4 / 7
せめてお義兄様の思い出が欲しいのです ☆
しおりを挟む
「せめてお義兄様の思い出が欲しいのです」
「思い出なら、こんな形でなくとも……。僕たちは兄妹だ」
「血の繋がりはありませんわ。蒔かれた種も、生まれ出た胎もそれぞれに全く違うものです」
素裸を曝すイングリットが他人だといくら主張しようとも、エリアスの心が揺らぐ気配は見られない。
「ずっと、お前が浅ましい目で僕を見ていたことくらい知っているよ」
いつからか、義兄はイングリットを〝君〟ではなく〝お前〟と呼ぶようになった。
それはエリアスが一人だけ大人になったようで寂しく思っていたけれど、本当は違うのだ。イングリットから向けられる思慕や執着への、彼なりの線引きに違いない。
あくまでも義兄妹だと。異性として見ることなどないと。常に言動で訴え続けていた。
そんなエリアスも最初こそ、義妹ができたことを純粋に喜ばしく思っていてくれたに違いない。なのにイングリットは成長するにつれ、エリアスを義兄ではなく異性として見つめる。距離を置いても熱の冷めないイングリットの存在は、さぞや疎ましいものだろう。
でも、とイングリットは唇に妖艶な笑みを浮かべた。
「まあ……。でも清廉なお義兄様は、そんな浅ましい義妹の身体に欲情していらっしゃるのね」
男性の本能によるもので、相手がイングリットでなくともそうなっていたとしても。
エリアスが女の身体に欲情を抱いていることに違いはなかった。
夜が明ければ、全てが元通りとは行かずとも彼には新しい未来が待ち受けている。
いずれ他の女性を抱くことになるのならエリアスの自尊心を粉々に砕き、誰も抱けない身体にしてしまおうか。
イングリットの中に、仄暗い想いがうごめいた。
下穿きごとトラウザーズを引き下ろせば、そそり立つ熱杭が露わになった。優しく握り、浮き上がる血管を指でなぞりながらゆっくりと手を上下に動かす。エリアスは小さなうめき声をあげ、眉を寄せた。
「どうぞ清廉な王太子殿下の矜持と、誠実な義兄の倫理とで、淫蕩な義妹の誘惑に抗って下さい」
先端の小さな窪みに透明な雫が潤む。人差し指で拭い、愛撫の手助けになるよう屹立に塗り広げた。
「気持ちいい? お義兄様。浅ましい義妹の手で欲情を慰められて」
「く、ぅ……ぁ……。やめ……っ」
表情や言葉とは裏腹に快楽に抗えない義兄が愛おしくてたまらない。
エリアスが好む愛撫を探り当てる為に手指を這わせ、唇で啄んでは吸い、舐める。熱杭全体をイングリットの唾液で濡らせば、自分のものだと印をつけたようで満足感が広がった。その感情にわずかな痛ましさが含まれていることには、今は気がつかないふりをする。
口を開け、口腔内に迎え入れた。
熱杭に舌を絡め、頭を前後に動かして唇で扱く。その度にエリアスは逃げるように、あるいは突き出すように腰を揺すった。
葛藤が伝わる。どうせ今夜だけの関係だ。肉欲に身を任せてしまえばいいのに。だけど義兄はイングリットの想いなど何も知りはしないから義妹との穢れた行為をひどく厭い、それ故に背徳感から快楽を覚えているのだ。
「……っ」
口の中で熱杭が爆ぜ、青くさい体液を放つ。粘度が高くどろりとしたそれはイングリットの舌に絡み、さすがに飲み込めそうにない。エリアスの全てを受け入れきれずに惜しい気持ちはあるものの、シーツを手繰り寄せ吐き出した。
「濃い精液がたくさん……。お義兄様は禁欲的な生活を送っていらっしゃるものね」
ふふ、と微笑混じりに告げれば義兄は不快そうに唇を歪める。せっかくの美貌が台無しだ。
けれど、いくらでも憎んでいい。嫌悪してくれてもいい。忘れ去られてしまうよりは、よっぽど。
「もしかして女性を抱いたことはもちろんとして、ご自分の手で宥めることもなさったことはないのかしら」
欲を吐き出して萎えたそれを柔らかく手の中に握り込み、なおも煽ってみせれば義兄は顔を背けた。
「僕は淫らなドレスを纏って複数の男と享楽に耽るお前とは違う」
「まあお義兄様ったら。まるでご覧になったかのような言い方をなさるのね」
良かった。
義兄はイングリット自身が流した噂を信じ、ふしだらで爛れた王女だと思っている。本当は身も心も覆いつくすほどのドレスを着て閉じこもってしまいたいのに、上手く誤解してもらえたのなら曝したくもない肌を曝す煽情的なデザインのドレスばかりを纏っている甲斐もあるというものだ。
「ご覧になって、どうでした? 快楽を貪る義妹の痴態に興奮なさった? こうして同じようにそそり立たせて、でも頭の中であっても義妹を犯せはしないと懸命に我慢なさった?」
「僕は何も見てはいない」
苦々しく吐き出された言葉に思わず笑みが浮かんだ。
してもいないことを見られるはずもない。けれどエリアスの中ではイングリットが淫蕩に耽っていたことは現実で、ありもしない妄想だとは思わずにいる。
「そこだけ否定なさっては、わたくしはお義兄様の頭の中で何度も淫らに喘がされていたように受け取ってしまいますわ」
「――そんなことは、していない」
「残念。同国の貴族子息の誰かに純潔を捧げ、いつだって好きな時に多数の殿方に身体を許し続け、この先はずっと隣国の王太子殿下好みに躾けられ続けることを口惜しく思っていらっしゃると良かったのに」
屹立がひくりと動いた。
「まあ。今、想像して興奮なさった? お義兄様はそんなご趣味でしたの? 小国の王女としての矜持を持ったまま、大国の王太子殿下の前で犬のように振る舞うのがお好み?」
何にも穢されることのなかったエリアスを穢し、彼の中で唯一の汚点として残り続けるのだ。
甘美な誘惑にイングリットは酔いしれ、自らをも穢す言葉を続ける。
「それとも、大勢の貴族子息を相手に、尊厳も失うくらい腰を振って狂乱に耽る姿?」
「やめろ……。それ以上は、口にするな」
「どうして? 過去と未来は他の殿方のものになる身体は、今だけはお義兄様お一人のものよ」
「やめろと言っている」
「わたくしが純潔を捧げた殿方に嫉妬してしまうから?」
「――違う」
ただふざけて言っただけの言葉に、妙な間で返された。
違う。
だけど、違わないのではないかと期待してしまう。何故ならエリアスの熱杭は、硬さを取り戻して大きくそそり立ちはじめている。指先でなぞれば応えるように、ねだるようにひくつく様が可愛らしいとさえ思った。
「ねえお義兄様。お義兄様も、わたくしに奉仕して?」
「何を……」
イングリットはエリアスの上に跨り、いやらしく腰を突き出しながら足の間に閉ざされた襞を指で開いた。口淫をしながらも慎ましい薄桃色の秘裂は欲情しきって色濃く染まり、溢れた蜜が白い内ももをも濡らしている。甘やかで淫らな蜜の匂いが、ふわりと広がった。
シーツに両手をつき、膝だけで前へ移動する。
気取られないよう静かに長い息を吐き、濡れた秘裂をエリアスの口元に押しつけた。
「今度はお義兄様が犬のように舐めて」
「思い出なら、こんな形でなくとも……。僕たちは兄妹だ」
「血の繋がりはありませんわ。蒔かれた種も、生まれ出た胎もそれぞれに全く違うものです」
素裸を曝すイングリットが他人だといくら主張しようとも、エリアスの心が揺らぐ気配は見られない。
「ずっと、お前が浅ましい目で僕を見ていたことくらい知っているよ」
いつからか、義兄はイングリットを〝君〟ではなく〝お前〟と呼ぶようになった。
それはエリアスが一人だけ大人になったようで寂しく思っていたけれど、本当は違うのだ。イングリットから向けられる思慕や執着への、彼なりの線引きに違いない。
あくまでも義兄妹だと。異性として見ることなどないと。常に言動で訴え続けていた。
そんなエリアスも最初こそ、義妹ができたことを純粋に喜ばしく思っていてくれたに違いない。なのにイングリットは成長するにつれ、エリアスを義兄ではなく異性として見つめる。距離を置いても熱の冷めないイングリットの存在は、さぞや疎ましいものだろう。
でも、とイングリットは唇に妖艶な笑みを浮かべた。
「まあ……。でも清廉なお義兄様は、そんな浅ましい義妹の身体に欲情していらっしゃるのね」
男性の本能によるもので、相手がイングリットでなくともそうなっていたとしても。
エリアスが女の身体に欲情を抱いていることに違いはなかった。
夜が明ければ、全てが元通りとは行かずとも彼には新しい未来が待ち受けている。
いずれ他の女性を抱くことになるのならエリアスの自尊心を粉々に砕き、誰も抱けない身体にしてしまおうか。
イングリットの中に、仄暗い想いがうごめいた。
下穿きごとトラウザーズを引き下ろせば、そそり立つ熱杭が露わになった。優しく握り、浮き上がる血管を指でなぞりながらゆっくりと手を上下に動かす。エリアスは小さなうめき声をあげ、眉を寄せた。
「どうぞ清廉な王太子殿下の矜持と、誠実な義兄の倫理とで、淫蕩な義妹の誘惑に抗って下さい」
先端の小さな窪みに透明な雫が潤む。人差し指で拭い、愛撫の手助けになるよう屹立に塗り広げた。
「気持ちいい? お義兄様。浅ましい義妹の手で欲情を慰められて」
「く、ぅ……ぁ……。やめ……っ」
表情や言葉とは裏腹に快楽に抗えない義兄が愛おしくてたまらない。
エリアスが好む愛撫を探り当てる為に手指を這わせ、唇で啄んでは吸い、舐める。熱杭全体をイングリットの唾液で濡らせば、自分のものだと印をつけたようで満足感が広がった。その感情にわずかな痛ましさが含まれていることには、今は気がつかないふりをする。
口を開け、口腔内に迎え入れた。
熱杭に舌を絡め、頭を前後に動かして唇で扱く。その度にエリアスは逃げるように、あるいは突き出すように腰を揺すった。
葛藤が伝わる。どうせ今夜だけの関係だ。肉欲に身を任せてしまえばいいのに。だけど義兄はイングリットの想いなど何も知りはしないから義妹との穢れた行為をひどく厭い、それ故に背徳感から快楽を覚えているのだ。
「……っ」
口の中で熱杭が爆ぜ、青くさい体液を放つ。粘度が高くどろりとしたそれはイングリットの舌に絡み、さすがに飲み込めそうにない。エリアスの全てを受け入れきれずに惜しい気持ちはあるものの、シーツを手繰り寄せ吐き出した。
「濃い精液がたくさん……。お義兄様は禁欲的な生活を送っていらっしゃるものね」
ふふ、と微笑混じりに告げれば義兄は不快そうに唇を歪める。せっかくの美貌が台無しだ。
けれど、いくらでも憎んでいい。嫌悪してくれてもいい。忘れ去られてしまうよりは、よっぽど。
「もしかして女性を抱いたことはもちろんとして、ご自分の手で宥めることもなさったことはないのかしら」
欲を吐き出して萎えたそれを柔らかく手の中に握り込み、なおも煽ってみせれば義兄は顔を背けた。
「僕は淫らなドレスを纏って複数の男と享楽に耽るお前とは違う」
「まあお義兄様ったら。まるでご覧になったかのような言い方をなさるのね」
良かった。
義兄はイングリット自身が流した噂を信じ、ふしだらで爛れた王女だと思っている。本当は身も心も覆いつくすほどのドレスを着て閉じこもってしまいたいのに、上手く誤解してもらえたのなら曝したくもない肌を曝す煽情的なデザインのドレスばかりを纏っている甲斐もあるというものだ。
「ご覧になって、どうでした? 快楽を貪る義妹の痴態に興奮なさった? こうして同じようにそそり立たせて、でも頭の中であっても義妹を犯せはしないと懸命に我慢なさった?」
「僕は何も見てはいない」
苦々しく吐き出された言葉に思わず笑みが浮かんだ。
してもいないことを見られるはずもない。けれどエリアスの中ではイングリットが淫蕩に耽っていたことは現実で、ありもしない妄想だとは思わずにいる。
「そこだけ否定なさっては、わたくしはお義兄様の頭の中で何度も淫らに喘がされていたように受け取ってしまいますわ」
「――そんなことは、していない」
「残念。同国の貴族子息の誰かに純潔を捧げ、いつだって好きな時に多数の殿方に身体を許し続け、この先はずっと隣国の王太子殿下好みに躾けられ続けることを口惜しく思っていらっしゃると良かったのに」
屹立がひくりと動いた。
「まあ。今、想像して興奮なさった? お義兄様はそんなご趣味でしたの? 小国の王女としての矜持を持ったまま、大国の王太子殿下の前で犬のように振る舞うのがお好み?」
何にも穢されることのなかったエリアスを穢し、彼の中で唯一の汚点として残り続けるのだ。
甘美な誘惑にイングリットは酔いしれ、自らをも穢す言葉を続ける。
「それとも、大勢の貴族子息を相手に、尊厳も失うくらい腰を振って狂乱に耽る姿?」
「やめろ……。それ以上は、口にするな」
「どうして? 過去と未来は他の殿方のものになる身体は、今だけはお義兄様お一人のものよ」
「やめろと言っている」
「わたくしが純潔を捧げた殿方に嫉妬してしまうから?」
「――違う」
ただふざけて言っただけの言葉に、妙な間で返された。
違う。
だけど、違わないのではないかと期待してしまう。何故ならエリアスの熱杭は、硬さを取り戻して大きくそそり立ちはじめている。指先でなぞれば応えるように、ねだるようにひくつく様が可愛らしいとさえ思った。
「ねえお義兄様。お義兄様も、わたくしに奉仕して?」
「何を……」
イングリットはエリアスの上に跨り、いやらしく腰を突き出しながら足の間に閉ざされた襞を指で開いた。口淫をしながらも慎ましい薄桃色の秘裂は欲情しきって色濃く染まり、溢れた蜜が白い内ももをも濡らしている。甘やかで淫らな蜜の匂いが、ふわりと広がった。
シーツに両手をつき、膝だけで前へ移動する。
気取られないよう静かに長い息を吐き、濡れた秘裂をエリアスの口元に押しつけた。
「今度はお義兄様が犬のように舐めて」
11
お気に入りに追加
28
あなたにおすすめの小説
義兄に甘えまくっていたらいつの間にか執着されまくっていた話
よしゆき
恋愛
乙女ゲームのヒロインに意地悪をする攻略対象者のユリウスの義妹、マリナに転生した。大好きな推しであるユリウスと自分が結ばれることはない。ならば義妹として目一杯甘えまくって楽しもうと考えたのだが、気づけばユリウスにめちゃくちゃ執着されていた話。
「義兄に嫌われようとした行動が裏目に出て逆に執着されることになった話」のifストーリーですが繋がりはなにもありません。
【R18】深層のご令嬢は、婚約破棄して愛しのお兄様に花弁を散らされる
奏音 美都
恋愛
バトワール財閥の令嬢であるクリスティーナは血の繋がらない兄、ウィンストンを密かに慕っていた。だが、貴族院議員であり、ノルウェールズ侯爵家の三男であるコンラッドとの婚姻話が持ち上がり、バトワール財閥、ひいては会社の経営に携わる兄のために、お見合いを受ける覚悟をする。
だが、今目の前では兄のウィンストンに迫られていた。
「ノルウェールズ侯爵の御曹司とのお見合いが決まったって聞いたんだが、本当なのか?」」
どう尋ねる兄の真意は……
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
思いがけず聖女になってしまったので、吸血鬼の義兄には黙っていようと思います
薄影メガネ
恋愛
幼い頃、両親を事故で亡くし、孤児院で暮らしていたエリカはある日、
唯一の肉親である兄、リアードをセオドア・フォンベッシュバルト公に奪われた。
子供がなく、後継ぎを探していたシンフォルースの五大公爵家当主、セオドア・フォンベッシュバルト公。
彼の理想とする基準を満たしていたエリカの兄で神童のリアードを、彼は養子ではなく、養弟として迎え入れることにした。なぜなら彼は人外の吸血鬼だったからだ。
五百歳を越えると言われているフォンベッシュバルト公の見た目は、シンフォルースでの成人を迎えた十八歳の青年のよう。そのため、六歳のリアードを子供とするには不自然だからと、養弟として迎え入れられることになったのだ。
目の前で連れていかれようとしている兄を追って、当時、四歳の子供だったエリカが追いすがった先に待っていたのは──この上なく残酷な、拒絶の言葉だけだった。
「必要なのは彼だけです。貴女ではない。貴女は当家の基準を満たしてはいないのですよ」
神童の兄、リアードと違い、エリカはただの子供だった。
──私にはリアードの家族でいる資格はない。
そうして涙の中で、孤児院に一人とり残されてから十四年……
正式に引き取られはしなかったものの。フォンベッシュバルト公の義弟となった兄、リアードの実妹であるエリカは、形式上、フォンベッシュバルト公のある種、義妹という扱いになるのだが──
けして認められることも、迎え入れられることもない。エリカが選んだ道は、吸血鬼とは元来敵対関係にあるはずの聖職者だった。
しかし、聖職者の道を歩むため、孤児院を卒業するその日に、エリカは孤児院の門前で傷付き倒れているフォンベッシュバルト公と再開してしまい……
*ちょいちょいシリアス入りますが、緩めのギャグコメ風? ラブコメです。相棒でペットのアヒルちゃん愛にあふれた内容となります。
燻らせた想いは口付けで蕩かして~睦言は蜜毒のように甘く~
二階堂まや
恋愛
北西の国オルデランタの王妃アリーズは、国王ローデンヴェイクに愛されたいがために、本心を隠して日々を過ごしていた。 しかしある晩、情事の最中「猫かぶりはいい加減にしろ」と彼に言われてしまう。
夫に嫌われたくないが、自分に自信が持てないため涙するアリーズ。だがローデンヴェイクもまた、言いたいことを上手く伝えられないもどかしさを密かに抱えていた。
気持ちを伝え合った二人は、本音しか口にしない、隠し立てをしないという約束を交わし、身体を重ねるが……?
「こんな本性どこに隠してたんだか」
「構って欲しい人だったなんて、思いませんでしたわ」
さてさて、互いの本性を知った夫婦の行く末やいかに。
+ムーンライトノベルズにも掲載しております。
義兄に嫌われようとした行動が裏目に出て逆に執着されることになった話
よしゆき
恋愛
乙女ゲームのヒロインに意地悪をする攻略対象者のユリウスの義妹、マリナに転生した。ユリウスに一目で恋に落ちたマリナは彼の幸せを願い、ゲームとは全く違う行動をとることにした。するとマリナが思っていたのとは違う展開になってしまった。
騎士団長のアレは誰が手に入れるのか!?
うさぎくま
恋愛
黄金のようだと言われるほどに濁りがない金色の瞳。肩より少し短いくらいの、いい塩梅で切り揃えられた柔らかく靡く金色の髪。甘やかな声で、誰もが振り返る美男子であり、屈強な肉体美、魔力、剣技、男の象徴も立派、全てが完璧な騎士団長ギルバルドが、遅い初恋に落ち、男心を振り回される物語。
濃厚で甘やかな『性』やり取りを楽しんで頂けたら幸いです!
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる