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崩壊編
手紙と海岸線
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ニーナにとって幸いだったのは自身の住む交易都市と、本来は離れた場所であった王都が近付いた事。それによって親書の作成と送付が迅速に行われた。
「こ、こんなにですか!!?」
ニーナの目的地に到着。ここは他国の都市であるが、比較的に王国とは友好的な場所。
あれから外敵の襲撃は無く、無事に到着したわけではあるが……報酬がマジ半端ねぇ……
両手一杯の金貨。
「何もしてないのに、さすがにこんなに貰えません」
「この親書はそれだけ重要なものだったの。遠慮はしないで」
「分かりました。ありがたく頂きます」
「早いね……」
呆れたように言うベルベッティア。
「私は他人の好意を受け入れる素直の子なの」
そんな俺を見て、ニーナは笑うのだった。
「それとこれも。きっとシノブさんの役に立つから」
それは蝋で封をされた手紙。
「これは?」
「近くに王国の都市が一つあるの。その統治者にそれを渡して」
蝋にスタンプされたその刻印……これって王族の……そしてニーナは交易都市に住んでいると言っていた。つまり交易都市を治めるのがニーナの一族って事じゃん!!
こいつはトンでもない繋がりじゃ!!
「ありがとうございます……でも、どうしてここまでしてくれるんですか?」
護衛の報酬も破格、それにこの手紙。ただの商人とお客さんなのに、ここまで優遇してくれるなんて。
「だって、シノブさんもこの事態を解決する為に行動しているのでしょう? だから協力するのは当然だと思うの」
「私の話を信じてくれるんですか?」
確かに背後には三つ首竜がいる可能性はあって、それをブッ飛ばすとは言ったけども……まさか信じてくれたのか?
「今はまだ無名に近いでしょうけど……知っている人は知っているの、あなたの事。だから私も信じているの、シノブという人をね」
「ふふっ、だったら期待して下さい。この大陸を救って見せますから」
★★★
それは後から聞いた話。
時間は少し遡って、大地震の前。
馬車一杯にガララント石を運ぶのはビスマルク、リコリス、ヴイーヴル、ユリアンの四人。
「護衛として雇われているんだから、やっぱり護衛したいわね。ユリアン、この馬車を襲わない?」
「良いけど、リコリスに強要されたって言うからな。またビスマルクに尻を叩かれるぞ」
「お尻!! 女の子に対してお尻!! ドスケベね!! きっといつもわたくしのお尻を意識しているんだわ!!」
「何でだよ!!? 何で尻の部分だけを強調すんだよ、馬鹿か!!?」
「馬鹿!!? 絶対にユリアンより頭は良いと思うんですけど!!?」
「いや、絶対に俺より馬鹿だろ。光らせたガララント石を地面に並べて『地上で光る星々よ、我が願いを叶えたまえゴッコ』してただろ!!」
「それは秘密って言ったでしょう!! パパやヴイーヴルに聞こえるじゃない!!」
馬車の後ろでギャーギャーと騒ぐリコリスとユリアン。
その馬車の前で馬を引くビスマルクとヴイーヴル。
「本当に二人は仲良しさんねぇ~リコリスちゃん、ユー君のお嫁さんにどうかなぁ?」
「人にクマーに竜の血か、凄い子供が出来そうだな。将来的にユリアンも良い男になるだろう。俺は別に構わんぞ」
「あらあら~もしかしたらお互いに孫の顔は早く見られるかもねぇ~」
「ガハハハハッ、それは楽しみだ」
ヴイーヴルはニコニコと笑い、ビスマルクは豪快に笑う。
その夜である。
大地震に見舞われたのは。
数度の地震が収まった後になって気付く。今まで通っていた街道が変化している事に。
「ちょっと……これは何ですの?」
呟くリコリス、その目の前。エルフの町まで何度も通った慣れた街道。その石畳の整備された街道が切断されたように途切れている。そして途切れた先に海が広がる。
「……海岸線を調べる」
ビスマルクは言う。元国境警備隊のビスマルクには大陸の詳細な地形が記憶されている。海岸線から何か分かるかも知れない。
「ガララント石は?」
「置いていく」
ユリアンの言葉にビスマルクは即答。
「もったいないですわ」
「非常事態だ。諦めろ。良いな、ヴイーヴル?」
「そうねぇ~私も仕方無いと思うわぁ~」
今がどんな状況なのか全く想像がつかない。ガララント石にまで意識は注げない。
そうして半日掛けて海岸線を歩いた。
竜の翼を持つヴイーヴルとユリアンが何度も空高く飛び地形を上空から確かめた。その結果。
「大地震がきっかけではあるが、自然現象では無いな」
海岸線は波に侵食されたような形跡が全く無い。大地をスパッと切り落とした感じになっている。これが自然現象とは思えない。
ビスマルクとユリアンは二人並んで海岸線を見詰めていた。
「じゃあ、人為的に行われたって事?」
「それを決めるのは早計だ。こんな事が過去にあったなんて話は聞いた事が無い。分からない事が多過ぎる。さてユリアン、お前ならこの後どうする?」
「エルフの町か水の都を最優先に目指す。エルフの町にはアバンセとサンドン、水の都にはヤミがいるから。五竜なら何か知っている可能性もあるし。本来なら海岸線の河口から川を遡って町か何かを見付けて情報収集するってのが当然だと思うけど……地形の変化を考えれば、それも無駄になるかも」
水の近くに人はいる。本来なら川を遡れば人の住む場所に辿り着くが、今回はそれが確実とは言えない。
「しかし現状はそれしか出来ない。まずは河口を見付けるぞ」
「了解」
そんな二人を他所にリコリスとヴイーヴルは座り込み、海の中に足を突っ込んでパシャパシャ。
「冷たくて気持ち良いわね。水着よ、水着が必要だったわ」
「そうね~海なんて久しぶりだもの~泳ぎたいわね~、シーちゃん達も一緒にみんなで来たいと思うのよ~あっ、ほら、リコリスちゃん見てぇ~海の向こうに船が見える~」
「あら、本当。手を振ったら見えるかしら?」
「さすがに無理じゃなぁい?」
「そうね、さすがにこの距離じゃ無理かもね。あっ、ヴイーヴル、そこを見て!! 魚よ、魚がいるわ!! 食べられるのかしら?」
「えいっ、えいっ」
「ちょっ、足をバシャバシャしないで!! 逃げてしまうわ!!」
ビスマルクとユリアンが行動方針を決めて、再び四人は歩き出した。河口を探す為に。
リコリスとユリアンは並んで歩く。
「分かったわ。火口を探すのね」
「そう、河口を見付けたら、そこから人が住んでいる所を探すんだよ」
「でもこんな所に火口なんてあるのかしら?」
「絶対にあるだろ。海なんだし」
「海に火口って絶対あるの?」
「それぐらい常識だろ?」
「じょ、常識って……わ、わたくし、ずっと竜の罠で育ったから、知らない事だってあるわ」
「いや、俺もだから。理由になってないから」
「で、でも考えてみたんだけど、やっぱり火口があるなんておかしくないかしら? 山なんて見えないわ」
「はぁ?」
「火口があるような山なんて全く見えないじゃない。このまま海岸線を歩いていても仕方ないと思う」
「おい……リコリス、正気かよ?」
「ちょっと、どういう意味ですの!!?」
「探すのは河口だぞ?」
「だから火口でしょう?」
「お前、山の頂上付近にあってマグマとか噴火する所の事を言ってんだろ?」
「当たり前じゃない。ユリアンが火口って言うから」
「俺が言う河口は川と海が繋がる所だ、馬鹿」
「……最初からそう言いなさいよ!!」
「言ってただろ!!」
「ちょっとした勘違いだから!! 絶対に他の人には言わないでよね!!」
「いや、言ってやる。シノブに!!」
「やめなさい!! シノブに知られたら一生の笑い話にされてしまうわ!!」
「全く、お前って奴は……」
「……不覚……リコリス、一生の不覚ですわ……」
「お前の一生の不覚って数え切れないだろ」
「ぐぬぬっ」
「馬鹿なお前に最初に言っとくけど、今は非常事態だからな。何か見付けたら何でも報告しろよな」
「船とかでも?」
「船!!? 船があったのか!!?」
「え、ええ……さっきだけど、ヴイーヴルと一緒に」
「本当に馬鹿過ぎる!! ビスマルク!! リコリスと母さんが船を見たらしい!!」
先を歩くビスマルクが振り返る。そして隣のヴイーヴルを見る。
「本当か?」
「本当よ~あれぇ、言ってなかった~?」
「ユリアン、今すぐヴイーヴルを連れて飛んでくれ!!」
「分かった!! 母さん、行くぞ!!」
ユリアンはヴイーヴルの手を引き駆け出す。そしてその背中。普段は隠している竜の翼が伸びる。深い紫色をした竜の翼をはためかせて二人は飛び立つ。
そして少しの後、ユリアンだけが戻る。
「海賊船だった」
そう報告するのだった。
「こ、こんなにですか!!?」
ニーナの目的地に到着。ここは他国の都市であるが、比較的に王国とは友好的な場所。
あれから外敵の襲撃は無く、無事に到着したわけではあるが……報酬がマジ半端ねぇ……
両手一杯の金貨。
「何もしてないのに、さすがにこんなに貰えません」
「この親書はそれだけ重要なものだったの。遠慮はしないで」
「分かりました。ありがたく頂きます」
「早いね……」
呆れたように言うベルベッティア。
「私は他人の好意を受け入れる素直の子なの」
そんな俺を見て、ニーナは笑うのだった。
「それとこれも。きっとシノブさんの役に立つから」
それは蝋で封をされた手紙。
「これは?」
「近くに王国の都市が一つあるの。その統治者にそれを渡して」
蝋にスタンプされたその刻印……これって王族の……そしてニーナは交易都市に住んでいると言っていた。つまり交易都市を治めるのがニーナの一族って事じゃん!!
こいつはトンでもない繋がりじゃ!!
「ありがとうございます……でも、どうしてここまでしてくれるんですか?」
護衛の報酬も破格、それにこの手紙。ただの商人とお客さんなのに、ここまで優遇してくれるなんて。
「だって、シノブさんもこの事態を解決する為に行動しているのでしょう? だから協力するのは当然だと思うの」
「私の話を信じてくれるんですか?」
確かに背後には三つ首竜がいる可能性はあって、それをブッ飛ばすとは言ったけども……まさか信じてくれたのか?
「今はまだ無名に近いでしょうけど……知っている人は知っているの、あなたの事。だから私も信じているの、シノブという人をね」
「ふふっ、だったら期待して下さい。この大陸を救って見せますから」
★★★
それは後から聞いた話。
時間は少し遡って、大地震の前。
馬車一杯にガララント石を運ぶのはビスマルク、リコリス、ヴイーヴル、ユリアンの四人。
「護衛として雇われているんだから、やっぱり護衛したいわね。ユリアン、この馬車を襲わない?」
「良いけど、リコリスに強要されたって言うからな。またビスマルクに尻を叩かれるぞ」
「お尻!! 女の子に対してお尻!! ドスケベね!! きっといつもわたくしのお尻を意識しているんだわ!!」
「何でだよ!!? 何で尻の部分だけを強調すんだよ、馬鹿か!!?」
「馬鹿!!? 絶対にユリアンより頭は良いと思うんですけど!!?」
「いや、絶対に俺より馬鹿だろ。光らせたガララント石を地面に並べて『地上で光る星々よ、我が願いを叶えたまえゴッコ』してただろ!!」
「それは秘密って言ったでしょう!! パパやヴイーヴルに聞こえるじゃない!!」
馬車の後ろでギャーギャーと騒ぐリコリスとユリアン。
その馬車の前で馬を引くビスマルクとヴイーヴル。
「本当に二人は仲良しさんねぇ~リコリスちゃん、ユー君のお嫁さんにどうかなぁ?」
「人にクマーに竜の血か、凄い子供が出来そうだな。将来的にユリアンも良い男になるだろう。俺は別に構わんぞ」
「あらあら~もしかしたらお互いに孫の顔は早く見られるかもねぇ~」
「ガハハハハッ、それは楽しみだ」
ヴイーヴルはニコニコと笑い、ビスマルクは豪快に笑う。
その夜である。
大地震に見舞われたのは。
数度の地震が収まった後になって気付く。今まで通っていた街道が変化している事に。
「ちょっと……これは何ですの?」
呟くリコリス、その目の前。エルフの町まで何度も通った慣れた街道。その石畳の整備された街道が切断されたように途切れている。そして途切れた先に海が広がる。
「……海岸線を調べる」
ビスマルクは言う。元国境警備隊のビスマルクには大陸の詳細な地形が記憶されている。海岸線から何か分かるかも知れない。
「ガララント石は?」
「置いていく」
ユリアンの言葉にビスマルクは即答。
「もったいないですわ」
「非常事態だ。諦めろ。良いな、ヴイーヴル?」
「そうねぇ~私も仕方無いと思うわぁ~」
今がどんな状況なのか全く想像がつかない。ガララント石にまで意識は注げない。
そうして半日掛けて海岸線を歩いた。
竜の翼を持つヴイーヴルとユリアンが何度も空高く飛び地形を上空から確かめた。その結果。
「大地震がきっかけではあるが、自然現象では無いな」
海岸線は波に侵食されたような形跡が全く無い。大地をスパッと切り落とした感じになっている。これが自然現象とは思えない。
ビスマルクとユリアンは二人並んで海岸線を見詰めていた。
「じゃあ、人為的に行われたって事?」
「それを決めるのは早計だ。こんな事が過去にあったなんて話は聞いた事が無い。分からない事が多過ぎる。さてユリアン、お前ならこの後どうする?」
「エルフの町か水の都を最優先に目指す。エルフの町にはアバンセとサンドン、水の都にはヤミがいるから。五竜なら何か知っている可能性もあるし。本来なら海岸線の河口から川を遡って町か何かを見付けて情報収集するってのが当然だと思うけど……地形の変化を考えれば、それも無駄になるかも」
水の近くに人はいる。本来なら川を遡れば人の住む場所に辿り着くが、今回はそれが確実とは言えない。
「しかし現状はそれしか出来ない。まずは河口を見付けるぞ」
「了解」
そんな二人を他所にリコリスとヴイーヴルは座り込み、海の中に足を突っ込んでパシャパシャ。
「冷たくて気持ち良いわね。水着よ、水着が必要だったわ」
「そうね~海なんて久しぶりだもの~泳ぎたいわね~、シーちゃん達も一緒にみんなで来たいと思うのよ~あっ、ほら、リコリスちゃん見てぇ~海の向こうに船が見える~」
「あら、本当。手を振ったら見えるかしら?」
「さすがに無理じゃなぁい?」
「そうね、さすがにこの距離じゃ無理かもね。あっ、ヴイーヴル、そこを見て!! 魚よ、魚がいるわ!! 食べられるのかしら?」
「えいっ、えいっ」
「ちょっ、足をバシャバシャしないで!! 逃げてしまうわ!!」
ビスマルクとユリアンが行動方針を決めて、再び四人は歩き出した。河口を探す為に。
リコリスとユリアンは並んで歩く。
「分かったわ。火口を探すのね」
「そう、河口を見付けたら、そこから人が住んでいる所を探すんだよ」
「でもこんな所に火口なんてあるのかしら?」
「絶対にあるだろ。海なんだし」
「海に火口って絶対あるの?」
「それぐらい常識だろ?」
「じょ、常識って……わ、わたくし、ずっと竜の罠で育ったから、知らない事だってあるわ」
「いや、俺もだから。理由になってないから」
「で、でも考えてみたんだけど、やっぱり火口があるなんておかしくないかしら? 山なんて見えないわ」
「はぁ?」
「火口があるような山なんて全く見えないじゃない。このまま海岸線を歩いていても仕方ないと思う」
「おい……リコリス、正気かよ?」
「ちょっと、どういう意味ですの!!?」
「探すのは河口だぞ?」
「だから火口でしょう?」
「お前、山の頂上付近にあってマグマとか噴火する所の事を言ってんだろ?」
「当たり前じゃない。ユリアンが火口って言うから」
「俺が言う河口は川と海が繋がる所だ、馬鹿」
「……最初からそう言いなさいよ!!」
「言ってただろ!!」
「ちょっとした勘違いだから!! 絶対に他の人には言わないでよね!!」
「いや、言ってやる。シノブに!!」
「やめなさい!! シノブに知られたら一生の笑い話にされてしまうわ!!」
「全く、お前って奴は……」
「……不覚……リコリス、一生の不覚ですわ……」
「お前の一生の不覚って数え切れないだろ」
「ぐぬぬっ」
「馬鹿なお前に最初に言っとくけど、今は非常事態だからな。何か見付けたら何でも報告しろよな」
「船とかでも?」
「船!!? 船があったのか!!?」
「え、ええ……さっきだけど、ヴイーヴルと一緒に」
「本当に馬鹿過ぎる!! ビスマルク!! リコリスと母さんが船を見たらしい!!」
先を歩くビスマルクが振り返る。そして隣のヴイーヴルを見る。
「本当か?」
「本当よ~あれぇ、言ってなかった~?」
「ユリアン、今すぐヴイーヴルを連れて飛んでくれ!!」
「分かった!! 母さん、行くぞ!!」
ユリアンはヴイーヴルの手を引き駆け出す。そしてその背中。普段は隠している竜の翼が伸びる。深い紫色をした竜の翼をはためかせて二人は飛び立つ。
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