44 / 60
第三章 上層へ
43話 再戦
しおりを挟む
セレナスは一人、森を歩いていた。
「僕は……弱かったのか」
そう呟くセレナスの拳には力が入っていた。
学園の授業である、魔装魂での戦いでは他の生徒を圧倒し、無敗だった。
今後も一度も負けない為に、努力も惜しまなかったつもりだった。
だが、ロフルに出会い、自分は井の中の蛙だった事を一瞬で思い知らされた。
セレナスは強者を従え、エルミラを共に討つ事を考えていた。
もちろんその中では自身が一番強い。
そのはずだった。
「明日、もう一度戦おう。全力で」
セレナスは少し笑みを浮かべていた。
無敗だったが故に、彼も本気で戦った事が無かった。
本気の自分がどれだけ通用するか……。
そして、同時にエルミラを倒せる可能性が高くなったことも実感していた。
ロフルなら倒せるかもしれない……。
「僕もおかしくなったか……下位の者にそんな大役を託す事を考えるとは……!」
だが、神徒としてのプライドがその考えを拒む。
セレナスは一人で葛藤していた。
・・・
・・
・
――翌日
「ロフル! もう一度僕と戦え」
時間は昼頃、道場の広間でグリムホーフを焼いている時にセレナスは現れた。
貴様呼ばわりから名前呼びに変わった。
何か心境が変わったのだろうか。
「お、セレナス……わかった! けど、先にこれを食ってけよ」
そういって俺はセレナスにグリムホーフの塩を振った骨付き焼肉を手渡そうとした。
「な、何だこれは? 僕はいらない。早く決闘するぞ!」
セレナスは肉を受け取らず、そのまま俺を昨日戦った場所へ連れて行こうとした。
「おい、待てって! 俺腹減ってるからさ……まじで、一回食ってみろって!」
俺のその言葉に、セレナスはしぶしぶ了承し肉を受け取った。
「……食べる前にこれが何か教えろ。訳の分からない物を口に入れる程、馬鹿では無い」
「グリムホーフって言う魔物の肉だ! 美味いぞ?」
俺が笑顔でそう答えると、セレナスは蔑むような表情で、
「は? 魔物の……肉!? 何て野蛮な奴らだ……食えるわけがない!」
と肉を置いてしまった。
「えー……美味いのに勿体ない」
そのやり取りを見ていたリリアナが、
「セレナス! 一口でいいから食べなさい」
と命令口調で言った。
セレナスはその発言に驚きつつ、
小声で、
「リリアナ……下層では種族とか関係ないと言っていなかったか……?」
と言いつつも一口かぶりついた。
やはり階級が上の者に命令されると断れない性質らしい。
「う……何だこれは! 初めての味、食感だ……!」
セレナスの目は輝き始めた。
「美味しいでしょ?」
リリアナは自慢げに言った。
セレナスはその問いに、少し恥ずかしそうに頷いていた。
「セレナス、いっぱいあるから好きなだけ食べろよ!」
そうしてお昼の肉パーティー後、少しの食休みを挟み、
昨日と同じ場所で再度セレナスと戦う事になった。
「ロフル、言い訳になるが昨日は油断した。今度は全力で行く」
セレナスはそう言って、長さ15cm、直径4cm程の筒状の何かを取り出した。
それにはびっしりと魔法輪のような模様が刻まれている。
「三輪、エンハンス」
その筒を右手で持ち、エンハンスが起動している左手甲の魔法陣に触れさせた。
「おお? 光始めた……!」
そのまま筒は光始め、青い三叉槍へと形状を変化させた。
「これはフロストハート家の家宝、[魔装具・水蛇の槍(すいじゃのやり)]だ」
青く氷のように輝くその槍は、今までの武器では感じた事が無い威圧感があった。
セレナスはその装備を魔装魂の方で持った。
槍を構えると同時に、セレナスの周囲を覆うように雪が舞い始めた。
「これを実戦で使うのは初めてだ。今まで使うまでも無かったからね」
「俺が初めての相手か。光栄だな」
そういって俺も気を引き締めた。
昨日のセレナスとは雰囲気が大きく異なる。
今日は先制攻撃をしてみよう。
俺は瞬間的にセレナスの後方へ移動し、真っ直ぐに頭部へ拳を撃ち込んだ。
しかし、セレナスはその拳に反応し最小限の動きで回避した。
そして、こちらを見る事も無く、的確に槍を俺の腹部へ真っ直ぐに突いてきた。
「あぶねッ!!」
咄嗟に足に力を込め後ろへ後退した。
なんとか槍先は俺を貫く事が無かったが、そのまま槍の先端から青いブラストの様な魔法が射出された。
「――避けられないッ!」
――ドシャァン!!
青いブラストは俺に着弾した瞬間晴れるし、周囲を巻き込みながら大きな氷山を作り出した。
俺はその氷山に閉じ込められてしまった。
「昨日の借りは返したぞロフル!」
セレナスは勝利を確信していたが……。
――バリンッ!
俺は瞬間的にバインドを唱え、自身の周囲に張り巡らせていた。
そのおかげで隙間が出来ており、闘爆衝を放ち氷を砕いた。
「氷を砕いただと……!」
「危なかったよセレナス! 俺の全力も見せよう」
そう言って右腕に再び闘気を集中させながら魔法輪に触れた。
「六輪、バーストチェイン!!」
「――ッ!!」
セレナスの魔装魂はそのまま俺の魔法の光に消えていった。
「あ! まずい、あの槍も消滅するんじゃ――ッ!!」
――キンッ
だがその心配は必要なかったようだ。筒の形状に戻った魔装具が地面に落ちた。
見た目はまったく無傷の状態だ。
とてつもなく丈夫な筒だな……。
「僕の負けだ」
肉体を置いていた場所からセレナスが歩いて戻ってきた。
俺も魔装魂を解除し元に戻った。
「いい勝負だったよ。かなり意表をつかれた」
「慰めの言葉はやめろ。とにかく僕は決心できた。さっきの槍……魔装具など共有すべき情報が色々ある」
「慰めてるつもりじゃなかったんだけどな……なら茶室を借りて話をしよう。俺も伝えたいことがあるしな」
そういって俺とセレナスは茶室へと移動した。
「僕は……弱かったのか」
そう呟くセレナスの拳には力が入っていた。
学園の授業である、魔装魂での戦いでは他の生徒を圧倒し、無敗だった。
今後も一度も負けない為に、努力も惜しまなかったつもりだった。
だが、ロフルに出会い、自分は井の中の蛙だった事を一瞬で思い知らされた。
セレナスは強者を従え、エルミラを共に討つ事を考えていた。
もちろんその中では自身が一番強い。
そのはずだった。
「明日、もう一度戦おう。全力で」
セレナスは少し笑みを浮かべていた。
無敗だったが故に、彼も本気で戦った事が無かった。
本気の自分がどれだけ通用するか……。
そして、同時にエルミラを倒せる可能性が高くなったことも実感していた。
ロフルなら倒せるかもしれない……。
「僕もおかしくなったか……下位の者にそんな大役を託す事を考えるとは……!」
だが、神徒としてのプライドがその考えを拒む。
セレナスは一人で葛藤していた。
・・・
・・
・
――翌日
「ロフル! もう一度僕と戦え」
時間は昼頃、道場の広間でグリムホーフを焼いている時にセレナスは現れた。
貴様呼ばわりから名前呼びに変わった。
何か心境が変わったのだろうか。
「お、セレナス……わかった! けど、先にこれを食ってけよ」
そういって俺はセレナスにグリムホーフの塩を振った骨付き焼肉を手渡そうとした。
「な、何だこれは? 僕はいらない。早く決闘するぞ!」
セレナスは肉を受け取らず、そのまま俺を昨日戦った場所へ連れて行こうとした。
「おい、待てって! 俺腹減ってるからさ……まじで、一回食ってみろって!」
俺のその言葉に、セレナスはしぶしぶ了承し肉を受け取った。
「……食べる前にこれが何か教えろ。訳の分からない物を口に入れる程、馬鹿では無い」
「グリムホーフって言う魔物の肉だ! 美味いぞ?」
俺が笑顔でそう答えると、セレナスは蔑むような表情で、
「は? 魔物の……肉!? 何て野蛮な奴らだ……食えるわけがない!」
と肉を置いてしまった。
「えー……美味いのに勿体ない」
そのやり取りを見ていたリリアナが、
「セレナス! 一口でいいから食べなさい」
と命令口調で言った。
セレナスはその発言に驚きつつ、
小声で、
「リリアナ……下層では種族とか関係ないと言っていなかったか……?」
と言いつつも一口かぶりついた。
やはり階級が上の者に命令されると断れない性質らしい。
「う……何だこれは! 初めての味、食感だ……!」
セレナスの目は輝き始めた。
「美味しいでしょ?」
リリアナは自慢げに言った。
セレナスはその問いに、少し恥ずかしそうに頷いていた。
「セレナス、いっぱいあるから好きなだけ食べろよ!」
そうしてお昼の肉パーティー後、少しの食休みを挟み、
昨日と同じ場所で再度セレナスと戦う事になった。
「ロフル、言い訳になるが昨日は油断した。今度は全力で行く」
セレナスはそう言って、長さ15cm、直径4cm程の筒状の何かを取り出した。
それにはびっしりと魔法輪のような模様が刻まれている。
「三輪、エンハンス」
その筒を右手で持ち、エンハンスが起動している左手甲の魔法陣に触れさせた。
「おお? 光始めた……!」
そのまま筒は光始め、青い三叉槍へと形状を変化させた。
「これはフロストハート家の家宝、[魔装具・水蛇の槍(すいじゃのやり)]だ」
青く氷のように輝くその槍は、今までの武器では感じた事が無い威圧感があった。
セレナスはその装備を魔装魂の方で持った。
槍を構えると同時に、セレナスの周囲を覆うように雪が舞い始めた。
「これを実戦で使うのは初めてだ。今まで使うまでも無かったからね」
「俺が初めての相手か。光栄だな」
そういって俺も気を引き締めた。
昨日のセレナスとは雰囲気が大きく異なる。
今日は先制攻撃をしてみよう。
俺は瞬間的にセレナスの後方へ移動し、真っ直ぐに頭部へ拳を撃ち込んだ。
しかし、セレナスはその拳に反応し最小限の動きで回避した。
そして、こちらを見る事も無く、的確に槍を俺の腹部へ真っ直ぐに突いてきた。
「あぶねッ!!」
咄嗟に足に力を込め後ろへ後退した。
なんとか槍先は俺を貫く事が無かったが、そのまま槍の先端から青いブラストの様な魔法が射出された。
「――避けられないッ!」
――ドシャァン!!
青いブラストは俺に着弾した瞬間晴れるし、周囲を巻き込みながら大きな氷山を作り出した。
俺はその氷山に閉じ込められてしまった。
「昨日の借りは返したぞロフル!」
セレナスは勝利を確信していたが……。
――バリンッ!
俺は瞬間的にバインドを唱え、自身の周囲に張り巡らせていた。
そのおかげで隙間が出来ており、闘爆衝を放ち氷を砕いた。
「氷を砕いただと……!」
「危なかったよセレナス! 俺の全力も見せよう」
そう言って右腕に再び闘気を集中させながら魔法輪に触れた。
「六輪、バーストチェイン!!」
「――ッ!!」
セレナスの魔装魂はそのまま俺の魔法の光に消えていった。
「あ! まずい、あの槍も消滅するんじゃ――ッ!!」
――キンッ
だがその心配は必要なかったようだ。筒の形状に戻った魔装具が地面に落ちた。
見た目はまったく無傷の状態だ。
とてつもなく丈夫な筒だな……。
「僕の負けだ」
肉体を置いていた場所からセレナスが歩いて戻ってきた。
俺も魔装魂を解除し元に戻った。
「いい勝負だったよ。かなり意表をつかれた」
「慰めの言葉はやめろ。とにかく僕は決心できた。さっきの槍……魔装具など共有すべき情報が色々ある」
「慰めてるつもりじゃなかったんだけどな……なら茶室を借りて話をしよう。俺も伝えたいことがあるしな」
そういって俺とセレナスは茶室へと移動した。
0
お気に入りに追加
260
あなたにおすすめの小説

狼の子 ~教えてもらった常識はかなり古い!?~
一片
ファンタジー
バイト帰りに何かに引っ張られた俺は、次の瞬間突然山の中に放り出された。
しかも体をピクリとも動かせない様な瀕死の状態でだ。
流石に諦めかけていたのだけど、そんな俺を白い狼が救ってくれた。
その狼は天狼という神獣で、今俺がいるのは今までいた世界とは異なる世界だという。
右も左も分からないどころか、右も左も向けなかった俺は天狼さんに魔法で癒され、ついでに色々な知識を教えてもらう。
この世界の事、生き延び方、戦う術、そして魔法。
数年後、俺は天狼さんの庇護下から離れ新しい世界へと飛び出した。
元の世界に戻ることは無理かもしれない……でも両親に連絡くらいはしておきたい。
根拠は特にないけど、魔法がある世界なんだし……連絡くらいは出来るよね?
そんな些細な目標と、天狼さん以外の神獣様へとお使いを頼まれた俺はこの世界を東奔西走することになる。
色々な仲間に出会い、ダンジョンや遺跡を探索したり、何故か謎の組織の陰謀を防いだり……。
……これは、現代では失われた強大な魔法を使い、小さな目標とお使いの為に大陸をまたにかける小市民の冒険譚!
本当の仲間ではないと勇者パーティから追放されたので、銀髪ケモミミ美少女と異世界でスローライフします。
なつめ猫
ファンタジー
田中一馬は、40歳のIT会社の社員として働いていた。
しかし、異世界ガルドランドに魔王を倒す勇者として召喚されてしまい容姿が17歳まで若返ってしまう。
探しにきた兵士に連れられ王城で、同郷の人間とパーティを組むことになる。
だが【勇者】の称号を持っていなかった一馬は、お荷物扱いにされてしまう。
――ただアイテムボックスのスキルを持っていた事もあり勇者パーティの荷物持ちでパーティに参加することになるが……。
Sランク冒険者となった事で、田中一馬は仲間に殺されかける。
Sランク冒険者に与えられるアイテムボックスの袋。
それを手に入れるまで田中一馬は利用されていたのだった。
失意の内に意識を失った一馬の脳裏に
――チュートリアルが完了しました。
と、いうシステムメッセージが流れる。
それは、田中一馬が40歳まで独身のまま人生の半分を注ぎこんで鍛え上げたアルドガルド・オンラインの最強セーブデータを手に入れた瞬間であった!

ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。

おっさんなのに異世界召喚されたらしいので適当に生きてみることにした
高鉢 健太
ファンタジー
ふと気づけば見知らぬ石造りの建物の中に居た。どうやら召喚によって異世界転移させられたらしかった。
ラノベでよくある展開に、俺は呆れたね。
もし、あと20年早ければ喜んだかもしれん。だが、アラフォーだぞ?こんなおっさんを召喚させて何をやらせる気だ。
とは思ったが、召喚した連中は俺に生贄の美少女を差し出してくれるらしいじゃないか、その役得を存分に味わいながら異世界の冒険を楽しんでやろう!
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
レベルを上げて通販で殴る~囮にされて落とし穴に落とされたが大幅レベルアップしてざまぁする。危険な封印ダンジョンも俺にかかればちょろいもんさ~
喰寝丸太
ファンタジー
異世界に転移した山田(やまだ) 無二(むに)はポーターの仕事をして早6年。
おっさんになってからも、冒険者になれずくすぶっていた。
ある日、モンスター無限増殖装置を誤って作動させたパーティは無二を囮にして逃げ出す。
落とし穴にも落とされ絶体絶命の無二。
機転を利かせ助かるも、そこはダンジョンボスの扉の前。
覚悟を決めてボスに挑む無二。
通販能力でからくも勝利する。
そして、ダンジョンコアの魔力を吸出し大幅レベルアップ。
アンデッドには聖水代わりに殺菌剤、光魔法代わりに紫外線ライト。
霧のモンスターには掃除機が大活躍。
異世界モンスターを現代製品の通販で殴る快進撃が始まった。
カクヨム、小説家になろう、アルファポリスに掲載しております。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる