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冒険編
フィエラとの時間
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翌朝。俺は部屋に満たされた木材の良い香りと共に目を覚ますと、服を着替えてから髪を一本に結ぶ。
背中まで伸びた長い髪に慣れているとはいっても、顔を洗う時とかは邪魔なのでいつも紐で結ぶようにしている。
フィエラと2人で旅を始めた頃、母上も近くにいないので髪を切ろうとしたのだが、その時はフィエラに全力で止められてしまい、結局切ることが出来なかった。
あまりに必死だったので理由を聞いてみると、どうやら予め母上に俺が髪を短くしようとしたら止めるように言われていたらしく、その時の母上の圧に逆らえなかったフィエラは従うしか無かったらしい。
(母上は昔から俺の髪を梳くのが好きだったからな)
短い人生の中で親孝行なんてしたこともなかった俺は、せめて親が俺に望むことくらいは少しでも叶えてあげたいと思っているので、髪は母上の好みに合わせている。
(まぁ、最終目標を変える事は出来ないけど)
久しぶりに両親のことを思い出しながら昨日教えてもらった場所で顔を洗った俺は、外の空気を吸うために庭へと出てみる。
「おはよ」
「ん?フィエラか。おはよう」
すると、すでに起きて日課の鍛錬をしていたフィエラが、俺に気がついて声をかけてきた。
「今日もやってたんだな」
「ん。やらないと落ち着かない」
もともとフィエラは体を動かすことが好きだし、俺の足手まといになりたくないという思いも強いためか、彼女は毎日欠かさず朝の鍛錬を行なっている。
「そうか。少し見てやるよ」
「ありがと」
フィエラはそう言うと、俺のもとから離れて先ほどまで鍛錬を行なっていた場所へと戻り、まずは型通りに体を動かしていく。
最初は俺が教えた攻撃の型や守りの型、あとは本で読んだ独自の体術、それらをゆっくりと間違いがないように体の動かし方を確認していく。
(ふむ。ほとんど無駄がないな。動きの繋ぎも綺麗だし、ここら辺で言えることはもうないな)
それらの確認が終わると、次は相手を想像しての模擬戦へと入る。
「あれは…アイドか?」
今回フィエラが想像して相手をしているのは、前に俺が魔法学園の実習の時に相手をしたアイドのようで、俺から聞いた話を基に自分なりに想像しているようだった。
アイドの巨大な戦斧の攻撃を速さを活かして躱し、懐に入ったフィエラが腹に一発入れるが、アイドの硬い筋肉によって阻まれる。
その後もフィエラは何度も攻撃を避けたり隙をついてカウンターを仕掛けるが、どの攻撃もアイドの防御力の前には無意味で、ダメージを与えられているようには見えなかった。
(獣化をすれば勝つのはフィエラだろうが、これは彼女なりの体術の練習だしな。素だとまだ叶わないということか)
フィエラとアイドが実際に戦っているわけではないので実際に戦うとどうなるのかは分からないが、彼女にとってアイドはかなり防御力の高い相手のようだ。
(それにしても、俺が教えられることはもうほとんど無さそうだな)
出会った頃はお互いカウンター狙いの戦法で戦い方も似ていたが、今ではそれぞれ違う経験をしてきたからか、戦い方もだいぶ変わってきた。
俺が自然体に構えて相手の攻撃に合わせるのに対して、フィエラは相手の動きを把握して予測し、獣人の勘と戦闘能力の高さを活かして戦うスタイルになった。
ここまで来ると、もはや俺が教えられる段階ではなく、彼女が自分なりに強さを求めて必要な経験をしていくしかない。
「おつかれ。良い動きだったぞ」
フィエラの訓練を眺めながら色々と考えていると、アイドとの模擬戦が終わった彼女がタオルで汗を拭きながら戻ってくる。
「ありがと。でも勝てなかった」
悔しそうにそう言いながら俺の隣に座ったフィエラは、当然のように俺の膝に尻尾を乗せてきたので、俺は彼女の尻尾を撫でながらさっきの模擬戦について話をする。
「そこはあまり気にするな。お前はアイドと直接戦ったわけじゃないから、相手の強さのイメージが明確じゃないんだ。
お前の中でアイドを過大評価すれば、その分イメージした相手も強くなる。それに、お前は獣化とかしないで戦うことをイメージしたんだろ?なら、あれでもよく戦っていた方だ」
「そう?」
「あぁ。実際にやればもっと良い戦いができるさ。多分あいつは俺よりもお前の方が相性が良いだろうし、次に会ったら戦ってみな」
「わかった」
実際、技で戦うタイプの俺と力で戦うタイプのアイドでは、相性が良かったとは言えない。
どんなに技を駆使して戦ったとしても、力でそれらをねじ伏せられれば意味がないからだ。
だが、フィエラであれば獣化をすれば力も負けていなだろうし、スピードだってあるので俺よりも楽にアイドに勝てるだろう。
「他に修正した方がいいところはある?」
「いや、無いな。俺が教えられることはもう無いよ。あとはお前が自分で考えて成長していくだけだな」
「わかった」
それからしばらくの間、俺たちは朝の静かな時間をまったりと過ごすが、ここでふと、少し気になっていたことを彼女に聞いてみることにした。
「なぁ、フィエラ」
「なに?」
「お前って獣王国の出身だよな。俺と出会う前までは何をしてたんだ?」
俺がフィエラの過去について尋ねると、彼女は少し驚いた表情をした後、心なしか嬉しそうに耳をぴくぴくと動かす。
「どうした?」
「ううん。私は獣王国にいた時、王城にいた。そこでお父さんとお母さんたちと暮らしてた」
「王城?…あ。そう言えば獣王国の王様って」
「ん。銀狼族。それが私のお父さん」
フィエラが獣王国の王族だったことを知った俺は、思わず頭を抱えて大きく溜息を吐いてしまう。
(これは失念していた俺が悪いな。いくら他国の情報に興味が無かったからって、王族のことも把握していないとは)
自分の無関心さに初めて呆れてしまった俺ではあったが、いつまでも引きずるタイプでもないため、すぐに気持ちを切り替えてフィエラの方を向く。
「お前が王族なのはわかったが、ならなんで冒険者になったんだ?」
「お父さんが冒険者だったから、私もなりたかった」
「なるほど」
確かに、獣王国の王は以前は冒険者をしていたらしく、その時の経験を活かして今の獣王国を建国したと聞いたことがある。
(だが妙だな。他国の王女であれば、尚更これまでの俺の人生で彼女が出てこなかった理由がわからない)
前世で主人公の仲間となる者たちは、全員が高位貴族や他国でも重要な位置についている人たちが多かった。
帝国で言えばアイリスやあの人、魔導国のソニアに神聖国のセフィリア、あとは神樹国のシュヴィーナと皆んながそれぞれの国で発言力のある位置についている者たちばかりだ。
まぁミリアという例外もいたが、あいつは俺の一番近くにいたやつだからそれが理由だと考えられる。
そしてこの法則通りに行くのであれば、主人公と同じ歳であり実力も申し分のないフィエラが、前世で一度も帝国学園に入学してこなかったのには何か裏があるように思えてくる。
(可能性としては2つか。1つ目は今回の人生で俺の死に関わる事になるのが彼女であり、そのために今回は俺と関わる事になった。
2つ目は帝国学園に入学する前に何かしらの理由ですでに死んでいた。どちらもありそうだな)
「エル」
考える事に集中しすぎたせいか、フィエラに肩を揺すられて意識をそちらに向けた俺は、心配した様子で俺の方を見ている彼女と目が合った。
「どうかした?顔色が少し悪いけど」
「…いや、何でもない。そろそろ戻ろう。セシルさんが朝食を作ってくれているだろうしな」
「わかった」
前世で彼女に何があったのかは分からないが、今後もしフィエラが敵になるようなことがあれば、その時は覚悟を決めなければならないだろうと考えながら、俺たちは家の中へと戻るのであった。
背中まで伸びた長い髪に慣れているとはいっても、顔を洗う時とかは邪魔なのでいつも紐で結ぶようにしている。
フィエラと2人で旅を始めた頃、母上も近くにいないので髪を切ろうとしたのだが、その時はフィエラに全力で止められてしまい、結局切ることが出来なかった。
あまりに必死だったので理由を聞いてみると、どうやら予め母上に俺が髪を短くしようとしたら止めるように言われていたらしく、その時の母上の圧に逆らえなかったフィエラは従うしか無かったらしい。
(母上は昔から俺の髪を梳くのが好きだったからな)
短い人生の中で親孝行なんてしたこともなかった俺は、せめて親が俺に望むことくらいは少しでも叶えてあげたいと思っているので、髪は母上の好みに合わせている。
(まぁ、最終目標を変える事は出来ないけど)
久しぶりに両親のことを思い出しながら昨日教えてもらった場所で顔を洗った俺は、外の空気を吸うために庭へと出てみる。
「おはよ」
「ん?フィエラか。おはよう」
すると、すでに起きて日課の鍛錬をしていたフィエラが、俺に気がついて声をかけてきた。
「今日もやってたんだな」
「ん。やらないと落ち着かない」
もともとフィエラは体を動かすことが好きだし、俺の足手まといになりたくないという思いも強いためか、彼女は毎日欠かさず朝の鍛錬を行なっている。
「そうか。少し見てやるよ」
「ありがと」
フィエラはそう言うと、俺のもとから離れて先ほどまで鍛錬を行なっていた場所へと戻り、まずは型通りに体を動かしていく。
最初は俺が教えた攻撃の型や守りの型、あとは本で読んだ独自の体術、それらをゆっくりと間違いがないように体の動かし方を確認していく。
(ふむ。ほとんど無駄がないな。動きの繋ぎも綺麗だし、ここら辺で言えることはもうないな)
それらの確認が終わると、次は相手を想像しての模擬戦へと入る。
「あれは…アイドか?」
今回フィエラが想像して相手をしているのは、前に俺が魔法学園の実習の時に相手をしたアイドのようで、俺から聞いた話を基に自分なりに想像しているようだった。
アイドの巨大な戦斧の攻撃を速さを活かして躱し、懐に入ったフィエラが腹に一発入れるが、アイドの硬い筋肉によって阻まれる。
その後もフィエラは何度も攻撃を避けたり隙をついてカウンターを仕掛けるが、どの攻撃もアイドの防御力の前には無意味で、ダメージを与えられているようには見えなかった。
(獣化をすれば勝つのはフィエラだろうが、これは彼女なりの体術の練習だしな。素だとまだ叶わないということか)
フィエラとアイドが実際に戦っているわけではないので実際に戦うとどうなるのかは分からないが、彼女にとってアイドはかなり防御力の高い相手のようだ。
(それにしても、俺が教えられることはもうほとんど無さそうだな)
出会った頃はお互いカウンター狙いの戦法で戦い方も似ていたが、今ではそれぞれ違う経験をしてきたからか、戦い方もだいぶ変わってきた。
俺が自然体に構えて相手の攻撃に合わせるのに対して、フィエラは相手の動きを把握して予測し、獣人の勘と戦闘能力の高さを活かして戦うスタイルになった。
ここまで来ると、もはや俺が教えられる段階ではなく、彼女が自分なりに強さを求めて必要な経験をしていくしかない。
「おつかれ。良い動きだったぞ」
フィエラの訓練を眺めながら色々と考えていると、アイドとの模擬戦が終わった彼女がタオルで汗を拭きながら戻ってくる。
「ありがと。でも勝てなかった」
悔しそうにそう言いながら俺の隣に座ったフィエラは、当然のように俺の膝に尻尾を乗せてきたので、俺は彼女の尻尾を撫でながらさっきの模擬戦について話をする。
「そこはあまり気にするな。お前はアイドと直接戦ったわけじゃないから、相手の強さのイメージが明確じゃないんだ。
お前の中でアイドを過大評価すれば、その分イメージした相手も強くなる。それに、お前は獣化とかしないで戦うことをイメージしたんだろ?なら、あれでもよく戦っていた方だ」
「そう?」
「あぁ。実際にやればもっと良い戦いができるさ。多分あいつは俺よりもお前の方が相性が良いだろうし、次に会ったら戦ってみな」
「わかった」
実際、技で戦うタイプの俺と力で戦うタイプのアイドでは、相性が良かったとは言えない。
どんなに技を駆使して戦ったとしても、力でそれらをねじ伏せられれば意味がないからだ。
だが、フィエラであれば獣化をすれば力も負けていなだろうし、スピードだってあるので俺よりも楽にアイドに勝てるだろう。
「他に修正した方がいいところはある?」
「いや、無いな。俺が教えられることはもう無いよ。あとはお前が自分で考えて成長していくだけだな」
「わかった」
それからしばらくの間、俺たちは朝の静かな時間をまったりと過ごすが、ここでふと、少し気になっていたことを彼女に聞いてみることにした。
「なぁ、フィエラ」
「なに?」
「お前って獣王国の出身だよな。俺と出会う前までは何をしてたんだ?」
俺がフィエラの過去について尋ねると、彼女は少し驚いた表情をした後、心なしか嬉しそうに耳をぴくぴくと動かす。
「どうした?」
「ううん。私は獣王国にいた時、王城にいた。そこでお父さんとお母さんたちと暮らしてた」
「王城?…あ。そう言えば獣王国の王様って」
「ん。銀狼族。それが私のお父さん」
フィエラが獣王国の王族だったことを知った俺は、思わず頭を抱えて大きく溜息を吐いてしまう。
(これは失念していた俺が悪いな。いくら他国の情報に興味が無かったからって、王族のことも把握していないとは)
自分の無関心さに初めて呆れてしまった俺ではあったが、いつまでも引きずるタイプでもないため、すぐに気持ちを切り替えてフィエラの方を向く。
「お前が王族なのはわかったが、ならなんで冒険者になったんだ?」
「お父さんが冒険者だったから、私もなりたかった」
「なるほど」
確かに、獣王国の王は以前は冒険者をしていたらしく、その時の経験を活かして今の獣王国を建国したと聞いたことがある。
(だが妙だな。他国の王女であれば、尚更これまでの俺の人生で彼女が出てこなかった理由がわからない)
前世で主人公の仲間となる者たちは、全員が高位貴族や他国でも重要な位置についている人たちが多かった。
帝国で言えばアイリスやあの人、魔導国のソニアに神聖国のセフィリア、あとは神樹国のシュヴィーナと皆んながそれぞれの国で発言力のある位置についている者たちばかりだ。
まぁミリアという例外もいたが、あいつは俺の一番近くにいたやつだからそれが理由だと考えられる。
そしてこの法則通りに行くのであれば、主人公と同じ歳であり実力も申し分のないフィエラが、前世で一度も帝国学園に入学してこなかったのには何か裏があるように思えてくる。
(可能性としては2つか。1つ目は今回の人生で俺の死に関わる事になるのが彼女であり、そのために今回は俺と関わる事になった。
2つ目は帝国学園に入学する前に何かしらの理由ですでに死んでいた。どちらもありそうだな)
「エル」
考える事に集中しすぎたせいか、フィエラに肩を揺すられて意識をそちらに向けた俺は、心配した様子で俺の方を見ている彼女と目が合った。
「どうかした?顔色が少し悪いけど」
「…いや、何でもない。そろそろ戻ろう。セシルさんが朝食を作ってくれているだろうしな」
「わかった」
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