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①オビツキ村
23話 駐在所
しおりを挟む見る見るうちに雲が上空へと流れ込み一粒、二粒と彼女の肌を濡らす。会堂から五〇〇メートルほど離れた駐在所に駆け込む頃には本降りとなり、乾き切った地面を大いに潤した。
「ごめんくださーい」
ガラスの引き戸は半開きとなっており、一昨日の夕方に横目で見たときにあった『パトロール中』の立て札は置かれていなかった。しかし彼女の呼び掛けに応じる者はない。
恐る恐る薄暗い駐在所内を見渡す。ガラス戸側左手に事務机が一台、奥に向かって背丈より少し高い程度のキャビネットが配置されている。机には黒電話が一つ。フェイスガード付きのヘルメットと赤い誘導灯がキャビネットのガラス戸に透けて見える。奥は休憩室だろうか、突っ張り棒で吊るされた簡易的なカーテンの隙間から狭い廊下と更にその脇に座敷が確認できる。所内はいずれも線香臭い。
机に一つだけ付いた薄く幅広い引き出しに手を掛ける。鍵も掛かっておらず難なく開いたそこには一本の鍵だけがポツンと置かれていた。形状は先端がコの字になっているかなりシンプルなもので、錆びたような茶の色合いも相まって古めかしい印象を受ける。フダなどは付いておらず鍵に関する情報は一切ない。
徐に所内の四隅や入口を肩越しに確認した彼女はごく自然にそれをポケットに納めた。きっと彼女ならば、この程度の鍵穴であればすぐにでも開錠できるし、何なら鍵の複製だってできてしまう。だが今はとにかく時間が惜しい。万が一にも即刻開錠を要求される場面に至った場合、断然現物があった方が速く済むことは言うまでもない。
キャビネットを開き誘導灯とヘルメットを見てみる。一つずつ無造作に置かれたそれらとその周りを囲うようにうっすらとホコリが溜まっており、少なくとも数日は使用された形跡はない。下段半分の扉を開けようと軽く手を掛けたが、意外にも鍵が掛かっているようだった。考えてみればここは駐在所で、それなりに重要な資料があってもおかしくはない。先に手にした鍵の形状とは異なり、よくロッカーで使われるような小さなタイプのようだ。
リュックから取り出したポーチからヘアピンを二本取り出す。一本は「く」の字のテンション、もう一本は摘まみを拵えた棒状に整え、いざピッキングの時間だ。
ジリリリリリリンッ――!
狙い澄ましたかのようなタイミングで背後の黒電話が鳴り出した。これにはさすがの彼女も肩を弾ませたが、即座に体勢を整え間髪入れずに受話器を取った。
「はい、こちら平岡村駐在所」
『――木滝か!? マズいことになった……!』
電話の先は耕太さんのようだ。多嬉ちゃんの声を聞いてすぐに順応しているところを見ると、どうやら警察に用があった訳ではなさそうだが、電話口での慌てた様子から非常事態にあるらしいことが察せられた。
「どうされたんですか?」
『中津がやられた……部屋の荒れ具合からして「人」の仕業ではない。胸や背を爪で引っ掻いたような深い傷がいくつも付けられている。俺が着いた時には襲われたばかりだったのか、辛うじて息があった。俺が遠回りをしたばかりに……』
有人の部屋が荒れている時点で空き巣などではなく、明らかに何者かと争った後である。先程耕太さんが突き破った扉を除いても、あれから更に散らかった部屋の惨状が目に浮かぶ。
「非常に残念なことです。しかし今は中津さんの意志を無駄にしないよう努力しましょう。先ず、中津さんは最後に何か話されませんでしたか?」
『ああ。倒れたパソコンを指してから、一つだけメモを寄越した。書いている内容はまったく分からないが、見覚えのある文字だ。ラーメン屋で遭遇した伍堂という男の名刺に同様の文字があったはずだ』
名刺に書かれていたのは神代文字の一種、正確にはヲシテ文字と呼ばれるもの。丸、三角、四角、線などで構成された文字群で、一見すると単純な記号のような文字であるが、その実、組み合わせによっては一つの文字にも複数の意味が生じるため、読み手によって解釈が異なるのが特徴だ。
「状況は分かりました。周囲に長い毛などは落ちていませんか?」
『――落ちている。黒く長い毛だ。このメモの内容がテープに入っていたのだとしたら、伍堂らがアレを仕向けたのか?』
「……いいえ。まだ根拠はありませんが、お二人が用意したとは思えません。ですがあの時点で名刺に同様の文字が書かれていたのは偶然ではないでしょう。恐らく何らかの事情を知っていたのか……」
互いにしばらくの沈黙が続く。しんとした所内には外で降りしきる雨音だけが軽快に響き渡る。
「とにかく一度合流しましょう。私も交番を調べたらすぐにそちらに向かいます」
『分かった。周辺の様子も確かめておく。念のためそちらも注意しろ。まだバケモノがうろついているかもしれん』
受話器を置いた多嬉ちゃんは早速ピンが刺さったままの鍵穴を素早く片付けた。
中には二段の棚にぎっしりと分厚いファイルが詰まっていた。その内の一冊を手に取って見ると、軽く百ページはあろうかという紙の束がある。内容は多岐に渡り、管轄内であった事故などの報告書が大半を占めているようだった。これだけの量の資料から『神隠し』に関することだけを抜き取るのは苦労しそうだ。
反対側の棚も同様だった。しかし左端の一角だけファイルの色が異なり、中には雑誌が一冊紛れ込んでいた。
表紙に綺麗なお姉さんがとてもいい笑顔で肌を曝け出した週刊誌。所内においては目の保養として活用されていたことは想像に難くないが、一つ気になる見出しがあることに気付く。
『「集団自殺」院長失踪』
おあつらえ向きに黄色い付箋が貼ってある。ページをめくると、県内病院で起きた『異常事態』と、同時期に院長が失踪したことについて書かれているようだった。記事を読み進めていくと、概ね耕太さんから聞いたような内容が長々と綴られていた。
取り分け気になる点といえば、この『事件』の情報提供者が元警官であること、唯一『被害』に遭った患者の生き残りとされる男性がその元警官のご子息だという内容にマーカーが引かれていることくらいだ。
ガタッ――!
休憩室の方から金属製の何かが接触する音が響いた。彼女は取り出した資料を一旦キャビネットに戻し、半開きになった入口の戸を横目で確認する。
カーテンをめくり、壁伝いに物音のあった奥へと向かう。狭い廊下の先は右手に給湯室、その向かいが座敷になっているようだ。両方ともに扉はない。
薄暗い給湯室を覗くも、人気も何かが落ちたような形跡もなかった。続いて座敷側の壁に移るとすぐに何者かの呼吸音が微かに聞こえた。よくよく聞いてみれば低く唸っているようにも聞こえる。
「……うぅ……」
六畳間の真ん中。そこには檻が置かれている。イノシシやクマを捕らえるための捕獲器である。中には全裸の男が両手を後ろに、膝を丸めたまま横向きに倒れている。こちらに背を向けているため表情までは分からない。
「だ、大丈夫ですか!?」
咄嗟に籠へと駆け寄った彼女は靴を脱ぐのも忘れて男の容態を案じた。近くで見るとより一層男を取り巻く環境の異常さが伝わってきた。
体中に這いまわる蚯蚓腫れ、五百円玉程度の円形の火傷痕が複数。男をギリギリ収容できる大きさの籠には有刺鉄線がぐるぐる巻きにされている。辛うじて開いた四角い隙間が下部に開いており、その外側にペット用と思わしき皿に水が僅かに張ってある。部屋中に充満した線香の煙は垂れ流された糞尿の臭いを胡麻化すためか。檻の一角を満たすそれらは灰色の砂に覆われている。
「……ああ! ケテ……たっけて、れぇ!」
男は檻に囚われていることも忘れて勢いよく彼女の方へと飛び上がった。その拍子に頭部や上半身にいくつも棘が刺さり夥しい量の血を流したが、男は痛がりもせず、一心不乱にそこにいる救世主にすがった。
「分かりました。そこから出られるようにしますから、一旦落ち着きましょう」
「――はぁ、はぁ……すまない」
彼女の一言を受け、男は興奮に震える体を床に押し付けることで平静であろうと努めた。男にとっては折角やってきた救助の機会をここで逃す訳にはいかなかった。
「先ずは周りの棘を除けてしまいますね。その間にいくつか質問をさせてください」
「ありがとう……その前に、これを切ってくれないか? 中から手伝えるかもしれない」
男の両手は背後に親指を合わせた状態でインシュロックにより固定されていた。肉に食い込むほどに結束されているが、刃を入れれば難なく切断できる。檻のサイズが極端に狭いため両足はフリーでも構わなかったのだろう。
檻の扉には妙に古めかしい南京錠が取り付けられている。鍵の形状からして、先の引き出しにあった鍵が丁度よさそうだ。
「取り敢えず拘束はそのままにしておきます。あなたはここの警官の方で間違いありませんか」
リュックの工作セットからペンチを取り、檻を囲った鉄線を切りに掛かる。
「ああ。今は何も証明するものがないが、一日に一度だけ見回りに来る警官の一人だ」
「今日はお祭りの当日ですが、お兄さんお一人だけで警備なさるおつもりですか」
「警備、とはどういうことだ? 『祭り』というのは、すぐそこの道に突き立てた棒のことだろう?」
通常、地域のお祭りなどの大きな催し事の際には警察や消防などが全体の把握や緊急時の対応、防犯等の目的で配備される。小さな村の祭事とはいえ一人で全体を見回るには荷が重すぎる。どうやらこの男と僕らとでは「お祭り」の解釈が異なっているらしい。
「籠に閉じ込められたときのことは覚えていますか?」
「……年老いた男が襲い掛かってきたんだ。最初は入口から気さくに挨拶してきたかと思えば、次の瞬間には突然何か刃物のような物を振り回して――!?」
不意に口を噤んだ男は反射的に後方へ仰け反った。何かに怯えるように身を縮め、見開いた目を恐々と檻の隙間から覗かせる。
「誰が『年老いた男』だって? まぁ、合ってるんだけどさ」
多嬉ちゃんの背後には安戸の旦那さんが立っていた。手には包丁、白いTシャツに黒のハーフパンツ、素足という実にラフな出で立ちである。
パンツのポケットからは焼印を入れるコテがはみ出ている。僕らが彼の接近に気付けなかったのは、恐らく彼が離れた位置から裸足で忍んでいたためだ。
「安戸さん、どうしてここに?」
「いやぁ、多嬉ちゃんが来てくれて本当によかった。誰か来るとは思っていたんだけどね、もし知らない人だったら慌てて刺しちゃってたかもしれない」
不穏な言葉を残したまま安戸さんは給湯室へと向かった。
裸足で近付いてきたこともそうだが、何より何故剥き出しの包丁を持参して来たのかが謎である。
信じ難いことではあるが、状況から見て休憩室周りの惨状を生み出したのは安戸さんで間違いないようだ。
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