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19話 ハマナス会①
しおりを挟む広大な境内の坂を下り、森を抜け、冠水した道路を飛ぶように渡る。
住宅街を過ぎ去り海岸線に出たカイムは、打ち寄せ飛沫を上げる波を被りながら邦継の言う鳥居を探した。
――なんだ、あの巨大な荷車は!?
悪天候にも関わらず時折横を通る運送車の車輪が、容赦なく道行くカイムの全身に雨水を見舞った。
急激な明滅に伴って、ゆっくりとうねる真っ暗な海に雷が落ちる。
暴風に揺られる外灯が点々と、頼りなく道の先々を照らしている。
――あれ、なのか?
しばらく行ったところで、何気なく防波堤の少し先に目を向けたとき、カイムが求めていた物と思わしき物の一部が視界の端に入った。
黒々とした荒波の中に、カイムの知る形状とは若干異なる鳥居の頭が見え隠れしていた。
すかさずカイムは防波堤に飛び乗り、呼吸を整える。
ウウウウウウウウーッ……!
カイムが防波堤に上がった直後、辺りにサイレンの音が鳴り響いた。
「――ふぅううっ、ふっ、ふぅうう――……はぁあっ」
タンッ、バシャッ。
雑音のことなど物ともせず、カイムは間髪入れずに荒れ狂う波間へと身を投じた。
上下する波に目的地を忘れぬよう、常に頭だけを水面に浮かべる。
――ふむ。思った以上に、まずいな。
平泳ぎには絶対の自信があった。
祖国を流れる川の氾濫にも難なく耐えた経験もある。
しかし、進むべき方へと順調に向かったかのように思われたカイムの体は、予想に反し、防波堤から沖に向かって行く強い流れに押され、あらぬ方へと導かれようとしていた。
流れから横に逸れるように泳いでみたものの、人の手には負えない力を感じ取ったカイムはすぐに抵抗を諦めた。
「……」
万策尽きた男が一人、嵐の海を漂う。
ウウウウウウウウーッ……!
陸上ではサイレンの音が鳴り続けている。
沖を照らしていた灯台の方から、カイムが漂う辺りに向かって幾度も光線が交差する。
「――おーい――!」
――ん!?
〈強き草の根、穿つは地。風雨になびく枝葉、岩をも砕く世界樹の根となりて彼の者を救い給え。地母神プリトよ、海を知らぬ憐れな人の子を掬い給え〉
すでに流され切った後のことについて思いを巡らせていたカイムの耳に、防波堤の方から微かに何者かが叫んでいる声が届いた。
陸地の方へと体を向け目を凝らして見てみると、確かに数名の人の姿が確認できた。
その内の一人がカイムに向けて必死に腕を振り降ろし、横方向へ泳ぐように伝えている。
意図を察したカイムは再度流れから逸れるよう試みた。
――進めるぞ……! ん、なんだこれは?
ゆっくりではあるものの、少しずつ沖に流されながらも横への移動が可能になっていた。
と同時に、違和感を覚えたカイムの全身には怪しい光を帯びた無数の木の根のようなものが絡みついていた。
「厨さーん! こっち! この足場を使ってください!」
長い格闘の末、防波堤が目と鼻の先になったとき、先から懸命にカイムを誘導している人物の姿がはっきりと分かった。
「――カズか! こんなところで何をしている!?」
海側からやや小高くなった堤防の窪み、階段付近で待機していた志崎は、目一杯に腕を伸ばし冷え切ったカイムの体を引き寄せた。
「もう少しです! 頑張ってください!」
志崎が防波堤へとカイムを押し上げると、上で待っていた少女が引き継ぐなり不服そうに叫んだ。
「お前が何やってるんだ! 早く車に乗れ!」
厨の腰の位置にも満たない身長の少女に追い立てられるように、上陸したばかりのカイムは海岸線に停車するいかつい車へと案内される。
すぐ後に志崎が乗り込み、少女の一声で急発進した車がどこぞへ向かう。
「こんな嵐の中わざわざ出てみたが、とんだ骨折り損だったな!」
「まぁまぁ、姐さん。こうして厨さんが助かったんだから、よかったじゃないですか」
志崎はずぶ濡れのカイムと少女に乾いたタオルを手渡した。
悪態を吐きながらタオルで頭を拭い、やけに尖った耳をぴょこぴょこさせた少女は志崎の言葉にふいとそっぽを向く。
「すみません、厨さん。姐さんにも悪気があるわけじゃないんです」
狭い後部座席で右端の少女と真ん中で隣り合うようにして座るカイムに、志崎がそっと耳打ちした。
暴風雨に揺られる車はカイムが元来た道を反れ、迷路のような住宅街をぐるぐると回る。
しばらくの間、車内にはカイムを含めた五人が無言のまま乗り合わせた。
「……僕たちのことを紹介しますね! 僕は志崎、学院では何度か会ってますね。――じゃあ次、よろしく!」
場の空気に耐え切れなくなった志崎が口火を切り、助手席を軽く叩いて前の大男に合図を送る。
「沼尾だ。一応、このグループのリーダーということになっている」
筋骨隆々の大男は野太い声で言い、バックミラー越しにカイムを一瞥した。
「俺は津賀。運転手兼雑用かな。それで――その隣で不貞腐れてる女性が角折。土魔法を得意とする、俺たちの頼れる姐さんだ」
「津賀、うるさいっ! 余計なことまでしゃべるな!」
窓の外を見ていた少女は津賀の説明を聞くなり、後ろから座席を思い切り蹴った。
「カイ――クリヤだ。よろしく頼む」
「厨さん、ちょっといいですか……」
志崎はカイムに個人間通信を要求するも、何故か理解していないらしいカイムに再び耳打ちする。
「うちのグループは少し特殊で、その、僕と津賀さん以外は一応亜人種という括りになります。ですが――」
「聞こえてるぞ、カズ。何をコソコソする必要がある。元より私たちはそういう集団だろ」
変わらない窓外の風景に飽きた少女は、目を閉じたまま呟いた。
「すみません、角折さん――。リーダーの沼尾さんは鬼人、角折さんは妖精族。お二人とも、新人種との混血ですが、体格と神からの加護を除けば新人種とさほど変わりありません。厨さんも、なんとなくお父さんから聞いているとは思いますが、我々『アポトシグネチャー』、通称『ハマナス会』とは、多層世界間で不当な扱いを受けているすべての亜人種や部族の方々の解放を目指す集団のことです」
「尊敬に値する活動だな。彼らに対する不当差別にはずいぶんと手を焼かされたものだ」
「――おい、お前。そりゃあどういう意味だ?」
突然、下を向き眠っていたとばかり思われた角折がカイムの前に乗り出し、力任せに胸倉を掴んだ。
「亜人種を見捨てるどころか、見るのも嫌ってところか、え? ネットの情報だけで見た気になってるだけのクソガキが、私たちの何が分かるってんだ!?」
カイムは激昂した角折に目を合わせたまま、ただ揺さ振られるに任せた。
「恭司さんの息子だかなんだか知らんがな、舐めてるようなら承知しねぇぞ! おい! なんとか言ったらどうだ!」
「――分かる、とは言わん。だが、俺もお前たちのように苦しんできた人間をたくさん見てきた。遠回しにしか対処できない俺は、救える命を何度も見捨ててきた。街道を行く荷馬車に、どれだけ不当が積まれていようとも、結局俺には何もできなかった――。気に障ったのならすまなかった。好きにしてくれ」
女性の放つ気迫に物怖じせず、真っ直ぐ見据える目に偽りはなかった。
「くそっ。わけが分からん……」
角折は一つだけ鋭く舌打ちし、カイムの胸倉を解いた。
「恭司の息子よ。俺からも一つだけ質問いいか?」
二人のやり取りを黙って聞いていたリーダーの沼尾が口を開いた。
「先の話だと、まるで亜人種を見てきたかのような口ぶりだが、どこで見た?」
「北方大陸、プロメザラ王国の城下街だ。俺はそこで衛兵を任されて――あ」
「北方大陸!? ……なるほど。不当の温床とも名高い北方の、しかもその中心地にいたとあれば納得だ」
「いや、納得するなよおっさん! ただのガキだぞこいつ!」
すかさず突っ込む角折を「がはは」と笑い飛ばした沼尾は機嫌よく続ける。
「俺たち『ハマナス会』は南東大陸の旧共和国ヴァーミルの難民キャンプで知り合った仲だ。ちょうど隣国ダヌリスの軍とやり合おうって時に、お前のおやじが率いるネクロの軍勢に助けられた。『アポトシグネチャー』ってのは、彼らの強靭な意志にあやかって恭司が付けた名だ」
旧共和国ヴァーミル。
南東大陸の中央部に位置するこの国は、かつて大陸内外の交易の要として栄えていた。
しかし、大陸東部のダヌリスを中心とした諸国からの経済的な圧力、多人種が共存する風土に対する度重なる侮辱に耐え兼ね、東部諸国との決別を宣言したことで衰退の一途をたどった。
要塞都市シウテロテ、宿場街ガレックを含めた共和国であったヴァーミルだが、やがて西部に位置するその二都市が東部との繋がりを認めたことから、独立を決めたのだった。
当然、この一大事は北方大陸の一兵士であったカイムも知るところであり、彼の国の人種に対する寛容さ、他国からの迫害にも屈しない勇敢な精神に感銘を受けていた。
「独立後は各国との小競り合いが頻発したおかげで、亜人種を大勢含む難民が一斉にヴァーミルに押し寄せた。当初は一人残らず受け入れていたらしいが、次第にそれも困難になる。だから外壁の周りには難民が溜まり続け、それだけでも小国かと疑うほどに規模が大きくなった。俺たちが着ている軍服は、他国からの侵略に対抗するため、ヴァーミルが募った義勇兵に贈られたものだ」
沼尾たちが着る赤と黒を基調とした詰襟の軍服は、紛れもなくヴァーミルのものだった。
カイムは幼い頃、どこぞの流れ者が借金のかたに置いていったらしい実物を何度か見たことがある。
「誇りなんだな」
「おうよ。ちなみに、そこのカズは難民キャンプの生まれだ。義勇兵の詰所前に放置されていたところを恭司が拾った。少しデカくなってから、カズはキャンプにいた周りの連中に恭司のことを聞いているうち、義勇軍の中心にいた恭司に熱を上げちまった」
「沼尾さん――! 恥ずかしいっすよ……」
「なーに、事実だろうが。こっちに来る時も『恭司さんのご子息にお会いできる』とか言ってはしゃいでたじゃねぇか。ま、学校じゃちょいと睨みを利かせているみたいだが、所詮は憧れだけで突っ走るひよっこと同じよ。――っと、そういや、ちょうどカズを拾ったときだったか、妙な二人組が来てだな……」
「隻腕の別嬪さんに、身重の耳長族でしょ。あんな『訳あり』を絵に描いたような組み合わせは滅多にないね」
遠い眼差しで当時の記憶を追い始めた沼尾の話を運転席の津賀が引き継ぐ。
「しかも片腕の女性は恭司さんに身重のお姉さんを預けて、すぐにどこかへ消えていった。一応俺たちは兵士であって産婆じゃないんだからって思っていたんだけど、話を聞き終えた恭司さんがあっさり受け入れたんだ。驚いたね。境遇については聞かなかったけど、母子ともに魔力欠乏症だったかで、すぐにこっち側に移送することが決まったんだよ。で、産まれたのが君ってわけだ」
魔力欠乏症の原因は、過度な魔力の放出によるものと、体外から取り込んだ魔素を魔力へと変換する体内の魔力回路が滞ることで引き起こされるものとがある。
魔力の欠乏は、魔法の行使ができなくなることに加え、生物が生得的に備えている外界からの汚染された魔素あるいは悪意ある魔力的な刺激に耐えるための免疫が低下し、魔素に依存する種族ほど衰弱、最悪の場合は死すらもたらす。
魔力回路が未発達の赤子は特に影響を受けやすい。
津賀の話では、魔力欠乏症の治療は地道に食物などに含まれる純粋な微量の魔素を取り続ける方法と、大量の魔力を体内に直接流し込む荒療治的な方法とがあるらしい。
いずれにしても、耐え得るための相当な体力を要する。
そこで、大気中の魔素が異常なほどに飽和している「こちら側」の世界で療養することを当時義勇軍に居合わせたネクロの一人が提案した。
一概には言えないものの、魔素は濃度が濃い場所から薄い場所へと流れ込む動きを見せることがあることから、人体においても同様のことが考えられ、清潔な魔素に満ち溢れた場所での療養は理に適っていた。
母胎内の赤子を救うためにも、提案はその日の内から実行に移された。
「未だに謎なんだけど、常陸国に着いた直後に君が産まれて、その途端、母子ともに欠乏症の症状が嘘のように消えていたんだよね。まぁ、君も陽子さんも無事で何よりだったけど」
「――片腕の女は、何か言っていなかったか?」
「うーん……いいや、なにも。ただ、どこかに向けて祈っていたよ」
「……そうか」
カイムは濡れた頭にタオルを被り俯いた。
「義勇軍の中じゃカズも大概だったが、角折も恭司に惚れてたよな?」
「――うっさい! ひっぱたくぞ!」
沼尾の一言に角折は座席を蹴飛ばし、前に座る津賀がとばっちりを食らう。
「ああっ姐さん、もう勘弁してって!」
「がははは! それはそうと厨。ずっと気になってたんだが、なんであんなところで泳いだりしてたんだ?」
車内における配置のお陰ででしれっと難を逃れた沼尾が、俯くカイムに問いを投げる。
「トリイが見えたもので、な」
「『で、な』、じゃねぇ! お前のせいで危険にさらされたんだぞ!?」
「っ姐さん! 落ち着いてっ!」
カイムを挟んだ横から志崎の手が伸び、角折から繰り出された小さな手刀を受け止める。
「確かに角折の言う通りなんだが、あの辺りは国防軍の管轄でな。あそこは十五年前、お前や陽子、俺たち『アポトシグネチャー』が抜けてきた東の一の鳥居から少し行ったとこにある唯一の接点だったが、一気に大勢を通したせいか奴らにバレた。それ以降、今では近付くことすら難しくなっちまった。当時の奴らはまだ多層世界についての認識も未熟で、まだやりやすかったんだがな」
常陸国の住民は生活圏外からの受け入れはおろか、外界への出向も禁じられている。
今回は「たまたま」防壁の警戒アラートを事前に傍受できたからよかったものの、捕まれば禁固どころでは済まなかった。
「内部からの出向に関しては、外敵に対するような問答無用の手段はとらないだろうけどね。でも、今回はやけに盛大に鳴っていた気もする――」
津賀は言って、ゆっくり路肩へと車を停車させる。
エンジンとタイヤの武骨な車体を揺らす音が鳴り止むと、再び周囲の雨の激しさが強く認識された。
「この街にいるらしい情報提供者には感謝だな」
「提供者?」
「ああ。なんでも、ソロで活動しているネクロらしい。運の良いことに<穏健派>だとかで、俺たちも何度か世話になっている」
「匿名で、しかも時代遅れのパソコンにメールで送るような提供者を、果たして信用していいかは甚だ疑問だがな」
角折は座席の収納ポケットにある年季の入ったノートパソコンをつついてみせた。
「しかし、こうも何もないと張り合いがないのが難点だ。どうだ厨、今度俺と手合わせしてみねぇか。先からうずいてるのが見てわかるぜ」
「いや、それほどでもない」
「僕は沼尾さんに稽古をつけてもらっていますが、まったく勝てる気がしませんよ」
「当たり前だ、ガキ! ――俺は南方大陸ガレドラの出身でな、闘争好きな鬼人の血を引いている。国じゃ寝ても覚めても闘ってばかりだった。で、散々やってきた俺が見る限り、お前は相当の使い手だ。そうだろ?」
「……奇遇だな。南方大陸のヨスズチトルという隠れ里から来た戦士に、少しの間稽古をつけてもらったことがある。結局<皆伝>とまではいかなかったが、彼女の教えは間違いなく今に活きている」
「ヨスズチトルといや、各地に一騎当千の武人を輩出してきた名門だな。里の大半が鬼人で、元を辿れば俺たちの祖先とも深い関係があるらしい。血気盛んなガレドラの連中も畏怖する里の直伝とありゃ、ますます闘いたくなってきた」
「――ああ、いやだいやだ、暑苦しいったらない! どうして無駄に生傷増やそうとするかねぇ!」
ただでさえ男に囲まれ、むさくるしい車内に耐え兼ねた角折が苦言を呈する。
「確かあの里は十五年以上前に、危険視していた各国からの襲撃を受けて崩壊したはずだが」
「散々頼り切っていた連中が互いに手を組んだ途端に、里を不要とするどころか罪をなすり付けたんですからね。酷い話です」
「あぁ――ご歓談中あれだけど、奴さんたち、来ちゃったみたいだよ?」
住宅の塀に沿うように停められた車のフロントガラス、その先を指差す津賀は前方からの招かれざる客を見て苦笑した。
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