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4.奴隷編
6.5.イリーの奴隷計画
しおりを挟むミスティの立場に関するちょっとした捕捉です。
その日の夜、私はミスティちゃんの手を引いて宿の外に置いてある鼠車の中へと連れ込む。
マリーはセレスに捕まってしまったので連れてきていない。まだキスの練習しかさせていないマリーの身が多少心配ではあるが、勝手にマリーの初めてを奪われないよう貞操帯も着けさせているし、いざとなれば殴って頭を冷やさせろと言ってある以上、さすがに今日1日でマリーが寝取られることは無いだろう。
むしろ私とミスティちゃんの2人っきりになれた分、ある意味では都合が良いかもしれない。今夜の私は少し醜くなる。私のそういう面も見続けてきたマリーならそれで何かを思う事も無いだろうが、できることなら見せたくないと思うのも乙女心なのだ。
「ねぇイリーおねーちゃん。今日はエッチしないの? 性奴隷のお仕事って、セレスおねーちゃんみたいな人とエッチすることだって言われてたんだけど」
「それは後に回しておいて、今はそれよりもあなたの状況を説明しておきましょうか。実は結構、ミスティちゃんの立場って微妙なのよ」
鼠車の中に置いてあるベッドに腰を掛け、その膝の上にミスティちゃんを乗せながら話を切り出す。ミスティちゃんはよく分かっていないようだが、これからの話は相当重要なことだ。
――実はそもそも、ミスティちゃんは奴隷として認められない存在だったりする。
というのも帝国法で認められている奴隷は借金奴隷と犯罪奴隷、そして戦争奴隷のみであり、そのいずれも契約魔法によって主従を明確にしておくことが必要とされている。これは奴隷を用いた犯罪の抑制と、目の届いていない奴隷が犯罪を犯した場合の監督責任の追及を目的にしている。
つまり川から流れてきたのを拾ったからと言って奴隷になる訳でもないし、契約魔法の1つもかかっていない紙1枚で受け渡しをするものでもない。どれだけ簡素なものであろうと、責任の所在を明らかにするために主人の本名を明記した契約紋を奴隷に刻み込むのは必須となる。そして現状、ミスティちゃんにはその契約紋が存在しない。
「契約紋がないと、どうなっちゃうの?」
「バレたら牢屋行きね。場合によっては洗脳や犯罪への加担も疑われるから、ミスティちゃんもまとめて牢屋行きよ。まぁ、奴隷の方は割とすぐに出れるけれど」
「わたし、檻の中はせまくて嫌い。おねーちゃんたちといっしょが良い」
「まぁ、当然よね。とにかく、こうした理由でミスティちゃんにはちゃんとした奴隷身分になってもらわないと大変ってこと。理解できた?」
「うん。わかった」
そんな説明をゆっくりと、子供でも理解できる言葉を探しながら説明することしばらく。ミスティちゃんはようやく危険な状況にあると認識できたようで、私の膝の上でギュッと体を縮める。1人になるのが怖いのか、私の手を握りこんで離そうともしない。
――半分くらい嘘なのだが、ここまで良い反応をされるともう少し苛めたくなってしまう。
契約紋の有無は暗黙の了解のようなものであって、本当は書類のみで受け渡しをされる奴隷もいる。違法奴隷の所持者は当然のごとく捕まるが、違法奴隷自身は簡単な事情聴取を受ければすぐに解放される。確かに犯罪に関与した可能性もあるが、それ以上に違法奴隷は被害者の側面が強いのだから。
しかしミスティちゃんを安心させるようなことは言ってはいけない。万が一にも、違法奴隷のままで良いと思わせてはいけない。
今日の目的は、ミスティちゃんを自らの意思で正式な奴隷にすること。正しく言い換えれば、に対して、生殺与奪を握った状態にすること。
エルフの持つ守護獣は一般的な使い魔と比較してあらゆる面で強力だが、それ故に契約の術式は外部に対して秘匿されている。あるいはエルフにのみ最適化されて術式になっているらしく、エルフ以外で守護獣契約を行えたという話は聞いたことが無い。
それ故に主人が守護獣を自由に決めることのできる、守護獣契約に空きのあるエルフの奴隷というのは希少だ。それが有用かは当人のコネクションにも寄るが、少なくとも通常のエルフよりは押し倒しやすいだろう。それ故にエルフの性奴隷というのは高騰しがちで、市井に出回ることもまず無い。
この条件のエルフを引き込むことができるのは、おそらく今を除いてほかに無いのだ。それを必要としている私たちからすれば、この幸運を逃す訳にはいかない。
となれば借金は生活費の前借りなり何なりでっち上げ、何がなんでも正式にミスティちゃんの所有権を主張できる状態にしなければならない。それも考え無しにいろいろやってのけるミーシャちゃんではなく、いざという時に決断できる私かセレスを主として。
「じゃあミスティちゃん、この契約書に名前を書いて――そうそう。これで後は契約魔法をするだけね。
――我が天秤は呪詛の嘆き。我が断罪は耽美なる妄執。我が名、イリュメリア・ジューディスの名と共に契約は成され、汝が誓いを魂に刻む。虚言の誓いあらば、忌むべき火がその身を焦がさん……【カースド・コントラクト】」
そうしてミスティちゃん直筆の契約書を手に呪術魔法による契約魔法【カースド・コントラクト】の詠唱を終えると、手に持った契約書が熱も無く燃え上がり、ミスティちゃんのおへその下辺りにハートマークをもじったような紋様が浮かび上がる。
成功だ。ミーシャちゃんと主人の立場が被らないかが心配ではあったが、うまくいったようだ。
これでミスティちゃんは一生私の奴隷となり、契約紋と一緒に刻み込まれた呪印により、私の命と引き換えにミスティちゃんの命を奪うことができるようになった。今も未来も使うつもりは微塵も無いが、いつでも使える状況であることが重要なものだ。
これで仕込みは完成。後は元々セレスと相談していた活動計画にミスティちゃんの存在を組み込み、実行に移すだけ。
「これが契約紋?」
「そう、それが私たちの奴隷になったって証。可愛いでしょ?」
「うーん……あんまり」
「私はこの性奴隷の契約紋、扇情的で可愛いと思うのだけれども――まあ良いわ。改めて性奴隷になったミスティちゃんに、これからのお仕事を紹介しましょう。
ミスティちゃんのお仕事は3つ。1つ目は家事のお手伝い。これはまぁ、当然よね。別に奴隷でなくてもやらせるわ。働かざるもの食うべからずよ」
「うん。がんばる」
「2つ目はエッチなご奉仕。とは言ってもしばらくはセレスのアレに混ざって、エッチな雰囲気を楽しんでいればそれで良いわ。
どうしたら気持ちよくなれるのか、気持ちよくさせられるのか――その辺りは私がこれからゆっくりと、溺れちゃうくらいしっかりレクチャーしてあげるから」
「んっ――……くすぐったいの」
言いながら、ミスティちゃんの服の中に手を滑り込ませ、性感帯を優しく撫でる。
まだ体ができていない以上、ミスティちゃんにとってはくすぐったいだけだろう。ただ、その「くすぐったい」を優しく、焦れったく、舐め回すようにゆっくりと続けていけば、いずれは快楽に結びついていくだろう。ミスティちゃんを一人前の性奴隷に仕立て上げるには、まずはそこからだ。
これに関しては多分に私の趣味が入っていることを否定しないが、ミーシャちゃんに対するミスティちゃんの態度からして十分な素質はあるだろう。
契約紋の補助も併せれば、1年以内に性のエリートが生まれることになると見込んでいる。ゆくゆくは、セレスとの意見が割れたときにハニートラップとして使えるくらいに成長してほしいものだ。
「で、1番大事な3つ目なんだけれども――どういえば良いのかしら……ペットの、躾……かしら?」
「ペット……すごくがんばるの」
「ふふ、頼りになるわね」
そして最後。これが本命だ。
これに関しては、ミスティちゃんにとって耳障りの良い言葉を選んで伝えるべきだろう。内容自体はミスティちゃんの好みに合うだろうが、万が一にも勘違いされて嫌がり、手を抜かれては困る部分だからだ。
「ミーシャちゃんは勝手にどこか行っちゃうし、ミスティちゃんの守護獣になる予定のジュゼちゃんは、故郷のお国柄か女の子同士にまだ抵抗感があるみたいだし――だからあの子たちにしっかりと気持ち良いことを教え込んでトロトロにして、ちゃんと言うことを聞くようにしたいの」
「くちゅくちゅしたり、ぺろぺろしたりすれば良いんだよね?」
「そうそう。分かっているじゃない」
ミスティちゃんに伝えた内容は要するに、ミーシャちゃんの監視役だ。
ミーシャちゃんのお目付け役に稼ぎ頭のマリーやセレスを使うというのは生産性が悪い上に、マリーは護衛対象が逃げ出すような事態に不慣れなせいでミーシャちゃんを逃がしてしまっている。
ミーシャちゃんが妙な行動を取るせいで発生する損失を最低限にするためには、専門のお目付け役が必要だ。その点で言えば、ミーシャちゃんの奴隷というのは本当に都合が良い。
奴隷が罪を犯せば、奴隷だけでなく所有者も罰せられる、いわゆる監督責任がある。言い換えればミーシャちゃんが自らをミスティちゃんのご主人様だと思っている限り、ミーシャちゃんはミスティちゃんから離れて行動することが難しくなる――つまり奔放すぎるあの行動を制限できるようになるということ。これも十分すぎるリターンであり、無視できるものではない。
だが本命はミーシャちゃんの管理ではない。奴隷契約を結んだミスティちゃんを介した、ジュゼちゃんの管理だ。
死霊魔法は光、風、土の3属性混合魔法の一種とされているが、要求される術者のスペックと魔力運用の精密さ、さらにその割に合わない成果と死霊魔法というネーミングからくるイメージの悪さから、後継者の確保に失敗し現在ではほぼ失伝したと言える魔法体系だとされている。
それを十分に扱い、ウロボロスを軽く手玉に取ることのできる、おそらくは不死の存在。もし手駒にできるとすれば、そのリターンは非常に大きい。
そもそも現状、封印された魔王の腕は鼠車の中に隠しているだけという杜撰な管理状態だ。出かける時は封印された魔王の腕をブランクポーションごと適当なツボの中に入れて、エルルゥ君の口の中に突っ込んで隠して貰っているというハイセンスな封印体系。十分な用意をできる状態ではなかったとはいえ、神話級の代物を管理する手段としてはあまりに情けない状況。
しかし単体での対応力の高いジュゼちゃんを封印の守護者として配置できれば、その不安は一気に解消されるのだ。
その上植木鉢暮らしで足りない養分をイービルポーションから吸い上げた魔力で補ってくれれば、魔力の溜まりにくくなったブランクポーションも長持ちするようになって行動に余裕ができるようになるかもしれない上に、ジュゼちゃん本人とその蜜という特級の嗜好品が手に入るのだ。これを逃さない手は無いだろう。
唯一の懸念はジュゼちゃん自身が魔王の影響を強く受け、自ら魔王の腕を求めた場合だが――万が一にも裏切られないよう、こちらで生殺与奪を握ったミスティちゃんと守護獣契約を結ばせればそれも解決される。守護獣契約は主人を守ることを義務付ける契約内容であるため、最悪の場合はミスティちゃんの命を盾に、ジュゼちゃんの暴走を止めることができるのだ。
勿論、しっかりジュゼちゃんと関係を結んでいれば使う必要の無い安全策だし、ミーシャちゃんと一緒ならそれもできるだろうが、扱う物が物だ。どうしても感情に依存しない策は用意せざるを得ないだろう。
――こういう汚れ役が私の役目だと自覚しているとはいえ、何も知らない子供に死の呪印を刻み込むというのは、やはり気分が悪い。
かかっているものが自分1人の命であれば、時間をかけて調教して依存させるだけでも良かったのだが――そう改めて現状を考えると、憂鬱になってため息が零れ出る。
童女好きは別にセレスの特権ではないし、こういった直接的な脅迫方法も趣味ではないのだが――やはり立場というものがある以上、そういった面倒は避けられないのだろう。つくづく面倒な家に生まれたものだ。
「……イリーおねーちゃん。なに考えているのかはわからないけれど、そんなにごめんなさいって顔しなくても、良いと思うの」
「――あら、顔に出ていたかしら?」
「うん。出てた。とっても悲しそう」
ただ、これは子供の直感故か、案外ミスティちゃんは鋭いようだ。私の微妙な心境をなんとなく察し、なんとなくの言葉でそれを口に出す。
悲しそう、とはなかなか良い線をいっている。憂鬱と諦観の混ざったこの感情を一言で表せば、確かに悲しいと言えるかもしれない。
「そう、私の面の皮も薄くなったわね……で、ごめんなさいしなくても良いっていうのは、なんでかしら?」
「だって、イリーおねーちゃんはワルそうに笑っているのが似合うと思うの。暗い顔よりも、暗いところで笑っているみたいな」
「……びっくりする程大胆に一蹴されたわね。そんなに悪女がお似合い?」
「うん。ぴったり。でもわたし、悪女なイリーおねーちゃん、かっこいいと思うよ? 大人になったら、わたしも悪女になりたいの。
そしたらマリーおねーちゃんみたいなペットも飼えるんだよね?」
「何とも反応に困る――いや、それもありかしら」
そうしてふと、悪女になりたいなどと見当違いの目標を抱きつつあるミスティちゃんを見ているうちに、ちょっとした贖罪の手段が頭の中に浮かんでくる。
もう既にその命を買い取った身だ。対価として未来を与えるくらいは良いだろう。どうせエルフであるミスティちゃんの方がはるかに長生きするのだから、私が死んで奴隷身分から解放された後、自由に生きることのできる知恵と力を与えるくらい、どうってことない。多少性悪な方が、この世は生きやすい。
――結局のところ、私は子供好きなのだ。子供くらいしか信用できる相手が居なかったともいう。だからこそマリーを傍仕えに抜擢した訳だし、ミスティちゃんを同じように育てるのも悪くないはずだ。
罪悪感を誤魔化す言い訳にしては下の下だろうが、それでもせずにはいられない。これを偽善と言うのか、中途半端と言うのかは定かではないが、罪悪感に酔いしれるよりははるかに建設的だろう。
「じゃあ、悪女の練習をしましょうか。お母様直伝のハニートラップ、ミスティちゃんにしっかり叩き込んであげるわ」
「やったの……ん、なんで服を脱がすの?」
「まずは体感するところから始めた方が良いでしょう? ま、任せておきなさい」
「へー、そうなんだ。えっとじゃあ、よろしくおねがいします……?」
これは贖罪か、ただの趣味か。
どうにせよ私は、手駒に愛着が湧きやすい性質らしい。
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