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2章
3.突然の来訪者
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午前中のお勉強タイムが終わり、昼食をとる。
バッグに新しいハンカチと今日のおやつ、水筒も入れて準備万端。ルクスさんを抱えて森に向かおうとした時だった。
「今日は商人が来る日か?」
ルクスさんが窓の方へと視線を向け、そんなことを尋ねてきた。
シルヴェスター屋敷に商人が来ることはごく稀で、大抵はこちらがお隣の領地まで足を運んで取引を行う。
通常の馬車では入ってこられない上、魔物に襲われるリスクも高くなるので仕方のないこと。
ちなみに夜会やお茶会などで他の領地を赴く際に利用する馬車もお隣の領に置かせてもらっている。
だが年に数回、アクセサリーやドレスを新調する時は屋敷まで足を運んでもらうことになっている。
何かあってはならないと朝から何人もの護衛を派遣し、VIP対応の厳重体制でやってくるのだ。
以前、その話をしたのを覚えていたのだろう。だがなぜ今そんな話をするのだろうか?
「違いますよ。なんでですか?」
「馬の足音と車輪の音がする。それも複数」
「え、誰だろう?」
窓を開けてみるが私の耳では音までは聞こえない。
ルクスさんの指し示す方角を目を凝らして見てみると、ようやく馬車らしき影がポツポツと見えてきた。こちらに向かって来ているようだ。
「先頭の馬車を引いている馬の特徴ってわかりますか?」
「かなり大型の馬で、その一頭で車を引いているようだ。たてがみが長く、色味はどことなく芋を彷彿とされる」
「ならファドゥール家の馬車ですね」
紫毛にアクセントのような黄色が入ったその馬は、ファドゥール家の御者が使役している魔馬である。
彼と同じ種族の魔馬は馬車を引きながら魔物を撃退していくため、大陸中でとても人気がある。
だがとてもプライドが高く、仕える相手はもちろん馬車に乗せる人間さえも選ぶ。そのため扱いが難しい魔物としても知られている。
あの馬もファドゥール家の人は乗せるが、その他の相手はとても嫌がるのだ。
私も乗せてもらうまで数年かかった。つまり乗っているのはファドゥール家の人ということになる。
「あれがファドゥール家か」
「そうです。りんごの生産の他にも鉱物の発掘が盛んで、夏場は漁に出て、我が家の食卓にもお魚が並ぶようになります」
ファドゥール家は幼馴染のイヴァンカのお父様が治める領土だ。
父はもちろん、祖父曽祖父も幼い頃からファドゥール家の人とは仲が良く、彼らがシルヴェスターにやってくること自体は特別珍しいことではない。
「こんなに大勢で来るような相手なのか?」
「いえ。今までこんなことありませんでした」
そもそもファドゥール家の当主様は馬車なんて乗らずに自分の召喚獣と一緒に来るし、幼馴染のイヴァンカが来るなら事前に手紙をくれるはず。
お母様と仲良しのファドゥール家の奥様という可能性もあるが、彼女が馬車を数台引き連れてやってくる用事が思い浮かばない。
「ルクスさん関連にしては動き出すのが遅すぎる上に、あまりにも目立ちすぎてます。……気になりますね」
「ふむ。少し様子を見るか」
一旦窓を閉め、団体が屋敷に到着するのを待つ。
すると屋敷の中が騒がしくなって来た。
「家の者達も気づいたようだな」
「ということは連絡なしで来ている?」
「そのようだな。警戒心はないが、何人分の茶器を用意すればいいか焦っているようだ」
「あー、それは確かに焦りますね」
この屋敷には同じ柄の茶器がほとんどないのである。
来客用に確保してあるのも五人分を二種類くらい。それもほぼファドゥール家と、同じく我が領と隣接しているスカビオ家の人達用となっている。
普通の貴族ならある程度茶器を揃えてあるのだろうが、シルヴェスター家は土地柄、お茶会や夜会を開くことがない。揃える必要性がないのだ。
家族は全員来客用の食器には興味がない。気にするのはいかに自分が使いやすいかである。
お母様は冒険者時代から使っている銅のマグカップを愛用しているし、私は三年前にイヴァンカからもらったマグカップがお気に入り。お父様もお兄様もそれぞれ自分の気に入ったものを使っている。ルクスさん用の木製食器も増えてきた。
だがどれも来客時に使えるものではない。
「茶器もそうだが、夜に出すといっていたアイスがなくならんといいが」
「!? いやでもあれは量そんなにできないですし!」
アイスはアイスでもアイスクリン。アイスクリームのような滑らかさはないが、その代わりにシャーベットのようなシャリッと感があって美味しい。
牛乳を使うのでさほど多くは作れない、我が領では大変貴重な氷菓である。
そんなアイスが食べられると知ったのは今朝。
私達が昨日、屋敷に帰ってきてから『上手くできた』と喜んでいたのを見ていたらしく、魔法上達のお祝いに作ってくれたそうだ。
調理長から『夜に出しますね』といわれ、部屋に戻ってからすぐに二人で歓喜の舞を踊っていたほどだ。
「重要な相手にだけ出せば足りるだろう」
「ううっ、でも相手がファドゥール家なら仕方ない。出しちゃったら諦めてまたしばらく待ちます……悲しいけど」
「楽しみではあったが急な来客なら仕方ない。なによりファドゥールの魔林檎はうまい。芋との相性も抜群であった」
ルクスさんが言っているのはこの前出してもらったお芋とりんごのパイのことだろう。前世の記憶を思い出す前からの私の好物で、ルクスさんも気に入ったようだ。
未だに隙あらば私の芋を掠めとろうとするルクスさんがデザートを諦めるくらいなので、ファドゥール家への好感度もかなり高いと見える。
「風呂上がりの牛乳で我慢することにしよう」
「朝も飲んだのにまた飲むんですか?」
「朝食時の牛乳と風呂上がりの牛乳は別物だろう!」
「それはそうですけど。でも飲み過ぎはダメですからね?」
「今日だけだ。アイスがあったら飲まん。そうこう話しているうちに客人が到着したようだぞ」
二人でカーテンの隙間から一階を見下ろす。
先頭の馬車から降りてきたのはファドゥール家の当主様。そしてその後ろの馬車から出てきたのはーー
「サルガス王子!?」
この国の第二王子 サルガス=ジェノーリアであった。
バッグに新しいハンカチと今日のおやつ、水筒も入れて準備万端。ルクスさんを抱えて森に向かおうとした時だった。
「今日は商人が来る日か?」
ルクスさんが窓の方へと視線を向け、そんなことを尋ねてきた。
シルヴェスター屋敷に商人が来ることはごく稀で、大抵はこちらがお隣の領地まで足を運んで取引を行う。
通常の馬車では入ってこられない上、魔物に襲われるリスクも高くなるので仕方のないこと。
ちなみに夜会やお茶会などで他の領地を赴く際に利用する馬車もお隣の領に置かせてもらっている。
だが年に数回、アクセサリーやドレスを新調する時は屋敷まで足を運んでもらうことになっている。
何かあってはならないと朝から何人もの護衛を派遣し、VIP対応の厳重体制でやってくるのだ。
以前、その話をしたのを覚えていたのだろう。だがなぜ今そんな話をするのだろうか?
「違いますよ。なんでですか?」
「馬の足音と車輪の音がする。それも複数」
「え、誰だろう?」
窓を開けてみるが私の耳では音までは聞こえない。
ルクスさんの指し示す方角を目を凝らして見てみると、ようやく馬車らしき影がポツポツと見えてきた。こちらに向かって来ているようだ。
「先頭の馬車を引いている馬の特徴ってわかりますか?」
「かなり大型の馬で、その一頭で車を引いているようだ。たてがみが長く、色味はどことなく芋を彷彿とされる」
「ならファドゥール家の馬車ですね」
紫毛にアクセントのような黄色が入ったその馬は、ファドゥール家の御者が使役している魔馬である。
彼と同じ種族の魔馬は馬車を引きながら魔物を撃退していくため、大陸中でとても人気がある。
だがとてもプライドが高く、仕える相手はもちろん馬車に乗せる人間さえも選ぶ。そのため扱いが難しい魔物としても知られている。
あの馬もファドゥール家の人は乗せるが、その他の相手はとても嫌がるのだ。
私も乗せてもらうまで数年かかった。つまり乗っているのはファドゥール家の人ということになる。
「あれがファドゥール家か」
「そうです。りんごの生産の他にも鉱物の発掘が盛んで、夏場は漁に出て、我が家の食卓にもお魚が並ぶようになります」
ファドゥール家は幼馴染のイヴァンカのお父様が治める領土だ。
父はもちろん、祖父曽祖父も幼い頃からファドゥール家の人とは仲が良く、彼らがシルヴェスターにやってくること自体は特別珍しいことではない。
「こんなに大勢で来るような相手なのか?」
「いえ。今までこんなことありませんでした」
そもそもファドゥール家の当主様は馬車なんて乗らずに自分の召喚獣と一緒に来るし、幼馴染のイヴァンカが来るなら事前に手紙をくれるはず。
お母様と仲良しのファドゥール家の奥様という可能性もあるが、彼女が馬車を数台引き連れてやってくる用事が思い浮かばない。
「ルクスさん関連にしては動き出すのが遅すぎる上に、あまりにも目立ちすぎてます。……気になりますね」
「ふむ。少し様子を見るか」
一旦窓を閉め、団体が屋敷に到着するのを待つ。
すると屋敷の中が騒がしくなって来た。
「家の者達も気づいたようだな」
「ということは連絡なしで来ている?」
「そのようだな。警戒心はないが、何人分の茶器を用意すればいいか焦っているようだ」
「あー、それは確かに焦りますね」
この屋敷には同じ柄の茶器がほとんどないのである。
来客用に確保してあるのも五人分を二種類くらい。それもほぼファドゥール家と、同じく我が領と隣接しているスカビオ家の人達用となっている。
普通の貴族ならある程度茶器を揃えてあるのだろうが、シルヴェスター家は土地柄、お茶会や夜会を開くことがない。揃える必要性がないのだ。
家族は全員来客用の食器には興味がない。気にするのはいかに自分が使いやすいかである。
お母様は冒険者時代から使っている銅のマグカップを愛用しているし、私は三年前にイヴァンカからもらったマグカップがお気に入り。お父様もお兄様もそれぞれ自分の気に入ったものを使っている。ルクスさん用の木製食器も増えてきた。
だがどれも来客時に使えるものではない。
「茶器もそうだが、夜に出すといっていたアイスがなくならんといいが」
「!? いやでもあれは量そんなにできないですし!」
アイスはアイスでもアイスクリン。アイスクリームのような滑らかさはないが、その代わりにシャーベットのようなシャリッと感があって美味しい。
牛乳を使うのでさほど多くは作れない、我が領では大変貴重な氷菓である。
そんなアイスが食べられると知ったのは今朝。
私達が昨日、屋敷に帰ってきてから『上手くできた』と喜んでいたのを見ていたらしく、魔法上達のお祝いに作ってくれたそうだ。
調理長から『夜に出しますね』といわれ、部屋に戻ってからすぐに二人で歓喜の舞を踊っていたほどだ。
「重要な相手にだけ出せば足りるだろう」
「ううっ、でも相手がファドゥール家なら仕方ない。出しちゃったら諦めてまたしばらく待ちます……悲しいけど」
「楽しみではあったが急な来客なら仕方ない。なによりファドゥールの魔林檎はうまい。芋との相性も抜群であった」
ルクスさんが言っているのはこの前出してもらったお芋とりんごのパイのことだろう。前世の記憶を思い出す前からの私の好物で、ルクスさんも気に入ったようだ。
未だに隙あらば私の芋を掠めとろうとするルクスさんがデザートを諦めるくらいなので、ファドゥール家への好感度もかなり高いと見える。
「風呂上がりの牛乳で我慢することにしよう」
「朝も飲んだのにまた飲むんですか?」
「朝食時の牛乳と風呂上がりの牛乳は別物だろう!」
「それはそうですけど。でも飲み過ぎはダメですからね?」
「今日だけだ。アイスがあったら飲まん。そうこう話しているうちに客人が到着したようだぞ」
二人でカーテンの隙間から一階を見下ろす。
先頭の馬車から降りてきたのはファドゥール家の当主様。そしてその後ろの馬車から出てきたのはーー
「サルガス王子!?」
この国の第二王子 サルガス=ジェノーリアであった。
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