。あくまで俺達は隣国の人間。自国の情報を軽々しく他国の人間には話せんだろ。
しかしガイサルは……
「構わない。これはもう帝国だけの問題では無いからな」
そう副官に伝え、話を続けた。
「帝国領第一都市は既に敵の手に落ちていた。私達はその第一都市を通り過ぎて今ここにいるんだ」
戦力の充実している帝都と第一都市が同時に陥落した。それはつまり帝国自力で、もう奪還は不可能だという事。それが分かっていてもガイサルは第二都市に向かうしかない。
「僕としてはガイサルさんに同行すべきだと思うんですけど」
俺はガイサルの前で、そうビスマルクに切り出す。
「どうしてそう思うんだ?」
「この先は帝国領の中を進む事が多くなるから、帝国の人達の協力は絶対役に立つ。戦力的にも第二都市はあった方が良い。ガイサルさんを助ける事は自分達を助ける事にもなるから。ビスマルクさんはどう思う?」
多分、ビスマルクからは俺が思っている通りの反応があるだろう。
「反対だな」
「何で?」
そこでビスマルクはガイサルに視線を向けた。
「これがただのゴーレム相手なら協力も可能だろう」
「……」
ガイサルは黙ってビスマルクの視線を受け止めていた。
「帝都も第一都市もゴーレムで簡単に陥落する都市ではない。つまり別の要因があったからだ。それは帝国内での権力闘争が絡んでいるのだろう。ガイサルに協力する事は帝国内の権力闘争に巻き込まれる可能性があるという事。現状の私達でそこまでの対処は難しい」
さすがビスマルク、俺の言いたい事を言ってくれる。頼れる熊さんだぜ。
いくつもの小国を束ねる帝国であるが、全ての小国が帝国に友好的というわけではない。帝国に対する反乱分子がこの混乱に乗じて帝都と第一都市を乗っ取ったのだと予想する。
「……確かにビスマルクの言う通りだ。今、帝国を混乱に陥れているのはゴーレムだけではない。ただそれは帝国内の問題であって、隣国のお前達を巻き込むつもりは無い」
「そこで提案なんですが僕達と協力しませんか?」
ガイサルは俺とビスマルクとを見比べた。
「……」
ビスマルクは何も反対しない。それは俺に従うという事。
「協力……具体的にはどんな協力を?」
「帝都奪還まで同行します。その間、ゴーレムの対処はこちらでします。ガイサルさんは帝国内の問題だけに対処して下さい」
「そちらの見返りは?」
「帝都奪還後の全面協力をお願いします。その事をアウグス・アウトクラトール様に進言して欲しいんです。もちろんあんまり無茶苦茶なお願いはしませんので安心して下さい」
「……分かった。私が責任を持って皇帝を説得しよう」
「それともう一つ。僕達は玉砕するつもりはありません。絶対に勝てないと思われる戦いは、例え相手がゴーレムであっても回避します」
そこで副官。
「随分と自分勝手な条件だな。ゴーレムに対処すると言って置きながら、敵わなければ逃げるだと? あまり馬鹿にするなよ」
めっちゃ怒ってる……当然か。
そのガイサルと副官の目の前で、俺は一本の短剣を取り出した。
それはレオ経由で貰った、ニーナからの短剣。
「これは……」
ガイサルも気付く。短剣には王国の刻印がされている事に。これは王族に繋がる者の証。
「僕自身、王族ではありませんが、親しい方にこれを譲り受けました」
ガイサルも分かったのだろう。
俺の言いたい事が。だからこそ頷いた。
「分かった。シノブ、協力しよう。条件もそれで良い」
「はい、よろしくお願いします」
俺は笑顔を浮かべてガイサルと握手をするのだった。
★★★
ガイサルとの協力を取り付けた後。
俺とビスマルク。
「それでお前の考えは?」
「僕が言ったのは同行する利点、ビスマルクさんが言ったのは同行する欠点。これはほぼ相殺だと思います。だから他の要素で決めました」
「他の要素?」
「僕達にはこれがありますので」
そう言って見せるのはさっきの短剣。
「王国と帝国は協力関係にあります。帝国への反乱者側が王国に関係のある僕に危害を加えれば、王国側が今回の事態に直接介入する可能性も考えるはずです」
「つまり反乱者側はこちら側へ迂闊に手が出せない。それが分かったからこそガイサルはシノブの条件を飲んだという事だな?」
「そうそう、僕達と一緒ならそれだけで利点があるから。今頃、ガイサルさんは仲間全員に僕達の事を話していますよ。多分、ガイサルさんの部隊にも反乱者側の回し者の一人くらい居るんだろうし」
「しかしそれは帝国に王国が介入したとも受け取られるぞ。場合によっては王国を巻き込み、両国の争いに発展する可能性がある事も分かっているのか?」
「このまま帝国が分裂すれば、いずれ王国と争いになります。それが分かっていたから王国側も帝国の建国を支持したんだろうし」
小国同士の争いの後、疲弊した国々はどうするのか?
もちろん狙われるのは肥沃な隣国である王国。結果的に王国がその侵攻を食い止めたとしても、かなりの被害が出るはず。
だからこそ王国は帝国を支持し協力関係となっていたのだ。
「とにかく現状では帝国側の協力は必要でしょう? 大きな争いは抑えられているけど、この状況が続けば抑え切れない。いずれ大陸全土を巻き込む大きな戦乱になりますから」
それを抑える為には一刻も早い事態の収拾が不可欠だ。その為に帝国の協力はどうしても欲しい。
ガハハハハッとビスマルクは大きく笑った。
「そうだな、確かにお前の言う通りだ。しかしシノブ、お前は本当にいくつなんだ? まるで老獪な統治者のようだぞ」
「ええ~まだピチピチの18歳なんですけど~」
まぁ、見た目は12、3歳に見られるんですけどね。
そんなわけで俺達は帝国領第二都市へと向かうのである。
俺が産まれる前、王国の隣にはいくつかの小国が存在し小競り合いを繰り返していた。
それらの小国を束ねたのが帝国、前皇帝タイレル・アウトクラトールという男。しかし帝国の建国は最近であり、帝国内には建国時の問題がまだいくつか残っている。それが原因なのだろう……タイレルは暗殺されてしまうのである。
そのタイレルの後を継いだのは息子の現皇帝アウグス・アウトクラトール。父親が暗殺された事からその容姿を仮面で隠し、その素顔を知る者は極めて近しい者だけと聞く。
そして王国との関係は協力関係でもあった。
で、その帝国の兵。先頭を走っていた男はガイサルと名乗った。
「シノブだったな。助けてくれた事に感謝する」
「他の人達は大丈夫でしたか?」
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「間に合って良かったです」
「それにしても……」
「な、何ですか?」
ガイサルの視線が俺の頭の上から足の先まで行ったり来たり。
「……シノブは女性なんだな?」
「まぁ、そうですけど……今は髪の毛が短くて男の子みたいに見えるかも知れないけど、間違い無く女性です」
「……ではやはり『救国の小女神』の噂……あれはシノブの事であり、本当だったのか……」
ん?
なんじゃ、そりゃ? 聞いた事が無いぞ?
「あの、その『救国の小女神』って、何の事でしょうか?」
「混乱している大陸で人々を救いながら移動している集団があり、その集団を率いるのはまだ子供のような少女だという噂が流れているんだが……お前達の事じゃないのか?」
「いや、まぁ、確かにそんな様な事はしていますけど……僕達なんですかね?」
救国の小女神……俺にそんな二つ名が……実にファンタジー的でカッコ良いじゃない!! ゾクゾクしちゃうぜ。
「そうだな、救国の小女神、まさにシノブに相応しい」
ガイサルはそう言って笑うのだった。
話を聞くのは俺とビスマルク。
ガイサルから聞いたのは帝国の現状だった。
大陸の変動後、もちろん始めは混乱したものの、少し経ってから王国側から使者が現れた。それにより大体の状況は把握していた。
王国側からの使者……多分、ニーナだ。ニーナの方が俺達より早く帝国側と接触が出来ていたらしい。
そこで帝国側も他国とは争わず、近隣の治安維持に努めていたが……つい先日、帝都がゴーレムに襲われた。本来なら充分に迎撃出来たはずであるが……様々な要因が重なり、帝都を放棄せざるを得ない状況になった。
ガイサルは帝都に常駐していた兵なのである。
「それでガイサルさんはこれからどうするつもりですか?」
「帝国領第二都市に向かうつもりだ。ゴーレムに包囲されてはいるが陥落はしていない。場所も判明している」
そこで地理では俺より詳しいビスマルク。
「帝国領第一都市の方が大きく、兵の数も多いと聞いている。第二に向かうのは、第一都市の場所が分かっていないからなのか?」
「それは……」
「ガイサル様」
何かを言い掛けたガイサルを止めたのは、隣に控える男。ガイサルが指揮官であり、この男は副官らしい。まぁ、止める理由も分かるけどな。あくまで俺達は隣国の人間。自国の情報を軽々しく他国の人間には話せんだろ。
しかしガイサルは……
「構わない。これはもう帝国だけの問題では無いからな」
そう副官に伝え、話を続けた。
「帝国領第一都市は既に敵の手に落ちていた。私達はその第一都市を通り過ぎて今ここにいるんだ」
戦力の充実している帝都と第一都市が同時に陥落した。それはつまり帝国自力で、もう奪還は不可能だという事。それが分かっていてもガイサルは第二都市に向かうしかない。
「僕としてはガイサルさんに同行すべきだと思うんですけど」
俺はガイサルの前で、そうビスマルクに切り出す。
「どうしてそう思うんだ?」
「この先は帝国領の中を進む事が多くなるから、帝国の人達の協力は絶対役に立つ。戦力的にも第二都市はあった方が良い。ガイサルさんを助ける事は自分達を助ける事にもなるから。ビスマルクさんはどう思う?」
多分、ビスマルクからは俺が思っている通りの反応があるだろう。
「反対だな」
「何で?」
そこでビスマルクはガイサルに視線を向けた。
「これがただのゴーレム相手なら協力も可能だろう」
「……」
ガイサルは黙ってビスマルクの視線を受け止めていた。
「帝都も第一都市もゴーレムで簡単に陥落する都市ではない。つまり別の要因があったからだ。それは帝国内での権力闘争が絡んでいるのだろう。ガイサルに協力する事は帝国内の権力闘争に巻き込まれる可能性があるという事。現状の私達でそこまでの対処は難しい」
さすがビスマルク、俺の言いたい事を言ってくれる。頼れる熊さんだぜ。
いくつもの小国を束ねる帝国であるが、全ての小国が帝国に友好的というわけではない。帝国に対する反乱分子がこの混乱に乗じて帝都と第一都市を乗っ取ったのだと予想する。
「……確かにビスマルクの言う通りだ。今、帝国を混乱に陥れているのはゴーレムだけではない。ただそれは帝国内の問題であって、隣国のお前達を巻き込むつもりは無い」
「そこで提案なんですが僕達と協力しませんか?」
ガイサルは俺とビスマルクとを見比べた。
「……」
ビスマルクは何も反対しない。それは俺に従うという事。
「協力……具体的にはどんな協力を?」
「帝都奪還まで同行します。その間、ゴーレムの対処はこちらでします。ガイサルさんは帝国内の問題だけに対処して下さい」
「そちらの見返りは?」
「帝都奪還後の全面協力をお願いします。その事をアウグス・アウトクラトール様に進言して欲しいんです。もちろんあんまり無茶苦茶なお願いはしませんので安心して下さい」
「……分かった。私が責任を持って皇帝を説得しよう」
「それともう一つ。僕達は玉砕するつもりはありません。絶対に勝てないと思われる戦いは、例え相手がゴーレムであっても回避します」
そこで副官。
「随分と自分勝手な条件だな。ゴーレムに対処すると言って置きながら、敵わなければ逃げるだと? あまり馬鹿にするなよ」
めっちゃ怒ってる……当然か。
そのガイサルと副官の目の前で、俺は一本の短剣を取り出した。
それはレオ経由で貰った、ニーナからの短剣。
「これは……」
ガイサルも気付く。短剣には王国の刻印がされている事に。これは王族に繋がる者の証。
「僕自身、王族ではありませんが、親しい方にこれを譲り受けました」
ガイサルも分かったのだろう。
俺の言いたい事が。だからこそ頷いた。
「分かった。シノブ、協力しよう。条件もそれで良い」
「はい、よろしくお願いします」
俺は笑顔を浮かべてガイサルと握手をするのだった。
★★★
ガイサルとの協力を取り付けた後。
俺とビスマルク。
「それでお前の考えは?」
「僕が言ったのは同行する利点、ビスマルクさんが言ったのは同行する欠点。これはほぼ相殺だと思います。だから他の要素で決めました」
「他の要素?」
「僕達にはこれがありますので」
そう言って見せるのはさっきの短剣。
「王国と帝国は協力関係にあります。帝国への反乱者側が王国に関係のある僕に危害を加えれば、王国側が今回の事態に直接介入する可能性も考えるはずです」
「つまり反乱者側はこちら側へ迂闊に手が出せない。それが分かったからこそガイサルはシノブの条件を飲んだという事だな?」
「そうそう、僕達と一緒ならそれだけで利点があるから。今頃、ガイサルさんは仲間全員に僕達の事を話していますよ。多分、ガイサルさんの部隊にも反乱者側の回し者の一人くらい居るんだろうし」
「しかしそれは帝国に王国が介入したとも受け取られるぞ。場合によっては王国を巻き込み、両国の争いに発展する可能性がある事も分かっているのか?」
「このまま帝国が分裂すれば、いずれ王国と争いになります。それが分かっていたから王国側も帝国の建国を支持したんだろうし」
小国同士の争いの後、疲弊した国々はどうするのか?
もちろん狙われるのは肥沃な隣国である王国。結果的に王国がその侵攻を食い止めたとしても、かなりの被害が出るはず。
だからこそ王国は帝国を支持し協力関係となっていたのだ。
「とにかく現状では帝国側の協力は必要でしょう? 大きな争いは抑えられているけど、この状況が続けば抑え切れない。いずれ大陸全土を巻き込む大きな戦乱になりますから」
それを抑える為には一刻も早い事態の収拾が不可欠だ。その為に帝国の協力はどうしても欲しい。
ガハハハハッとビスマルクは大きく笑った。
「そうだな、確かにお前の言う通りだ。しかしシノブ、お前は本当にいくつなんだ? まるで老獪な統治者のようだぞ」
「ええ~まだピチピチの18歳なんですけど~」
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