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嵐の中の初恋
嵐の去った後に
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嵐が過ぎ去り、嘘のように晴れた翌日。
朝食を済ませたアリーシェリナは、庭が一望できるテラスで読書をしていた。
ウィンドルフ領は嵐が多い為、鑑賞用の花は温室で育てて楽しんでいる。
代わりに生垣となる背の低い樹を植えており、その種類もたくさんあった。風で飛ばされにくい小さな葉や花をつける樹々は、大輪の花々とはまた違った魅力に満ちて可愛らしいものだ。そして雨が降った後、朝露を含んできらきらと輝く様を眺めるのがとても好きだった。
夜中の嵐が嘘のように優しいそよ風が吹けば朝露が纏う光の角度が変わり、また違うきらめきを見せる。
本を読むのを一旦やめて小さな宝石をちりばめたような景色を楽しんでいると衛兵が一人、ひどく慌てた様子で屋敷に向かっていることに気がついた。嵐の翌日は領地に異変が起きていないか、複数人で確認に行っている。おそらくはそのうちの一人だろう。
「何かあったのかしら?」
「そのような気配は致しますね」
誰にともなく独り言ちると、右斜め後ろに控える護衛騎士のゲオルグから神妙な声で返事があった。
アリーシェリナより四歳年上の彼は去年からウィンドルフ家に勤め、アリーシェリナの護衛を請け負ってくれている。
豊かに実った小麦の穂のような黄金色の髪を短く切り揃え、穏やかな光を湛えた濃紺の目を持つ立ち姿には気品もあった。聞けば王都に本邸を持つ伯爵家の次男だという。爵位は兄が継ぐことが決まっており、好きな剣術で生計が立てられるならそれでいいと笑いながら教えてくれた。
「様子を窺って参りますか?」
「いいえ、大丈夫です。私にも関わりのあることなら、後でお父様から報告があるとでしょうから」
「畏まりました」
それにしたって王都ではない、しかも嵐が頻発する以外は至って平和な土地でのんびりと過ごす令嬢の護衛など、腕の立つゲオルグからしたらとてもつまらない仕事だとは思う。
伯爵家の次男なら王都で、場合によっては王宮内での護衛職に就くことだってできたのではないだろうか。アリーシェリナは生まれ育った場所だからウィンドルフ領が大好きだけれど、王都育ちなら王都での暮らしの方が給金の面でも良い気はする。
ささやかな気晴らしに、様子見に行かせてあげても良かったかもしれない。今からでも行ってもらおうかと思ったけれど、父が屋敷から飛び出して来たのを見て思わず腰を浮かせた。
「今のは……旦那様のようでしたが」
温厚な父が血相を変えたところなんて見たことがなかった。
昨夜の嵐で良くないことが起きたのかもしれない。
何故か急に嫌な予感がした。心臓が鈍く軋んで痛みはじめる。左胸に手を押し当てて唇を噛むアリーシェリナに、ゲオルグは「戻りましょう」とやんわりと促した。
屋敷の中に戻ると何人もの執事や侍女が忙しなく働いていた。こんなことは初めてだった。
アリーシェリナに手伝えることなどないだろう。けれど部屋に戻る気にもなれない。せめて彼らの邪魔にならないよう玄関ホールの端で様子を見ていると、やがて父が戻って来た。
「お父様……!」
「アリーシェリナ、こんなところで何を」
たまらずに駈け寄れば父は驚いた顔をする。
でも驚いたのはアリーシェリナの方だ。雨はすでに上がっているのに父は水に濡れていた。そして誰か背負っている。
黒いフードを深く被っていて顔は見えないけれど、父の首辺りに力なく垂れ下がる両手は大人の男性と思しきものだった。よく見ると血の気のなくなったその手から水が滴っており、父ではなく背負われた人物こそが水に濡れているようだ。
侯爵である父自ら背負うなんて、それだけでただごとではない事態なのが窺える。話しかけて引き留めている場合ではない。
黙って一歩身を引くと父も再び歩き出した。目の前を通り過ぎて行く父に、アリーシェリナの唇から小さく声が漏れる。
固く目を閉ざしてはいるものの、その顔に見覚えがあった。子供の頃一緒に過ごした少年の面影を残しているからだ。
もちろんあの頃よりずいぶんと背も伸びている。
でも間違いない。彼だ。ウィンドルフ領近辺に来ている理由は全く分からないけれど。
「一時間ほど経ったら、南の客間に来なさい」
先程の声が聞こえたのか、父は短く告げると客室へと向かった。
「この嵐の中ウィンドルフ領に足を踏み入れるなど、おそらくは何らかの犯罪を犯して逃走を図っているのではありませんか」
部屋には戻らずに応接室に向かうと、ゲオルグが珍しく不快感の滲む声をこぼした。
父に背負われた人物のことを指しているのだろう。
それにしても、ゲオルグのこんな様子は初めて見る。嵐の翌日に突如としてやって来た人物に護衛騎士として不穏なものを感じているのだろうか。でも、彼はそんな人物じゃない。
「犯罪?」
「たとえば、王都で発生している例の事件――あれはまだ何一つ解決していないという話ですが」
ゲオルグの意図が分からなくてアリーシェリナは首を傾げた。
二年ほど前からだろうか。
王都では成人を目前にした令嬢が失踪するという事件が多発していた。そしていなくなった時と同様に突然戻って来た令嬢たちは皆、外傷はどこにも見られずに心身喪失した状態にあるという。
アリーシェリナが知るのはかろうじて情報が流れて来た概要と、子供の頃にほんの二か月ほど一緒に過ごした記憶だけだ。どちらもほんの小さな情報でしかない。
でも彼は嵐が来る度、アリーシェリナに穏やかな心地良い眠りを与えてくれた。
あれから八年も経っている。お互いに成長して子供ではなくなった。もしかしたらその間に、彼の人生観に大きな影響を与えるようなことがあったのかもしれない。だけどやっぱり悪い人だとは思えないし、思いたくなかった。
「リ……あの方はきっと、そんな方ではないわ」
「お知り合いなのですか?」
ゲオルグの言葉を否定すれば、流れるように関係性を尋ねられて言葉に詰まる。
知り合いと言えばそうなのだろう。
幼馴染みと言うには過ごした時間が短すぎる。
でも、約束した。
子供の口約束だけれど、大人になったら結婚しよう、と。
「子供の頃に少しだけ交流があって……」
「そうですか。それは失礼致しました」
悪びれた風でもなくゲオルグは謝罪を口にした。
先程から何だか言動に棘が含まれているのは気のせいだろうか。
王都育ちのゲオルグは認識があるのかもしれない。だから彼に対する評価がまた違うというのも、可能性は低いけれどありえない話ではなかった。
「ゲオルグさんも、知っている方?」
もしかしたら、彼の話を少しくらい聞けるのではないかと期待を込めて尋ねてみる。
けれど静かに首を振られただけだった。
「顔も見えませんでしたし、無許可でウィンドルフ領に立ち入るような知人に心当たりはございません」
「そう……ですか」
アリーシェリナはメイドが用意してくれた紅茶に口をつけた。
ゲオルグの態度が厳しいのは単純に、ウィンドルフ領に立ち入った侵入者を警戒してのようだ。
確かに来客の予定は父から聞いていなかった。父が知っていたとしても、それならば安全な場所に迎えを出すのが通例だ。いつ嵐が来るのか完全な予測は難しい以上、よほどの事情がなければウィンドルフ領に招くこと自体滅多になかった。ましてや、わざわざ客人に足を運ばせたりは決してしない。
そうなると彼は必然的に招かれざる客人ということになる。
ウィンドルフ領に用があったのか、他の領地に行く途中で嵐に見舞われたのかは分からない。
運ばれて来たのが本当に彼なのだとしたら、罪を犯して逃げているとはとても思えなかったけれど、何かしらのやむを得ない事情はあるように思えた。
朝食を済ませたアリーシェリナは、庭が一望できるテラスで読書をしていた。
ウィンドルフ領は嵐が多い為、鑑賞用の花は温室で育てて楽しんでいる。
代わりに生垣となる背の低い樹を植えており、その種類もたくさんあった。風で飛ばされにくい小さな葉や花をつける樹々は、大輪の花々とはまた違った魅力に満ちて可愛らしいものだ。そして雨が降った後、朝露を含んできらきらと輝く様を眺めるのがとても好きだった。
夜中の嵐が嘘のように優しいそよ風が吹けば朝露が纏う光の角度が変わり、また違うきらめきを見せる。
本を読むのを一旦やめて小さな宝石をちりばめたような景色を楽しんでいると衛兵が一人、ひどく慌てた様子で屋敷に向かっていることに気がついた。嵐の翌日は領地に異変が起きていないか、複数人で確認に行っている。おそらくはそのうちの一人だろう。
「何かあったのかしら?」
「そのような気配は致しますね」
誰にともなく独り言ちると、右斜め後ろに控える護衛騎士のゲオルグから神妙な声で返事があった。
アリーシェリナより四歳年上の彼は去年からウィンドルフ家に勤め、アリーシェリナの護衛を請け負ってくれている。
豊かに実った小麦の穂のような黄金色の髪を短く切り揃え、穏やかな光を湛えた濃紺の目を持つ立ち姿には気品もあった。聞けば王都に本邸を持つ伯爵家の次男だという。爵位は兄が継ぐことが決まっており、好きな剣術で生計が立てられるならそれでいいと笑いながら教えてくれた。
「様子を窺って参りますか?」
「いいえ、大丈夫です。私にも関わりのあることなら、後でお父様から報告があるとでしょうから」
「畏まりました」
それにしたって王都ではない、しかも嵐が頻発する以外は至って平和な土地でのんびりと過ごす令嬢の護衛など、腕の立つゲオルグからしたらとてもつまらない仕事だとは思う。
伯爵家の次男なら王都で、場合によっては王宮内での護衛職に就くことだってできたのではないだろうか。アリーシェリナは生まれ育った場所だからウィンドルフ領が大好きだけれど、王都育ちなら王都での暮らしの方が給金の面でも良い気はする。
ささやかな気晴らしに、様子見に行かせてあげても良かったかもしれない。今からでも行ってもらおうかと思ったけれど、父が屋敷から飛び出して来たのを見て思わず腰を浮かせた。
「今のは……旦那様のようでしたが」
温厚な父が血相を変えたところなんて見たことがなかった。
昨夜の嵐で良くないことが起きたのかもしれない。
何故か急に嫌な予感がした。心臓が鈍く軋んで痛みはじめる。左胸に手を押し当てて唇を噛むアリーシェリナに、ゲオルグは「戻りましょう」とやんわりと促した。
屋敷の中に戻ると何人もの執事や侍女が忙しなく働いていた。こんなことは初めてだった。
アリーシェリナに手伝えることなどないだろう。けれど部屋に戻る気にもなれない。せめて彼らの邪魔にならないよう玄関ホールの端で様子を見ていると、やがて父が戻って来た。
「お父様……!」
「アリーシェリナ、こんなところで何を」
たまらずに駈け寄れば父は驚いた顔をする。
でも驚いたのはアリーシェリナの方だ。雨はすでに上がっているのに父は水に濡れていた。そして誰か背負っている。
黒いフードを深く被っていて顔は見えないけれど、父の首辺りに力なく垂れ下がる両手は大人の男性と思しきものだった。よく見ると血の気のなくなったその手から水が滴っており、父ではなく背負われた人物こそが水に濡れているようだ。
侯爵である父自ら背負うなんて、それだけでただごとではない事態なのが窺える。話しかけて引き留めている場合ではない。
黙って一歩身を引くと父も再び歩き出した。目の前を通り過ぎて行く父に、アリーシェリナの唇から小さく声が漏れる。
固く目を閉ざしてはいるものの、その顔に見覚えがあった。子供の頃一緒に過ごした少年の面影を残しているからだ。
もちろんあの頃よりずいぶんと背も伸びている。
でも間違いない。彼だ。ウィンドルフ領近辺に来ている理由は全く分からないけれど。
「一時間ほど経ったら、南の客間に来なさい」
先程の声が聞こえたのか、父は短く告げると客室へと向かった。
「この嵐の中ウィンドルフ領に足を踏み入れるなど、おそらくは何らかの犯罪を犯して逃走を図っているのではありませんか」
部屋には戻らずに応接室に向かうと、ゲオルグが珍しく不快感の滲む声をこぼした。
父に背負われた人物のことを指しているのだろう。
それにしても、ゲオルグのこんな様子は初めて見る。嵐の翌日に突如としてやって来た人物に護衛騎士として不穏なものを感じているのだろうか。でも、彼はそんな人物じゃない。
「犯罪?」
「たとえば、王都で発生している例の事件――あれはまだ何一つ解決していないという話ですが」
ゲオルグの意図が分からなくてアリーシェリナは首を傾げた。
二年ほど前からだろうか。
王都では成人を目前にした令嬢が失踪するという事件が多発していた。そしていなくなった時と同様に突然戻って来た令嬢たちは皆、外傷はどこにも見られずに心身喪失した状態にあるという。
アリーシェリナが知るのはかろうじて情報が流れて来た概要と、子供の頃にほんの二か月ほど一緒に過ごした記憶だけだ。どちらもほんの小さな情報でしかない。
でも彼は嵐が来る度、アリーシェリナに穏やかな心地良い眠りを与えてくれた。
あれから八年も経っている。お互いに成長して子供ではなくなった。もしかしたらその間に、彼の人生観に大きな影響を与えるようなことがあったのかもしれない。だけどやっぱり悪い人だとは思えないし、思いたくなかった。
「リ……あの方はきっと、そんな方ではないわ」
「お知り合いなのですか?」
ゲオルグの言葉を否定すれば、流れるように関係性を尋ねられて言葉に詰まる。
知り合いと言えばそうなのだろう。
幼馴染みと言うには過ごした時間が短すぎる。
でも、約束した。
子供の口約束だけれど、大人になったら結婚しよう、と。
「子供の頃に少しだけ交流があって……」
「そうですか。それは失礼致しました」
悪びれた風でもなくゲオルグは謝罪を口にした。
先程から何だか言動に棘が含まれているのは気のせいだろうか。
王都育ちのゲオルグは認識があるのかもしれない。だから彼に対する評価がまた違うというのも、可能性は低いけれどありえない話ではなかった。
「ゲオルグさんも、知っている方?」
もしかしたら、彼の話を少しくらい聞けるのではないかと期待を込めて尋ねてみる。
けれど静かに首を振られただけだった。
「顔も見えませんでしたし、無許可でウィンドルフ領に立ち入るような知人に心当たりはございません」
「そう……ですか」
アリーシェリナはメイドが用意してくれた紅茶に口をつけた。
ゲオルグの態度が厳しいのは単純に、ウィンドルフ領に立ち入った侵入者を警戒してのようだ。
確かに来客の予定は父から聞いていなかった。父が知っていたとしても、それならば安全な場所に迎えを出すのが通例だ。いつ嵐が来るのか完全な予測は難しい以上、よほどの事情がなければウィンドルフ領に招くこと自体滅多になかった。ましてや、わざわざ客人に足を運ばせたりは決してしない。
そうなると彼は必然的に招かれざる客人ということになる。
ウィンドルフ領に用があったのか、他の領地に行く途中で嵐に見舞われたのかは分からない。
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