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冒険編
討伐実習
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学園に通い始めてから1ヶ月が経った頃。俺は大事な話があるからとハミルに呼ばれ、久しぶりにSクラスへと入る。
教室に入ると他の生徒たちが俺の方を訝しむ様に見てくるが、その視線を全て無視して席に座ると、少ししてハミルが教室へと入ってきた。
「おはようみんな。今日はとても大事な話があってね。それは1ヶ月後にある魔物の討伐実習での班決めについてだよ。
班は自由に組んでもらって構わないけど、人数は最大で5人まで。
組み終わったら班のリーダーを1人決めて、そのリーダーが僕のところに報告に来てくね。時間は今日の授業が全部終わるまでたがら忘れないでね。
もし班に入れてない子や報告を忘れたら僕が適当に決めるから、忘れない様に気をつけてよ。
説明はこれで終わるけど、何か質問はあるかい?……無いようだね。それじゃ、少し休憩を挟んだあと授業を始めるから、教科書とか準備しておくように」
ハミルはそう言うと、近くにあった椅子に座って本を読み出した。
「エル。一緒に組もう」
「別に構わないぞ」
「あ、なら私もいいわよね?私もあなたたちとパーティーを組んでるんだし」
「あぁ」
俺たちは説明を聞いたあと、いつもの3人で班を組むことに決め、すぐに討伐実習での班が決まった。
「ソニアはどうする?」
「え?」
「私たちと班を組む?」
フィエラがソニアに尋ねると、彼女はどうしたら良いのか迷っているようで、視線をきょろきょろと彷徨わせる。
「あ、あたしも入っていいの?」
「問題ない。いつも一緒だし、むしろいてくれた方が戦いやすい」
「そうね。私たちとしては、ソニアがいてくれた方がありがたいわ」
「2人ともありがとう。エイル、あたしも班に入れてもらってもいいかしら」
「構わない」
「ありがとう!!」
ソニアは嬉しそうにお礼を言うと、フィエラとシュヴィーナの2人にもお礼を言っていく。
(まぁ、一緒に行動した方が楽だしな)
俺の予想では、次に敵がソニアを襲撃するなら今回の魔物討伐実習の最中だと考えていたので、彼女が俺たちの班に入るのはむしろ好都合であった。
その後、班のリーダーは全員が俺にやるように言ってきたので、面倒ではあったが仕方なく引き受けると、ハミルに班が決まったことを報告するのであった。
それから更に1ヶ月後のある日。俺たちは魔物の討伐実習を行うため、学園の敷地内にある広大な森へとやってくる。
「すごいな。学園内にこんな森があるとは」
「ん。びっくり」
「この森は学園の先生たちが管理している森なのよ。冒険者に依頼したり、先生たちが弱い魔物たちを捕まえてきて、この試験のために森に放っているらしいわ」
ソニアがこの森について説明してくれると、いよいよ始まる実習に少しだけ緊張した表情へと変わる。
「大丈夫よソニア。1ヶ月間、頑張って魔法の練習もしたし連携の確認もたくさんしてきたんだもの。そんなに緊張することないわ」
シュヴィーナの言う通り、この1ヶ月間俺は本を読む時間を削り、たまにソニアの魔法訓練に付き合ったり連携の確認を行ってきた。
それにより、もともと彼女に魔法の才能があったのもあり、簡単な魔法であれば詠唱を短縮して魔法が使えるようにまでなった。
「ありがとう!みんなの足を引っ張らないように頑張るわ!」
やる気を出したソニアは、シュヴィーナと2人で他の生徒が集まっている場所へと向かっていく。
「フィエラ。この森、どう思う?」
「ん。魔物以外の気配も感じる。数までは分からないけど、この隠れ方は暗殺者」
「あぁ。俺もさっき索敵魔法で森を調べたが、40人近く隠れてる。向こうも本気でソニアを殺しに来てるな」
「なら、予定通りに?」
「そのつもりだ」
「了解」
俺はこちらをチラッと見たシュヴィーナにも予定通りに行くことを合図すると、彼女もこくりと頷き前を向く。
(さて。久しぶりの対人戦だし楽しめるといいんだが)
最近では図書館に通う時間の方が多かった俺は、久しぶりの戦闘にワクワクが抑えられないのであった。
俺とフィエラも他の生徒たちがいる場所に着いた頃、イーリを含めた試験官だと思われる教師が何人かやってくる。
そして、まずは班ごとに分かれるよう指示を出すと、今度はイーリが代表として試験の内容について説明を始める。
「それではこれより、魔物の討伐実習について説明を行います。
と言っても、そこまで難しいものではありません。これからみなさんには森の中に入っていただき、出会った魔物を倒してもらいます。
倒した後は、これからリーダーにお渡しするカードを魔物に付いているタグに翳してください。そうする事で、カードに倒した魔物の数と種類が記録され、その記録をもとに点数を付けさせていただきます。
もし道に迷ったり、危機的状況になった場合には、空に向かって魔法を放ってください。その時はすぐに私たち試験官が駆けつけます」
イーリが説明を終えると、他の教師たちが班のリーダーに説明のあったカードを渡していき、俺もそのカードを受け取る。
(ふーん。魔力を読み取る魔道具か。ということは、魔物に付けられているというタグは、魔物ごとに込められている魔力の波長が違うのか?)
俺が与えられたカード型の魔道具について考えていると、どうやらイーリの説明が全て終わったらしく、いよいよ試験が始まる。
「それではこれより試験を始めます。時間は3時間です。では…はじめ!」
イーリの開始の合図とともに、他の班の生徒たちは森の中へバラバラに分かれて入っていき、森の入り口に残ったのは俺たちだけとなった。
「エル、どうする?」
「そうだなぁ。まぁ、適当に魔物を倒しながら進もう」
「了解」
ゆっくりと歩きながら森に入った俺たちは、フィエラに索敵を任せながら真っ直ぐ進んでいく。
「来る」
「おーけー。ソニア」
「も、問題ないわ!」
今回の魔物討伐実習では、4人で話し合った結果、ソニアに戦闘経験を積ませるためにも彼女をメインに俺たちがサポートをすることにした。
そして、草を掻き分けながら出てきたのは1匹のゴブリンで、そいつは俺たちのことを見ると気持ち悪い声で鳴いた。
「おそらく今ので仲間を呼んだんだろう。そいつらが来る前にこいつだけでも倒すぞ」
「わ、わかった」
「フィエラは足止め、シュヴィーナは周囲の警戒を頼む。ソニアはフィエラが足止めをしたゴブリンに魔法が当たるようしっかりと狙え」
俺が3人に指示を出すと、フィエラはゴブリンとの距離を詰めて適当に足止めをする。
「フィエラ!行くわ!『闇槍』!」
ソニアが魔法名を唱えると、以前あった入学試験の時よりも大きな黒い槍が現れると、それは前とは比較にならない速さでゴブリンに向かって飛んでいく。
「グギャァァァア!」
フィエラはタイミングを見てゴブリンから離れると、その槍はそのままゴブリンの胸へと突き刺さり、あっさりと絶命させた。
「ふむ。悪くは無いが魔力を込めすぎだ。ゴブリン程度ならあの半分でいい。魔力の無駄だ。それより、気持ち悪くなったりはしてないか?」
「だ、大丈夫よ。少し罪悪感はあるけれど、それだけ」
「そうか」
人によっては魔物を殺す事にすら抵抗を感じる人もおり、中には最初に殺した時は吐いてしまう人もいる。
俺はソニアの様子を改めて見てみるが、わずかに手が震えているくらいで顔色が悪いということもなく、とくに問題はなさそうだった。
「よし。ならこのまま行くぞ。おそらくさっき呼んだ仲間たちがそろそろ来る頃だからな」
それから少しして、案の定さっきのゴブリンが呼んだ仲間が5匹の群れで現れた。
それを俺とフィエラが足止めを行い、シュヴィーナには継続して周囲の警戒を任せ、ソニアにゴブリンたちを倒してもらう。
その後も何度か同じ戦法でゴブリンやスライムなどを倒しながら、俺たちはどんどん森の奥へと進んでいくのであった。
教室に入ると他の生徒たちが俺の方を訝しむ様に見てくるが、その視線を全て無視して席に座ると、少ししてハミルが教室へと入ってきた。
「おはようみんな。今日はとても大事な話があってね。それは1ヶ月後にある魔物の討伐実習での班決めについてだよ。
班は自由に組んでもらって構わないけど、人数は最大で5人まで。
組み終わったら班のリーダーを1人決めて、そのリーダーが僕のところに報告に来てくね。時間は今日の授業が全部終わるまでたがら忘れないでね。
もし班に入れてない子や報告を忘れたら僕が適当に決めるから、忘れない様に気をつけてよ。
説明はこれで終わるけど、何か質問はあるかい?……無いようだね。それじゃ、少し休憩を挟んだあと授業を始めるから、教科書とか準備しておくように」
ハミルはそう言うと、近くにあった椅子に座って本を読み出した。
「エル。一緒に組もう」
「別に構わないぞ」
「あ、なら私もいいわよね?私もあなたたちとパーティーを組んでるんだし」
「あぁ」
俺たちは説明を聞いたあと、いつもの3人で班を組むことに決め、すぐに討伐実習での班が決まった。
「ソニアはどうする?」
「え?」
「私たちと班を組む?」
フィエラがソニアに尋ねると、彼女はどうしたら良いのか迷っているようで、視線をきょろきょろと彷徨わせる。
「あ、あたしも入っていいの?」
「問題ない。いつも一緒だし、むしろいてくれた方が戦いやすい」
「そうね。私たちとしては、ソニアがいてくれた方がありがたいわ」
「2人ともありがとう。エイル、あたしも班に入れてもらってもいいかしら」
「構わない」
「ありがとう!!」
ソニアは嬉しそうにお礼を言うと、フィエラとシュヴィーナの2人にもお礼を言っていく。
(まぁ、一緒に行動した方が楽だしな)
俺の予想では、次に敵がソニアを襲撃するなら今回の魔物討伐実習の最中だと考えていたので、彼女が俺たちの班に入るのはむしろ好都合であった。
その後、班のリーダーは全員が俺にやるように言ってきたので、面倒ではあったが仕方なく引き受けると、ハミルに班が決まったことを報告するのであった。
それから更に1ヶ月後のある日。俺たちは魔物の討伐実習を行うため、学園の敷地内にある広大な森へとやってくる。
「すごいな。学園内にこんな森があるとは」
「ん。びっくり」
「この森は学園の先生たちが管理している森なのよ。冒険者に依頼したり、先生たちが弱い魔物たちを捕まえてきて、この試験のために森に放っているらしいわ」
ソニアがこの森について説明してくれると、いよいよ始まる実習に少しだけ緊張した表情へと変わる。
「大丈夫よソニア。1ヶ月間、頑張って魔法の練習もしたし連携の確認もたくさんしてきたんだもの。そんなに緊張することないわ」
シュヴィーナの言う通り、この1ヶ月間俺は本を読む時間を削り、たまにソニアの魔法訓練に付き合ったり連携の確認を行ってきた。
それにより、もともと彼女に魔法の才能があったのもあり、簡単な魔法であれば詠唱を短縮して魔法が使えるようにまでなった。
「ありがとう!みんなの足を引っ張らないように頑張るわ!」
やる気を出したソニアは、シュヴィーナと2人で他の生徒が集まっている場所へと向かっていく。
「フィエラ。この森、どう思う?」
「ん。魔物以外の気配も感じる。数までは分からないけど、この隠れ方は暗殺者」
「あぁ。俺もさっき索敵魔法で森を調べたが、40人近く隠れてる。向こうも本気でソニアを殺しに来てるな」
「なら、予定通りに?」
「そのつもりだ」
「了解」
俺はこちらをチラッと見たシュヴィーナにも予定通りに行くことを合図すると、彼女もこくりと頷き前を向く。
(さて。久しぶりの対人戦だし楽しめるといいんだが)
最近では図書館に通う時間の方が多かった俺は、久しぶりの戦闘にワクワクが抑えられないのであった。
俺とフィエラも他の生徒たちがいる場所に着いた頃、イーリを含めた試験官だと思われる教師が何人かやってくる。
そして、まずは班ごとに分かれるよう指示を出すと、今度はイーリが代表として試験の内容について説明を始める。
「それではこれより、魔物の討伐実習について説明を行います。
と言っても、そこまで難しいものではありません。これからみなさんには森の中に入っていただき、出会った魔物を倒してもらいます。
倒した後は、これからリーダーにお渡しするカードを魔物に付いているタグに翳してください。そうする事で、カードに倒した魔物の数と種類が記録され、その記録をもとに点数を付けさせていただきます。
もし道に迷ったり、危機的状況になった場合には、空に向かって魔法を放ってください。その時はすぐに私たち試験官が駆けつけます」
イーリが説明を終えると、他の教師たちが班のリーダーに説明のあったカードを渡していき、俺もそのカードを受け取る。
(ふーん。魔力を読み取る魔道具か。ということは、魔物に付けられているというタグは、魔物ごとに込められている魔力の波長が違うのか?)
俺が与えられたカード型の魔道具について考えていると、どうやらイーリの説明が全て終わったらしく、いよいよ試験が始まる。
「それではこれより試験を始めます。時間は3時間です。では…はじめ!」
イーリの開始の合図とともに、他の班の生徒たちは森の中へバラバラに分かれて入っていき、森の入り口に残ったのは俺たちだけとなった。
「エル、どうする?」
「そうだなぁ。まぁ、適当に魔物を倒しながら進もう」
「了解」
ゆっくりと歩きながら森に入った俺たちは、フィエラに索敵を任せながら真っ直ぐ進んでいく。
「来る」
「おーけー。ソニア」
「も、問題ないわ!」
今回の魔物討伐実習では、4人で話し合った結果、ソニアに戦闘経験を積ませるためにも彼女をメインに俺たちがサポートをすることにした。
そして、草を掻き分けながら出てきたのは1匹のゴブリンで、そいつは俺たちのことを見ると気持ち悪い声で鳴いた。
「おそらく今ので仲間を呼んだんだろう。そいつらが来る前にこいつだけでも倒すぞ」
「わ、わかった」
「フィエラは足止め、シュヴィーナは周囲の警戒を頼む。ソニアはフィエラが足止めをしたゴブリンに魔法が当たるようしっかりと狙え」
俺が3人に指示を出すと、フィエラはゴブリンとの距離を詰めて適当に足止めをする。
「フィエラ!行くわ!『闇槍』!」
ソニアが魔法名を唱えると、以前あった入学試験の時よりも大きな黒い槍が現れると、それは前とは比較にならない速さでゴブリンに向かって飛んでいく。
「グギャァァァア!」
フィエラはタイミングを見てゴブリンから離れると、その槍はそのままゴブリンの胸へと突き刺さり、あっさりと絶命させた。
「ふむ。悪くは無いが魔力を込めすぎだ。ゴブリン程度ならあの半分でいい。魔力の無駄だ。それより、気持ち悪くなったりはしてないか?」
「だ、大丈夫よ。少し罪悪感はあるけれど、それだけ」
「そうか」
人によっては魔物を殺す事にすら抵抗を感じる人もおり、中には最初に殺した時は吐いてしまう人もいる。
俺はソニアの様子を改めて見てみるが、わずかに手が震えているくらいで顔色が悪いということもなく、とくに問題はなさそうだった。
「よし。ならこのまま行くぞ。おそらくさっき呼んだ仲間たちがそろそろ来る頃だからな」
それから少しして、案の定さっきのゴブリンが呼んだ仲間が5匹の群れで現れた。
それを俺とフィエラが足止めを行い、シュヴィーナには継続して周囲の警戒を任せ、ソニアにゴブリンたちを倒してもらう。
その後も何度か同じ戦法でゴブリンやスライムなどを倒しながら、俺たちはどんどん森の奥へと進んでいくのであった。
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