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国落とし編

トカゲちゃん

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 時はもう一度遡り、アイリスとミリアが宿屋を出た後。

 俺は水魔法の『鏡の蝶』を使うと、アイリスとミリアにそれぞれ一匹ずつ付けて彼女たちの監視をさせる。

「意外だね。彼女たちが心配なのかい?」

 そして、シャルエナは魔法で作り出した水の板に映るアイリスとミリアの姿を俺の横で眺めながら、何を勘違いしたのかそんな事を言ってくる。

「心配?何のことです?」

「ん?イスは二人が心配だから、こうして監視しているんだろう?」

「あぁ、なるほど。殿下はこれを、俺が二人を心配しての行動だと思ったんですね」

「違うのかな?」

 今は遮音魔法を使ってこの部屋の声が外に漏れないようにしているため、俺たちは喋り方や呼び方を普段のものへと戻していた。

 そして、どうやらシャルエナは、俺が二人の行動を魔法で監視しているのは心配によるものだと勘違いしているようなので、仕方なく本当のことを教えてあげることにした。

「違いますよ。確かに今死なれれば困るのは間違いありませんが、それは俺のやりたい事に付き合わせて死なせたあと、彼女たちの死体を失うことでその後の対応が面倒だから困るってだけです。彼女たちが怪我をしたり死ぬこと自体は心配していません」

「なら、何故こうして彼女たちの行動を監視しているのかな?」

「理由は二つですね。さっきも言った通り、今死なれて死体が無くなるようなことがあれば、その後が大変なので困るんですよ。でも、死んだ後に死体を回収することができれば、収納魔法に死体を入れてセフィリアに生き返らせることができます。だから、もし彼女たちが死んでも、その死体をすぐに回収しに行けるよう見てるってだけです」

 セフィリアの蘇生魔法にはいくつかの制限があり、その一つに死後24時間以内で無ければ蘇生できないというものがある。

 24時間が過ぎてしまうと魂が体から離れてしまい、蘇生することが不可能になるからだ。

 しかし、俺の収納魔法を使えばその問題を解決することができ、収納魔法の中は時間停止の魔法が掛けられているため、収納された物の時間が入れられた時点で停止する。

 なので、例え彼女たちが死んだとしても、死体さえ回収できればあとの事は問題ないという事であり、決して死んで欲しくないからなんて優しさから監視している訳ではないのだ。

「二つ目は確実に情報を得るためです。さっきも言った通り、彼女たちが死ぬ事自体には問題ありません。ですが、仮に彼女たちが死んでしまえば、死因や任せた事がどこまで達成されたのか、残りの敵はどれくらいなのかなど、新しい情報を得ることができなくなります。なので、これは所謂保険と言うやつですね」

 戦闘で最も重要となるのは情報だ。

 情報さえあれば、例え戦力が劣ろうと周囲の環境や戦略を巡らせて勝利することができる。

 つまり、今回の彼女たちの役割は敵戦力を減らすことや証拠を集めるのと同時に、俺が情報を集めるための囮ということでもある。

「それは、何とも酷い話だ」

「酷いですかね?戦闘なんてこんなものでしょう。特に国同士の戦争になれば、情報を集めるために情報部隊や暗殺者たちが互いの陣営を行き来し、敵の戦力を知るための先遣隊や捨て駒の兵士を使う。それと変わりませんよ。それに、彼女たちもそれが自分の役割であることは自覚しているはずです。何も問題ありませんよ」

「君は、変わってしまったんだね」

「殿下がいつの俺と比較して変わったと言ってるのかはわかりませんが、変わらない人間なんていませんよ。周囲の環境や経験、そして関わる人間によって、人はどこまでも善良であり残酷になれるのですから。殿下もそれはよくわかっているはずですが?」

「その…通りだ」

 シャルエナは俺の言葉に思う事があるのかそれ以上何かを言う事はなく、ただ少しだけ寂しそうな表情でアイリスたちが映る水の板を静かに眺めるのであった。




「くはは!あの毒すごいなぁ。あぁ、たまらない。発動条件は触れることと手を叩く音か?ふふふ、面白い。あんな毒を作り出すなんて、お前は本当に面白いよ、ミリア」

 鏡の蝶を通してミリアの動きを見ていると、彼女は何の問題もなく地下施設にいた毒蛇の雑魚を始末し、さらに酒場にいた仲間たちも躊躇いなく殺してみせた。

 そんなミリアが俺の興味を強く引いたのは、彼女が最後に使用した特殊な毒で、音を起点に効果を発揮するその毒は、俺も過去を含めて初めて見る未知の毒だった。

「あの毒を使われたら、俺はどうなるんだろうなぁ。ヒュドラの毒は酸性が強かったからか肉が溶けたけど、あれにはどんな効果があるんだろうか。試してみたいなぁ。言えばやってくれるかな。いや、あいつなら命令すればやってくれるだろう。帰って来たら話してみるか」

 俺の頭の中にはもはやあの毒を自身の体で試すことしかなく、横で複雑そうな表情をしているシャルエナに気づくことはなかった。




「隠し通路を見つけたか」

 ミリアが任務を終えた頃、アイリスはギルドマスターの部屋に隠されていた隠し扉を見つけると、しばし動きを止めて何かを考え、一瞬だが水の板に映った彼女と目が合う。

「今、アイリス嬢がこっちを見なかったかい?」

「おそらく、俺たちが鏡の蝶を使って彼女を見ていることに気づいたんでしょうね。同じ水魔法ですし、彼女の優れた魔力操作を使った感知魔法であれば、気づいてもおかしくはありませんよ」

 今回彼女たちにつけている蝶たちには、認識阻害と感知阻害を掛けているため、通常であれば誰にも気づかれることはない。

 しかし、アイリスは同属性の魔法を得意としており、さらには彼女の使う緻密な魔力による感知魔法であれば、何かしらの違和感に気づいてもおかしくはなかった。

 それからアイリスは、進むことに決めたのか紫色の扉に触れたので、俺は彼女の肩に蝶を付けると、彼女と一緒に扉の中へと移動させる。

 扉の中に入ったアイリスは警戒しながらゆっくり進んでいくと、牢獄に捕えられた獣人の男性を発見し、しばし会話をした後に彼を解放する。

 そして、二人でその場を離れようとした時……

「あれはまさか、竜人族!!」

 水の板に映ったのは額に一本のツノが生え、背中にはドラゴンのような翼を付けた竜人族の男だった。

 シャルエナは竜人族を見て驚いた様子を見せるが、俺は予想もしていなかった敵の登場に、思わず笑ってしまう。

「殿下。ちょっと遊んできますね」

「は?イス、まさかあの場所に行くつもりじゃ……」

「おそらくあの獣人はこの宿屋に来ると思うので、ミリアが帰って来たら二人で対応をお願いします。それじゃ」

「ま、まて!イス!」

 俺はシャルエナの呼び止める声を無視して転移魔法を使うと、アイリスと竜人族がいる場所へと転移するのであった。




「何だ、貴様は」

「やぁ、竜人族さん。遊びに来たよ」

 アイリスと竜人族のもとへ転移して来た俺は、彼女を後ろに下がらせるのと同時に意識の外に追い出すと、目の前にいる竜人の男だけに意識を向ける。

「遊びに来た?戯言を。ここには遊び場など無いがな」

「ふふ。冗談がうまいね。いるじゃん目の前に……最高のおもちゃがさ」

「おもちゃだと?」

 竜人族の男は、暗にそれが自分のことを指していると理解すると、ドラゴンらしい傲慢で不遜な態度へと変わる。

「矮小な人間風情がぬかしおる。竜人族であるこの我をおもちゃと愚弄するか」

「愚弄じゃない、事実だよ。理解できないのなら何度でも言ってあげようか?お前は私のおもちゃだ。遊ぶのはお前じゃなくてこの私。おわかりかな?」

「この…下等生物が!図に乗るでないぞ!!」

 竜人族は、自分たちがドラゴンの血を引いていることに誇りを持っており、またそれ故に自分たちが最強であると思っている種族だ。

 特に俺たち人族は、魔族のような特殊な能力も、エルフのような魔法の才能も、獣人のような優れた身体能力も持っていない。

 そのため、竜人族にとって人族は簡単に殺せる雑魚種族であり、それなのに最も数が多いゴブリンのような種族だと思われている。

 そして、この男も例に漏れず典型的な竜人族であったため、俺に馬鹿にされたことでプライドが傷つけられ、怒り一色に染まった感情で殴りかかってくる。

「はは!そうか!お前は武術派か!いいね!なら、私も武術で相手をしようじゃないか!」

 竜人族は主に槍と武術での戦闘を得意としており、そこに種族魔法の竜魔法を合わせて戦うのが彼らの一般的な戦い方だ。

 そして、今目の前に迫る竜人族の彼はどうやら槍ではなく武術を得意としているようで、躊躇いなく拳を構えて俺のもとへと迫ってくる。

 それに対し、俺はいつもの自然体の構えではなく腕を構えて腰を落とすと、竜人族の男が放った拳を自身の掌で受け流す。

「なんだと?!」

「うーん。さすが竜人族と言ったところから、一撃があいつより重いな。けど、それだけだな」

 竜人族の男の一撃はフィエラの一撃よりも重くはあったがただそれだけで、速度も技術も今の彼女には遠く及ばない。

「次は右からの蹴りか。その次は左の肘打ちからの膝蹴り。はぁ、簡単すぎる」

 彼の攻撃は全て視線の動きで狙っている箇所がバレバレだし、足の踏み込み方でも次の動きが予測できてしまう。

 さらに怒りで感情が支配されているからか、それとも最強種族という自負故かは分からないが、攻撃は直情的で単純。

「こんなの、私でなくても避けられるね」

 慣れてしまえば彼の攻撃など俺でなくとも避けられるものばかりで、少しだけアイリスの方を確認してみれば、彼女はじっと竜人族の動きを観察していた。

(まぁ、彼女の場合はスタミナとか身体能力の問題で難しい可能性はあるけどね)

 そんなことを考えながら作業のように竜人族の攻撃を捌いていくと、彼は距離を取るためか地面を殴り、俺から少し離れたところに着地する。

「貴様!先ほどから何のつもりだ!我の攻撃を全て受け流し、反撃のチャンスがあっても何もしてこない!何が目的だ!!」

「目的?言ったじゃん、遊びに来たって。今はお前で新しい武術の練習をしてるの。おわかり?」

「この我を相手に武術の練習だと?!」

「そう。昔本で読んだ『桜華流水拳』って技術なんだけど、相手の攻撃を全て受け流すことのできる武術なんだ。桜という花びらのようにひらひらと舞うように動き、水の流れのように相手の攻撃を受け流す。どう?できていたかな?是非とも感想を聞かせて欲しいんだけど?」

「くそっ!どこまでも我を愚弄するつもりだな!貴様!絶対に殺してやる!」

「あは、あはははは!確かに、殺せるなら今すぐにでも殺して欲しいけど、お前じゃあ力不足かなぁ。だってお前、弱すぎるもん」

「なんだと!!」

「技術も拙いし、簡単に感情的にもなる。確かに攻撃速度や威力は高いけど、ただそれだけ。正直言って弱すぎる。お前、竜人族の中でも若い方だろう?感情も行動も経験の無さがそれを証明している。強さもSランク程度しかないし、それじゃあ私を殺すことはできないかな」

 竜人族は確かに傲慢だが、長く生きた者にはその分の経験と価値観がある。

 そして、その価値観には当然だが人族という種族の可能性についても含まれており、本当の強者は人族に会えば慎重に行動する。

 何故なら、過去の歴史を遡って見た時、ドラゴンを相手に戦い生き残ってきた回数が最も多いのは俺たち人族であり、それだけ戦いに対する知恵と技術、そして数という名の圧倒的な武力を持っていることを彼らは知っているからである。

「クソ!どこまでも癪に障る小娘だ!我は天空竜ファスフィル様に仕える風迅竜の末裔フーシルだぞ!その我を弱いだと!!」

「天空竜ファスフィルか。確かSSSランクの魔物だったな。で、お前はそれに仕える風迅竜の末裔と。風迅竜はSSランクだったか?なら、その末裔のお前がSランクくらいなのも頷けるな。てか、お前の名前フーシルっていうんだ。今更だけど」

 天空竜ファスフィルは、海を支配するレヴィアタンと肩を並べるほどに強いSSSランクの魔物で、その竜は空を支配していると言われている。

 そして、その竜に仕えている魔物の一つが風迅竜というSSランクの魔物なのだが、フーシルはどうやらその竜の血を引いているらしい。

「いくら強い魔物の血を引いていても、それを活かしきれてないからな。言っただろ?経験が足りないって。戦闘では経験が大切だってこと、教えてやるからかかって来な、トカゲちゃん」

「クソがぁぁぁあ!!!」

自身が蜥蜴と呼ばれたことで怒りが最高潮に達したフーシルは、馬鹿の一つ覚えのように正面から突っ込んでくるが、彼の動きにはフェイントも技も無いため受け流すことは容易い。

 その後も、俺はフーシルの攻撃を全て受け流しながら桜華流水拳の感覚を修正することで、自身に適した最適な形へと技を仕上げていくのであった。





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