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悪魔憑きの王子
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! 冒頭に少し、ヒーローとモブの絡みがあります !
一糸纏わぬ姿でベッドに両手足をつく女は、ひときわ高い嬌声をあげ、さらに腰を掲げると獣さながらに振りたくった。
「ナカッ! ナカにっ、出してえぇっ!」
言葉にしながら胎内を激しくうごめかせて本能のまま男の精を全身でねだる。そんな要求には一切構わず、レイジは昂るものを素早く引き抜くと白濁した体液を女の背に向かって吐き出した。
レイジの精液には孕ませる為の種はない。そう分かっていても頭の中はいつもひどく冷静で、相手が誰であっても女の中で果てることを善しとはしなかった。
役割を終えたものを手近にあった女の下着で拭って綺麗にし、最低限の部分だけ乱した服装を整える。女にはもう何の用もない。後は帰って、ぬるついた行為の残骸を跡形もなく洗い流して寝るだけだ。
「っは……。もう……おしまい?」
女は頬を紅潮させ息を荒くしたまま、そっとレイジの腕にしなだれかかった。熱を燻らせ続ける吐息が、身も心もとうに冷え切っている今のレイジには煩わしい。
最初から、欲を吐き出す為だけの相手だ。情事の最中も後も、気遣ってやろうだなんて考えもしていない。冷めたレイジにまるで気がつかず、女は赤く熟れた唇を蠱惑的な笑みで彩る。
「すごく良かったわ。次はいつ会える? それとも今もっともっと、したっていいのよ?」
汗ばんだ豊満な胸を押しつけ、レイジの首に両手を回した。
すごく良かった。そう思うのは女だけだ。だが言葉で伝えるのも面倒で、レイジは部屋に入るなりベッドに荒々しく突き飛ばしたように絡みつく女を振り払った。
「――きゃっ!」
数刻前は同じ仕打ちを受けても快楽の予感に甘い声をあげた女は、今度は同じ言葉にあからさまに不満の混じった声をあげた。非難の目でレイジを睨み、しかしすぐに気圧されて短い悲鳴を飲み込む。
「ひ……っ」
「調子に乗るんじゃねえよ」
のろのろと身を起こした女は剣呑な雰囲気に顔を青ざめさせ、ばねの壊れた人形さながらに首を何度も左右に振った。
「ね、ねえ、気を悪くさせたなら謝るわ。でも……あなただって、私のカラダは悪くなかったでしょう?」
この状況でなおも身体だけの関係を求める図太さはあるらしい。
欲望を受け止める人形相手にするような、おざなりな行為で片付けたレイジの何をそんなに気に入ったのか。だが女の言う通り「悪くないカラダ」だったのなら、一度吐精して終わり、なんてなってない。
「だから、これからも――きゃっ!」
「うるせえな。黙れと言われなきゃ分からねえのか」
苛立ちのまま、しつこく言い募ろうとする女の頬をはたく。破裂音にも似た小気味良い音が響き、女は呆然と目を見開いて打たれた頬を押さえた。
殴ったのは素手じゃない。
スラックスのポケットに乱雑に突っ込んでいた、レイジには何の価値もない紙の束だ。
「何するのよ!」
さすがに女は激昂して言葉を荒げた。
もっとも、ここまで袖にされて媚びを売れという方が無理な話だろう。らしくもなく感情に任せた結果、余計に耳障りな声を聞く羽目になるのは失敗した。
「尻を振ってよがりまくってた雌犬が、被害者面して騒ぐんじゃねえ」
一刻も早く立ち去る為に、手の中のそれを女に投げ捨てる。醜い紙吹雪がはらはらと宙を舞った。何枚かが、汗で濡れた女の肌に貼りつく。女も煩わしそうに肌から引き剥がし、しかしこの国で最も高額な紙幣だと分かると目の色を変えた。
一晩限りの火遊びの代償には破格の枚数だ。部屋には二人だけだったが、誰にも取られまいと必死で金を両手でかき集めはじめた。
先程までの媚びた仕草は何だったのか。
だが怒りが湧くでもなく、今や完全に金に目をくらませた女を置いて部屋を出る。
酒場で誘われるまま相手をしたが、二度と抱く機会はないだろう。顔などすでに忘れてしまった。所詮はその程度の関係だ。女だって、服を着てレイジを追うことよりも裸のまま金を抱えることを選んでいる。
名前も、年齢も、素性も知らない。溜まった欲情に身を任せて発散させただけの相手。もっとも、向こうはレイジを多少なりとも知っているのかもしれないが。
卑しい血の生まれ。
実母殺し。
悪魔憑き。
そんな噂がまことしやかに貴族間に流れるレイジは、第一王子であるにも拘わらず二十歳になっても妻はおろか婚約者もいなかった。
立太子として擁される可能性が最も高いはずの第一王子にまつわる不吉な噂が流れ、揉み消されないということは、そういうことだ。そして誰の目から見ても王家に疎まれた存在に、大切な娘を差し出したいと思う貴族などいるはずもない。
大切に育てられた貴族の令嬢よりも、何の後腐れもなく安い金で足を開き腰を振る女の方がはレイジにとって都合が良いのも確かだった。
幸か不幸か、見てくれだけは母親譲りの綺麗な形をしている自覚がある。だがその中身には、ありとあらゆる汚物を混ぜ合わせたかのような醜悪極まりないものが内包されていた。
まともな管理もされておらず、かろうじて光る街灯が薄暗く照らす人気のない路地を一人で歩く。
仕立ての良いスーツを纏う若い男が闊歩していても、金品を強奪しようと襲いかかって来る者もいない。普段は腰の左右にホルスターで拳銃を下げているが、今日は二丁とも置いて来た。だがレイジの持つ"武器"は拳銃だけではないと、夜の王都を根城にする者は知っている。
『上手く取り入ろうと深入りすれば命を落とす』
市井に流れる噂はその程度のものでも、どちらにしろ物騒な噂がつきまとうレイジ周りには誰もいない。いたとしても、いつの間にか消えている。
だがそれを寂しいと感じるような人並みの情は、十二歳の時に他ならぬ実母の手で奪われていた。
思い出したくもない記憶に触れかけ、レイジは舌打ちする。
レイジを取り巻く三つの噂のうち二つは事実だった。
卑しい生まれであることも。
悪魔憑きであることも。
残りの一つの実母殺しは、厳密に言えばレイジが手にかけたわけではない。しかし信じてくれる者も、信じて欲しい者もいなければ、真実を訴えたところで何の意味もない。
空を見上げ、瞬く星に目を細める。
王城まで自分の足で戻るのがいつになく億劫だ。しかしあいにくと、レイジが望む場所へ運ぶ能力も持つ便利な相棒は、女を抱く夜は別行動を取っている。最初のうちはその姿が普通の人間には見えないのをいいことに、ベッドでの様子を楽しそうに眺めていたが、すぐに飽きたようだった。レイジとて見られること自体は何も思わずとも、気持ちが分からないわけでもない。
(――喚ぶか)
一方的な都合で喚べば、金ではない代償を求められる。それは時と場合によって様々なものだが、得てして厄介な要求が多い。
本来なら実母と共に死んでいた身だ。何を見返りに差し出そうと痛くも痒くもなかった。
スーツの胸ポケットにしまった銀の指輪を取り出し、右手の中指にはめる。
そのデザインは、精微な手業で彫られた三匹の蛇を束ねたような形をしていた。輪の中心には血の色をしたルビーが煌めき、《原初の女》を誘惑した蛇と知恵の実を表しているらしい。
神に背いて楽園を追放された熾天使リュシフェル。
深い地獄へと沈み、魔王と化した彼こそがただの人間の王子にしかすぎないレイジに取り憑き――否、互いの意思の元に契約を交わす悪魔だった。
「終わったのか」
ほどなくしてレイジの召喚に答え、何もない空間に無数の亀裂が走る。そこから現れたのは金色の髪に、ともすれば下品な印象を与えかねない紫がかった濃紺のスーツを纏う男だ。彼が人間ではない証左に、中空に悠然と浮かび、右足を上にした形で足を組んで座っている。
レイジ以上に見てくれになど何の意味も持たない存在だが、人間でいえば二十代後半といった風情の美しい男だ。あくまでも見た目から受ける印象であり、実年齢は知らないし興味もなかった。
今日はいつになく機嫌が良いらしい。薄明りにかき消されることなく紺碧の目が煌々と輝き、薄い唇の端が珍しく上がっている。よほど、彼を満足させる何かがあったらしい。
レイジと母とを追いやる為だけに王宮の隅に建てられた小さな離宮へと、悪魔の能力で一瞬で戻る。とりあえず湯浴みをし、ようやく女の存在を全て消し去ったレイジはソファーに深く身体を預けた。
まだ、苛立っている。立ち上がって壁際の棚に向かうと、中に収められた価値も分からない高いワインのボトルを一本取り出してコルク栓を開けた。
価値どころか味も分からない。よく熟成された、芳醇な香りのするワインという触れ込みらしいが、レイジにとっては赤い色に染まり、様々な成分が入り混じった独特のにおいがする液体でしかなかった。
グラスに注ぎ、一息に煽る。
喉を潤せどアルコールに酔うこともない。怒りのはけ口を探す自分の顔が棚のガラスに映っていた。
女を抱くだけでは気分は晴れなかった。
どこからともなく湧き上がり続ける渇きが満たされはしなかった。
「なあレイジ」
そんなレイジの様子を眺める悪魔は、楽しい遊びを思いついた無邪気な子供のように言う。
「天使が堕天する様を見たくはないか」
一糸纏わぬ姿でベッドに両手足をつく女は、ひときわ高い嬌声をあげ、さらに腰を掲げると獣さながらに振りたくった。
「ナカッ! ナカにっ、出してえぇっ!」
言葉にしながら胎内を激しくうごめかせて本能のまま男の精を全身でねだる。そんな要求には一切構わず、レイジは昂るものを素早く引き抜くと白濁した体液を女の背に向かって吐き出した。
レイジの精液には孕ませる為の種はない。そう分かっていても頭の中はいつもひどく冷静で、相手が誰であっても女の中で果てることを善しとはしなかった。
役割を終えたものを手近にあった女の下着で拭って綺麗にし、最低限の部分だけ乱した服装を整える。女にはもう何の用もない。後は帰って、ぬるついた行為の残骸を跡形もなく洗い流して寝るだけだ。
「っは……。もう……おしまい?」
女は頬を紅潮させ息を荒くしたまま、そっとレイジの腕にしなだれかかった。熱を燻らせ続ける吐息が、身も心もとうに冷え切っている今のレイジには煩わしい。
最初から、欲を吐き出す為だけの相手だ。情事の最中も後も、気遣ってやろうだなんて考えもしていない。冷めたレイジにまるで気がつかず、女は赤く熟れた唇を蠱惑的な笑みで彩る。
「すごく良かったわ。次はいつ会える? それとも今もっともっと、したっていいのよ?」
汗ばんだ豊満な胸を押しつけ、レイジの首に両手を回した。
すごく良かった。そう思うのは女だけだ。だが言葉で伝えるのも面倒で、レイジは部屋に入るなりベッドに荒々しく突き飛ばしたように絡みつく女を振り払った。
「――きゃっ!」
数刻前は同じ仕打ちを受けても快楽の予感に甘い声をあげた女は、今度は同じ言葉にあからさまに不満の混じった声をあげた。非難の目でレイジを睨み、しかしすぐに気圧されて短い悲鳴を飲み込む。
「ひ……っ」
「調子に乗るんじゃねえよ」
のろのろと身を起こした女は剣呑な雰囲気に顔を青ざめさせ、ばねの壊れた人形さながらに首を何度も左右に振った。
「ね、ねえ、気を悪くさせたなら謝るわ。でも……あなただって、私のカラダは悪くなかったでしょう?」
この状況でなおも身体だけの関係を求める図太さはあるらしい。
欲望を受け止める人形相手にするような、おざなりな行為で片付けたレイジの何をそんなに気に入ったのか。だが女の言う通り「悪くないカラダ」だったのなら、一度吐精して終わり、なんてなってない。
「だから、これからも――きゃっ!」
「うるせえな。黙れと言われなきゃ分からねえのか」
苛立ちのまま、しつこく言い募ろうとする女の頬をはたく。破裂音にも似た小気味良い音が響き、女は呆然と目を見開いて打たれた頬を押さえた。
殴ったのは素手じゃない。
スラックスのポケットに乱雑に突っ込んでいた、レイジには何の価値もない紙の束だ。
「何するのよ!」
さすがに女は激昂して言葉を荒げた。
もっとも、ここまで袖にされて媚びを売れという方が無理な話だろう。らしくもなく感情に任せた結果、余計に耳障りな声を聞く羽目になるのは失敗した。
「尻を振ってよがりまくってた雌犬が、被害者面して騒ぐんじゃねえ」
一刻も早く立ち去る為に、手の中のそれを女に投げ捨てる。醜い紙吹雪がはらはらと宙を舞った。何枚かが、汗で濡れた女の肌に貼りつく。女も煩わしそうに肌から引き剥がし、しかしこの国で最も高額な紙幣だと分かると目の色を変えた。
一晩限りの火遊びの代償には破格の枚数だ。部屋には二人だけだったが、誰にも取られまいと必死で金を両手でかき集めはじめた。
先程までの媚びた仕草は何だったのか。
だが怒りが湧くでもなく、今や完全に金に目をくらませた女を置いて部屋を出る。
酒場で誘われるまま相手をしたが、二度と抱く機会はないだろう。顔などすでに忘れてしまった。所詮はその程度の関係だ。女だって、服を着てレイジを追うことよりも裸のまま金を抱えることを選んでいる。
名前も、年齢も、素性も知らない。溜まった欲情に身を任せて発散させただけの相手。もっとも、向こうはレイジを多少なりとも知っているのかもしれないが。
卑しい血の生まれ。
実母殺し。
悪魔憑き。
そんな噂がまことしやかに貴族間に流れるレイジは、第一王子であるにも拘わらず二十歳になっても妻はおろか婚約者もいなかった。
立太子として擁される可能性が最も高いはずの第一王子にまつわる不吉な噂が流れ、揉み消されないということは、そういうことだ。そして誰の目から見ても王家に疎まれた存在に、大切な娘を差し出したいと思う貴族などいるはずもない。
大切に育てられた貴族の令嬢よりも、何の後腐れもなく安い金で足を開き腰を振る女の方がはレイジにとって都合が良いのも確かだった。
幸か不幸か、見てくれだけは母親譲りの綺麗な形をしている自覚がある。だがその中身には、ありとあらゆる汚物を混ぜ合わせたかのような醜悪極まりないものが内包されていた。
まともな管理もされておらず、かろうじて光る街灯が薄暗く照らす人気のない路地を一人で歩く。
仕立ての良いスーツを纏う若い男が闊歩していても、金品を強奪しようと襲いかかって来る者もいない。普段は腰の左右にホルスターで拳銃を下げているが、今日は二丁とも置いて来た。だがレイジの持つ"武器"は拳銃だけではないと、夜の王都を根城にする者は知っている。
『上手く取り入ろうと深入りすれば命を落とす』
市井に流れる噂はその程度のものでも、どちらにしろ物騒な噂がつきまとうレイジ周りには誰もいない。いたとしても、いつの間にか消えている。
だがそれを寂しいと感じるような人並みの情は、十二歳の時に他ならぬ実母の手で奪われていた。
思い出したくもない記憶に触れかけ、レイジは舌打ちする。
レイジを取り巻く三つの噂のうち二つは事実だった。
卑しい生まれであることも。
悪魔憑きであることも。
残りの一つの実母殺しは、厳密に言えばレイジが手にかけたわけではない。しかし信じてくれる者も、信じて欲しい者もいなければ、真実を訴えたところで何の意味もない。
空を見上げ、瞬く星に目を細める。
王城まで自分の足で戻るのがいつになく億劫だ。しかしあいにくと、レイジが望む場所へ運ぶ能力も持つ便利な相棒は、女を抱く夜は別行動を取っている。最初のうちはその姿が普通の人間には見えないのをいいことに、ベッドでの様子を楽しそうに眺めていたが、すぐに飽きたようだった。レイジとて見られること自体は何も思わずとも、気持ちが分からないわけでもない。
(――喚ぶか)
一方的な都合で喚べば、金ではない代償を求められる。それは時と場合によって様々なものだが、得てして厄介な要求が多い。
本来なら実母と共に死んでいた身だ。何を見返りに差し出そうと痛くも痒くもなかった。
スーツの胸ポケットにしまった銀の指輪を取り出し、右手の中指にはめる。
そのデザインは、精微な手業で彫られた三匹の蛇を束ねたような形をしていた。輪の中心には血の色をしたルビーが煌めき、《原初の女》を誘惑した蛇と知恵の実を表しているらしい。
神に背いて楽園を追放された熾天使リュシフェル。
深い地獄へと沈み、魔王と化した彼こそがただの人間の王子にしかすぎないレイジに取り憑き――否、互いの意思の元に契約を交わす悪魔だった。
「終わったのか」
ほどなくしてレイジの召喚に答え、何もない空間に無数の亀裂が走る。そこから現れたのは金色の髪に、ともすれば下品な印象を与えかねない紫がかった濃紺のスーツを纏う男だ。彼が人間ではない証左に、中空に悠然と浮かび、右足を上にした形で足を組んで座っている。
レイジ以上に見てくれになど何の意味も持たない存在だが、人間でいえば二十代後半といった風情の美しい男だ。あくまでも見た目から受ける印象であり、実年齢は知らないし興味もなかった。
今日はいつになく機嫌が良いらしい。薄明りにかき消されることなく紺碧の目が煌々と輝き、薄い唇の端が珍しく上がっている。よほど、彼を満足させる何かがあったらしい。
レイジと母とを追いやる為だけに王宮の隅に建てられた小さな離宮へと、悪魔の能力で一瞬で戻る。とりあえず湯浴みをし、ようやく女の存在を全て消し去ったレイジはソファーに深く身体を預けた。
まだ、苛立っている。立ち上がって壁際の棚に向かうと、中に収められた価値も分からない高いワインのボトルを一本取り出してコルク栓を開けた。
価値どころか味も分からない。よく熟成された、芳醇な香りのするワインという触れ込みらしいが、レイジにとっては赤い色に染まり、様々な成分が入り混じった独特のにおいがする液体でしかなかった。
グラスに注ぎ、一息に煽る。
喉を潤せどアルコールに酔うこともない。怒りのはけ口を探す自分の顔が棚のガラスに映っていた。
女を抱くだけでは気分は晴れなかった。
どこからともなく湧き上がり続ける渇きが満たされはしなかった。
「なあレイジ」
そんなレイジの様子を眺める悪魔は、楽しい遊びを思いついた無邪気な子供のように言う。
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