ベティーに会いに香港へ
17歳のマモルは、できることとできないことの差が大きくて、今までさまざまな困難に出会ってきた。そのマモルを両親が理解できるようになったのは、彼が自閉スペクトラム症であると診断されてからである。高校にも通えなくなっている閉塞感を拭うかのように、家族は香港へ3日間の旅に出る。香港では母親の友人ベティー夫婦との再会が待っている。外からは見えにくい障害は誤解を招きやすい。障害を持っていることを伝えずに、ベティーたちにマモルを理解してもらうことはできるのか。そんな両親の不安をよそに、マモルは自分の世界の中で少しずつ成長を重ねていく。
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