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第五章
第五章2 ~言葉を理解してくれる長老さん~
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長老と思われるドラゴンが身じろぎするだけで、地震のような地響きが生じます。
リューさんはそんな長老さんに対しても、特にへりくだった態度は取っていませんでした。さっきのドラゴンたちはリューさんに対して平伏したりして控えめな態度でしたが、リューさんは堂々と胸を張って長老さんの方を見上げています。
なにやら得意げな風なのは気のせいではなさそうです。
一体、この二頭はどういう関係なのでしょうか。
そう考えていると、不意に長老さんの顔がこちらに向きました。
真っ正面から巨大な瞳に射貫かれ、思わず全身に緊張が走ります。
「……ひゃっ!?」
突如、洞窟内全体が光り輝き始めました。
ヨウさんの光球が比べものにならないほどの光量です。
何事かと思って光に目を凝らして見ると、曼荼羅のような魔方陣が何重にも展開されたのだということがわかりました。
それらは私とヨウさんを囲むように広がり、そして収束していきます。
まるで私を飲み込もうとしているかのように、回転する魔方陣が私に触れて来て――硝子の割れるような音が響いて、すべての魔方陣が砕け散りました。
(いぎゃああ――!! み、耳がっ、耳が痛いですっ!)
想像してみてください。自分の周りに鏡や硝子が所狭しと置かれた状態で、それら全てが一度に割れた時の騒音を。
気が遠くなるくらいの衝撃で、思わず荷物を取り落として両手で耳を塞ぎました。
私の体に両手を回しているヨウさんは大丈夫なのかと思って振り返りましたが、ヨウさんは平気そうでした。
いえ、顔色は依然悪いままなのですが、先ほどの魔方陣が砕ける時の音は大して影響なかったようです。
(うう……大丈夫なら良かったですけど……)
それにしても、リューさんが炎の塊を魔方陣を展開して防いでいたことからわかっていましたが、ドラゴンも普通に魔法を使うんですね。
砕けてしまった理由はわかりませんが、魔法というのはそういうものなのでしょうか。
リューさんと長老さんの様子を伺ってみると、リューさんは驚いているような顔をしていました。長老さんの方は大きすぎてよくわかりません。
地響き、ではなく長老さんが唸り声をあげると、こちらを見ていたリューさんが長老さんの方に向き直ります。そしてリューさんも何か唸った後で、再びこちらを向きました。
「ぐるる、ぐる、ぐ、るる」
なにやらしきりに唸っています。意味がある言葉とは思えないのですが。
何か伝えたがっていることはわかっても、それ以上のことはわかりません。
察しが悪いと思われるのは避けたいのですが、さりとて何のとっかかりもなく、全身に冷や汗が滲みます。
(まずい……どうしましょう……!)
焦りばかりが募って、喉の奥が乾く感覚がしました。
そのとき、不意にヨウさんが私の身体から腕を外し、背中から離れました。
裸の胸が晒されそうになって、慌てて自分で胸を隠します。
ヨウさんは私の前方に移動してくると、なにやらしきりに口を動かし始めました。
そして、手のひらで長老さんの方を指し示すジェスチャーも加えてくれました。
その行動から、私は何を言いたいのか、察することができました。
「喋れ、ということですか?」
実際に声を出して見ると、ヨウさんが嬉しそうに何度も頷いてくれます。
私の言葉の意味が理解できたわけではないでしょう。
取った行動が合っている、という意味だと理解しました。
私はヨウさんに感謝しつつ、長老さんに視線を向けます。
巨大な長老さんに果たして私の声が届くのか。わかりませんが、とにかく声を出してみるしかありません。
「……はじめまして! 私は清澄聖羅と申します! ……恐らくは異世界の、日本というところからやってきました!」
なるべく声を張り上げ、自己紹介を始めます。
それと同時に、今度は長老さんを中心に巨大な魔方陣が展開されました。今度は砕けたりせず、魔方陣は長老さんの額に収束し、吸い込まれるように消えていきました。
このタイミングでの魔法の発動。いまのが言語を翻訳する魔法である可能性は高いです。
再度私は同じ言葉を繰り返します。
私の言葉が終わると同時に、地響きが発生しました。
長老さんが唸ったようです。
(……あれ?)
てっきり何か喋ってくれたものかと思いましたが、そうではないようです。
さらに続いた音も、ただの唸り声でしかありません。
これはやはり、ヨウさんの声が聞こえずに口パクしているようにしか見えないのと同じく、ドラゴンの声も私には届いていないという可能性が高いようでした。
ようやく魔王相手以来の会話が出来ると思ったのに。
気落ちしかけた私は、肝心なことに気づきました。
「すみません。私にはそちらの声が聞こえないのですが……もしや、私の言葉の意味はおわかりいただけているのでしょうか? ……理解していただけているのなら……首を縦に動かして、頷いてみていただけますでしょうか」
ごくり、と生唾を飲み込みます。
もし一方的にでも言葉を理解してもらえているのだとしたら。
それはとても大きな意味を持ちます。
この不親切で不透明な世界を、理解するための足がかりになるのですから。
果たして、返答は。
地響きを轟かせながら、長老さんは『頷いて』くれました。
急に視界が開けたような想いでした。
いままでは暗く濁った水の中を、上も下も右も左もわからないまま、ひたすら手探りで進んでいたようなものです。いつ何にぶつかるかもわからず、少し先に怪物が口を開いて待ち構えていてもわかりませんでした。
そこに、いま、一筋の光が差し込みました。
いまだ完全に視界が開けたとは言えませんが、それでもいままでとは全然違います。上か下か、くらいはわかったのです。
どちらに進めば息が出来るのか。
それがわかったというのはとても大きな変化です。
(ですが……まだです。安心するのは、まだです)
緩みかけた気を引き締め直します。
これから何をどうするにしても、何を訊くにしても、まず『あること』をリューさんに確かめなければ始まりません。
恐らくこうであろう、という予測はしていますが、言葉できちんと意思を確認するまでは安心できないことがあるのです。
何よりも優先して、まずはそのことを訊いておかなければなりませんでした。
「一方的に質問する非礼をお許しください。……最初に、そちらのドラゴンさんに確認をしておきたいことがあります」
リューさんを掌で示しながら、最重要の問いを口にします。
「あなたは、私を何らかの儀式の生け贄に使ったり、あるいは単に食べたりするためなどの……最終的に『私の命を奪うことが目的』なのでしょうか?」
これからの行動を決めるために、これだけは訊いておかなければなりませんでした。
つまり、リューさんは私を殺す気があるのか、生かす気があるのか。
もし殺す気なのだとしたら、それはそれで仕方ありません。生き残るための努力はしますが、その場合はその時の動き方というものがあります。
巻き込んでしまったヨウさんだけでも逃がす取引くらいはできるかもしれませんし。
ですが、生かしてくれる気があるのなら。
命の危機を考えなくてもいいのだとすれば、かなり気が楽になります。
相手が好意的であれば、こちらからのお願いもしやすくなりますし。
彼らに対し、どういう態度を取るべきか、これからどう動くべきか。
その指針を定めるためにも、この質問は最初にしなければならないものでした。
長老さんの瞳が、リューさんの方を向きました。確認をしてくれているのでしょう。
果たして長老さんは、首を縦に動かすのでしょうか、横に動かすのでしょうか。
リューさんはそんな長老さんに対しても、特にへりくだった態度は取っていませんでした。さっきのドラゴンたちはリューさんに対して平伏したりして控えめな態度でしたが、リューさんは堂々と胸を張って長老さんの方を見上げています。
なにやら得意げな風なのは気のせいではなさそうです。
一体、この二頭はどういう関係なのでしょうか。
そう考えていると、不意に長老さんの顔がこちらに向きました。
真っ正面から巨大な瞳に射貫かれ、思わず全身に緊張が走ります。
「……ひゃっ!?」
突如、洞窟内全体が光り輝き始めました。
ヨウさんの光球が比べものにならないほどの光量です。
何事かと思って光に目を凝らして見ると、曼荼羅のような魔方陣が何重にも展開されたのだということがわかりました。
それらは私とヨウさんを囲むように広がり、そして収束していきます。
まるで私を飲み込もうとしているかのように、回転する魔方陣が私に触れて来て――硝子の割れるような音が響いて、すべての魔方陣が砕け散りました。
(いぎゃああ――!! み、耳がっ、耳が痛いですっ!)
想像してみてください。自分の周りに鏡や硝子が所狭しと置かれた状態で、それら全てが一度に割れた時の騒音を。
気が遠くなるくらいの衝撃で、思わず荷物を取り落として両手で耳を塞ぎました。
私の体に両手を回しているヨウさんは大丈夫なのかと思って振り返りましたが、ヨウさんは平気そうでした。
いえ、顔色は依然悪いままなのですが、先ほどの魔方陣が砕ける時の音は大して影響なかったようです。
(うう……大丈夫なら良かったですけど……)
それにしても、リューさんが炎の塊を魔方陣を展開して防いでいたことからわかっていましたが、ドラゴンも普通に魔法を使うんですね。
砕けてしまった理由はわかりませんが、魔法というのはそういうものなのでしょうか。
リューさんと長老さんの様子を伺ってみると、リューさんは驚いているような顔をしていました。長老さんの方は大きすぎてよくわかりません。
地響き、ではなく長老さんが唸り声をあげると、こちらを見ていたリューさんが長老さんの方に向き直ります。そしてリューさんも何か唸った後で、再びこちらを向きました。
「ぐるる、ぐる、ぐ、るる」
なにやらしきりに唸っています。意味がある言葉とは思えないのですが。
何か伝えたがっていることはわかっても、それ以上のことはわかりません。
察しが悪いと思われるのは避けたいのですが、さりとて何のとっかかりもなく、全身に冷や汗が滲みます。
(まずい……どうしましょう……!)
焦りばかりが募って、喉の奥が乾く感覚がしました。
そのとき、不意にヨウさんが私の身体から腕を外し、背中から離れました。
裸の胸が晒されそうになって、慌てて自分で胸を隠します。
ヨウさんは私の前方に移動してくると、なにやらしきりに口を動かし始めました。
そして、手のひらで長老さんの方を指し示すジェスチャーも加えてくれました。
その行動から、私は何を言いたいのか、察することができました。
「喋れ、ということですか?」
実際に声を出して見ると、ヨウさんが嬉しそうに何度も頷いてくれます。
私の言葉の意味が理解できたわけではないでしょう。
取った行動が合っている、という意味だと理解しました。
私はヨウさんに感謝しつつ、長老さんに視線を向けます。
巨大な長老さんに果たして私の声が届くのか。わかりませんが、とにかく声を出してみるしかありません。
「……はじめまして! 私は清澄聖羅と申します! ……恐らくは異世界の、日本というところからやってきました!」
なるべく声を張り上げ、自己紹介を始めます。
それと同時に、今度は長老さんを中心に巨大な魔方陣が展開されました。今度は砕けたりせず、魔方陣は長老さんの額に収束し、吸い込まれるように消えていきました。
このタイミングでの魔法の発動。いまのが言語を翻訳する魔法である可能性は高いです。
再度私は同じ言葉を繰り返します。
私の言葉が終わると同時に、地響きが発生しました。
長老さんが唸ったようです。
(……あれ?)
てっきり何か喋ってくれたものかと思いましたが、そうではないようです。
さらに続いた音も、ただの唸り声でしかありません。
これはやはり、ヨウさんの声が聞こえずに口パクしているようにしか見えないのと同じく、ドラゴンの声も私には届いていないという可能性が高いようでした。
ようやく魔王相手以来の会話が出来ると思ったのに。
気落ちしかけた私は、肝心なことに気づきました。
「すみません。私にはそちらの声が聞こえないのですが……もしや、私の言葉の意味はおわかりいただけているのでしょうか? ……理解していただけているのなら……首を縦に動かして、頷いてみていただけますでしょうか」
ごくり、と生唾を飲み込みます。
もし一方的にでも言葉を理解してもらえているのだとしたら。
それはとても大きな意味を持ちます。
この不親切で不透明な世界を、理解するための足がかりになるのですから。
果たして、返答は。
地響きを轟かせながら、長老さんは『頷いて』くれました。
急に視界が開けたような想いでした。
いままでは暗く濁った水の中を、上も下も右も左もわからないまま、ひたすら手探りで進んでいたようなものです。いつ何にぶつかるかもわからず、少し先に怪物が口を開いて待ち構えていてもわかりませんでした。
そこに、いま、一筋の光が差し込みました。
いまだ完全に視界が開けたとは言えませんが、それでもいままでとは全然違います。上か下か、くらいはわかったのです。
どちらに進めば息が出来るのか。
それがわかったというのはとても大きな変化です。
(ですが……まだです。安心するのは、まだです)
緩みかけた気を引き締め直します。
これから何をどうするにしても、何を訊くにしても、まず『あること』をリューさんに確かめなければ始まりません。
恐らくこうであろう、という予測はしていますが、言葉できちんと意思を確認するまでは安心できないことがあるのです。
何よりも優先して、まずはそのことを訊いておかなければなりませんでした。
「一方的に質問する非礼をお許しください。……最初に、そちらのドラゴンさんに確認をしておきたいことがあります」
リューさんを掌で示しながら、最重要の問いを口にします。
「あなたは、私を何らかの儀式の生け贄に使ったり、あるいは単に食べたりするためなどの……最終的に『私の命を奪うことが目的』なのでしょうか?」
これからの行動を決めるために、これだけは訊いておかなければなりませんでした。
つまり、リューさんは私を殺す気があるのか、生かす気があるのか。
もし殺す気なのだとしたら、それはそれで仕方ありません。生き残るための努力はしますが、その場合はその時の動き方というものがあります。
巻き込んでしまったヨウさんだけでも逃がす取引くらいはできるかもしれませんし。
ですが、生かしてくれる気があるのなら。
命の危機を考えなくてもいいのだとすれば、かなり気が楽になります。
相手が好意的であれば、こちらからのお願いもしやすくなりますし。
彼らに対し、どういう態度を取るべきか、これからどう動くべきか。
その指針を定めるためにも、この質問は最初にしなければならないものでした。
長老さんの瞳が、リューさんの方を向きました。確認をしてくれているのでしょう。
果たして長老さんは、首を縦に動かすのでしょうか、横に動かすのでしょうか。
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