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奥の手を使うしかない
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本を抱えて図書館を出る。買い物をしなければいけないけど…。とりあえず鞄が欲しい。裸で本を持ったままでは落として汚したり、破損させてしまう可能性がある。
そしたら絶対…『弁償していただきます。○○ゴルいただきます』と言われるに決まってる。さっきの受付嬢の怒った顔が目に浮かぶ。お店がたくさんある中央地区までは気を付けて戻ろう。
来たとき同様30分近くかかって中央地区に戻ってきた。自転車やバイクだとすぐ行き来できる距離なんだけど…徒歩で往復一時間は時間がかかり過ぎるし、少し疲れる。体力作りや健康面ではいいのかもしれないけど…。
無い物の事を考えても仕方ない…今は日用品・その他諸々を買い揃えないと…。ここからはお金の使い方を慎重に…。
現在の私の所持金は18000ゴル…。今後の食費にかかる分も残しておかないと…。最低でも8000ゴルくらいは残しておきたい。
まずは鞄を買いたかったので近くにあった服屋さんに入る。
最初は容量のある頑丈なショルダーバッグを買おうと思っていたけど、途中で気が変わり黒色の四角いバックパックを買うことにした。革製で頑丈そうだし容量も大きすぎない程度にある。
なぜバックパックに変更したかというと、魔獣に襲われた際に逃走の邪魔にならないし、両手が自由な状態だから武器を持ったり道具を使ったりする事が出来る。今のところ自分から魔獣を狩る予定はないけど…。
さらに部屋着や、下着、修道服の下に着るインナーなど合計で9500ゴルかかってしまった。二枚セットの商品や在庫処分品を積極的に選んだつもりだったけど、やはりかかるものはかかる。
店主のおじさんに『とても良い買い物ができました。次回も必ずこちらで買い物させていただきますね』と伝えたところ、気を良くしてタオルとハンカチがセットになった粗品をプレゼントしてもらえた。…これは嬉しい。粗品と下着、図書館の本をバックパックに押し込み一息つく。手荷物が多くなったので、一旦自宅に戻り置いてこよう。バックパックの中身も空にしなくては…。
部屋に戻る前に食堂を見かけると、夕飯時の準備のためかママさんとミリーが忙しそう動き回っていた。バイトの人まだ来てないのかな…。
部屋の床に荷物を置く。早速先程もらった粗品のハンカチを使わせもらう。箱を開封し、ハンカチのみポケットにしまう。それからまた外に出る。
あと必要な物は生活雑貨と護身用の武器、ケガをした時治療する薬なども欲しい。出来れば家電も買いたいけど…無理っぽい。中古品でも買えそうにない…。
残金は8500ゴル…。どう考えても足りない。このまま無策で欲しい物を買い続ければ食費がゼロになってしまう。
気は進まないけど…以前から考えていた『奥の手』を使うしかないかな…。もちろん上手くいく保証はないけど…。
私は修道服のポケットに右手を突っ込み700円分の硬貨を握りしめる。これは私が転生した時、最初から持っていた元いた世界の日本の硬貨。この三枚の硬貨に私の生活が懸かっている。
目的のお店は食堂から少し離れた場所にあった。骨董品屋さん…。店先には古くて大きな置物や壺、今にも壊れそうな家具などがところ狭しと陳列されている。それらを壊さないよう避けながらお店の暖簾をくぐる。
「すみません。失礼します」
声をかけながら入店するとカウンターに座って年代物のティーカップを磨いていた50代くらいの女性がこちらに視線を向ける。
「いらっしゃい。…おや?シスターさんが来るなんて珍しいね」
いえ、違います。シスターではありません。ただの金無し・無職な女です、というのは黙っておく。
「驚かせてしまって申し訳ありません。私は聖地巡礼の旅をしていますシスター・ユリカと申します。本日は店主様にお譲りしたい品物があって来店させていただきました」
「シスターさんの品物?」
ここでポケットから新品のハンカチで綺麗に包んだ硬貨三枚を取り出し、店主に披露する。
「こちらです。今から三年ほど前…ここより遥か北の大地を旅していた時に訪れた女神様ゆかりの神殿で発見した古の硬貨です」
大嘘です。ただのありふれた小銭です。でも、この世界には存在しない唯一無二の硬貨である事に間違いはない。
「古の硬貨ねぇ。触ってみてもいいかい?」
「どうぞ。ですが大変貴重な品ですので、決して落として破損させぬようお気をつけ下さい」
虫眼鏡を取り出し観察する店主。
「わかってるよ。ふむ…確かに今までに一度も見たことのない硬貨だね」
そりゃそうでしょう。異世界のお金なんだから。
「はい。こういったものは本来、神殿から持ち帰ってはいけない決まりになっているのですが…。かなり荒廃が進んでいた神殿でしたので、このままあの地で朽ちさせるのも痛ましいような気がして…」
「なるほどねぇ…。この硬貨に大きく彫ってある500と100の数字は何か意味があるのかい?」
「いえ…。詳しくは私もわからないのですが、専門家の方にお見せしたところ、この硬貨を作るために集められた人員数ではないかとおっしゃっていました」
自分で言ってて意味不明。500円玉だから500だし、100円玉だから100なんだけど…。でも、骨董品なんて詳細不明でミステリアスな物もあるんだし、この店主さんも知りようがない事なんだから脚色してもよしとする。…だって出来るだけ高値で買い取ってもらいたいし…。
「500人も集まってこの硬貨が造られたのかい?…確かに細部までよく出来てはいるが…」
知りません。造幣局の事はわかりません。適当な事言ってごめんなさい。
「そうですね。私も巧みの技を感じずにはいられません。ですので、出来ればこの先も大事に所持しておきたかったのですが…。私のような物の価値も解らぬ凡人がいつまでも持っているよりも、大切に保存・管理していただける方にお譲りしたいと思い直しまして…」
「まあ…素人さんにしては良い心がけだね。骨董品はそこいらにある新しくて便利なだけの量産品とは訳が違う。繊細でいて奥深く飽きることのない珠玉の品々さ」
「ですよね…」
いや…古くてゴミ同然のガラクタとかもあると思うけど…。
熱く語っているので黙っていよう。
「それで?シスター、この珍しい硬貨…いくらで譲ってくれるのかい?あたしゃ、これでもそれなりの目利きはできるつもりだ。吹っかけようとしても無駄だよ」
無理でしょ。この小銭は…。さっき初めて見たって言ってたし。私は700円って知ってるけどおばさんは知らないし…。
「そうですね。以前、これを見ていただいた専門家の方は低く見積もっても50000ゴル以上の価値はある品だとおっしゃられていました」
「硬貨たった三枚で50000ゴル?ふざけた事言っちゃいけないよ 。いくら珍しい物でもこんな小さな物で、ただ鑑賞するだけしか使い道がないもんにそんなに出す訳にはいかないよ」
ん?骨董品って本来そういうものなんじゃ…?実際に古い壺を壺として使ったりしないよね…?湯呑みとかだと使うのかな?使う事で味が出る?…素人だからわからない。
「私が言っているんじゃなくて、専門家の方がそれだけの価値があるとおっしゃられていたんです。私が値段を決めている訳ではありません…ですが…」
私は言葉を続ける。
「私はお金儲けのために店主様にこちらをお譲りしようと考えている訳ではありません。私は旅のシスター…神にこの身を捧げた者ですので、金銭欲はありません。ただ、聖地巡礼の旅はまだまだ続きます。先立つものがなければ目的を完遂出来ないかもしれない…という不安もあるのです」
何でこんなにスラスラと流れるように嘘がつけるのかな…。
まさか…これが転生して得た新しい能力…?…なわけないか。私は元々こんな人間だったかも…。
「事情はわかったが、結局いくらで売るつもりなんだい?」
「半額の25000ゴルから更に割り引いた20000ゴルではいかがでしょう?」
「アンタの神様への誓いはその程度って訳かい。何がシスター様か…聞いて呆れるね」
「わかりました。でしたら、17000ゴルでいかがでしょう?これ以下をお望みなようでしたら、この神聖な硬貨への冒涜と受け取ります。すみませんが他のお店を回らせていただきます」
「この町で骨董品を扱っている店はウチだけだよ」
「ならば次の町でお譲りするお店を探せばいいだけの話です。急いでいる訳ではありませんので」
「意志は固いようだね…わかった。17000ゴルで買い取ろう」
やった…私の勝ちだ…(ゲス顔)
「ありがとうございます。感謝致します。あなた様に神のご加護があらんことを…」
胸の前で両手を組み目蓋を閉じる。
「別にこっちはただ商売しただけだから感謝なんていらないよ。しかし…アンタ、シスターらしくない気がするね。実際、この店に来たシスターはアンタが初めてだ」
「…光栄に思います。もし、また何かありましたらご利用させていただく事があるかもしれません。その時はよろしくお願いしますね」
たぶん…もうこのお店には来ないかも…。少し罪悪感あるし…。
でも、物の価値観は人それぞれ。このおばさんは納得して買い取ってくれたんだからそれでいいはず。それにおばさんなら別のお客さんに上手いこと言って高値で売るに違いない。
お金と領収書を受け取り店を出る。
これで手持ちのお金は25500ゴルとなった。希望が見えてきたかも…。
…後日、わかった事だけど…通りすがりにお店を覗くと、私が売った500円玉と100円玉2枚が上等な宝石箱に入れられガラスケースに陳列されていた。
・神聖なる古の硬貨(大)…価格70000ゴル…予約済み
・神聖なる古の硬貨(小)…価格30000ゴル…交渉中
とメモが添えられていた。
やはり凄い世界だと思った。
そしたら絶対…『弁償していただきます。○○ゴルいただきます』と言われるに決まってる。さっきの受付嬢の怒った顔が目に浮かぶ。お店がたくさんある中央地区までは気を付けて戻ろう。
来たとき同様30分近くかかって中央地区に戻ってきた。自転車やバイクだとすぐ行き来できる距離なんだけど…徒歩で往復一時間は時間がかかり過ぎるし、少し疲れる。体力作りや健康面ではいいのかもしれないけど…。
無い物の事を考えても仕方ない…今は日用品・その他諸々を買い揃えないと…。ここからはお金の使い方を慎重に…。
現在の私の所持金は18000ゴル…。今後の食費にかかる分も残しておかないと…。最低でも8000ゴルくらいは残しておきたい。
まずは鞄を買いたかったので近くにあった服屋さんに入る。
最初は容量のある頑丈なショルダーバッグを買おうと思っていたけど、途中で気が変わり黒色の四角いバックパックを買うことにした。革製で頑丈そうだし容量も大きすぎない程度にある。
なぜバックパックに変更したかというと、魔獣に襲われた際に逃走の邪魔にならないし、両手が自由な状態だから武器を持ったり道具を使ったりする事が出来る。今のところ自分から魔獣を狩る予定はないけど…。
さらに部屋着や、下着、修道服の下に着るインナーなど合計で9500ゴルかかってしまった。二枚セットの商品や在庫処分品を積極的に選んだつもりだったけど、やはりかかるものはかかる。
店主のおじさんに『とても良い買い物ができました。次回も必ずこちらで買い物させていただきますね』と伝えたところ、気を良くしてタオルとハンカチがセットになった粗品をプレゼントしてもらえた。…これは嬉しい。粗品と下着、図書館の本をバックパックに押し込み一息つく。手荷物が多くなったので、一旦自宅に戻り置いてこよう。バックパックの中身も空にしなくては…。
部屋に戻る前に食堂を見かけると、夕飯時の準備のためかママさんとミリーが忙しそう動き回っていた。バイトの人まだ来てないのかな…。
部屋の床に荷物を置く。早速先程もらった粗品のハンカチを使わせもらう。箱を開封し、ハンカチのみポケットにしまう。それからまた外に出る。
あと必要な物は生活雑貨と護身用の武器、ケガをした時治療する薬なども欲しい。出来れば家電も買いたいけど…無理っぽい。中古品でも買えそうにない…。
残金は8500ゴル…。どう考えても足りない。このまま無策で欲しい物を買い続ければ食費がゼロになってしまう。
気は進まないけど…以前から考えていた『奥の手』を使うしかないかな…。もちろん上手くいく保証はないけど…。
私は修道服のポケットに右手を突っ込み700円分の硬貨を握りしめる。これは私が転生した時、最初から持っていた元いた世界の日本の硬貨。この三枚の硬貨に私の生活が懸かっている。
目的のお店は食堂から少し離れた場所にあった。骨董品屋さん…。店先には古くて大きな置物や壺、今にも壊れそうな家具などがところ狭しと陳列されている。それらを壊さないよう避けながらお店の暖簾をくぐる。
「すみません。失礼します」
声をかけながら入店するとカウンターに座って年代物のティーカップを磨いていた50代くらいの女性がこちらに視線を向ける。
「いらっしゃい。…おや?シスターさんが来るなんて珍しいね」
いえ、違います。シスターではありません。ただの金無し・無職な女です、というのは黙っておく。
「驚かせてしまって申し訳ありません。私は聖地巡礼の旅をしていますシスター・ユリカと申します。本日は店主様にお譲りしたい品物があって来店させていただきました」
「シスターさんの品物?」
ここでポケットから新品のハンカチで綺麗に包んだ硬貨三枚を取り出し、店主に披露する。
「こちらです。今から三年ほど前…ここより遥か北の大地を旅していた時に訪れた女神様ゆかりの神殿で発見した古の硬貨です」
大嘘です。ただのありふれた小銭です。でも、この世界には存在しない唯一無二の硬貨である事に間違いはない。
「古の硬貨ねぇ。触ってみてもいいかい?」
「どうぞ。ですが大変貴重な品ですので、決して落として破損させぬようお気をつけ下さい」
虫眼鏡を取り出し観察する店主。
「わかってるよ。ふむ…確かに今までに一度も見たことのない硬貨だね」
そりゃそうでしょう。異世界のお金なんだから。
「はい。こういったものは本来、神殿から持ち帰ってはいけない決まりになっているのですが…。かなり荒廃が進んでいた神殿でしたので、このままあの地で朽ちさせるのも痛ましいような気がして…」
「なるほどねぇ…。この硬貨に大きく彫ってある500と100の数字は何か意味があるのかい?」
「いえ…。詳しくは私もわからないのですが、専門家の方にお見せしたところ、この硬貨を作るために集められた人員数ではないかとおっしゃっていました」
自分で言ってて意味不明。500円玉だから500だし、100円玉だから100なんだけど…。でも、骨董品なんて詳細不明でミステリアスな物もあるんだし、この店主さんも知りようがない事なんだから脚色してもよしとする。…だって出来るだけ高値で買い取ってもらいたいし…。
「500人も集まってこの硬貨が造られたのかい?…確かに細部までよく出来てはいるが…」
知りません。造幣局の事はわかりません。適当な事言ってごめんなさい。
「そうですね。私も巧みの技を感じずにはいられません。ですので、出来ればこの先も大事に所持しておきたかったのですが…。私のような物の価値も解らぬ凡人がいつまでも持っているよりも、大切に保存・管理していただける方にお譲りしたいと思い直しまして…」
「まあ…素人さんにしては良い心がけだね。骨董品はそこいらにある新しくて便利なだけの量産品とは訳が違う。繊細でいて奥深く飽きることのない珠玉の品々さ」
「ですよね…」
いや…古くてゴミ同然のガラクタとかもあると思うけど…。
熱く語っているので黙っていよう。
「それで?シスター、この珍しい硬貨…いくらで譲ってくれるのかい?あたしゃ、これでもそれなりの目利きはできるつもりだ。吹っかけようとしても無駄だよ」
無理でしょ。この小銭は…。さっき初めて見たって言ってたし。私は700円って知ってるけどおばさんは知らないし…。
「そうですね。以前、これを見ていただいた専門家の方は低く見積もっても50000ゴル以上の価値はある品だとおっしゃられていました」
「硬貨たった三枚で50000ゴル?ふざけた事言っちゃいけないよ 。いくら珍しい物でもこんな小さな物で、ただ鑑賞するだけしか使い道がないもんにそんなに出す訳にはいかないよ」
ん?骨董品って本来そういうものなんじゃ…?実際に古い壺を壺として使ったりしないよね…?湯呑みとかだと使うのかな?使う事で味が出る?…素人だからわからない。
「私が言っているんじゃなくて、専門家の方がそれだけの価値があるとおっしゃられていたんです。私が値段を決めている訳ではありません…ですが…」
私は言葉を続ける。
「私はお金儲けのために店主様にこちらをお譲りしようと考えている訳ではありません。私は旅のシスター…神にこの身を捧げた者ですので、金銭欲はありません。ただ、聖地巡礼の旅はまだまだ続きます。先立つものがなければ目的を完遂出来ないかもしれない…という不安もあるのです」
何でこんなにスラスラと流れるように嘘がつけるのかな…。
まさか…これが転生して得た新しい能力…?…なわけないか。私は元々こんな人間だったかも…。
「事情はわかったが、結局いくらで売るつもりなんだい?」
「半額の25000ゴルから更に割り引いた20000ゴルではいかがでしょう?」
「アンタの神様への誓いはその程度って訳かい。何がシスター様か…聞いて呆れるね」
「わかりました。でしたら、17000ゴルでいかがでしょう?これ以下をお望みなようでしたら、この神聖な硬貨への冒涜と受け取ります。すみませんが他のお店を回らせていただきます」
「この町で骨董品を扱っている店はウチだけだよ」
「ならば次の町でお譲りするお店を探せばいいだけの話です。急いでいる訳ではありませんので」
「意志は固いようだね…わかった。17000ゴルで買い取ろう」
やった…私の勝ちだ…(ゲス顔)
「ありがとうございます。感謝致します。あなた様に神のご加護があらんことを…」
胸の前で両手を組み目蓋を閉じる。
「別にこっちはただ商売しただけだから感謝なんていらないよ。しかし…アンタ、シスターらしくない気がするね。実際、この店に来たシスターはアンタが初めてだ」
「…光栄に思います。もし、また何かありましたらご利用させていただく事があるかもしれません。その時はよろしくお願いしますね」
たぶん…もうこのお店には来ないかも…。少し罪悪感あるし…。
でも、物の価値観は人それぞれ。このおばさんは納得して買い取ってくれたんだからそれでいいはず。それにおばさんなら別のお客さんに上手いこと言って高値で売るに違いない。
お金と領収書を受け取り店を出る。
これで手持ちのお金は25500ゴルとなった。希望が見えてきたかも…。
…後日、わかった事だけど…通りすがりにお店を覗くと、私が売った500円玉と100円玉2枚が上等な宝石箱に入れられガラスケースに陳列されていた。
・神聖なる古の硬貨(大)…価格70000ゴル…予約済み
・神聖なる古の硬貨(小)…価格30000ゴル…交渉中
とメモが添えられていた。
やはり凄い世界だと思った。
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