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第三章 旅立ち編
36話 救出作戦!
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砂を蹴るような足音が徐々に近づいてきている。
何かを話しているようだが、内容までは聞き取れない距離だ。
自分の心臓の音が耳に響く。
ここまで緊張したことなど今までにあっただろうか……。
とにかく、静かに息を整えなければうまく動けない。
しっかりしろ、俺!
「おいおい! 座って居眠りかぁ? 急に[セーフティリンク]を切るんじゃねえよ!」
一人の男が声を上げながら近づいてくる。
まだ異変には気がついていない様だ。
「居眠りとはふざけた奴だ。起こしたら早く戻るぞ。4人だとあいつの拘束が解かれるかも知れん」
「そうだな、片腕の癖に相当強かったしな。両腕なら全滅だったかもな」
「とにかく、ボスが戻るまでは油断できない」
二人の会話から察するに、アルネはどうやら魔法か何かで縛りつけられているようだ。
アルネはやはり片腕になって大幅に戦力はダウンしているようだ。
何とか腕を戻す方法があればいいんだけどな……!
「つか、まだ寝てるのかよ! 起きろ!」
そう言って一人の男が近づいてきた。
俺はそれを迎え撃つように武器に闘気を込め始めた。
だが……
「まて! 何かがおかしい」
射程に入るギリギリの場所で男は止まった。
「は?」
「明かりをつけろ。それではっきりする」
すると近づいてきた男がため息をつきながら[ライトウイスプ]の魔法陣を描き始めた。
まずい……明かりで照らされたらすぐに異変に気がつかれてしまう。
その瞬間、後方の敵がすぐに逃げて仲間に報告するかもしれない……!
今行くしかない――ッ!
(フィアン)――閃光脚
咄嗟の判断で俺はローブから飛び出し、[ライトウイスプ]を描いている男を無視し、後方の男へ向かった。
(フィアン)――ブーストスラッシュ!
そして、勢いを殺さないまま[ブーストスラッシュ]を放ち、左首から右胸に掛けて両断させた。
「は……?」
一瞬の出来事で前方にいた男は一瞬呆気にとられた。その隙に俺はそのまま胸を一刺しし、声を出されぬよう剣を引き抜くと同時に即座に首を刎ねた。
「ネビア、二人とも始末した」
この時、完全に震えは止まっており、ただ無心で魂片となり、消え行く二人を見つめていた。
「弱すぎる……」
人を殺めたにも関わらず、感想はその一言しか出てこなかった。
殺しは……この世界では脅威を払う為の行動だ。
人もシャドウも殺すときは俺にとって同じ……重要なのは自身より強いかどうかだ。
生前の頃から価値観などが変わっていくのを自身でも感じている。
これが良い事なのかは分からないが、今は突き進むしかない。
「残っている奴らに、変わった動きは無いですね」
「来た奴らが[セーフティリンク]を切るなとか言っていた。感知系の魔法があるのかもしれない」
そして、ボスが来るまで油断できないと言っていた事も共有した。
おそらく、もうじきここへボスがやってくるのだろう。
一人では無く複数人かもしれない。そいつらが到着するまでにアルネを救出しなければ。
「作戦は考えています。すぐに戻ってきてください」
ネビアは既に作戦を考えているようだ。流石だな!
俺はすぐにネビアの元へと戻った。
「ネビア、戻ったぞ」
「待ってました。今、4人がアルネさんをで死角はないです」
「つまりあまり良い状況じゃないのか……」
「ええ。ですが幸いこの距離なら僕の閃光脚でも一瞬で詰められるので、まずは隙を作らねばなりません」
「そんな隙なんて……」
俺がそう言うと、ネビアは自身のライトペイントを俺に見せた。
「準備は既にしてます。僕の[ダークライトペイント]は真っ暗だと全然見えない……それを利用しました」
ネビアは暗い場所だと非常に見えずらい[ダークライトペイント]を使い、アースウォールの魔法陣を敵の上空に既に描いているようだ。
発動させ岩壁が上から落とし、4人を分断させると言う作戦らしい。
「既にそんな用意を……流石だな!」
「いつでも行けますよ。フィアン!」
ネビアがそう言ったので、早速作戦開始だ。
「では行きます。3……2……1……GO!」
(ネビア)――アースウォール
上空にあった魔法陣は黒いまま光始め、アースウォールを出現させた。
それが落下してくると同時に、俺は飛び出した。
狙い通り、[アースウォール]は見事に敵を分断させた。
俺はそのまま右手前に残された一人に斬りかかった。
そいつは[アースウォール]に気を取られまったく俺の存在には気付いていなかった。
すぐに次の壁の奥へと移動し、もう一人の首を突き刺し、声を発する間もなく魂片へと還した。
ネビアも同じタイミングで、左手前の敵に[ファイヤエクスプロージョン]を発動し相手は消滅、それと同時に壁の奥の敵に対して[アイススパイク]を放ち、ほぼ同時に二人を倒していた。
魔法と剣、方法は全く違うが、完遂した時間はほぼ同じタイミングだった。描く時間を考えると倒すのは剣の方が早いと思うのだが……本当に正確で速い魔法だ。
「[アースウォール]を解除します! すぐに元の場所へ戻りましょう!」
アルネは俺達の休んでいた場所が見つかる前に、ここに来ていたとの判断だ。
俺達がぐっすり寝る事が出来ていたのが、バレていない何よりの証拠だろう。
「うう……」
アルネは小さなうめき声を上げた。
「よかった生きてる……!」
とは言え、アルネはひどくぐったりとしており、意識がハッキリとしていない。
早く戻らなければ。
・・・
・・
・
「アルネさん大丈夫か!」
すぐに拘束具を外し、毛布に寝かせた。
「う……うう……」
「苦しそうだ……[ヒーリングライト]で怪我はほぼ完治しているのに……ッ! ルーネ! 緊急事態だ!」
そう言うと、ルーネはぱっと現れてくれた。
「来ました! これは毒に侵されています。[浄化の光]に入れてください!」
「ルーネ……ありがとう、分かった!」
俺はルーネに言われるがままに準備をした。
「毒か……ルーネ、解毒は出来ないのか?」
「瘴気の毒なので直ちには無理です。[浄化の光]で二日程安静にしていれば回復すると思います……!」
ルーネは心配そうにアルネを見ながら言った。
「二日か……それまではここに留まるしかないな。俺の[浄化の光]は6時間くらいしかもたない。完治するまで離れられないな」
ここに二日間……その間に後で来るボスに見つかってしまう可能性は高い。
どうすれば……
そう思っているとネビアが立ち上がった。
「フィアン、周辺の偵察は僕がします。[浄化の光]に集中してください」
俺はその言葉にうなずいた。
そして、ネビアはそのままこの場から離れた。
何かを話しているようだが、内容までは聞き取れない距離だ。
自分の心臓の音が耳に響く。
ここまで緊張したことなど今までにあっただろうか……。
とにかく、静かに息を整えなければうまく動けない。
しっかりしろ、俺!
「おいおい! 座って居眠りかぁ? 急に[セーフティリンク]を切るんじゃねえよ!」
一人の男が声を上げながら近づいてくる。
まだ異変には気がついていない様だ。
「居眠りとはふざけた奴だ。起こしたら早く戻るぞ。4人だとあいつの拘束が解かれるかも知れん」
「そうだな、片腕の癖に相当強かったしな。両腕なら全滅だったかもな」
「とにかく、ボスが戻るまでは油断できない」
二人の会話から察するに、アルネはどうやら魔法か何かで縛りつけられているようだ。
アルネはやはり片腕になって大幅に戦力はダウンしているようだ。
何とか腕を戻す方法があればいいんだけどな……!
「つか、まだ寝てるのかよ! 起きろ!」
そう言って一人の男が近づいてきた。
俺はそれを迎え撃つように武器に闘気を込め始めた。
だが……
「まて! 何かがおかしい」
射程に入るギリギリの場所で男は止まった。
「は?」
「明かりをつけろ。それではっきりする」
すると近づいてきた男がため息をつきながら[ライトウイスプ]の魔法陣を描き始めた。
まずい……明かりで照らされたらすぐに異変に気がつかれてしまう。
その瞬間、後方の敵がすぐに逃げて仲間に報告するかもしれない……!
今行くしかない――ッ!
(フィアン)――閃光脚
咄嗟の判断で俺はローブから飛び出し、[ライトウイスプ]を描いている男を無視し、後方の男へ向かった。
(フィアン)――ブーストスラッシュ!
そして、勢いを殺さないまま[ブーストスラッシュ]を放ち、左首から右胸に掛けて両断させた。
「は……?」
一瞬の出来事で前方にいた男は一瞬呆気にとられた。その隙に俺はそのまま胸を一刺しし、声を出されぬよう剣を引き抜くと同時に即座に首を刎ねた。
「ネビア、二人とも始末した」
この時、完全に震えは止まっており、ただ無心で魂片となり、消え行く二人を見つめていた。
「弱すぎる……」
人を殺めたにも関わらず、感想はその一言しか出てこなかった。
殺しは……この世界では脅威を払う為の行動だ。
人もシャドウも殺すときは俺にとって同じ……重要なのは自身より強いかどうかだ。
生前の頃から価値観などが変わっていくのを自身でも感じている。
これが良い事なのかは分からないが、今は突き進むしかない。
「残っている奴らに、変わった動きは無いですね」
「来た奴らが[セーフティリンク]を切るなとか言っていた。感知系の魔法があるのかもしれない」
そして、ボスが来るまで油断できないと言っていた事も共有した。
おそらく、もうじきここへボスがやってくるのだろう。
一人では無く複数人かもしれない。そいつらが到着するまでにアルネを救出しなければ。
「作戦は考えています。すぐに戻ってきてください」
ネビアは既に作戦を考えているようだ。流石だな!
俺はすぐにネビアの元へと戻った。
「ネビア、戻ったぞ」
「待ってました。今、4人がアルネさんをで死角はないです」
「つまりあまり良い状況じゃないのか……」
「ええ。ですが幸いこの距離なら僕の閃光脚でも一瞬で詰められるので、まずは隙を作らねばなりません」
「そんな隙なんて……」
俺がそう言うと、ネビアは自身のライトペイントを俺に見せた。
「準備は既にしてます。僕の[ダークライトペイント]は真っ暗だと全然見えない……それを利用しました」
ネビアは暗い場所だと非常に見えずらい[ダークライトペイント]を使い、アースウォールの魔法陣を敵の上空に既に描いているようだ。
発動させ岩壁が上から落とし、4人を分断させると言う作戦らしい。
「既にそんな用意を……流石だな!」
「いつでも行けますよ。フィアン!」
ネビアがそう言ったので、早速作戦開始だ。
「では行きます。3……2……1……GO!」
(ネビア)――アースウォール
上空にあった魔法陣は黒いまま光始め、アースウォールを出現させた。
それが落下してくると同時に、俺は飛び出した。
狙い通り、[アースウォール]は見事に敵を分断させた。
俺はそのまま右手前に残された一人に斬りかかった。
そいつは[アースウォール]に気を取られまったく俺の存在には気付いていなかった。
すぐに次の壁の奥へと移動し、もう一人の首を突き刺し、声を発する間もなく魂片へと還した。
ネビアも同じタイミングで、左手前の敵に[ファイヤエクスプロージョン]を発動し相手は消滅、それと同時に壁の奥の敵に対して[アイススパイク]を放ち、ほぼ同時に二人を倒していた。
魔法と剣、方法は全く違うが、完遂した時間はほぼ同じタイミングだった。描く時間を考えると倒すのは剣の方が早いと思うのだが……本当に正確で速い魔法だ。
「[アースウォール]を解除します! すぐに元の場所へ戻りましょう!」
アルネは俺達の休んでいた場所が見つかる前に、ここに来ていたとの判断だ。
俺達がぐっすり寝る事が出来ていたのが、バレていない何よりの証拠だろう。
「うう……」
アルネは小さなうめき声を上げた。
「よかった生きてる……!」
とは言え、アルネはひどくぐったりとしており、意識がハッキリとしていない。
早く戻らなければ。
・・・
・・
・
「アルネさん大丈夫か!」
すぐに拘束具を外し、毛布に寝かせた。
「う……うう……」
「苦しそうだ……[ヒーリングライト]で怪我はほぼ完治しているのに……ッ! ルーネ! 緊急事態だ!」
そう言うと、ルーネはぱっと現れてくれた。
「来ました! これは毒に侵されています。[浄化の光]に入れてください!」
「ルーネ……ありがとう、分かった!」
俺はルーネに言われるがままに準備をした。
「毒か……ルーネ、解毒は出来ないのか?」
「瘴気の毒なので直ちには無理です。[浄化の光]で二日程安静にしていれば回復すると思います……!」
ルーネは心配そうにアルネを見ながら言った。
「二日か……それまではここに留まるしかないな。俺の[浄化の光]は6時間くらいしかもたない。完治するまで離れられないな」
ここに二日間……その間に後で来るボスに見つかってしまう可能性は高い。
どうすれば……
そう思っているとネビアが立ち上がった。
「フィアン、周辺の偵察は僕がします。[浄化の光]に集中してください」
俺はその言葉にうなずいた。
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