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1章~建国編
5th 世界樹でのほのぼの
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どうも、たまです!
ルーシアの雑魚モンスター事情!
前話で紹介した最雑魚のモンスター君達にはゴブリン達は入ってませんでしたが、ちゃんと存在はしてます。
しかし、ゴブリンは1匹でCランク、群れるとBまでになります。
知能(ある程度ですが)があるので、戦術を組み立ててきます。
群れた時さらに厄介になるのは言わずとも想像に難くは無いですね。
スライムに関しては、Bの上位になります。
なにせ物理は効きませんし、形も変幻自在です。
定番の魔核も物理耐性が強いです。
厄介このうえないですね。
その他オーク等有名なのは基本居ます。
オークはCです。
群れることはありません。
オーガはAです。
オークに同じく、群れません。
その他は追々作中で説明してきます。
そして今回は迷宮での朝の一幕です。
はい、という訳で5話どうぞ!
▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼
ふむ、世界樹はどうやら外と時間を共有してるみたいだ。
ま、3日前から気付いてたけど。
はい、という訳で攻略開始から4日目。
「これで終わりなのじゃ!」
たった今第四階層の攻略が終わった。
1日で一階層とかなり早いペースでやってるけど、今の所はそこまで苦労してない。
でもやっぱり、階層とかが上がる度に少しずつ敵は強くなってる。
第一階層はE,Dで第二階層はD,C。
第三階層ではC,Bで出てきて第四階層はB,Aランクが出てきた。
とは言えAくらいだと雑魚なんだよな、俺らにとっては。
いや、チートの自覚はあるよ?
っと、そして現在夜が近いみたい。
空が暗くなってる。
「よし、今日はここで休みましょう」
俺らは基本野宿してる。
俺が結界張ってるから下手な屋内よりも安全だしね。
で、結界の中にいつも通り土のお豆腐ハウスを創る。
いつもの土よりも抵抗が大きくてなんかあるのかな~ってアカシックレコードを覗くと世界樹の壁や床は基本、破壊はもちろん変形も不可能らしい。
...諦めよう、うん。
と遠い目をする一幕も。
で、お豆腐ハウスの中にベッドを3つ並べてっと。
「よし、準備おっけ~!」
すると、アスタロトがてててと擬音が付きそうな小走りで近付いて来た。
「じゃ、頼むのじゃ」
何の事かというと、魔導を使った《浄化》だ。
そのまんまキレイにする。
キレイにするだけじゃなく、大気の浄化とかも出来る。
「エリカもおいでー」
「あ、お願いします」
エリカにも掛けてあげてから寝る事にした。
暗くなってからそこまで経ってないけど、日の出と共に活動開始してるから問題はない。
「よし、それじゃおやすみ。2人とも」
「はい、おやすみです。マスター」
「おやすみなのじゃ」
...ちなみにアスタロトのあれな趣味は刺激しない方向でやってる。
寝よう。
「ん...くあぁぁ~」
よし、今日も日の出と共に起きれた。
「ほら、エリカ、アスタロト、朝だよー!」
2人を起こす。
すると…
「ん...? あ、おはようです、マスター」
と、エリカは起きてくれるんだけど。
「むにゃむにゃ...あと3年...」
とアスタロトは全く意味が分からない事を言ってくれる。
「ほら、何言ってんの起きて起きて」
言いながら揺する。
いつも通りだ。
「うゅ~ん...まつのじゃ」
...いつもより強情だな。
もっかい揺すろう。
「起ーきーろー」
「嫌なのじゃー...」
.........
「起きろ…ふん!」
あ、しまった蹴ってしまった!
「げふっ! あ、い、いいのじゃ...主よ! もっとやって欲しいのじゃぁ!」
...無視かな。
「よし、起きたね? じゃ行くよー!」
「了解です、マスター」
「え!? 無視かの? 主よ。 あぁ、でもこの無視されるのも良いかもなのじゃ!」
...こいつは。
「ほら、行くよ!」
3人で外に出てお豆腐ハウスには元の形に戻ってもらって、結界も解除した。
それから樹海で採れた素材で魔導を使いながら作ったパンを渡して食べながら行く。
因みに我ながら上手くいったと思う。
「...あれ?階段がありませんよ...?」
え?
「い、嫌だなエリカ...そんな訳...」
あった...だと!?
「ほんとに無いのじゃ...ん? あの石版はなんなのじゃ?」
そう言ってアスタロトが指差した先には、確かに今まで見た事無い石版があった。
「ん~、なんだろ?」
魔力を若干感じるんだよな~。
「ちょっと見てましょう」
近付いてみると、そこにはルーシアの最古の文明で使われていた文字が刻まれていた。
俺、何故かルーシアの言語全て理解できるみたいなんだよな。
何故って言われると、感覚的に...としか言えないけど。
スキルにも無いしなぁ。
っと、それで。
「主よ、これは古代語じゃ。 我は読めないのじゃが」
「あ、大丈夫だよ。 俺読めるし」
...なんか疑いの目を感じる。
「あの、マスター? いくら何でも無理じゃないですか? 読むのは」
なんだとぉ!
「ちゃんと読めるし!えっと、何々? “力を示せ。観る事適わぬ強大なる力を”かぁ」
ほら、ちゃんと読めるんだからねっ!
いや、やめよ...昔ふざけて友達にやったら2度と辞めるな... !!って力強く言われたっけ。
ま、いいや。
「...マスター、ちゃんと読めたんですね」
「我は疑って無かったのじゃ!」
うん?
「いや、別に良いけどさ」
「ところでマスター、マスターの一人称って直した方がいいんじゃ無いですか?」
なぬっ!?
「あ、それは我も思ってたのじゃ」
えぇー?
「って言ってもどんな感じに?」
「うーん...例えば“私”とかじゃないですか?」
それは...
「エリカは分かってないのじゃ! 主はこんなに可愛いのに“私”なんて合わないのじゃ!」
お、アスタロト分かってるね!
理由は気に食わないけど。
う~ん、なんかには変えないとなぁ。
あ、そうだ!
「ねぇ、エリカ。 “ボク”なんてどうかな?」
「...いいです。最高です!!」
「主、素晴らしいのじゃ!」
これは昔友達にゲームで負けて1ヶ月使わされたから違和感はあんまり無いし大丈夫だと思う!
まぁ、脳内一人称は変えるつもりは毛頭ないけど。
「じゃ、これでいい?」
「大丈夫です!」
「大丈夫なのじゃ!」
っと、それよりも。
「ところでこの石版どうするの?」
「えぇっと...」
「どうするんですか?」
多分、あの石版の指示に従うんだろうけど。
意味が分からないんだよな。
見えない力...ね。
それから1分くらい悩んでるとなんとエリカが閃いた。
「あ! マスター、魔力じゃないですか!?」
「魔力...それなのじゃ!」
「じゃあ、さっさと魔力通すよ」
とは言えどれ位の量が適切なんだろ?
まぁ適当にやってみるか。
「ほいっと」
ちょっと多目に通してみる。
するとバチッと音がして火花が散った。
「...あれ?」
「マスター、まさかとは思いますが多過ぎてオーバーロードとかしてませんよね?」
「え? そんなのあるの!?」
「主ならやりかねないのじゃ...にしたってオーバーロードも知らないじゃ?」
...アカシックレコード見てなかったんだよ!
「にしてもマスター、オーバーロードさせるなんておぞましい量の魔力ですね」
え?
「ちょっと多目に出したかな~って感じなんだけど」
「...そうですか」
エリカは深い溜息をつくと何か悟ったような遠い目をした。
なんでだよ!
と、それから数秒経ってからゴゴゴゴと重い音が聞こえてきた。
は!? いやいやいや何これ!?
「この音はなんなのじゃ!?」
「マスターまた何かしたんですか?...して無いですね」
いや、エリカのなかで俺はどんな存在なんだよ!
と、ふと周りを見ると件の石版が後ろに動いていた。
「エリカ、音の原因はあの石版だよ」
「あ、ほんとですね」
「主よ、なんか石版があった場所から魔力が立ち上ってるのを感じるのじゃ」
あ、ほんとだ。
「とりあえず近付こうか」
警戒しながらゆっくり近付くと、空間が歪んで見える程の空間属性の魔力が立ち上っていた。
なるほど、さっき石版から感じた魔力はここから漏れてた奴か。
これは、ワープポータルみたいなものか。
「ねぇ、多分このワープポータルを使えば第五階層に行けると思う」
「ほんとなのじゃ!?」
「行くしかないじゃないですか!」
そう言うと思ったけど。
「良いの? 危険かもしれないよ?」
「今更じゃないですか?」
「そうなのじゃ。それに大抵の事は我達に掛かれば切り抜けられるのじゃ」
あ、そういえば。
「そういえばそうだったね。じゃ、行くか!」
「おー!」
「おー! なのじゃ!」
俺達は気負いなどせずにポータル飛び込んだのだった。
ルーシアの雑魚モンスター事情!
前話で紹介した最雑魚のモンスター君達にはゴブリン達は入ってませんでしたが、ちゃんと存在はしてます。
しかし、ゴブリンは1匹でCランク、群れるとBまでになります。
知能(ある程度ですが)があるので、戦術を組み立ててきます。
群れた時さらに厄介になるのは言わずとも想像に難くは無いですね。
スライムに関しては、Bの上位になります。
なにせ物理は効きませんし、形も変幻自在です。
定番の魔核も物理耐性が強いです。
厄介このうえないですね。
その他オーク等有名なのは基本居ます。
オークはCです。
群れることはありません。
オーガはAです。
オークに同じく、群れません。
その他は追々作中で説明してきます。
そして今回は迷宮での朝の一幕です。
はい、という訳で5話どうぞ!
▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼
ふむ、世界樹はどうやら外と時間を共有してるみたいだ。
ま、3日前から気付いてたけど。
はい、という訳で攻略開始から4日目。
「これで終わりなのじゃ!」
たった今第四階層の攻略が終わった。
1日で一階層とかなり早いペースでやってるけど、今の所はそこまで苦労してない。
でもやっぱり、階層とかが上がる度に少しずつ敵は強くなってる。
第一階層はE,Dで第二階層はD,C。
第三階層ではC,Bで出てきて第四階層はB,Aランクが出てきた。
とは言えAくらいだと雑魚なんだよな、俺らにとっては。
いや、チートの自覚はあるよ?
っと、そして現在夜が近いみたい。
空が暗くなってる。
「よし、今日はここで休みましょう」
俺らは基本野宿してる。
俺が結界張ってるから下手な屋内よりも安全だしね。
で、結界の中にいつも通り土のお豆腐ハウスを創る。
いつもの土よりも抵抗が大きくてなんかあるのかな~ってアカシックレコードを覗くと世界樹の壁や床は基本、破壊はもちろん変形も不可能らしい。
...諦めよう、うん。
と遠い目をする一幕も。
で、お豆腐ハウスの中にベッドを3つ並べてっと。
「よし、準備おっけ~!」
すると、アスタロトがてててと擬音が付きそうな小走りで近付いて来た。
「じゃ、頼むのじゃ」
何の事かというと、魔導を使った《浄化》だ。
そのまんまキレイにする。
キレイにするだけじゃなく、大気の浄化とかも出来る。
「エリカもおいでー」
「あ、お願いします」
エリカにも掛けてあげてから寝る事にした。
暗くなってからそこまで経ってないけど、日の出と共に活動開始してるから問題はない。
「よし、それじゃおやすみ。2人とも」
「はい、おやすみです。マスター」
「おやすみなのじゃ」
...ちなみにアスタロトのあれな趣味は刺激しない方向でやってる。
寝よう。
「ん...くあぁぁ~」
よし、今日も日の出と共に起きれた。
「ほら、エリカ、アスタロト、朝だよー!」
2人を起こす。
すると…
「ん...? あ、おはようです、マスター」
と、エリカは起きてくれるんだけど。
「むにゃむにゃ...あと3年...」
とアスタロトは全く意味が分からない事を言ってくれる。
「ほら、何言ってんの起きて起きて」
言いながら揺する。
いつも通りだ。
「うゅ~ん...まつのじゃ」
...いつもより強情だな。
もっかい揺すろう。
「起ーきーろー」
「嫌なのじゃー...」
.........
「起きろ…ふん!」
あ、しまった蹴ってしまった!
「げふっ! あ、い、いいのじゃ...主よ! もっとやって欲しいのじゃぁ!」
...無視かな。
「よし、起きたね? じゃ行くよー!」
「了解です、マスター」
「え!? 無視かの? 主よ。 あぁ、でもこの無視されるのも良いかもなのじゃ!」
...こいつは。
「ほら、行くよ!」
3人で外に出てお豆腐ハウスには元の形に戻ってもらって、結界も解除した。
それから樹海で採れた素材で魔導を使いながら作ったパンを渡して食べながら行く。
因みに我ながら上手くいったと思う。
「...あれ?階段がありませんよ...?」
え?
「い、嫌だなエリカ...そんな訳...」
あった...だと!?
「ほんとに無いのじゃ...ん? あの石版はなんなのじゃ?」
そう言ってアスタロトが指差した先には、確かに今まで見た事無い石版があった。
「ん~、なんだろ?」
魔力を若干感じるんだよな~。
「ちょっと見てましょう」
近付いてみると、そこにはルーシアの最古の文明で使われていた文字が刻まれていた。
俺、何故かルーシアの言語全て理解できるみたいなんだよな。
何故って言われると、感覚的に...としか言えないけど。
スキルにも無いしなぁ。
っと、それで。
「主よ、これは古代語じゃ。 我は読めないのじゃが」
「あ、大丈夫だよ。 俺読めるし」
...なんか疑いの目を感じる。
「あの、マスター? いくら何でも無理じゃないですか? 読むのは」
なんだとぉ!
「ちゃんと読めるし!えっと、何々? “力を示せ。観る事適わぬ強大なる力を”かぁ」
ほら、ちゃんと読めるんだからねっ!
いや、やめよ...昔ふざけて友達にやったら2度と辞めるな... !!って力強く言われたっけ。
ま、いいや。
「...マスター、ちゃんと読めたんですね」
「我は疑って無かったのじゃ!」
うん?
「いや、別に良いけどさ」
「ところでマスター、マスターの一人称って直した方がいいんじゃ無いですか?」
なぬっ!?
「あ、それは我も思ってたのじゃ」
えぇー?
「って言ってもどんな感じに?」
「うーん...例えば“私”とかじゃないですか?」
それは...
「エリカは分かってないのじゃ! 主はこんなに可愛いのに“私”なんて合わないのじゃ!」
お、アスタロト分かってるね!
理由は気に食わないけど。
う~ん、なんかには変えないとなぁ。
あ、そうだ!
「ねぇ、エリカ。 “ボク”なんてどうかな?」
「...いいです。最高です!!」
「主、素晴らしいのじゃ!」
これは昔友達にゲームで負けて1ヶ月使わされたから違和感はあんまり無いし大丈夫だと思う!
まぁ、脳内一人称は変えるつもりは毛頭ないけど。
「じゃ、これでいい?」
「大丈夫です!」
「大丈夫なのじゃ!」
っと、それよりも。
「ところでこの石版どうするの?」
「えぇっと...」
「どうするんですか?」
多分、あの石版の指示に従うんだろうけど。
意味が分からないんだよな。
見えない力...ね。
それから1分くらい悩んでるとなんとエリカが閃いた。
「あ! マスター、魔力じゃないですか!?」
「魔力...それなのじゃ!」
「じゃあ、さっさと魔力通すよ」
とは言えどれ位の量が適切なんだろ?
まぁ適当にやってみるか。
「ほいっと」
ちょっと多目に通してみる。
するとバチッと音がして火花が散った。
「...あれ?」
「マスター、まさかとは思いますが多過ぎてオーバーロードとかしてませんよね?」
「え? そんなのあるの!?」
「主ならやりかねないのじゃ...にしたってオーバーロードも知らないじゃ?」
...アカシックレコード見てなかったんだよ!
「にしてもマスター、オーバーロードさせるなんておぞましい量の魔力ですね」
え?
「ちょっと多目に出したかな~って感じなんだけど」
「...そうですか」
エリカは深い溜息をつくと何か悟ったような遠い目をした。
なんでだよ!
と、それから数秒経ってからゴゴゴゴと重い音が聞こえてきた。
は!? いやいやいや何これ!?
「この音はなんなのじゃ!?」
「マスターまた何かしたんですか?...して無いですね」
いや、エリカのなかで俺はどんな存在なんだよ!
と、ふと周りを見ると件の石版が後ろに動いていた。
「エリカ、音の原因はあの石版だよ」
「あ、ほんとですね」
「主よ、なんか石版があった場所から魔力が立ち上ってるのを感じるのじゃ」
あ、ほんとだ。
「とりあえず近付こうか」
警戒しながらゆっくり近付くと、空間が歪んで見える程の空間属性の魔力が立ち上っていた。
なるほど、さっき石版から感じた魔力はここから漏れてた奴か。
これは、ワープポータルみたいなものか。
「ねぇ、多分このワープポータルを使えば第五階層に行けると思う」
「ほんとなのじゃ!?」
「行くしかないじゃないですか!」
そう言うと思ったけど。
「良いの? 危険かもしれないよ?」
「今更じゃないですか?」
「そうなのじゃ。それに大抵の事は我達に掛かれば切り抜けられるのじゃ」
あ、そういえば。
「そういえばそうだったね。じゃ、行くか!」
「おー!」
「おー! なのじゃ!」
俺達は気負いなどせずにポータル飛び込んだのだった。
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