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第三章
16. 不安定な立場
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機動力を優先としているのか。先程まで乗っていた馬車と比べると、かなり小型で内部も狭い。素っ気ないと表現してもいいほどに内装は簡素なもので、窓もなかった。
そのせいだろうか。四方から押し潰すような圧迫感があるような気がする。
(まるで、小さな監獄みたい)
でもその認識は強ち間違いではないのだろう。
少なくとも彼らにとってのロゼリエッタは重罪人に他ならない。それでも馬車を用意してくれただけ、丁重な扱いを受けているのかもしれなかった。
どこをどう移動したのかは分からないまま、目的地らしい場所へ到着したのは明るい陽の光がまだ差し込む昼間のことだ。
もっとも、太陽は天頂より西側に移動しているのを見るに数時間が経過しているらしい。
「ここは……?」
馬車から降ろされ、自然と疑問がロゼリエッタの口をついた。
やってもいない罪ではあるけれど、あの衛兵の言い分によればロゼリエッタはマーガス暗殺を企てた重罪人のはずだ。てっきり牢に入れられるものだと覚悟を決めかけていたのに、連れて行かれた場所は小さな屋敷の前だった。
小さいと言っても、外装はかなり手が込んでいるのが一目で見て取れる。
馬車が通って来たと思しき石畳の先にある門扉は頑丈そうなものだったし、レンガ塀も侵入者を防ぐ為だろう。ロゼリエッタの背丈より遥か高く積み上げられている。それなりに身分の高い人物が所有する屋敷なのだと一目で分かる造りだった。
「母が、生前住んでいた屋敷です。あなたにはしばらくここでおとなしくしてもらいます」
クロードの母であるグランハイム公爵夫人は、もちろん今もまだ健在している。ならばクロードと騎士はやはり別人だということだ。――その言葉が真実であるのだとしたら、の話ではあるけれど。
「クロード様、なのでしょう……?」
馬車の中で何度も口にしかけては飲み込んだ言葉をようやく口にする。
夜会でのスタンレー公爵の言及には明確な答えは示されなかった。けれど今なら、二人しかいない今なら答えてくれるかもしれない。
「あなたの婚約者だったクロード・グランハイムは隣国で亡くなっています。もう二度と帰ることはありません」
その淡い希望もたやすく裏切られた。
クロードの瞳と声で、騎士はクロードではないと否定する。
夜会ではよほど目の色を見せたくなかったのか。
不自然なまでに長かった前髪も、今は目が見える程度に切り揃えられている。
ロゼリエッタは勇気を出してその目をのぞきこんだ。仮面越しに見つめる緑色の目は良く知るものと同じはずなのに見たことがない色に見えた。
他人に向けるような視線は仮面を隔てているせいだと思いたい。硬質な印象はあくまでも仮面から受ける印象なだけでクロードの、目の前にいる騎士がロゼリエッタに抱いている感情ではないと、信じたい。
だけど結局、耐えきれずに顔を背ける。
「どうして、そんな嘘を仰るのですか。だって」
今、私の目の前には。
ロゼリエッタが真偽を知る術はない。だからどうとでも説明できた。
そう考えて、何らかの事情で姿を変えたクロードだと思っている人物の言葉を疑っている自分に気づく。
結局のところ、自分にとって都合の良い事実が欲しいだけなのだ。この場所を彼がグランハイム家の所有物だと説明していたら、彼がクロードと同一人物だと何の疑いも持たずに確信を持ったに違いない。
「もし逃げ出したいのなら実行に移したとて止めはしません。お嬢様育ちのあなたが誰の手も借りず、知らない場所から無事に家まで戻れると思うのならご自由になされば良いでしょう」
ロゼリエッタは俯いた。
逃げ出すなんてことはまだ考えてもみなかった。
だけど、逃走を試みたところでどうなるのか。世間知らずなロゼリエッタ一人では騎士の言う通り――あるいはもっとひどい現状になるのだろう。それこそ、あの衛兵が並べ立てた"筋書き"のようなことだって普通に起こり得るかもしれない。
貴族のお嬢様が見くびって甘い考えを抱かないよう、先に現実を突きつけたのはきっと、正しいのだろう。
アイリもいない現状、ロゼリエッタ一人で何ができるというのか。
「――こちらへ」
さすがにきつく言いすぎたと思ったのか、騎士は一瞬だけロゼリエッタを見やった。
すぐさまきびすを返し、門から玄関に至る小径を先立って歩きはじめる。このまま一人で立ち尽くしているわけにも行かない。ロゼリエッタはその背を追った。
手を伸ばせば簡単に届く距離なのに、けれど騎士は触れることを拒んでいる。
泣いたら、また手を差し伸べてくれるのだろうか。
ただ触れて欲しいが為だけの未熟な考えが脳裏をよぎった。
本当のロゼリエッタはまだ子供だ。
それが精一杯背伸びしても、手を伸ばしても、クロードに届かなかった。だけど子供であることを隠さずにいたら、逆にクロードが手の届く高さにしゃがんでくれていただろうか。
「代わりに、この屋敷の敷地内なら自由に振る舞って下さって結構です。ただし庭の散策はお一人ではなさいませんよう」
「お庭を見たい時は、どうしたら良いのですか」
小径の両側には綺麗に手入れされた庭が広がっている。遠目にも色とりどりの花々が咲いているのが見えた。おそらく白詰草は植えられていないだろうけれど、それでも綺麗な花を鑑賞したら少しは気分も明るくなる気がした。
「僕に言って下されば時間のある時にお付き合いします」
ロゼリエッタは目を瞠った。
これではまるで、客人のような扱いではないか。もちろん咎人と決められて手酷い扱いを受けたいわけではない。けれど連れて来られた経緯からは信じられないほどの好待遇だった。
「よろしいのですか?」
「週に一度くらいなら構いません」
さらなる願いが湧き出て来る。
言ったら嫌われるかもしれない。
でも、そんなことは今さらだと思い直して躊躇いがちに口を開いた。
「それは、あの、一日だけなら毎週でも?」
「ロゼリエッタ嬢がそのように望まれるのでしたら」
望むことが叶えられる。
ささやかな事実は、けれどロゼリエッタの心に大きな光をもたらした。もっと満たされたくて、当然のように次の願いも叶えて欲しくなる。そんな自分が浅ましいと恥じる気持ちはあったけれど止められなかった。
そのせいだろうか。四方から押し潰すような圧迫感があるような気がする。
(まるで、小さな監獄みたい)
でもその認識は強ち間違いではないのだろう。
少なくとも彼らにとってのロゼリエッタは重罪人に他ならない。それでも馬車を用意してくれただけ、丁重な扱いを受けているのかもしれなかった。
どこをどう移動したのかは分からないまま、目的地らしい場所へ到着したのは明るい陽の光がまだ差し込む昼間のことだ。
もっとも、太陽は天頂より西側に移動しているのを見るに数時間が経過しているらしい。
「ここは……?」
馬車から降ろされ、自然と疑問がロゼリエッタの口をついた。
やってもいない罪ではあるけれど、あの衛兵の言い分によればロゼリエッタはマーガス暗殺を企てた重罪人のはずだ。てっきり牢に入れられるものだと覚悟を決めかけていたのに、連れて行かれた場所は小さな屋敷の前だった。
小さいと言っても、外装はかなり手が込んでいるのが一目で見て取れる。
馬車が通って来たと思しき石畳の先にある門扉は頑丈そうなものだったし、レンガ塀も侵入者を防ぐ為だろう。ロゼリエッタの背丈より遥か高く積み上げられている。それなりに身分の高い人物が所有する屋敷なのだと一目で分かる造りだった。
「母が、生前住んでいた屋敷です。あなたにはしばらくここでおとなしくしてもらいます」
クロードの母であるグランハイム公爵夫人は、もちろん今もまだ健在している。ならばクロードと騎士はやはり別人だということだ。――その言葉が真実であるのだとしたら、の話ではあるけれど。
「クロード様、なのでしょう……?」
馬車の中で何度も口にしかけては飲み込んだ言葉をようやく口にする。
夜会でのスタンレー公爵の言及には明確な答えは示されなかった。けれど今なら、二人しかいない今なら答えてくれるかもしれない。
「あなたの婚約者だったクロード・グランハイムは隣国で亡くなっています。もう二度と帰ることはありません」
その淡い希望もたやすく裏切られた。
クロードの瞳と声で、騎士はクロードではないと否定する。
夜会ではよほど目の色を見せたくなかったのか。
不自然なまでに長かった前髪も、今は目が見える程度に切り揃えられている。
ロゼリエッタは勇気を出してその目をのぞきこんだ。仮面越しに見つめる緑色の目は良く知るものと同じはずなのに見たことがない色に見えた。
他人に向けるような視線は仮面を隔てているせいだと思いたい。硬質な印象はあくまでも仮面から受ける印象なだけでクロードの、目の前にいる騎士がロゼリエッタに抱いている感情ではないと、信じたい。
だけど結局、耐えきれずに顔を背ける。
「どうして、そんな嘘を仰るのですか。だって」
今、私の目の前には。
ロゼリエッタが真偽を知る術はない。だからどうとでも説明できた。
そう考えて、何らかの事情で姿を変えたクロードだと思っている人物の言葉を疑っている自分に気づく。
結局のところ、自分にとって都合の良い事実が欲しいだけなのだ。この場所を彼がグランハイム家の所有物だと説明していたら、彼がクロードと同一人物だと何の疑いも持たずに確信を持ったに違いない。
「もし逃げ出したいのなら実行に移したとて止めはしません。お嬢様育ちのあなたが誰の手も借りず、知らない場所から無事に家まで戻れると思うのならご自由になされば良いでしょう」
ロゼリエッタは俯いた。
逃げ出すなんてことはまだ考えてもみなかった。
だけど、逃走を試みたところでどうなるのか。世間知らずなロゼリエッタ一人では騎士の言う通り――あるいはもっとひどい現状になるのだろう。それこそ、あの衛兵が並べ立てた"筋書き"のようなことだって普通に起こり得るかもしれない。
貴族のお嬢様が見くびって甘い考えを抱かないよう、先に現実を突きつけたのはきっと、正しいのだろう。
アイリもいない現状、ロゼリエッタ一人で何ができるというのか。
「――こちらへ」
さすがにきつく言いすぎたと思ったのか、騎士は一瞬だけロゼリエッタを見やった。
すぐさまきびすを返し、門から玄関に至る小径を先立って歩きはじめる。このまま一人で立ち尽くしているわけにも行かない。ロゼリエッタはその背を追った。
手を伸ばせば簡単に届く距離なのに、けれど騎士は触れることを拒んでいる。
泣いたら、また手を差し伸べてくれるのだろうか。
ただ触れて欲しいが為だけの未熟な考えが脳裏をよぎった。
本当のロゼリエッタはまだ子供だ。
それが精一杯背伸びしても、手を伸ばしても、クロードに届かなかった。だけど子供であることを隠さずにいたら、逆にクロードが手の届く高さにしゃがんでくれていただろうか。
「代わりに、この屋敷の敷地内なら自由に振る舞って下さって結構です。ただし庭の散策はお一人ではなさいませんよう」
「お庭を見たい時は、どうしたら良いのですか」
小径の両側には綺麗に手入れされた庭が広がっている。遠目にも色とりどりの花々が咲いているのが見えた。おそらく白詰草は植えられていないだろうけれど、それでも綺麗な花を鑑賞したら少しは気分も明るくなる気がした。
「僕に言って下されば時間のある時にお付き合いします」
ロゼリエッタは目を瞠った。
これではまるで、客人のような扱いではないか。もちろん咎人と決められて手酷い扱いを受けたいわけではない。けれど連れて来られた経緯からは信じられないほどの好待遇だった。
「よろしいのですか?」
「週に一度くらいなら構いません」
さらなる願いが湧き出て来る。
言ったら嫌われるかもしれない。
でも、そんなことは今さらだと思い直して躊躇いがちに口を開いた。
「それは、あの、一日だけなら毎週でも?」
「ロゼリエッタ嬢がそのように望まれるのでしたら」
望むことが叶えられる。
ささやかな事実は、けれどロゼリエッタの心に大きな光をもたらした。もっと満たされたくて、当然のように次の願いも叶えて欲しくなる。そんな自分が浅ましいと恥じる気持ちはあったけれど止められなかった。
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